馬喰町 (名古屋市)
表示
馬喰町 | |
---|---|
国 | 日本 |
都道府県 | 愛知県 |
市 | 名古屋市 |
区 | 西区 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
ナンバープレート | 名古屋 |
馬喰町(ばくろちょう)は、愛知県名古屋市西区の地名。現在の新道一丁目・浅間二丁目・押切一丁目の各一部に相当する。
地理
[編集]東は新道町、西は菊井町、南は新道町、北は押切町に接していた[1]。
歴史
[編集]町名の由来
[編集]押切村の馬喰町と美濃路を挟んで南に位置したことに由来する[2]。馬喰町自体の由来は、馬喰[3](伯楽)の居住地であったことによるという[4]。前身のひとつである炮烙町については、由来は不明であるが、西飴屋町の別名があったという[5]。
沿革
[編集]- 江戸時代 - 名古屋村の一部として、大代官所支配炮烙町として所在[5]。
- 明治初年 - 愛知郡名古屋村の一部により、愛知郡南馬喰町が成立[2]。
- 1878年(明治11年)12月28日 - 名古屋村南馬喰町・炮烙町より名古屋区馬喰町として成立[6]。
- 1889年(明治22年)10月1日 - 名古屋市成立に伴い、同市馬喰町となる[6]。
- 1901年(明治34年)4月17日 - 下名古屋の一部を編入[6]。
- 1908年(明治41年)4月1日 - 西区成立に伴い、同区馬喰町となる[6]。
- 1932年(昭和7年) - 一部が菊井通に編入される[1]。
- 1934年(昭和9年)7月15日 - 菊井通の一部を編入[6]。
- 1981年(昭和56年)8月23日 - 住居表示の実施に伴い、大部分が西区新道一丁目・浅間二丁目、一部が押切一丁目に編入され、消滅[7]。
参考文献
[編集]- 有限会社平凡社地方資料センター『日本歴史地名大系第23巻 愛知県の地名』平凡社、1981年。ISBN 4-582-49023-9。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年。ISBN 4-04-001230-5。
- 名古屋市計画局 編『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年。
脚注
[編集]- ^ a b 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1063.
- ^ a b 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1291.
- ^ 馬の売買を生業とするもの(「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p.1063)
- ^ 有限会社平凡社地方資料センター 1981, p. 121.
- ^ a b 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1205.
- ^ a b c d e 名古屋市計画局 1992, p. 756.
- ^ 名古屋市計画局 1992, pp. 755–756.