バンダイナムコエンターテインメント
本社が入居する住友不動産三田ビル (バンダイナムコ未来研究所) | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | BNEI、バンナム[1] |
本社所在地 |
日本 〒108-0014 東京都港区芝5丁目37番8号 バンダイナムコ未来研究所 北緯35度38分40.1秒 東経139度44分40.2秒 / 北緯35.644472度 東経139.744500度座標: 北緯35度38分40.1秒 東経139度44分40.2秒 / 北緯35.644472度 東経139.744500度 |
設立 |
1955年(昭和30年)6月1日 (有限会社中村製作所) |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 7010701019273 |
事業内容 | コンシューマーゲーム、携帯電話コンテンツの開発、販売 |
代表者 | 代表取締役社長 宇田川南欧 |
資本金 | 100億円 |
売上高 |
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営業利益 |
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経常利益 |
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純利益 |
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純資産 |
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総資産 |
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従業員数 | 790名(2024年4月1日現在、臨時従業員数を除く) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | バンダイナムコホールディングス 100% |
主要子会社 |
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関係する人物 | 中村雅哉(創業者) |
外部リンク |
www |
株式会社バンダイナムコエンターテインメント(英: Bandai Namco Entertainment Inc.)は、コンシューマーゲームなどのゲームソフトの制作および開発を行う日本の企業。株式会社バンダイナムコホールディングスの完全子会社で、バンダイナムコグループにおける中核企業の一つ。コンピュータエンターテインメント協会正会員。略称は「BNEI」「バンナム」。
旧ナムコを母体としており、2006年3月31日にアミューズメント施設事業を新たに設立したナムコ(後のバンダイナムコアミューズメント)に譲渡し、バンダイのゲーム部門を統合しバンダイナムコゲームス(NAMCO BANDAI Games Inc.→2014年4月1日よりBANDAI NAMCO Games Inc.)に変更、そして2015年4月1日に現社名に変更した。
略称の「バンナム」は、バンダイナムコエンターテインメント発売のゲーム内にも登場している(一例として「ゲームセンターCX 有野の挑戦状2」内の「課長は名探偵」の「バンナムビル」など)。なお、過去にエンターブレインのゲーム雑誌『ファミ通PLAYSTATION+』内コーナーバンダイナムコスポーツにおいて、「バムコ」の名称が用いられていた。
概要
[編集]1955年6月1日に中村雅哉が有限会社中村製作所(なかむらせいさくじょ)を設立。1971年に「NAkamura Manufacturing COmpany」の略[3]としてnamcoブランドの使用を開始し、1977年6月1日には社名もナムコと改めた[4](当時の英語名は「NAMCO LIMITED」)。
2005年6月25日の第50回定時株主総会でナムコとバンダイの経営統合の議案が可決承認され、上場会社としてのナムコは9月29日に幕を下ろし、以降は株式会社バンダイナムコホールディングスの子会社となった[5][6]。
2006年3月31日、バンダイのゲーム部門を統合し、社名をバンダイナムコゲームス(NAMCO BANDAI Games Inc.)に変更した[7]。バンダイナムコホールディングスにおいてゲーム部門を受け持つ企業としての立場を明確にした。
2008年4月1日、バンプレストのゲーム事業の譲受と共にバンプレストレーベルを新設[7]。
それまではナムコから引き継いだものしかモバイルコンテンツを扱っていなかったが、2009年4月1日にバンダイネットワークスを吸収合併[7]したため、バンダイナムコグループにおけるモバイルコンテンツは完全に自社管轄となった。同日、ナムコ・バンダイ・バンプレストの各レーベルごとの公式サイトと全レーベルの総合サイトの4つに分散していた公式サイトを統合し、「バンダイナムコゲームス公式サイト」としてリニューアルされた。サイト統合後は、全レーベルのタイトルを一貫して掲載しサイトへのレーベル表示も行わなくなった。このため、バンダイとバンプレストの統合前のゲームコンテンツの知的財産権が自社に移行され、それまでのバンダイレーベルのゲームソフトのコマーシャルはバンダイ本体に委託されていたが、それ以降から自社の管轄に移動された。
サイト統合以降もレーベル自体を統合した訳ではなく、パッケージ表面およびゲーム起動時に表示するロゴマークについては、各レーベルのものが使い分けられていた(ゲーム起動時に表示されるロゴマークは、2014年1月現在家庭用ゲームではバンダイナムコゲームスのロゴ、各レーベルのロゴの順。ただし「機動戦士ガンダム 戦場の絆」等の一部アーケード作品ではバンダイナムコゲームスレーベルのみ)。2014年4月1日以降に発売されるソフトについては各レーベル表記を廃し、バンダイナムコゲームスレーベルに完全統合された。
2014年4月1日より英文社名をNAMCO BANDAI Games Inc.からBANDAI NAMCO Games Inc.に変更した[8]。
2015年4月1日に、社名をバンダイナムコゲームスからバンダイナムコエンターテインメント(BANDAI NAMCO Entertainment Inc.)に変更した[9]。
2018年4月1日に、アーケードゲーム事業を同日付でナムコから商号変更したバンダイナムコアミューズメントへ移管し、バンダイナムコエンターテインメントはコンシューマーゲーム、携帯電話コンテンツの開発、販売の開発に専念することになった。
バンダイナムコグループの再編とロゴマークの変更に伴い、2022年4月1日に社名の英文表記とロゴマークが変更された。
沿革
[編集]- 1955年6月1日 - 有限会社中村製作所として創業。横浜の百貨店の屋上に、木馬2台を設置[10][11]。
- 1959年 - 株式会社に改組。
- 1967年 - 大阪事務所(後の関西支社)を開設[12]。
- 1971年 - namcoブランドの使用を開始。
- 1974年 - アタリジャパン[注 1]を買収、アーケードゲームに進出。
- 1977年6月1日 - 株式会社ナムコに社名変更。
- 1979年 - 日米ゲームメーカーの関係が、これまではナムコとアタリ、またはミッドウェイ(今のミッドウェイゲームズ)とタイトーが親密だったが、各社の事情により『ギャラクシアン』から『パックマン』までは、ナムコとミッドウェイが親密になる。
- 1984年 - MSXパソコン用の『パックマン』を皮切りとした家庭用ゲームソフト用レーベルとして「namcoT(ナムコット)」をスタートさせる(後述)。同年2月には任天堂と提携してファミリーコンピュータにもソフトを供給する[13]。
- 1986年 - イタリアントマトを買収[注 2]。
- 1988年 - 東京証券取引所2部に上場。その後、神奈川県横浜市港北区(現・都筑区)に「横浜未来研究所」を開設(2008年閉鎖)[14]。
- 1991年 - 東京証券取引所1部に上場した。
- 1992年 - ナムコ・ワンダーエッグ開園(テーマパーク事業進出)。
- 1994年 - 神奈川県横浜市神奈川区に「横浜クリエイティブセンター」を開設。
- 1995年 - 家庭用ゲームのレーベルnamcot廃止[注 3]。業務用レーベルのnamcoに統合される。NECがWindows 95に対応した3DアクセラレータチップセットのPC用ボードを開発した。ナムコはボードの性能を活かし3DCGゲームソフトをPCへ移植することとなった。[15]
- 1997年 - 日活に出資、子会社化[注 4]
- 1997年 - パチンコ・パチスロの液晶基板と映像ソフトの制作を始める。
- 2001年 - エニックス、スクウェア、およびセガと業務提携。
- 2005年9月30日 - バンダイと共同持株会社・バンダイナムコホールディングスを設立し、同社の100%子会社になる。
- 2006年3月31日 - バンダイの家庭用ゲーム事業を譲受し、株式会社バンダイナムコゲームスに商号変更。アミューズメント施設運営組織・新規事業部門の一部事業部門を新設会社「株式会社ナムコ」(2代)に移管。「ナムコ」の商号を受け継ぐ。
- 2007年
- 2008年
- 2009年
- 2010年
- 2011年
- 2012年
- 1月1日 - ナムコ・テイルズスタジオを吸収合併。
- 2月29日 - セリウスを解散。
- 4月2日 - 開発部門(約1000人)を新会社「バンダイナムコスタジオ」に分社。
- 2014年
- 3月31日 - BNDeNAを解散。
- 4月1日 - 英文社名を「NAMCO BANDAI Games Inc.」から「BANDAI NAMCO Games Inc.」に変更。
- 2015年4月1日 - 株式会社バンダイナムコエンターテインメントに商号変更。
- 2016年
- 2017年
- 2018年
- 2月9日 - セガ・インタラクティブ、コナミアミューズメントとの間で、アーケードゲーム用ICカードの仕様統一に合意[26][27][28]。
- 4月1日 - アミューズメント機器事業部門を分割しナムコ(同日付でバンダイナムコアミューズメントに商号変更)に承継[29][30][31]。
- 10月1日 - ゲームアプリなどネットワークサービス運営機能を分社し、「バンダイナムコネットワークサービス」を設立[32]。
- 2019年
- 4月1日 - 遊技機関連事業を「バンダイナムコセブンズ」へ分社[33]。
- 8月27日 - B.LEAGUEチーム「島根スサノオマジック」を運営する山陰スポーツネットワークの株式56.5%を取得し子会社化[34]。
- 2020年
- 2022年
- 7月1日 - ILCAと共同でハイエンドゲームの企画・開発・運営を行う新会社「バンダイナムコエイセス」を設立[37]。
ナムコット
[編集]ナムコ時代の1984年、家庭用ゲーム機・パソコン向けゲームソフト・玩具の統一ブランドとして、「ナムコット(namcoT)」を発足。
元ナムコ所属の中潟憲雄によると、「T」は「Tomorrow」を意味し、また強調のため大文字表記となった[38]。「Tomorrow」はウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにある4つのディズニーパークのひとつ「エプコット」のコンセプト「実験的未来都市」"Experimental Prototype Community of Tomorrow"に由来する[39]。
1984年にMSX向けゲームソフト『パックマン』が発売され、これがナムコットブランドの第1作となる。また同時期、ナムコが開発した福祉向け会話補助装置『トーキングエイドα』『トーキングエイドαII』は、namconブランドで発売された。
以降、ファミリーコンピュータ、スーパーカセットビジョン、ゲームボーイ、MSX2、スーパーファミコン、PCエンジン、メガドライブ(メガCD)、ゲームギア、PlayStation用の各ゲームソフトが、ナムコットブランドで発売された。また玩具の「エモーショナル・トイ」シリーズや、ファンタジーボードゲームシリーズ(『ドルアーガの塔』『パックランド』『ドラゴンバスター』の3種)などもナムコットの商品とされている。
1995年3月31日発売のPlayStation版『鉄拳』を最後に、以降はナムコブランドに統一された。なお同年10月20日発売の『ギアスタジアム平成版』は例外的にナムコットのロゴが使われており、実質的なナムコット最終タイトルとなっている。
広報
[編集]1985年6月、小売り店に設置するチラシ「ナムコットニュース」を創刊。後にハガキサイズの小冊子となり、ファミリーコンピュータ末期ごろまで配布された。ほかにもCMやテレホンサービス「ナムコット情報局」などが宣伝に使われ、テレホンサービスは最盛期には6回線(東京・札幌・横浜・京都・大阪・高松)展開されていた。
広報担当者には、当時ブームが起きていたファミコン名人の河野名人を擁していた。後にサラリーマン1号〜3号などの広報担当者もメディアに露出した。
旧ナムコのキャッチコピー
[編集]- 「オモいカルチャーをオモチャーと言う」
- 「自宅で遊べるナムコット」
上記2つは最初期のCMで、1984-85年頃のパックマン、ゼビウス等といったファミコンソフト発売時に放映されたもの。CM曲には細野晴臣の「Non Standard Mixture」[注 5]の一部が使われており、細野自身もCMに出演していた。
- 「クーソーは、頭のコヤシです」
- 「クーソーしてから、寝てください」
- 「2001年の大人(クリエイター)達へ」
- 「遊びをクリエイトするナムコ」
最後のキャッチコピー「遊びをクリエイトするナムコ」は、以後もナムコブランドのゲームのパッケージのロゴ付近にあしらわれ、2014年のBNGIへのブランド統合まで長く親しまれた。
ゲームタイトル
[編集]バンダイ・ナムコ・バンプレストのゲーム部門を統合する前から各社でゲームソフトの開発が続けられていたため、2006年から2009年3月までは旧バンダイ・旧ナムコ・旧バンプレストのロゴをそれぞれバンダイレーベル、ナムコレーベル、バンプレストレーベルと称し、便宜的な名義(ブランド名)として使用していた。(アーケードゲームにおいては、2014年3月までナムコレーベル、およびバンダイナムコゲームスレーベルの二つが使用されていた)。公式サイトへのレーベル表示を廃止した、2009年4月以降も2013年までパッケージ表面・ゲームソフト起動時に表示するロゴマークについては、前述の戦場の絆等一部アーケード作品を除き、各レーベルのものを引き続き使い分けていたが、2014年以降は一部を除き家庭用作品も、バンダイナムコゲームスレーベル→2015年の社名変更以降はバンダイナムコエンターテインメントレーベルのみが用いられるようになった。
レーベルの変更
[編集]一部のゲームは、移植版や続編が登場する際、レーベルが変更される場合がある。以下がその一例である。
- 『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』(ナムコレーベル):続編『ゲームセンターCX 有野の挑戦状2』よりバンダイレーベルへ移行
- 『機動戦士ガンダム vs.シリーズ』(アーケードゲーム、旧バンプレスト・バンプレストレーベル、エクストリームバーサス以降はバンダイナムコゲームスレーベル):家庭用版はバンダイレーベルで発売
- 『機動戦士ガンダム 戦場の絆』(アーケードゲーム、旧バンプレスト、Rev2.0よりバンダイナムコゲームスレーベル):PSP版はバンダイレーベルで発売
- 『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE BATTLE OF ACES-』(ナムコレーベル):続編『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-』はバンプレストレーベルに変更
- 『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』(バンプレストレーベル):『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ The Battle Pentagram』はナムコレーベルに変更
出身者
[編集]- 岩谷徹(東京工芸大学芸術学部ゲーム学科教授)
- 遠藤雅伸(東京工芸大学芸術学部ゲーム学科教授、株式会社ゲームスタジオ相談役)
- 中潟憲雄(有限会社デジフロイド代表取締役)
- 細江慎治(株式会社スーパースィープ代表取締役)
- 佐宗綾子(株式会社スーパースィープ取締役)
- 大久保良一(株式会社トムキャットシステム代表取締役)
- 高橋由紀夫(株式会社トムキャットシステム取締役)
- 鈴木宏治(株式会社ノイズ代表取締役)
- 岩崎拓矢(株式会社ILCA代表取締役)
関連会社
[編集]- バンダイナムコグループ
- バンダイナムコホールディングス
- バンダイナムコスタジオ
- バンダイナムコテクニカ
- バンダイ
- ナムコ・テイルズスタジオ
- BANDAI SPIRITS
- B.B.スタジオ
- ベック
- バンダイナムコアミューズメント
- ロケットスタジオ
- バンダイナムコ島根スサノオマジック
著作権表記
[編集]経営統合後の同社の各ゲーム作品の著作権表記は「©NBGI」(家庭用ゲーム機)または「©NAMCO BANDAI Games Inc.」(アーケードゲーム機)に統一されていた。また、2011年以降の旧ナムコレーベルの一部のゲームソフトでは、「©NAMCO BANDAI Games Inc.」が用いられることがあった(旧バンダイレーベル、旧バンプレストレーベルは引き続き「©NBGI」のまま用いられた)。2014年4月に社名表記が変更されてから「バンダイナムコエンターテインメント」に社名変更する前までは家庭用・アーケードを問わず「©BANDAI NAMCO Games Inc.」が用いられるようになり、「©BNGI」の方は省略形にとどまっている。
ただし、全ての『ガンダムシリーズ』系のゲーム作品には存在しない(『ガンダム』以外のサンライズ及びバンダイナムコピクチャーズ制作のゲーム作品を除く)。これは『コンパチヒーローシリーズ』、『スーパーロボット大戦シリーズ[注 7]』、『Another Century's Episode』シリーズも同様であり、また、『IVY THE KIWI?』や3DS版『テトリス』、ディズニーのゲーム作品にも同様である。
その他
[編集]同社が経営統合後の2008年4月以前は提供クレジットでは「バンダイ」と「ナムコ」であり、後者のレーベルのみ「バンダイナムコゲームス」の提供クレジットを使用することがあった。同年4月以降「バンプレスト」から移管され、正式に全てのレーベルで「バンダイナムコゲームス」の提供クレジットが表示されるようになった。なお、2009年3月まではバンダイナムコゲームスのロゴをCMで使用するのはごく稀であり、通常はバンダイ・ナムコ・バンプレストの各社のロゴで表示されていたが、同年4月以降はサイト統合により、前述の戦場の絆等一部のアーケード作品ではバンダイナムコゲームスレーベルを使用している。一部の雑誌やネット上などでは「バンダイナムコゲームズ」と誤植されることがある[40][41][42][43][44][45][46]。また、作品に対する登録商標または商標のマーク表示は、旧ナムコが1990年代から行うようになった。
合併以降レーベル統合後の2014年現在においても、旧ナムコおよびナムコレーベルの流れを汲むオリジナルタイトルにのみ慣例的に行われている[注 8]。ただ、任天堂製ハード向けの作品に対してのみ、パッケージ裏面に「Produced by 株式会社バンダイナムコゲームス」とメーカー名が記載されているにもかかわらず、表面の下部に「発売元:株式会社バンダイナムコゲームス」と二重に記載している。また、Amazon.co.jpにおけるメーカー名表記は、2010年半ばまでは当該レーベル毎であったが、同年以降バンダイナムコゲームスで統一された[注 9]。
2007年から2016年2月1日まで入居していた旧本社ビルの元になった旧品川パナソニックビルは、1992年に松下電器産業によって建設されたもので、周辺にビルの日陰を作らないように配慮された結果、台形の外観となった。2006年3月に地元の不動産業者に売却された。旧本社ビルは旧本社における営業最終日当日から解体工事が開始され、跡地にはマンションが建設される予定となっている[47]。
サウンドロゴ
[編集]2014年になって、TVCMの最後にサウンドロゴを導入した。内容は白バックで画面中央にメーカーロゴを表示し、「バンダイナムコ」というナレーションが入る。このナレーションの担当は通常のものでは声優の高橋信だが、CMによってはそのゲームの登場キャラクターが担当するものも多い。2022年3月まではこのパターンを使用し、2022年4月のコーポレートロゴの変更からサウンドロゴも変更になった。複数の色の枠が中央に集まって「バンダイナムコ♪」とも聞こえる5つの単音と共に新しいバンダイナムコグループのロゴを形成する[48]。サウンドはバンダイナムコスタジオのサウンドチームが手がけ[49]、当社以外のバンダイナムコを社名に冠するグループ会社の商品・サービス関連のプロモーション映像やCMでも使用する。
新規開発事業
[編集]- Kid'sきずな事業 - 絵本『みのりちゃんのすてきなおうち』の出版と『きずなstyle』[50]の運営。
- ハッスル倶楽部 - アーケードゲームをベースとしたリハビリテーション機器の開発・販売。(旧)ナムコの新規開発事業として開始され、2006年のNBGI設立時に一旦ナムコ(2代)へ移管されたが、2009年に再譲受したものの、2013年3月に撤退(修理などのサポートは継続)。「トーキングエイド」シリーズはバンダイナムコの元社員が設立した株式会社ユープラスが継承[51]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 2000年に設立された仏国インフォグラム社の日本法人とは別法人。
- ^ ポッカクリエイト(ポッカコーポレーション(現・ポッカサッポロフード&ビバレッジ)子会社)との折半出資だったが、バンダイとの経営統合時にナムコより株式を譲り受けたキーコーヒーが連結子会社化。決算対象からは外れている。
- ^ 3月31日発売のPlayStation版『鉄拳』までの全ての家庭用ゲームタイトルで使用され、10月20日に発売されたゲームギア用ソフトの『ギアスタジアム平成版』でも使用された。これは、1991年に発売されたギアスタジアムのデータをベースに登場する球団を実在の球団に書き替えただけのものであるため、namcotのデータが変更されずに使われている都合上、例外的にnamcotブランドが使われた。
- ^ 2005年に株式をインデックスに譲渡し資本関係を解消。
- ^ アルバム『Making of NON-STANDARD MUSIC/Making of MONAD MUSIC』収録。
- ^ 後のナムコ代表取締役社長である橘正裕が旧ナムコに入社した時の実話に基づく。
- ^ オリジナル作品系では「SRWOG PROJECT」名記。OGシリーズに登場していないオリジナル機体のプラモデルにおいてもこの名記となっている。
- ^ ただし、統合以前にはバンプレスト系の『アルトネリコ』シリーズ(2の廉価版以降)のような例外もあった。
- ^ バンプレストレーベルのみ、変更されるまでに時間がかかった。
出典
[編集]- ^ Twitterプロフィールより。
- ^ a b c d e f “2024年3月期 貸借対照表、損益計算書”. 株式会社バンダイナムコエンターテインメント (2024年6月19日). 2024年6月29日閲覧。
- ^ 前野, 和久 (1984). 超発想集団ナムコ. PHP研究所. ISBN 4-569-21327-8
- ^ アミューズメント通信社「ゲームマシン」1977年6月15日号
- ^ “ナムコ、上場企業としての最後の株主総会を開催 9月中旬に中期経営戦略を発表”. GAME Watch. インプレス (2005年6月25日). 2024年1月8日閲覧。
- ^ “ナムコとバンダイの共同持株会社設立による経営統合に関するお知らせ”. バンダイ公式サイト. バンダイナムコホールディングス (2005年5月2日). 2024年1月8日閲覧。
- ^ a b c “バンダイナムコエンターテインメント沿革”. BANDAI NAMCO. 2024年1月8日閲覧。
- ^ “子会社の社名・英文表記の変更に関するお知らせ” (PDF). バンダイナムコホールディングス (2014年1月24日). 2014年4月21日閲覧。
- ^ 社名変更のお知らせ - バンダイナムコゲームス 2014年12月17日、2015年2月20日閲覧。
- ^ 1950〜70年代 バンダイナムコゲームス公式サイト 2012年9月23日閲覧。
- ^ 2004-2006年まで用いられた「50周年シンボルマーク」には、木馬がデザインされていた(ナムコ、木馬をデザインした「50周年シンボルマーク」を公開 2012年9月23日閲覧)。
- ^ a b 関西支社営業終了のご案内 バンダイナムコエンターテインメント 2016年1月
- ^ 株式会社QBQ編 『懐かしファミコン パーフェクトガイド』 マガジンボックス(M.B.ムック)、2016年。ISBN 9784906735891 p117
- ^ 2008年8月2日建通新聞 Archived 2010年12月3日, at the Wayback Machine.。
- ^ 週刊ファミコン通信 no.363 表紙 矢田亜希子. 株式会社アスキー. (1995年12月1日). p. 11
- ^ バンプレストのゲーム事業を統合 バンダイナムコがグループ再編 - ITmedia News 2012年9月23日閲覧。
- ^ “バンダイナムコゲームスとディー・エヌ・エー共同出資による新会社設立のお知らせ”. ディー・エヌ・エー. (2011年8月22日). オリジナルの2011年11月3日時点におけるアーカイブ。 2011年8月22日閲覧。
- ^ バンダイナムコホールディングスなどグループ5社の本社機能を2016年1月より順次移転 バンダイナムコホールディングス 2015年12月25日
- ^ テクニカルセンター移転のご案内 バンダイナムコエンターテインメント 2016年9月
- ^ “訃報” (PDF). バンダイナムコホールディングス (2017年1月30日). 2017年3月12日閲覧。
- ^ アミューズメント機器のサービス事業会社 株式会社バンダイナムコテクニカを設立 - バンダイナムコエンターテインメント 2017年1月11日
- ^ 新設分割公告 バンダイナムコエンターテインメント 2017年1月30日
- ^ 国内最大級! VRアクティビティ16種類の最新エンターテインメント施設『VR ZONE SHINJUKU』 新宿に7月14日(金)オープン!アミューズメント施設へのVRアクティビティ設置も拡大、VR事業本格化 - バンダイナムコエンターテインメント 2017年6月13日(2017年7月13日閲覧)
- ^ 株式会社バンダイナムコエンターテインメントとの合弁会社設立を伴う業務提携に関するお知らせ ドリコム 2017年5月19日
- ^ バンダイナムコエンターテインメントとドリコム共同出資による新会社設立のお知らせ バンダイナムコエンターテインメント、ドリコム 2017年5月19日
- ^ セガ・インタラクティブ,コナミアミューズメント,バンダイナムコエンターテインメントの3社 アーケードゲーム用ICカードの仕様統一に向けて合意― 2018年夏の提供を予定 ― セガ製品情報サイト 2018年2月9日
- ^ コナミアミューズメント、セガ・インタラクティブ、バンダイナムコエンターテインメントの3社 アーケードゲーム用ICカードの仕様統一に向けて合意― 2018年夏の提供を予定 ― コナミアミューズメント 2018年2月9日
- ^ バンダイナムコエンターテインメント、コナミアミューズメント、セガ・インタラクティブの3社 アーケードゲーム用ICカードの仕様統一に向けて合意― 2018年夏の提供を予定 ― バンダイナムコエンターテインメント 2018年2月9日
- ^ 子会社の組織再編について バンダイナムコホールディングス 2018年2月9日
- ^ バンダイナムコグループ中期計画(2018年4月~2021年3月) CHANGE for the NEXT 挑戦・成長・進化 バンダイナムコホールディングス 2018年2月9日
- ^ バンナムHD、子会社再編を実施 ナムコがバンダイナムコアミューズメントに社名変更 バンダイビジュアルとランティス合併 BANDAI SPIRITSを設立、Social Game Info、2018年2月9日
- ^ バンダイナムコ、ゲームアプリなど運営機能を分社化、ITmedia NEWS、2018年5月14日
- ^ 「バンダイナムコエンターテインメント」遊技関連事業を分社化 新たな商品・サービス提供目指す アニメ!アニメ! 2019年1月23日
- ^ “「B.LEAGUE」所属 プロバスケットボールチーム「島根スサノオマジック」経営権獲得”. バンダイナムコエンターテインメント (2019年8月27日). 2019年8月31日閲覧。
- ^ “【速報2】ドリコム内藤社長、BXD株式売却の経緯を明かす 「enza」にはパートナーとして引き続き「深く関与」”. Social Game Info (2020年1月31日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “バンナム、インディーゲームパブリッシング事業やクリエイターマネジメント事業を行うPhoenixxと資本業務提携 電通グループとも協業”. Social Game Info. 2021年1月15日閲覧。
- ^ バンダイナムコエンターテインメントとゲーム・映像制作会社イルカ 新会社「株式会社バンダイナムコエイセス」設立~フォトリアルな表現を追求したハイエンドなゲーム開発力を強化~ - バンダイナムコエンターテインメント・イルカ 2022年7月1日(2022年7月1日閲覧)
- ^ 中潟憲雄 [@nkgt5] (2018年12月25日). "ナムコット創設時のメンバーだったY氏に尋ねてみたところ、TはtomorrowのTで、そこを強調する意味とデザイン上の意匠だそうです。当然ロゴなので社長決裁で、中村社長も納得されていたそうです。". X(旧Twitter)より2024年8月30日閲覧。
- ^ 中潟憲雄 [@nkgt5] (2021年4月16日). "ではなぜTomorrowなのか?". X(旧Twitter)より2023年10月24日閲覧。
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- ^ ビジネス関連サイトでの誤植例 (2-2): 記事タイトルが誤植 “バンダイナムコゲームズ、スマホナビに「ガンダム」”. 日刊自動車新聞 電子版. 日刊自動車新聞 (2011年8月1日). 2024年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月8日閲覧。
- ^ ゲームニュースサイトでの誤植例: 記事タイトルが誤植 “バンダイとナムコ、ゲームコンテンツ事業を扱う新会社バンダイナムコゲームズを設立”. GAME Watch. インプレス (2006年1月11日). 2023年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月8日閲覧。
- ^ 物販サイトでの誤植例 (2-1): 著者名欄の誤植 “テイルズ オブ ヴェスペリア 虚空の仮面 下 / 著者 奥田孝明(バンダイナムコゲームズ”. KADOKAWA. 2024年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月8日閲覧。
- ^ 物販サイトでの誤植例 (2-2): 著者名欄の誤植 “テイルズ・オブ・ヴェスペリア 公式コンプリートガイド バンダイナムコゲームズ”. HMV&BOOKS online. ローソンエンタテインメント. 2024年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月8日閲覧。
- ^ “東品川の「バンダイナムコ未来研究所」解体へ 三田に本社機能を移転”. 品川経済新聞 (有限会社ノオト). (2016年2月2日). オリジナルの2016年2月5日時点におけるアーカイブ。 2018年3月7日閲覧。
- ^ Bandai Namco's Purpose|会社情報 - バンダイナムコホールディングス 2022年4月22日閲覧
本ページのビデオの最後で新サウンドロゴが流れる。 - ^ バンダイナムコグループが新ロゴとブランドムービー2作品を公開 - 4gamer.net 2022年4月4日(2022年4月22日閲覧)
- ^ 『きずなstyle』 Archived 2006年6月17日, at the Wayback Machine.。
- ^ 「トーキングエイド」シリーズ・リハビリテインメントマシン販売終了のお知らせ バンダイナムコエンターテインメント
関連項目
[編集]- バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル
- ラジオはアメリカン - かってスポンサーをしていたラジオ番組
- 超次元タイムボンバー - 筆頭提供テレビ番組で、最終アトラクション以外は全て当社の放送当時で最新のアーケードゲームを使用していた。
- 朝日放送テレビ制作日曜朝8時30分枠のアニメ - パーティシペーション(1996年10月から2005年3月まで)
- NG (ゲーム情報誌)
- Side-BN
- 大トロ倶楽部 - ファミコン通信で連載されていた片山まさゆきの漫画。バンダイとナムコの社名を合わせて作られた番台菜夢子(ばんだい なむこ)というキャラクターが登場する。同漫画が復刻連載された際のキャラクター紹介で「作者が合併を予期していたかのような名前」と書かれていた。
- 日産自動車 - 車両の警告音(後退・ライト消し忘れ・シートベルト未着用など)をバンダイナムコと共同開発し、日本国内では3代目ノート(E13型)以降に発売される車種から採用される。
同社出身者によって設立された会社
[編集]- 現在
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- ゲームスタジオ - 出身の遠藤雅伸、大野木宜幸、黒須一雄が設立。旧社は2015年に解散。
- ノイズ - ディレクターを務めた鈴木宏治(見城こうじ)が設立。
- スタジオカルナバル - 音楽を務めた相原隆行がアリカを経て設立。
- スーパースィープ - 音楽を務めた細江慎治、佐宗綾子がアリカを経て設立。
- デジフロイド - シナリオ、音楽を務めた中潟憲雄がKAZeを経て設立。
- モナカ(MONACA) - 音楽を務めた岡部啓一がフリーランスを経て設立。
- ビットスター - 出身の佐々木建仁がセガを経て庄司久美子と共に設立。
- スタジオアールエフ - 出身のロマのフ比嘉がフリーランスを経て設立。
- DETUNE - 音楽を務めた佐野信義がキャビアを経て設立。
- イルカ(ILCA) - プランナー、ディレクターを務めた岩崎拓矢がキャビアを経て設立。
- ブッコロ - 出身の横尾太郎がソニー・コンピュータエンタテインメント、キャビア、フリーランスを経て設立。
- 過去
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- トムキャットシステム - 出身の大久保良一が設立。2017年解散。