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Crush, Tear and Curl

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Crush, Tear and Curlタイプの茶乾[1]

Crush, Tear and Curl(クラッシュ ティア アンド カール、CTC) とは、比較的新しい紅茶の製茶法(CTC製法)あるいはそれによって生産された紅茶の茶葉の等級である。ローターバン製法などを含め、旧来のオーソドックス製法に対してアンオーソドックス製法とも呼ばれる[2]

CTC製法とは、押しつぶし(Crush)、引き裂き(Tear)、丸める(Curl)という紅茶の揉捻処理を、CTCという揉捻機によって行う製法である[3]。 従来のフルリーフ(オーソドックス・ティー)やブロークンに比べて茶葉の比表面積が大きくなるため、品質の安定や短時間で抽出できるといったメリットがある。ティーバッグに向いており、世界の紅茶総生産量の3分の2がこの製法で作られている[3]インドアッサム州スリランカの一部、またアフリカなど新興の紅茶生産地で、CTC製法を採用した紅茶を生産している。

CTC製法はオーソドックス製法に対して製造コストの面でも有利であることから、緑茶製造への技術移転も進められている[4]

脚注

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  1. ^ 写真は日本の茨城県に本店を置く紅茶店"花水木"で2009年に取り扱われていた紅茶"ASSAM CTC"の茶乾
  2. ^ 紅茶の製造工程 荒茶工程 - 伊藤園、2019年7月28日閲覧。
  3. ^ a b 小國 2004, p. 163.
  4. ^ 緑茶特集:お茶トピックス=「日本CTC茶協会」設立 低コスト製法の普及目指す - 日本食糧新聞 2014年12月15日 、2019年7月28日閲覧。

参考文献

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  • 小國伊太郎 編『心と体に効く お茶の科学』ナツメ社〈図解雑学シリーズ〉、2004年。ISBN 4-8163-3751-2