第4独立戦車旅団 (ウクライナ陸軍)
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第4独立戦車旅団 | |
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創設 | 2017年12月6日 |
所属政体 | ウクライナ |
所属組織 | ウクライナ陸軍 |
部隊編制単位 | 旅団 |
兵科 | 戦車兵 |
兵種/任務 | 装甲部隊 |
人員 | 3,000人[1] |
所在地 | チェルニーヒウ州ホンチャリスキ |
愛称 | イヴァン・ヴィホーウシキー |
上級単位 | 第9軍団 |
戦歴 | ロシアのウクライナ侵攻 |
指揮官 | オレグ・チェルノフ大佐 |
第4独立戦車旅団(だい4どくりつせんしゃりょだん、ウクライナ語: 4-та окрема танкова бригада)は、ウクライナ陸軍の旅団。第9軍団隷下。
概要
[編集]ドンバス戦争
[編集]2017年12月6日、ドンバス戦争の影響に伴い、予備軍団の戦車部隊として創設された[2]。
ロシアのウクライナ侵攻
[編集]2022年3月中旬、ロシアのウクライナ侵攻では、旅団司令部のみ維持されていたため、兵員を動員兵で充足して再編された[3]。
北東部・イジューム戦線
[編集]2022年4月中旬、北東部ハルキウ州イジューム地区に配備され、団員には士官学校を卒業したばかりの若い将校や軍事経験のない動員兵が多く不安視されたが、増援が到着する5月まで戦線を維持した[3]。9月上旬には攻勢を開始し、イジュームを防御していた第4親衛戦車師団に戦車保有数の半数90輌を喪失させる大損害を与えてハルキウ州の大部分を解放し、戦利品として大量の戦車を鹵獲した[4][5][6]。
東部・バフムート戦線
[編集]→「ソレダルの戦い」も参照
2023年1月上旬、激戦地の東部ドネツィク州バフムート地区に再配置され、ソレダル守備隊を火力支援したが1月中旬にソレダルは陥落した[7][8]。
東部・南ドネツク戦線
[編集]→「2023年ウクライナの反転攻勢」も参照
2023年6月上旬、東部ドネツィク州ヴォルノヴァーハ地区に再配置され、ヴェリカ・ノヴォシルカ攻勢の友軍を火力支援した[9]。
東部・スヴァトヴェ-クレミンナ戦線
[編集]→「スヴァトヴェの戦い」および「第二次クレミンナの戦い」も参照
2023年9月下旬、第3戦車大隊が東部ルハーンシク州スヴァトヴェ地区に再配置され、友軍を火力支援している[10]。
2023年10月上旬、小銃大隊が東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区に再配置され、クレミンナを防御している[11]。
2023年11月上旬、北東部ハルキウ州クプヤンシク地区に再配置され、クプヤンシク守備隊を火力支援している[12][13]。
編制
[編集]ギャラリー
[編集]出典
[編集]- ^ Bakhmut Is ‘Soaked In Blood’ As Eight Of Ukraine’s Best Brigades Battle 40,000 Former Russian Prisoners フォーブス
- ^ 第4独立戦車旅団 MIL.IN.UA
- ^ a b Навчилися воювати вже на війні і тепер дають прочухана ворогам: танкова бригада кошмарить росіян на фронті TSN
- ^ Український наступ. Що сталося на Слобожанщині? LB.ua
- ^ ウクライナ軍、北東部ハルキウ州で30超の集落を掌握 ゼレンスキー氏 CNN
- ^ A Hundred Wrecked Tanks In A Hundred Hours: Ukraine Guts Russia’s Best Tank Army フォーブス
- ^ ウクライナ軍、ソレダルからの撤退を認める 反撃に備えたものと説明 BBC
- ^ 4-я танковая бригада ВСУ показала панораму боев под Соледаром (видео) StopKor
- ^ 侵攻474日目 – まとめ ミリタリー・ランド
- ^ Recap Deployment Map changes – Week 38 ミリタリー・ランド
- ^ Recap Deployment Map changes – Week 40 ミリタリー・ランド
- ^ Recap Deployment Map changes – Week 44 ミリタリー・ランド
- ^ ロシアが要衝に戦車500両の大軍集結 ウクライナはドローン数千機で迎え撃つ フォーブス・ジャパン