ジョナス・フォルガー
ヨナス・フォルガー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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国籍 | ドイツ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 |
1993年8月13日(31歳) バイエルン州ミュールドルフ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
現在のチーム | レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング (テストライダー) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ゼッケン | 94 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ウェブサイト |
www | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ヨナス・フォルガー(Jonas Folger、1993年8月13日 - )は、ドイツ・バイエルン州ミュールドルフ出身のオートバイレーサー。
経歴
[編集]キャリア初期
[編集]父とおじが現役のオートバイレーサーだった(おじのアレクサンダー・フォルガーは1995年から1996年にかけて合計4戦のグランプリ出場経験を持っている[1])ことから、フォルガーは幼い頃からレースに慣れ親しんだ。3歳の誕生日のあとすぐ、初めてのオートバイとして父親から50ccのモトクロッサーをプレゼントされた。
その後フォルガーはADACの主催するミニバイクカップに参戦を開始し、2003年には50ccのビギナークラスでチャンピオンを獲得、2004年と2005年には65ccのジュニアクラスでチャンピオンとなった。2005年末には、MotoGPの商権を持つドルナスポーツと元GPライダーのアルベルト・プーチが運営するレッドブルMotoGPアカデミーの選抜テストに参加し、中上貴晶やスコット・レディングと共に合格を果たした[2]。
2006年シーズン、フォルガーはMotoGPアカデミーの一員としてスペインロードレース選手権(CEV)125ccクラスに参戦を開始した。開幕時点の年齢は12歳で、選手権参加資格を満たしていなかったが、開幕前のカタルーニャ選手権での活躍により、特例で参戦が認められた。このシーズン、フォルガーは3度表彰台を獲得し、ポル・エスパルガロ、エステベ・ラバトに次ぐシリーズランキング3位に入った。レディングは9位、中上は12位に終わり、アカデミー勢の中ではトップの成績となった[3]。
2007年シーズンより、スペイン選手権では最低制限重量を引き上げた。それを満たすために、フォルガーは16kgの重りを積むことになった。これが不利に働き、選手権2年目のフォルガーはシリーズランキング15位に沈んでしまった[3]。一方スポット参戦したドイツ国内選手権では、ザクセンリンクでの初レースでいきなり優勝を挙げる活躍を見せた。これは13歳と329日での優勝となり、83年間続く同選手権での史上最年少記録を樹立することとなった[4]。
ロードレース世界選手権
[編集]2008年
[編集]アカデミー3年目の2008年シーズン、フォルガーは世界デビューに備え、グランプリサーキットで開催されている各国の国内選手権レースにスポット参戦を繰り返した。そしてフォルガーが15歳の誕生日を迎えた4日後の8月17日、MotoGPアカデミーチームからKTMを駆ってロードレース世界選手権第12戦チェコGP125ccクラスのレースにデビューを果たした。初戦はクラッチの焼き付きでリタイヤに終わったものの[5]、次戦サンマリノGPでは15位で完走し、初ポイントを獲得した[6]。その後最終戦までさらに4戦に参戦したものの、ポイント圏内での完走は無かった。
2009年
[編集]翌2009年シーズン、フォルガーはワールドワイドレース・チームが運営母体となる「オンガッタ・チーム・I.S.P.A.」から、アンドレア・イアンノーネ、ロレンツォ・ザネッティ、中上貴晶をチームメイトにアプリリアのカスタマー仕様のマシンを駆りフル参戦を開始することになった。開幕戦カタールGPでは6位、第2戦日本グランプリでは8位と順調な滑り出しを見せた。第3戦スペインGPでは予選でのマシントラブルで最後尾35番グリッドからのスタートになったが、そこから怒濤の追い上げを見せて3位にまで浮上した。残り2周時点の最終コーナーで2番手のポル・エスパルガロのインを差そうとしたが接触転倒、リタイヤに終わり33台抜きの新記録は樹立できなかったものの、周囲に強烈な印象を残した[7]。
そして第4戦フランスGP、ウェットコンディションとなって18人がリタイヤする荒れたレースに生き残り、史上4番目の若さ(15歳と277日)、ドイツ人としては史上最年少で2位表彰台に立った[8]。結局このシーズンの表彰台獲得はこの一度に留まったが、シリーズランキング12位を記録してルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。
2010年
[編集]2010年もオンガッタ・チームに残留、チームはライダー5人の大所帯となり、アレックス・マスボー、ルカ・マルコーニ、ストゥーラ・ファーガーハーグ、ズルファミ・カイルディンをチームメイトに迎えた。フォルガーにはチームの中で唯一ファクトリーマシンのアプリリア・RSA125が与えられた[9]。しかしこの年表彰台に立つことは叶わず、第14戦日本GPでのクラッシュにより左手首を骨折[10]、続く2戦を欠場するなどの苦戦が続き、年間ランキングは14位に終わった。
2011年
[編集]2011年シーズンはアジョ・モータースポーツが新たに立ち上げたジュニアチームに移籍[11]、 昨年同様RSA125を駆ることとなった。レインコンディションとなった第2戦スペインGPでは転倒者が続出する厳しい展開の中で、終盤猛烈な追い上げを見せ2009年のフランスGP以来となる2位を獲得[12]。一昨年の雪辱を果たした。そして第6戦イギリスGP、スペイン同様レインコンディションのレースになると、序盤からトップの座をハイペースで維持し、レースの主導権を握る。中盤になるとヨハン・ザルコが追いつき、2台での争いとなるが、終盤に再びトップに立つと、そのまま逃げ切り、自身初優勝を遂げた[13]。
ギャラリー
[編集]-
2003年 ADACミニバイクカップに勝利
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2003年 ザクセンリンクにて
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2003年 ザクセンリンクのパドック
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表彰式 フォルガーが1位に立つ
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2005年 ザクセンリンクでの勝利
ロードレース世界選手権 戦績
[編集]- 凡例
- ボールド体のレースはポールポジション、イタリック体のレースはファステストラップを記録。
シーズン | クラス | バイク | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | シリーズ順位 | ポイント |
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2008年 | 125cc | KTM | QAT | SPA | POR | CHN | FRA | ITA | CAT | GBR | NED | GER | CZE Ret |
SMR 15 |
IND 24 |
JPN 16 |
AUS | MAL 17 |
VAL 18 |
34位 | 1 |
2009年 | 125cc | アプリリア | QAT 6 |
JPN 8 |
SPA Ret |
FRA 2 |
ITA 14 |
CAT 6 |
NED 7 |
GER Ret |
GBR Ret |
CZE 12 |
IND 12 |
SMR 9 |
POR 14 |
AUS 14 |
MAL Ret |
VAL Ret |
12位 | 73 | |
2010年 | 125cc | アプリリア | QAT 15 |
SPA Ret |
FRA 13 |
ITA 11 |
GBR 15 |
NED 10 |
CAT 9 |
GER 16 |
CZE 4 |
IND 9 |
SMR 11 |
ARA 8 |
JPN Ret |
MAL DNS |
AUS | POR 4 |
VAL Ret |
14位 | 69 |
2011年 | 125cc | アプリリア | QAT 5 |
SPA 2 |
POR 5 |
FRA 6 |
CAT 3 |
GBR 1 |
NED 8 |
ITA Ret |
GER 7 |
CZE | IND 9 |
RSM 9 |
ARA 10 |
JPN 6 |
AUS DNS |
MAL 6 |
VAL 6 |
6位 | 161 |
2012年 | Moto3 | KTM | QAT Ret |
SPA | POR | FRA 11 |
CAT Ret |
GBR Ret |
NED Ret |
GER Ret |
ITA Ret |
IND 3 |
CZE 1 |
RSM 6 |
ARA 3 |
JPN Ret |
MAL 3 |
AUS 11 |
VAL Ret |
9位 | 93 |
2013年 | Moto3 | KTM | QAT 5 |
AME 4 |
SPA 3 |
FRA 4 |
ITA 6 |
CAT | NED 6 |
GER 8 |
IND 4 |
CZE 3 |
GBR 6 |
RSM Ret |
ARA 7 |
MAL 8 |
AUS 6 |
JPN 3 |
VAL 2 |
5位 | 183 |
脚注
[編集]- ^ http://www.motogp.com/en/riders/profiles/Alexander+Folger
- ^ Jonas Beck (15 August 2008). "Bayer Jonas mischt in der Motorrad-WM mit". www.bild.de. 2009年5月4日閲覧。
- ^ a b http://www.cevbuckler.com/en/clasificacion.htm
- ^ Martina Fellner (9 July 2007). "Ein Überraschungssieger". www.motorsport-magazin.com. 2009年5月4日閲覧。
- ^ https://web.archive.org/web/20090107233500/http://www.motogp.com/ja/node/490615
- ^ https://web.archive.org/web/20090107224321/http://www.motogp.com/ja/node/491493
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2009/Smith+takes+runaway+first+victory+in+Spain
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2009/Folger+reacts+to+first+podium+finish+0
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2010/Worldwide+Race+Team+shaping+up
- ^ http://www.racers-republic.com/motogp/news/2709/capirossi-diagnosed-with-double-fracture
- ^ http://www.speedweek.ch/art_16543.html
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2011/Folger+race+Jerez+review
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2011/Jonas+Folger+review+Silverstone+race
外部リンク
[編集]- #94 Jonas FOLGER - Official Homepage
- Jonas Folger (jonasfolger94) - Facebook
- Jonas Folger (@jonasfolger94) - Instagram
- #94 Jonas FOLGER (@94jonasfolger) - X(旧Twitter)
- motogp.com ジョナス・フォルガー経歴