武蔵大学
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武蔵大学 | |
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大学設置 | 1949年 |
創立 | 1922年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人根津育英会武蔵学園 |
本部所在地 |
東京都練馬区豊玉上1-26-1 北緯35度44分10秒 東経139度40分0秒 / 北緯35.73611度 東経139.66667度座標: 北緯35度44分10秒 東経139度40分0秒 / 北緯35.73611度 東経139.66667度 |
キャンパス | 江古田(東京都練馬区) |
学部 |
経済学部 人文学部 社会学部 |
研究科 |
経済学研究科 人文科学研究科 |
ウェブサイト | https://www.musashi.ac.jp/ |
武蔵大学(むさしだいがく、英語: Musashi University)は、東京都練馬区豊玉上1-26-1に本部を置く日本の私立大学。1922年創立、1949年大学設置。
概観
大学全体
武蔵大学は、東武財閥の創設者初代根津嘉一郎が「社会から得た利益は社会に還元する義務がある」という信念から1922年に設立した私立の旧制高等学校としては最古の旧制武蔵高等学校をその前身とする。1949年に経済学部と医学部進学課程(1962年廃止)の2つの学部を持つ新制大学として設立。学長には旧制武蔵高等学校長の宮本和吉、経済学部長には鈴木武雄が就任した。その後、1969年に人文学部を増設、1998年に人文学部社会学科が独立して社会学部が設置され、現在は3学部8学科2研究科を有する。旧制高等学校をルーツとする東京四大学 (武蔵大学、学習院大学、成蹊大学、成城大学)の一校で、北海道武蔵女子短期大学は姉妹校。
大学名の由来
「武蔵」という校名は地名の武蔵国と平和主義を意味する漢語「戢武崇文」(武をおさめ文を崇ぶ)に由来する[1]。かつては「武藏」と表記した[2]。
建学の理念と目標
武蔵大学は建学の三理想および、3つの目標を定めている。
- 建学の三理想
- 東西文化融合のわが民族理想を遂行し得べき人物
- 世界に雄飛するにたえる人物
- 自ら調べ自ら考える力がある人物
- 3つの目標
- [自立] 自ら調べ自ら考える
- [対話] 心を開いて対話する
- [実践] 世界に思いをめぐらし、身近な場所で実践する
教育および研究
- 少人数教育
設立以来、少人数教育を行っているが、その特色を最もよく反映しているのが「ゼミナール」である[3]。
これは武蔵大学の前身に当たる旧制武蔵高等学校時代からの伝統で、1951年(昭和26年)にはすでに1年次から4年間全ての学生が必修の充実したゼミ教育を受けていた。また、武蔵のゼミ教育を発展させたものが「三学部横断型ゼミナール・プロジェクト」である[4]。
- グローバル市民の育成
従来から、協定留学・短期海外語学研修の拡充、テンプル大学ジャパンキャンパスとの連携強化、外国語の実践的訓練や異文化体験の場としての Musashi Communication Village の開設など「グローバル市民」の育成のための施策を全学で打ち出してきた。各学部も国際化を推進する特設コースを設置している。経済学部では「ロンドン大学と武蔵大学とのパラレル・ディグリー・プログラム (PDP)」を2015年度にスタートしたが受講生は大学全体の1%未満(2016年11月時点)である[5]。2017年度から人文学部では「グローバル・スタディーズコース (GSC)」を、社会学部では「グローバル・データサイエンスコース (GDS)」を開設した。
- 留学制度
学生国外留学奨学金や学生海外研修奨学金などの奨学金制度、留学準備講座などさまざまな制度やプログラムで学生の留学をサポートしている[6]。
就職状況
武蔵大学の発表によると、全体の就職率が例年95%程度、学生の第一志望群の就職率が80%以上に達しているとしている。
沿革
(沿革節の主要な出典は公式サイト[7])
略歴
年月 | 年表 |
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1922年4月 | 武蔵大学の前身となる、日本初の旧制七年制高等学校である旧制武蔵高等学校開校。 |
1949年4月 | 学制改革により新制武蔵大学(経済学部経済学科)開設。 |
1950年11月 | 四大学(武蔵大学、学習院大学、成蹊大学、成城大学)対抗運動競技大会始まる。 |
1954年6月 | 高校・中学との共催から大学独自の文化祭へ移行し、大学祭始まる。大学賛歌なる。 |
1957年4月 | 教職課程設置。 |
1959年4月 | 経済学部に経営学科を増設。 |
1963年10月 | 大学祭を「白雉祭」と命名。 |
1965年6月 | 第1回学内運動競技大会開催。 |
1969年4月 | 人文学部(欧米文化学科、日本文化学科、社会学科)を増設。大学院(経済学研究科)を設置。 |
1972年4月 | 大学院経済学研究科に経済学専攻博士課程を設置。 |
1973年4月 | 大学院に人文科学研究科を増設。 |
1980年4月 | 学芸員課程開設。 |
1983年4月 | 武蔵学園創立60周年記念事業「濯川蘇生計画」開始。 |
1992年4月 | 経済学部に金融学科を増設。 |
1995年4月 | 大学院人文科学研究科に社会学専攻修士課程増設。 |
1997年4月 | 大学院人文科学研究科修士課程英語英米文学専攻、ドイツ語ドイツ文学専攻、フランス語フランス文学専攻を欧米文化専攻に、日本語日本文学専攻を日本文化専攻に改組し、それぞれ欧米文化専攻博士課程、日本文化専攻博士課程を増設。同時に社会学専攻博士課程を増設。 |
1998年4月 | 人文学部社会学科を改組し、社会学部(社会学科)を増設。人文学部に比較文化学科を増設。大学50周年を記念し大学のシンボルである白雉と小枝をモチーフにロゴマーク制作。 |
1999年4月 | 大学院経済学研究科に経営・ファイナンス専攻(博士後期課程)を増設。 |
2004年4月 | 社会学部にメディア社会学科を増設。 |
2005年4月 | 人文学部欧米文化学科、日本文化学科、比較文化学科を英米比較文化学科、ヨーロッパ比較文化学科、日本・東アジア比較文化学科に改組。 |
2006年4月 | 大学院経済学研究科(博士前期課程)経済学専攻、経営・ファイナンス専攻を経済・経営・ファイナンス専攻に改組。 |
2008年4月 | 大学院経済学研究科(博士後期課程)経済学専攻、経営・ファイナンス専攻を経済・経営・ファイナンス専攻に改組。 |
2009年4月 | テンプル大学ジャパンキャンパスと提携。 |
2010年6月 | 朝霞グラウンドを人工芝化。 |
2011年4月 | 人文学部英米比較文化学科、ヨーロッパ比較文化学科、日本・東アジア比較文化学科を英語英米文化学科、ヨーロッパ文化学科、日本・東アジア文化学科に改組。 |
2015年4月 | 「ロンドン大学と武蔵大学とのパラレル・ディグリー・プログラム」開始。 |
基礎データ
所在地
校歌・讃歌
- 「武蔵大学讃歌」
- 作詞 斉藤忠三
- 作曲 柴田丈夫・守住佐一郎
- 武蔵大学には校歌が存在しないが、校歌に相当するのが武蔵大学讃歌である[8]。この讃歌は雑誌「武蔵評論」に寄稿された同級生の作「祥瑞の白雉」に刺激された齋藤忠三が作詞。その後作曲の守住左一郎の眼にとまったのが縁で、美しい五線譜が組みこまれた。大学2回卒業生の謝恩会で発表、愛唱歌となった。
象徴
- スクールカラーは緑、校章は白雉(しらきじ)と小枝をモチーフにしてデザインされている。
- 武蔵のシンボル白雉は続日本紀神護景雲2年「武藏国献白雉」の故事に因む。
- 3号館中庭に存在する樹齢200年の大欅は幹周り4mに達する巨木で、開校以来学園の象徴になっている。校歌「武蔵賛歌」(1927年製作)では「庭面にそそる大欅 千代の髪振り、かたりけり」と謳われている。1994年には「ねりまの名木」100選に選定された[9]。
在学者数
5000人弱(学部・学科、経済学研究科・人文科学研究科合計)
教育および研究
学部
経済学部
人文学部
- 人文学部[11]
- 英語英米文化学科
- 言語・言語教育コース
- 文学・芸術コース
- 歴史・社会・文化コース
- グローバル・スタディーズコース (GSC)[英語プログラム]
- ヨーロッパ文化学科
- 言語と文学コース
- 芸術と生活コース
- 歴史と思想コース
- 環境と社会コース
- グローバル・スタディーズコース(GSC)[ドイツ語プログラム、フランス語プログラム、英語プログラム]
- 日本・東アジア文化学科
- 日本文化コース
- 東アジア文化コース
- 比較・交流文化コース
- グローバル・スタディーズコース (GSC)[中国語プログラム、韓国・朝鮮語プログラム、英語プログラム]
- 英語英米文化学科
社会学部
研究科
教職課程
卒業に必要な単位に加え、教職課程の科目を履修し、単位を修得すれば、専門分野を生かした教員免許取得が可能である[15]。【教育理念】【人間理解】【教育方法】の学びや教科指導の力をつけ、教育実習を経て、これまで800名以上の卒業生が教員になっている。下記は主な講義の紹介。
- 教職入門
- 1年前期に行われる本講義では、2年から教職課程を履修するかどうか考えるための材料を様々に提供する。学生同士のディスカッションやグループワーク、先輩の体験談とその後の交流、現場の先生の授業やワーク、理論の勉強を通して、学ぶ楽しさを実感することができる。
- 教育制度論
- 学校とは何かを原理的かつ実践的に学ぶ。講義では、毎回一つのテーマにしぼって、印刷教材・映像教材を使いながら学習する。講義のみでなく、「達人に学ぶ」プロジェクトとして、著名な実践家についての研究・発表にも取り組む。
- 教育課程編成論
- 本講義では、教育課程の原語(翻訳まえの語句)がカリキュラム(子どもの学びの経験)であることを踏まえて、子どもの学びの経験づくりを担う教師の役割や経験がどのようなものなのかを検討する。講義では、小グループでの討論や授業の映像を見る機会を設け、自身の受けた教育の経験を振り返ったり、仲間の経験についても知ることで、授業での教師のあり方について深く考えることを目指す。
- 教育学特論A
- 21世紀型の学校はいかにデザイン(de-sign=脱定型)されるか。この授業では、その新しい学校のモデルを模索するために、テキストを読んだり、創意あふれる実践を展開している学校を訪ねて学んだりする。それらの学習の成果をレポートの冊子にして記録する。
- 教育学特論B
- 教員になるとしたらどんな力が必要で、どんなふうに人と協力してどんな学校を創っていけばいいのか。生徒たちが将来、社会生活を送るために、学校で提供する学びはどのようなものがいいのか。文献を読み、自分の頭で考察、皆で議論し、体験する。
- 生徒指導の理論と方法
- 本講義では、グループ・ワークを多く取り入れ、自身の小、中、高校時代を振り返ったり、教師の立場からいじめの問題、子どもの居場所づくり等について考察していく。
学芸員課程
武蔵大学の学芸員課程は、学芸員としての実践力を重視し、個性的で豊富な知識を身につけた学芸員になろうという意識の高い履修生を育てる。学生が主体となって企画を立て、実践し、報告書を作成するグループワークなどを行う。基礎的な知識や技術だけでなく、実際の博物館活動に順応できる応用力や柔軟な思考を養う[16]。
学芸員課程の4年間 学芸員課程では、学芸員の業務や博物館学の専門知識を学ぶ科目を履修。その柱は、3〜4年次での2年間にわたる博物館実習である。
- [3年次]博物館実習1、2
- (1)見学実習 日帰りで博物館へ行き、学芸員から講義を受ける
- (2)夏季研修旅行……地方の博物館を訪ね、学芸員から講義を受ける
- (3)実務実習……学芸員の基礎技術を習得する
- (4)課程報告書の刊行……年間の課程活動の記録を作成し、編集する
- [4年次]博物館実習3、4
- (1)館園(学芸員)実習……実際に博物館で学芸員の実務を経験する
- (2)展示実習……展覧会の企画書の作成や模擬展覧会を開く
附置研究施設等
その他
- 文部科学省質の高い大学教育推進プログラム[17](教育GP)採択事業
- 平成21年度 - 学部横断「横のつながり」育成プロジェクト
- 2013年、日本銀行主催の第9回日銀グランプリ(金融分野の大学生論文コンテスト)の決勝大会[18]に進出した5チーム(武蔵大学、東京理科大学、東京経済大学、立教大学、福島大学)の中で武蔵大学経済学部金融学科チームが「被災企業訪問から考える、被災企業救済の新たなスキームの提案~災害に強い国づくりファンド~」で最優秀賞を受賞。当日のプレゼンテーションを再現した動画を本学YouTube公式チャンネルにて公開している[19]。
学生生活
部活動・サークル
- 硬式野球部は首都大学リーグ(首都大学野球連盟)発足時のメンバー。
- 男子ラクロス部は2014年度関東学生リーグで1部昇格を果たした。2013年度で3部から2部に昇格したため、2年連続の昇格を果たした。ちなみに1部所属は14年ぶりである。
- ラグビー部は関東大学ラグビー対抗戦グループBグループに所属している。
- アメリカンフットボール部は関東学生リーグ2部Aグループに所属している。
- 水泳部は日本水泳連盟関東学生支部が主催する関東学生選手権水泳競技大会に出場している。2010年度辰巳杯では、女子50m背泳ぎにて優勝を果たした。
- コピーダンスサークルのLolliPopは女子大生アイドルの甲子園「UNIDOL」において、第1回優勝、第2回3位、第4回サンリオピューロランド賞、第5回出場、2015卒業コンサート出場、第6回決勝進出(2日目4位通過)を果たしている。
その他、サッカー部・ホッケー部・ラクロス部・バレーボール部・バスケットボール部・ゴルフ部・剣道部・硬式庭球部・軟式野球部・弓道部・ハンドボール部・バドミントン部・合唱団・室内楽団・管弦楽団・アカペラ・ESS部・モダンジャズ研究会・旅同好会など活発な部活動が行われている。また、部活だけでなく複数のテニス、ダンスサークルなども活動している。さらに、文化団体連合会や体育連合会、サークルなどの部屋が江古田キャンパス10号館と朝霞キャンパス部室棟に設置されている。
スポーツ
毎年5月頃に武蔵大学の学生による学内運動競技大会、10月頃に東京四大学の学生による四大学運動競技大会が開催される。
学園祭
学園祭は「白雉祭」(しらきじさい)と呼ばれ、例年11月に江古田キャンパスにて開催される。白雉祭は、学生が自主的に行っている学園祭で、参加する学生それぞれが様々な企画を立て、構内の様々な場所でイベントを行っている。
大学関係者と組織
大学関係者組織
武蔵大学同窓会は1966年に会則を制定し、ホームカミングデー・土曜講座・ゴルフ会のイベントの他、年2回の会報発行などを通じて会員相互の親睦と社会的地位の向上を目的として組織されている。また、「武蔵会」、「白雉会」の略称を使用して多様な職域・業種別の同窓会ネットワークが張り巡らされている。
大学関係者一覧
施設
江古田キャンパス
- 使用学部: 経済学部、人文学部、社会学部
- 使用研究科: 経済学研究科、人文学研究科
- 交通アクセス
施設
キャンパスには1号館から10号館までがある。
- 1号館は2012年秋に完成し、英語をはじめとした外国語や異文化を学ぶためのスペースMusashi Communication Village、通称「MCV」があり[20]、地下のシアター教室は最先端の音響・映像機器を完備している。壁面にガラスが多用され、全体的に開放感を感じさせるデザインとなっている。1階には生協購買部があり隣のエントランスホールには三井住友銀行のATMが設置されている。1号館の2階が2号館のテラスと接続しており、さらにその2号館から3号館、6号館、7号館、8号館、大学図書館本館へと地上に降りずに各施設への連絡が可能。
- 2号館には学生食堂・学生ホールがある。
- 3号館は古く1923年建築で都内でも珍しい関東大震災、空襲、東日本大震災を経験した建物で、練馬区内に残る鉄筋コンクリート造の近代建築として最も古い建物である。人文学部GS(グループスタディ)ルームが設置されている。デザイン的にはアール・デコと呼ばれるもので、外壁の柱の凹凸や上部のジグザグ模様が特徴である。
- 4号館の2階、3階には青山(せいざん)ホールと呼ばれる宿泊施設がある。4階には本学園の学生生活に関するさまざまな業務を行っている株式会社武蔵エンタープライズという会社がある。
- 5号館には経済学部GSルームが設置されている。
- 6号館前には「はなみずき広場」という円形広場がある。
- 7号館の地下には温水プールが完備されている。 社会学部GSルームが設置されている。
- 8号館は学園創立80周年、大学創立50周年記念事業で、2002年竣工した。高度情報化時代にふさわしい情報ネットワークを完備しており、地下1階には洋書プラザ(第二図書館)、8階建てであるが、途中の3階には大学の憩いの場でもある「空中庭園」がある。入試課もこの建物にある。
- 9号館には情報・メディア教育センターがあり、ICT環境の整備とともに、ICTを道具として使いこなすための情報教育を支援している。
- 10号館には体育会系、文化系、それぞれの活動を支える部室や、板敷と畳敷の二面を備え、主に剣道、柔道、空手道、合気道、少林寺拳法の各部が利用する武道場や、ダンス練習用バーと大型ミラーを備えたホールなどが設置されている。
- 他に3号館に隣接している大学図書館本館、5号館の横にそびえる教授研究棟、9号館内に居を構える根津科学研究所、10号館の裏に存在する大学体育館、大隈講堂や日比谷公会堂を手掛けた佐藤功一による設計で入学式や卒業式や学生大会や白雉祭など、幅広い用途で使われる大講堂などがある。大講堂と3号館は練馬区登録文化財に登録され、これら2棟の建築物に根津科学研究所加えた3棟はBELCA賞を受賞した[21]。
- 大講堂内に本学のシンボルともいえる武蔵学園記念室が存在しており、武蔵学園に関わる資料を収集整理・保存し、広く学内外に公開展示していくとともに、将来に予定される学園正史刊行への準備・研究等の中心的役割を果している。
- 武蔵大学総合研究所という研究所の事務室が8号館4階にあり、根津化学研究所の中に第一研究室、第二研究室がある。この研究所では既存の学部・学科組織や学問領域を越え、また地域社会・企業などと連携した研究活動を行っている。現在行っている主な活動は1. 研究および出版支援、2. 学際的、総合的な研究開発、3. 地域・市民との協同研究である。
- 以前は学生会館があった。10号館が建設されたため2007年に取り壊された。跡地は「しらきじ広場」という小さなグラウンドになっている。
- 練馬区のアメダス観測所がキャンパス敷地内に設置されていたが、2012年に石神井松の風文化公園(日本銀行石神井運動場跡地)に移転された。周辺に高層の建物が建った影響で風通しが悪くなり正確な観測が難しくなったことが移転の理由とされる。
朝霞グラウンド・朝霞プラザ
- 交通アクセス
朝霞グラウンドの面積は約67,000m2、東京ドーム約1.4個分に相当する広大な敷地に、野球・サッカー・ラグビーなどの各種グラウンド、またテニスコート、弓道場、アーチェリー場などが整備されている。朝霞プラザには新入生から2年次生までの2年間在寮できる学生寮やゼミ・演習に利用できるセミナー室、食堂を完備している。その他、40名まで宿泊可能な宿泊室のほか、講義などにも対応できる多目的ホールを完備した朝霞合宿所などが所在している[22]。
学外施設
クラブ活動の合宿やゼミ・演習の合宿に利用できる学外施設として、以下の施設がある。また、赤城青山寮は在学生と教職員以外にも在学生の家族や卒業生とその家族の利用も可能。
対外関係
地域連携
- 練馬区武蔵大学特別履修生制度
- 練馬区民の要望により、武蔵大学と練馬区が協力し、高度で専門的かつ体系的な学習機会を提供する制度で、履修生は、正規の授業を一般の学生と一緒に受講するほか、大学図書館、情報・メディア教育センター、福利厚生施設等の教育施設を利用することができる[23]。
- 江古田みつばちプロジェクト
大学間交流
- 単位互換制度
- 単位互換プログラム
- 江古田カレッジトライアングル
大学院間交流
- 経済学研究科
- 人文科学研究科
姉妹校
- 北海道武蔵女子短期大学
- 武蔵大学の同窓有志と北海道の地元有力者により、1967年に開学された。
系列校
海外協定校
武蔵大学は2018年現在イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、フランス、ドイツ、オランダ、中国、台湾、フィリピン、シンガポールと協定を結んでいる[26]。
教育・学術連携校
- アメリカ合衆国 日本
- テンプル大学ジャパンキャンパス (TUJ)
- 武蔵大学で学びながら科目等履修生としてTUJの科目を履修するか、交換留学生として1学期以上1年以内の間、TUJの科目のみを履修するかを選択することができる。授業はすべて英語で行われているため、日本にいながら海外留学に近い経験ができる。
- テンプル大学ジャパンキャンパス (TUJ)
パラレル・ディグリー・プログラム
- イギリス
- ロンドン大学
- 武蔵大学は、日本の大学では初となるロンドン大学の経済経営学士号の学位取得を目指せるプログラム、「ロンドン大学と武蔵大学とのパラレル・ディグリー・プログラム」を2015年度より実施したが[27]受講生数は大学全体の1%未満(2016年11月時点)に留まっている[5]。これはロンドン大学と武蔵大学の講義を本学(東京・江古田キャンパス)で受講し、双方の試験に合格すれば、双方の大学の学位を得られるプログラムである。講義は、世界最高水準のロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの教材を使用し、武蔵大学の教員によって英語で講義される。このプログラムは経済学部の入学生30名程度を対象とし、語学の成績などで選考を行う。学生はまず1年次の4~7月の間、授業や海外英語研修で英語力を鍛える。その後IELTS™を受験し、スコア5.5以上を取得できた学生は、9月からロンドン大学のIFP(基礎教育プログラム)科目を4 科目履修する。IFPの期末試験に合格すると、2年次の9月からIP(国際プログラム)の履修が可能となり、3年間でIPの12 科目を履修し、毎年の試験に合格すれば、ロンドン大学の経済経営学士号を取得できるとしている。なお、PDPの受講や英語研修にかかる費用の半額程度を奨学金で支援される。
- ロンドン大学
高大連携協定
- 玉川聖学院高等部
- 本学の授業・講座・行事・企画等への受け入れ
- 本学教員による高等部での出張講義・行事参加
- 教育等に関する情報交換及び交流
等、各種の企画を通じて本学人文学部グローバル・スタディーズコース (GSC) が中心となり、交流を進めていくものである。
大分県国東市との交流
- 1991年、同じ「武蔵」の名を持つ縁で、大分県東国東郡武蔵町と武蔵大学との交流が始まり、その後武蔵町が合併され国東市となって以降も農業研修や民族調査、マラソン大会への参加、本学学園祭(白雉祭)での武蔵町農産物販売、武蔵サミットなどを通じて交流が続いている[28]。
脚注
- ^ 「校名の由来|根津育英会武蔵学園」
- ^ 1950年度の写真ポスター[1]において、武藏と表記されている。
- ^ 「武蔵のゼミ|武蔵大学」
- ^ 「三学部横断型ゼミナール・プロジェクト|武蔵大学」
- ^ a b パラレル・ディグリー・プログラムが拓く世界への道 武蔵大学 ニューズウィーク日本版 2016年11月15日
- ^ 「留学/国際交流|武蔵大学」
- ^ “大学の歩み”. 武蔵大学. 2019年3月16日閲覧。
- ^ 「大学シンボル・武蔵大学讃歌|武蔵大学」
- ^ 「ねりまの名木について:練馬区公式ホームページ」
- ^ 武蔵大学 GUIDE BOOK 2019 p.36によると、2年次から各コースに分かれるが、他学科のコースを選択することもできる。
- ^ 2016年入学生用の大学案内によると、2年次から各コースに分かれる。
- ^ 社会学部のカリキュラムポリシーによると、2年次から専攻コースを設けているとされている。
- ^ 前期課程に、研究者コースと高度職業人コースを設けている。
- ^ 前期課程に、専門研究コース、キャリアアップコース、生涯学習コースを設けている。
- ^ 「教職課程TOP|武蔵大学」
- ^ 「学芸員課程|武蔵大学」
- ^ 「平成20年度「質の高い大学教育推進プログラム」の申請状況について 申請状況(申請取組一覧) (PDF) 」
- ^ 「学生向けコンテスト「第9回 日銀グランプリ」入賞論文と審査員の講評 : 日本銀行 Bank of Japan」
- ^ 第9回日銀グランプリ 最優秀賞プレゼン(経済学部金融学科チーム) - YouTube
- ^ 「Musashi Communication Village(MCV)|武蔵大学」
- ^ 「武蔵大の歴史建造物3施設がBELCA賞 区の登録文化財に続き - 練馬経済新聞」
- ^ 「朝霞グラウンド・朝霞プラザ|武蔵大学」
- ^ 「練馬区武蔵大学特別履修生制度 :練馬区公式ホームページ」
- ^ 「江古田ミツバチプロジェクト « 基礎教育センター活動ブログ」
- ^ 「江古田カレッジトライアングル | 江古田三大学学園祭」
- ^ 「海外協定校|武蔵大学」
- ^ 「武蔵大学、ロンドン大学の学士号が取得できるプログラムを開始 | リセマム」
- ^ 「国東農業研修 « 基礎教育センター活動ブログ」
Wiki関係他プロジェクトリンク
関連項目
公式サイト
- 武蔵大学
- 根津育英会武蔵学園
- 武蔵大学白雉祭
- 武蔵大学 Musashi University - YouTubeチャンネル
- 武蔵大学 (@musashiuniv) - X(旧Twitter)
- 武蔵大学 / Musashi University (@musashi_university) - Instagram
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