赤山 (川口市)
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赤山 | |
---|---|
赤山城址 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 埼玉県 |
市町村 | 川口市 |
地区 | 神根地区 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
333-0825[1] |
市外局番 | 048 (川口MA)[2] |
ナンバープレート | 川口 |
赤山(あかやま)は、埼玉県川口市の大字。郵便番号は333-0825[1]。
地理
[編集]川口市北部に位置する。赤山城を起点に赤山街道が伸びており、古くから往来があった。新井宿駅の北東側に位置し、宅地化が進んでいる。川口パーキングエリア付近で新井宿に挟まれ飛び地のようになっている。また赤山の中にも石神の飛び地などがある。地区の南部と東部の一部を除き市街化調整区域となっている[3]。2018年にイイナパーク川口が一部開園した。縄文中期から奈良期にかけての赤山陣屋敷遺跡のほか、縄文中・晩期の赤山遺跡や、縄文期から古墳期にかけての源長寺前遺跡が地内に所在する[4]。
歴史
[編集]もとは江戸期より存在した足立郡に属する赤山村[4]で、古くは赤山領に属されていたと云う。はじめは赤芝山と称されていた[5]が、当地に陣屋を移した頃から赤山と略されるようになったと云う[4]。
- はじめは幕府領で、後に知行は関東郡代伊奈氏となる[4][5]。
- 1629年(寛永6年)頃、地内及びその周辺の6町余りの荒地を開拓して陣屋を設置した[4]。
- 1792年(寛政4年)より伊奈氏が失脚となり、再び幕府領となる[4][5]。
- 1871年(明治4年)11月13日 - 第1次府県統合により埼玉県の管轄となる。
- 1874年(明治7年) - 山王村新田および源長寺上地を赤山村に合併する[4]。
- 1879年(明治12年)3月17日 - 郡区町村編制法により成立した北足立郡に属す。郡役所は浦和宿に設置。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、赤山村は安行領根岸村・安行領在家村・道合村・神戸村・木曾呂村・石神村・西新井宿村・新井宿村・内野村・源左衛門新田・赤芝新田と共に合併し、神根村が成立する。神根村大字赤山になる。
- 1940年(昭和15年)4月1日 - 神根村、鳩ヶ谷町(1950年に再分離)、芝村、新郷村が川口市に編入合併される。川口市大字赤山となり、その後の区域変更もなく今に至る。
- 1961年(昭和36年) - 赤山城址が県の旧跡に指定される[4]。
- 1987年(昭和62年)9月9日 - 地内に首都高速川口線や付随する川口料金所や川口パーキングエリアが建設され、開業する。
- 1992年(平成4年)11月27日 - 地内に東京外環自動車道が建設され、開業する。
- 2014年(平成16年)6月15日 - 地内に国際興業バス鳩ヶ谷営業所が西新井宿より移転する。
- 2018年(平成30年)4月3日 - 地内に赤山歴史自然公園が造成され、部分開園する。
- 2022年(令和4年)4月25日 - 地内に川口ハイウェイオアシスがオープン、赤山歴史自然公園が全面開園。
小・中学校の学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[6]。
番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
全域 | 川口市立神根東小学校 | 川口市立神根中学校 |
交通
[編集]地内の地下を埼玉高速鉄道線が通るが、鉄道駅は設置されていない。最寄り駅は同線新井宿駅である。
道路
[編集]地域
[編集]寺社・史跡
[編集]公園・緑地
[編集]- 赤山歴史自然公園(イイナパーク川口) - 愛称の「イイナ」は伊奈氏の「イナ」にかけたものである。
- 江川運動公園
- 山王公園
- 赤山小公園
- 源長寺公園
- 源長寺前公園
施設
[編集]- 川口市立文化財センター分館 歴史自然資料館 - イイナパーク川口に併設
- 川口市めぐりの森(市営火葬場) - 駐車場の一部が大字赤山に掛かる。所在地は大字新井宿である。
- 国際興業バス鳩ヶ谷営業所
- 赤芝保育園
- 保育園キッズハウス
- 県営赤山団地
- 赤山源長寺町会会館
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県(増補版)』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104。
- 「赤山領 赤山」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ139足立郡ノ5、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763997/92。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- “伊奈家頌徳碑”. 我が町川口・再発見. 川口市立文化財センター. 2022年5月6日閲覧。