鶴来駅
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鶴来駅 | |
---|---|
駅舎外観(2021年3月) | |
つるぎ Tsurugi | |
◄(I16) 日御子 (1.6 km) | |
左下は本鶴来駅(廃駅)、中央は鶴来駅 | |
所在地 | 石川県白山市鶴来本町4丁目ニ69[1] |
駅番号 | ○I17 |
所属事業者 | 北陸鉄道 |
所属路線 | ■石川線 |
キロ程 | 13.8 km(野町起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[2] |
乗降人員 -統計年度- |
731[3]人/日 -2020年- |
開業年月日 | 1915年(大正4年)6月22日[4][5][6] |
鶴来駅 | |
---|---|
つるぎ Tsurugi | |
所属事業者 | 北陸鉄道 |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)12月28日[5][7] |
廃止年月日 | 2009年(平成21年)11月1日[8][9] |
乗入路線 | |
所属路線 | 石川線 |
キロ程 | 13.8 km(野町起点) |
◄(日御子) (-- km) (0.8 km) 中鶴来► | |
所属路線 | 能美線 |
キロ程 | 0.0 km(鶴来起点) |
(0.3 km) 本鶴来► |
鶴来駅(つるぎえき)は、石川県白山市鶴来本町4丁目にある、北陸鉄道石川線の駅[10]で同線の終着駅である[2][11]。駅番号はI17。
歴史
[編集]- 1915年(大正4年)6月22日:石川鉄道の新野々市駅(現在の新西金沢駅) - 当駅間の開業にあわせて開設される[4][5][6][9][12]。
- 1927年(昭和2年)12月28日:金名鉄道の鶴来町駅(開業時、鶴来駅に隣接) - 神社前駅(後の加賀一の宮駅)間が開業[5][6][7][12]。
- 1929年(昭和4年)3月11日:金名鉄道が金沢電気軌道に買収、金名鉄道の鶴来町駅を鶴来駅に統合[13]。
- 1932年(昭和7年)1月16日:能美電気鉄道の天狗山駅 - 当駅間が開業[14]。
- 1939年(昭和14年)8月1日:能美電気鉄道が金沢電気軌道に事業譲渡[5][15]。
- 1943年(昭和18年)10月13日:北陸鉄道(現法人)設立に伴い[9][12][16]、同社の石川線・能美線の駅となる。
- 1949年(昭和24年)6月21日:能美線が石川線に直結される[16]。
- 1967年(昭和42年)7月25日:石川線新西金沢駅にあった車両工場・検車区を移設し開設[17][18][19]。
- 1980年(昭和55年)
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)10月23日:当駅 - 加賀一の宮駅間(2.1キロメートル)の廃止届(廃止予定日2009年11月1日)を国土交通省北陸信越運輸局に提出[23]。
- 2009年(平成21年)11月1日:当駅 - 加賀一の宮駅間が廃止され[5][9]、終着駅となる[2]。
- 2019年(令和元年)12月22日:ほうらい祭り唄の発車メロディが導入される。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線[24]を有する地上駅で[2]、有人駅である。木造駅舎を有する。
駅舎側が1番線、向い側が2番線で[24]、その反対側は能美線廃止以前は3番線とされ[6][25]、新寺井方面に向かう列車が使用していた(現在は留置用として使用されている[25])。当駅と加賀一の宮駅の間が廃止された後も1番線に到着した列車は旧加賀一の宮方へ引き込み、2番線に入れ換えを行ってから野町行として発車することが多いが、1番線からそのまま折り返すことも可能であるため必ず2番線が野町行と決まっていない。線路は当駅構内から加賀一の宮方面へ延び、石川県道45号金沢鶴来線と交差する踏切跡の手前で車止になっている[12]。
駅舎は開業時から使用されており[26]、駅舎内にはかつて北陸鉄道で使用された鉄道の備品が展示されている[12][26]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■石川線 | 上り | 野町方面 | |
2 | 乗車専用ホーム |
利用状況
[編集]「白山市統計書」によると、近年の1日平均乗降人員の推移は以下のとおりである。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
出典 |
---|---|---|
2000年 | 979 | [* 1] |
2001年 | 861 | [* 1] |
2002年 | 885 | [* 1] |
2003年 | 849 | [* 1] |
2004年 | 801 | [* 1] |
2005年 | 771 | [* 2] |
2006年 | 755 | [* 2] |
2007年 | 801 | [* 2] |
2008年 | 792 | [* 2] |
2009年 | 803 | [* 2] |
2010年 | 842 | [* 3] |
2011年 | 830 | [* 3] |
2012年 | 922 | [* 3] |
2013年 | 980 | [* 3] |
2014年 | 979 | [* 3] |
2015年 | 1,070 | [* 4] |
2016年 | 1,045 | [* 4] |
2017年 | 1,102 | [* 4] |
2018年 | 1,069 | [* 5] |
2019年 | 1,055 | [* 5] |
2020年 | 731 | [* 5] |
駅周辺
[編集]- 白山市役所鶴来支所 - 旧鶴来町役場で駅前にある。
- 白山市立鶴来中学校
- 鶴来郵便局
- 石川県立鶴来高等学校
- 石川県道179号野々市鶴来線(鶴来街道)
- 石川県道45号金沢鶴来線
- 国道157号 鶴来バイパス
- 七ヶ用水
バス路線
[編集]- 北陸先端科学技術大学院大学行きシャトルバス(JAIST Shuttle)
- 白山市コミュニティバス めぐーる
- 能美市コミュニティバス のみバス
車両基地
[編集]当駅の北側に車両基地(鶴来検車区)が併設されており[24]、夜間滞泊も設定されている。
-
鶴来駅ホームより車両基地を望む
-
車窓から車両基地を眺める
サイクルトレイン
[編集]当駅と野町駅では、1人1台まで自転車を電車に持ち込むことができるサイクルトレインを実施している(冬季を除く、平日は一部時間帯・土日祝日は終日)[28][29]。なお、両駅を除く駅では利用不可能となっている。
パークアンドライド
[編集]鶴来駅近くの白山市鶴来支所には、パークアンドライド用の駐車場が設置されている。いずれも支所内の指定部分でのみ利用可能となっている。
隣の駅
[編集]- 北陸鉄道
- ■石川線
- 日御子駅 (I16) - 鶴来駅 (I17)
廃止路線
[編集]- 北陸鉄道
- 石川線
- 鶴来駅 - 中鶴来駅
- 能美線
- 鶴来駅 - 本鶴来駅
脚注
[編集]出典
[編集]本文
[編集]- ^ 鶴来駅 - まちの駅「獅子の里つるぎ」(鶴来商工会)
- ^ a b c d 鼠入昌史『終着駅巡礼』イカロス出版、2016年12月25日、68頁。ISBN 978-4-8022-0259-6。
- ^ “令和3年度版白山市統計書 運輸・通信 石川線乗降人員(1日平均)” (PDF). 白山市情報統計課. 2022年4月6日閲覧。
- ^ a b 川島 2010, p. 83.
- ^ a b c d e f 朝日 2011, p. 18.
- ^ a b c d 寺田 2018, p. 43.
- ^ a b RM231 2018, p. 15.
- ^ 朝日 2011, p. 19.
- ^ a b c d e 石川線100周年・浅野川線90周年記念ページ - 北陸鉄道
- ^ “「有吉くんの正直さんぽ」 新春SPは冬の金沢へ”. 産経ニュース. (2019年12月28日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ “北陸鉄道、石川線で「おでん電車」臨時運行へ-ビール飲み放題も”. 金沢経済新聞 (2013年3月6日). 2021年12月29日閲覧。
- ^ RM231 2018, p. 37.
- ^ 寺田 2018, p. 17.
- ^ 寺田 2018, p. 19.
- ^ a b 『辰口町史 第四巻 現代編』辰口町、1982年6月30日、436頁。
- ^ 『北陸鉄道50年史』北陸鉄道、1993年12月、274頁。
- ^ 中日 2020, p. 64.
- ^ 中日 2020, p. 70.
- ^ 朝日 2011, p. 25.
- ^ 寺田 2018, p. 32.
- ^ 寺田 2018, p. 33.
- ^ “北陸鉄道、石川線鶴来(つるぎ)~加賀一の宮間の廃止を届け出”. マイナビニュース (2008年10月31日). 2021年2月7日閲覧。
- ^ a b c 川島 2010, p. 12.
- ^ a b 鉄道ジャーナル 2014, p. 63.
- ^ a b 朝日 2011, p. 16.
- ^ 鉄道ジャーナル 2014, p. 64.
- ^ 川島 2010, p. 80.
- ^ “サイクルトレインについて”. 北陸鉄道. 2022年12月9日閲覧。
- ^ Kパーク募集概要 - 金沢市都市政策局交通政策課
利用状況
[編集]- ^ a b c d e “平成17年度版白山市統計書 運輸・通信 石川線乗車人員(1日平均)” (PDF). 白山市企画課. 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b c d e “平成22年度版白山市統計書 運輸・通信 石川線乗降人員(1日平均)” (PDF). 白山市企画課. 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b c d e “平成27年度版白山市統計書 運輸・通信 石川線乗降人員(1日平均)” (PDF). 白山市企画課. 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b c “令和2年度版白山市統計書 運輸・通信 石川線乗降人員(1日平均)” (PDF). 白山市企画課. 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b c “令和3年度版白山市統計書 運輸・通信 石川線乗降人員(1日平均)” (PDF). 白山市企画課. 2022年4月6日閲覧。
参考文献
[編集]- 川島令三『【図説】日本の鉄道 中部ライン 全線・全駅・全配線 第6巻 加賀温泉駅 - 富山エリア』講談社、2010年9月20日。ISBN 978-4-06-270066-5。
- 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄 28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年10月2日。
- 土屋武之・村上悠太「新幹線を迎える石川県に根付く 北陸鉄道の今昔物語」『鉄道ジャーナル』568号、鉄道ジャーナル社、2014年2月、58 - 65頁。
- 寺田裕一『RM LIBRARY 230 北陸鉄道能美線』ネコ・パブリッシング、2018年10月1日。ISBN 978-4-7770-5434-3。
- 寺田裕一『RM LIBRARY 231 北陸鉄道金名線』ネコ・パブリッシング、2018年11月1日。ISBN 978-4-7770-5435-0。
- 西脇恵、泉竜太郎『よみがえる記憶 北陸の鉄路』中日新聞社、2020年7月28日。ISBN 978-4-8062-0767-2。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 鶴来 - 北陸鉄道