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第3回全日本都市対抗野球大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

第3回全日本都市対抗野球大会(だい3かいぜんにほんとしたいこうやきゅうたいかい)は、1929年8月3日から8月7日まで明治神宮野球場で開かれた都市対抗野球大会である。

概要

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  • 出場チームは第1回大会から1チームずつ増えて14チームに。うち7チームが3年連続出場を果たした。
  • 一方、京城府代表は予選で前回大会の代表である京城殖産銀行を破った京城府庁となったが、大会直前になって府庁当局から東上禁止の命令が出された。そこで朝鮮野球連盟と朝鮮体育協会が急遽協議し、当時実業団野球連盟に加盟していた京城府のベストナインを「全京城」として派遣することとなった。全京城は朝鮮が日本の支配下にあった第16回大会まで編成されて出場することとなる。
  • 優勝したのは初代王者の満洲倶楽部。前回予選で敗退した悔しさから、東京六大学出身の選手を補強し、破壊力ある打線を形成、2年ぶりに黒獅子旗を奪還した。

出場チーム

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大会

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1回戦

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
満洲倶楽部 1 0 1 0 0 2 1 9 0 14
全横浜 3 0 0 0 2 0 0 0 0 5
  1. 勝利:浜崎  
  2. 敗戦:宇田  
  3. 満洲・長沢新平(福島県立福島高〜国学院大)選手は1試合6安打、6打席連続安打の大会記録を樹立


  • 第2試合(8月3日)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
仙台鉄道局 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
高陽倶楽部 0 1 0 0 0 0 0 0 x 1
  1. 勝利:浅倉  
  2. 敗戦:梁取  
  3. 本塁打
    高陽:山本弟
  • 第3試合(8月3日)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
全神戸 0 0 2 4 0 1 5 0 3 15
全呉 0 0 1 0 0 1 0 0 3 5
  1. 勝利:原口  
  2. 敗戦:森川  
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
全大阪 6 2 2 0 0 0 1 1 0 12
長野保線 0 4 0 0 0 1 0 0 2 7
  1. 勝利:鶴田  
  2. 敗戦:麻田  
  • 第5試合(8月4日)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
札幌鉄道局 2 0 1 0 1 0 0 0 0 4
全京城 3 4 0 1 2 6 6 0 x 22
  1. 勝利:渡辺  
  2. 敗戦:佐々木  
  3. 本塁打
    京城:松本
  4. ※全京城はチーム12盗塁の大会記録(現在ではタイ記録)を樹立
  • 第6試合(8月4日)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
全京都 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
門司鉄道局 0 1 0 0 0 1 1 2 x 5
  1. 勝利:山口  
  2. 敗戦:武内  

2回戦

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
東京倶楽部 1 0 0 0 0 0 0 0 2 3
全京城 0 0 0 0 0 0 2 0 2x 4
  1. 勝利:渡辺  
  2. 敗戦:永井  
  • 第2試合(8月5日)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
名古屋鉄道局 0 0 0 0 3 0 4 1 0 8
高陽倶楽部 1 0 0 0 0 0 0 0 3 4
  1. 勝利:清田  
  2. 敗戦:浅倉  
  • 第3試合(8月5日)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
全大阪 1 0 3 3 0 0 0 1 1 9
満洲倶楽部 0 0 0 0 0 3 3 0 4x 10
  1. 勝利:浜崎  
  2. 敗戦:森田  
  3. 本: 疋田
  • 第4試合(8月5日)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
全神戸 0 0 0 2 0 0 0 1 0 3
門司鉄道局 0 0 0 4 0 0 0 4 x 8
  1. 勝利:山口  
  2. 敗戦:原口  
  3. 本塁打
    神戸:森田


準決勝

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
名古屋鉄道局 0 0 4 3 0 0 2 0 0 9
門司鉄道局 1 1 0 0 0 0 0 1 x 3
  1. 勝利:清田  
  2. 敗戦:山口  
  • 第2試合(8月6日)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
満洲倶楽部 3 0 0 3 0 0 1 1 0 8
全京城 0 0 0 2 2 0 0 0 0 4
  1. 勝利:児玉  
  2. 敗戦:渡辺  

決勝

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
満洲倶楽部 1 1 1 0 0 0 2 0 0 5
名古屋鉄道局 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
  1. 勝利:児玉  
  2. 敗戦:清田  
  3. (満洲倶楽部は2年ぶり2回目の優勝)