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関東学院大学ラグビー部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
関東学院大学ラグビー部
原語表記 関東学院大学ラグビー部
クラブカラー グリーン
愛称 カントー、KGU、
創設年 1960年
代表 中原功一朗
監督 立川剛士
所属リーグ 関東大学ラグビーリーグ戦グループ2部
公式サイト
http://www.kgu-rugby.net/
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関東学院大学ラグビー部(かんとうがくいんだいがくらぐびーぶ、Kanto Gakuin Univ Rugby Football Club)は関東大学ラグビーリーグ戦グループ1部に所属する関東学院大学ラグビー部。略称は関東学院(かんとうがくいん)または関東(かんとう)。1997年度から2006年度まで10年連続で大学選手権決勝に進出し、そのうち2度の2連覇を含む6回の優勝を達成している。7人制ではジャパンセブンズ優勝1回・YC&AC JAPAN SEVENS優勝1回を誇る。また、多くの人材を日本代表に輩出している。

戦歴

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早稲田大学を破り、観客席のファンに挨拶をする関東学院の選手達(2011年12月・秩父宮ラグビー場

1980年度に全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会で初優勝。1982年度にも地区対抗大学大会で優勝し、さらに1部昇格を決めた。

1990年度に関東大学ラグビーリーグ戦グループで初優勝。また同年度には大学選手権初出場を決めた。

1997年度に大学選手権決勝で、明治大学を破り初優勝。翌1998年度も明治大学を破り、大学選手権2連覇を達成した。

1999年度には史上2校目の大学選手権3連覇を狙ったが、決勝で慶應義塾大学に7-27で敗れた。

2002年度にも大学選手権3連覇を目指したが、早稲田大学に22-27で敗れた。

逆に、2006年度には早稲田大学の大学選手権3連覇を阻み、6度目の大学日本一に輝く。

2001年度から2006年度まで6年連続で大学選手権決勝で早稲田大学と対戦し、3勝3敗と拮抗している。

2007年度には、関東大学ラグビーリーグ戦の優勝をほぼ決めながら、部員の大麻による不祥事(後述)により最終戦である、法政大学戦の出場を辞退し優勝を逃した。その後、対外試合を2008年3月末日まで自粛することを決定し、大学選手権決勝の連続出場は10年連続で途絶えた。

2012年度は最下位で入替戦に回り、立正大学に17-40で敗れ、2部に降格した。

2013年度は2部2位で入れ替え戦に挑むが、1部7位の立正大学に22-27で敗れ2部残留。

2014年度は2部3位にて、入れ替え戦に出場することなく2部残留が決まった。

2015年度は2部2位で入れ替え戦に挑み、1部7位の専修大学に22-7で勝ち、1部に昇格した。

2016年度は1部6位にて、入れ替え戦に出場することなく1部残留が決まった。

2017年度は最下位で入替戦に回り、専修大学に38-43で敗れ、2部に降格した。

2019年度は2部2位で入れ替え戦に挑み、1部7位の拓殖大学に31-28で勝ち、1部に昇格した。

2022年度は最下位で入替戦に回り、拓殖大学に17-26で敗れ、2部に降格した。

2023年度は2部1位で入れ替え戦に回り、拓殖大学に38-26で勝ち、1部に昇格した。またこの年は初めての共同キャプテンであり、わずか1年で1部に戻したのは関東学院大学の歴史上初めて。

タイトル

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※年は全て年度。

戦績

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近年のチームの戦績は以下のとおり。

年度 所属 勝敗 順位 監督 主将 大学選手権
1996年 1部 7勝0敗 1位 春口廣 仙波優 準決勝 27-32 早稲田大学
1997年 1部 7勝0敗 1位 春口廣 箕内拓郎 優勝 決勝 30-17 明治大学
1998年 1部 5勝2敗 2位 春口廣 立川剛士 優勝 決勝 47-28 明治大学
1999年 1部 6勝1敗 1位 春口廣 淵上宗志 準優勝 決勝 7-27 慶應義塾大学
2000年 1部 7勝0敗 1位 春口廣 久富雄一 優勝 決勝 42-15 法政大学
2001年 1部 7勝0敗 1位 春口廣 山口智史 優勝 決勝 21-16 早稲田大学
2002年 1部 7勝0敗 1位 春口廣 北川俊澄 準優勝 決勝 22-27 早稲田大学
2003年 1部 7勝0敗 1位 春口廣 山村亮 優勝 決勝 33-7 早稲田大学
2004年 1部 6勝1敗 2位 春口廣 松本健志 準優勝 決勝 19-31 早稲田大学
2005年 1部 6勝1敗 1位 春口廣 有賀剛 準優勝 決勝 5-41 早稲田大学
2006年 1部 6勝1敗 1位 春口廣 吉田正明 優勝 決勝 33-26 早稲田大学
2007年 1部 6勝1敗 2位 春口廣 中園真司 出場辞退
2008年 1部 5勝2敗 3位 櫻井勝則 土佐誠 1回戦 5-21 早稲田大学
2009年 1部 6勝1敗 2位 櫻井勝則 安藤泰洋 1回戦 17-17 帝京大学1
2010年 1部 4勝3敗 3位 櫻井勝則 大島脩平 1回戦 13-39 帝京大学
2011年 1部 5勝2敗 3位 櫻井勝則 田中圭一 準決勝 17-42 天理大学
2012年 1部 0勝7敗 8位 櫻井勝則 稲垣啓太 ※入替戦 17-40 立正大学 2部降格
2013年 2部 6勝1敗 2位 春口廣 岡山敦士 ※入替戦 22-27 立正大学 2部残留
2014年 2部 5勝2敗 3位 板井良太 今井隆太
2015年 2部 6勝1敗 2位 板井良太 高城佑太 ※入替戦 22-7 専修大学 1部昇格
2016年 1部 2勝5敗 6位 板井良太 宮川智海
2017年 1部 1勝6敗 8位 板井良太 佐々木修弥 ※入替戦 38-43 専修大学 2部降格
2018年 2部 7勝0敗 1位 板井良太 青山晃 ※入替戦 29-47 中央大学 2部残留
2019年 2部 6勝1敗 2位 板井良太 鈴木伊織 ※入替戦 31-28 拓殖大学 1部昇格
2020年 1部 1勝6敗 7位 板井良太 萬田開人
2021年 1部 3勝4敗 4位 板井良太 三輪悠真
2022年 1部 0勝7敗 8位 板井良太 米井翔啓 ※入替戦 17-26 専修大学 2部降格
2023年 2部 6勝1敗 1位 立川剛士 立川大輝, 宮上凜 ※入替戦 38-26 拓殖大学 1部昇格

1トライ数の差により帝京大学が2回戦進出

主な在籍選手

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在籍した選手

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所在地

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大麻による不祥事

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(詳細は「関東学院大学ラグビー部大麻事件」を参照)

2007年11月、大麻取締法違反容疑で部員2名が逮捕・起訴されたため、「対外試合を2008年3月末日まで自粛・監督は対外試合をはじめラグビーの指導を3ヶ月自粛・部長は学生の管理責任をとり辞任・当該部員2名については11月9日付で退部(12月19日に退学処分)となった[1]。ラグビー部公式サイトでは、その直後にもレギュラー選手1名を含む2~4年生部員計12名の大麻吸引が更に発覚、監督の引責辞任に至り、同12名は同法違反(共同所持)容疑で書類送検され、大学側から

  • (1)大麻を吸引した12名全員について、無期停学とし、さらに教育的指導および研修を行うものとする(なお、12名の部員に対するラグビー部としての措置は、無期限謹慎とする)。
  • (2)ラグビー部に対しては、対外試合の自粛期間を延長し、前回の措置を決めた12月4日から6ヶ月継続するとする旨が発表された。

12月、渡辺憲正副学長が関東ラグビーフットボール協会を訪れ処分内容などを記した報告書を提出した[2]

脚注

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  1. ^ 関東学院大学ラグビー部不祥事の件について
  2. ^ 「関東学院大が関東ラグビー協会に報告」日刊スポーツ[2007年12月5日19時59分

関連項目

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外部リンク

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