エディ・プランク

エディ・プランク
*Eddie Plank*
	1911年
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	ペンシルベニア州ゲティスバーグ
生年月日	1875年8月31日
没年月日	1926年2月24日（50歳没）
身長; 体重	5' 11.5" ＝約181.6 cm; 175 lb ＝約79.4 kg
選手情報
投球・打席	左投左打
ポジション	投手
プロ入り	1901年
初出場	1901年5月31日
最終出場	1917年8月6日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	フィラデルフィア・アスレチックス (1901 - 1914); セントルイス・テリアズ（フェデラル・リーグ） (1915); セントルイス・ブラウンズ (1916 - 1917);
アメリカ野球殿堂殿堂表彰者
選出年	1946年
選出方法	ベテランズ委員会選出
	この表について

エドワード・スチュワート・"エディ"・プランク（Edward Stewart "Eddie" Plank, 1875年 8月31日 - 1926年 2月24日）は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州ゲティスバーグ出身のプロ野球選手（投手）。左投げ左打ち。

ニックネームは"Gettysburg Eddie"（ゲティスバーグ・エディ）。通算326勝を挙げ、フィラデルフィア・アスレチックスを6度のリーグ制覇に導いた左腕投手。

経歴

プランクは南北戦争の激戦地であったゲティスバーグ出身で、地元のゲティスバーグ・カレッジで野球をしていた。1901年にアスレチックスに加わりメジャーリーグにデビュー。翌1902年からは4年連続で20勝以上を上げ、この間チームは2度のリーグ制覇を果たす。以後1914年までのアスレチックス在籍期間では、20勝以上を計7回達成している。またシーズンの防御率が3.00を超えていたのは最初の2年だけで、後は1917年に引退するまでずっと防御率2点台で投げ続けていた。ただ当時のアスレチックスは後に殿堂入りするルーブ・ワッデルやチーフ・ベンダーら分厚い投手陣を抱えており、プランク自身の先発機会も年間40試合ほどであったため、最多勝利などのタイトルには縁がなかった。

1915年、この年創設されたフェデラル・リーグに移籍、セントルイス球団で生涯8度目の20勝に到達し、左腕史上初の通算300勝も達成した。翌年リーグ解散に伴ってセントルイス・ブラウンズに移籍。1917年シーズン終了後にニューヨーク・ヤンキースへのトレードが一旦成立したものの、結局ヤンキースでは登板しないまま現役を引退した。余談だが現役時代には、シーズンオフにゲティスバーグ戦跡公園のツアーガイドをしていたそうである。

1926年に生まれ故郷のゲティスバーグで死去。1946年ベテランズ委員会によりアメリカ野球殿堂入り選手に選出された。

特徴

現代の野球でも数少ない「左横手投げ」で、大きくスライドするカーブを持ち味にしていた。打者にとって避け難い球種だったのか、通算での与死球数はウォルター・ジョンソンについでメジャーリーグ歴代2位の多さである。また投球間の間合いが非常に長く、相手チームから抗議を受けることもしばしばだった。

投手としての球種はカーブ。(米書　「guide　to　pitchers」より)

詳細情報

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	無四球	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
1901	PHA	33	32	28	1	^[1]1	17	13	0	--	.567	1081	260.2	254	3	68	--	7	90	13	0	133	96	3.31	1.24
1902		36	32	31	1	^[2]5	20	15	0	--	.571	1248	300.0	319	5	61	--	18	107	4	0	140	110	3.30	1.27
1903		43	40	33	3	^[3]4	23	16	0	--	.590	1363	336.0	317	5	65	--	23	176	8	0	128	89	2.38	1.14
1904		44	43	37	7	^[4]1	26	17	0	--	.605	1427	357.1	311	2	86	--	19	201	6	0	111	86	2.17	1.11
1905		41	41	35	4	^[5]3	24	12	0	--	.667	1362	346.2	287	3	75	--	24	210	9	0	113	87	2.26	1.04
1906		26	25	21	5	^[6]1	19	6	0	--	.760	831	211.2	173	1	51	--	15	108	1	0	70	53	2.25	1.06
1907		43	40	33	8	^[7]4	24	16	0	--	.600	1349	343.2	282	5	85	--	17	183	5	1	115	84	2.20	1.07
1908		34	28	21	4	^[8]5	14	16	1	--	.467	956	244.2	202	1	46	--	9	135	7	0	71	59	2.17	1.01
1909		34	33	24	3	^[9]2	19	10	0	--	.655	1028	265.1	215	1	62	--	8	132	4	1	74	52	1.76	1.04
1910		38	32	22	1	^[10]2	16	10	2	--	.615	982	250.1	218	3	55	--	8	123	5	0	89	56	2.01	1.09
1911		40	30	24	6	^[11]0	23	8	4	--	.742	1020	256.2	237	2	77	--	14	149	5	0	85	60	2.10	1.22
1912		37	30	23	5	^[12]0	26	6	2	--	.813	1044	259.2	234	1	83	--	6	110	5	1	90	64	2.22	1.22
1913		41	30	18	7	^[13]3	18	10	4	--	.643	931	242.2	211	3	57	--	5	151	5	2	87	70	2.60	1.10
1914		34	22	12	4	^[14]1	15	7	3	--	.682	717	185.1	178	2	42	--	6	110	4	0	68	59	2.87	1.19
1915	SLM	42	31	23	6	^[15]5	21	11	3	--	.656	1028	268.1	212	1	54	--	3	147	4	1	75	62	2.08	0.99
1916	SLB	37	26	17	3	^[16]2	16	15	3	--	.516	930	235.2	203	2	67	--	6	88	2	0	78	61	2.33	1.15
1917	SLB	20	14	8	1	^[17]2	5	6	1	--	.455	506	131.0	105	2	38	--	2	26	1	0	39	26	1.79	1.09
通算：17年		623	529	410	69	41	326	194	23	--	.627	17803	4495.2	3958	42	1072	--	190	2246	88	6	1566	1174	2.35	1.12

各年度の太字はリーグ最高

タイトル

最多セーブ投手：1回（1911年）

記録　

通算勝利数：326（歴代13位、左腕歴代3位）
完封数：69（歴代5位、MLB左腕最多）
通算与死球：196（歴代2位）
ワールドシリーズ出場：4回（1905年、1911年、1913年、1914年）
メジャーリーグベースボール・オールセンチュリー・チームにノミネート（1999年）
左腕史上初の通算200勝 (1910年)
左腕史上初の通算300勝 (1915年)

アスレチックス球団通算記録

防御率：2.49 (歴代4位：投球回500イニング以上)
勝利数：284 (歴代1位)
登板数：524 (歴代2位)
投球回：3860.2 (歴代1位)
奪三振：1985 (歴代1位)
先発数：458 (歴代1位)
完投数：362 (歴代1位)
完封数：59 (歴代1位)
記録は全てフィラデルフィア・アスレチックス時代に残したもの

打撃成績

通算成績:629試合、1607打数331安打、本塁打3、打点122、打率.206

脚注

外部リンク

Baseballhalloffame.org（英語）– アメリカ野球殿堂（National Baseball Hall of Fame）による紹介
選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube
投手・打撃成績 (レトロシート)

この項目は、野球選手に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球選手/P野球）。

[1] ttps://www.baseball-reference.com/players/gl.fcgi?id=planked01&t=p&year=1901

[2] ttps://www.baseball-reference.com/players/gl.fcgi?id=planked01&t=p&year=1902

[3] ttps://www.baseball-reference.com/players/gl.fcgi?id=planked01&t=p&year=1903

[4] ttps://www.baseball-reference.com/players/gl.fcgi?id=planked01&t=p&year=1904

[5] ttps://www.baseball-reference.com/players/gl.fcgi?id=planked01&t=p&year=1905

[6] ttps://www.baseball-reference.com/players/gl.fcgi?id=planked01&t=p&year=1906

[7] ttps://www.baseball-reference.com/players/gl.fcgi?id=planked01&t=p&year=1907

[8] ttps://www.baseball-reference.com/players/gl.fcgi?id=planked01&t=p&year=1908

[9] ttps://www.baseball-reference.com/players/gl.fcgi?id=planked01&t=p&year=1909

[10] ttps://www.baseball-reference.com/players/gl.fcgi?id=planked01&t=p&year=1910

[11] ttps://www.baseball-reference.com/players/gl.fcgi?id=planked01&t=p&year=1911

[12] ttps://www.baseball-reference.com/players/gl.fcgi?id=planked01&t=p&year=1912

[13] ttps://www.baseball-reference.com/players/gl.fcgi?id=planked01&t=p&year=1913

[14] ttps://www.baseball-reference.com/players/gl.fcgi?id=planked01&t=p&year=1914

[15] ttps://www.baseball-reference.com/players/gl.fcgi?id=planked01&t=p&year=1915

[16] ttps://www.baseball-reference.com/players/gl.fcgi?id=planked01&t=p&year=1916

[17] ttps://www.baseball-reference.com/players/gl.fcgi?id=planked01&t=p&year=1917

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

[9]

[10]

[11]

[12]

[13]

[14]

[15]

[16]

[17]

表話編歴オークランド・アスレチックス
球団	歴史選手監督成績
歴代本拠地	コロンビア・パークシャイブ・パークミュニシパル・スタジアムオークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムサター・ヘルス・パーク (temporary 2025–2027) New Las Vegas Stadium (proposed)
文化	ストンパー『マネー・ボール』（書籍 / 映画）
永久欠番	OAK 9 24 27 34 34 42 43
フィラデルフィア野球殿堂	コニー・マックジミー・フォックスレフティ・グローブアル・シモンズミッキー・カクレーンジミー・ダイクスエディ・プランクルーブ・ワッデルエディ・コリンズウォーリー・モーゼスボブ・ジョンソンエルマー・バロチーフ・ベンダージャック・クーンズフランク・ベーカーボビー・シャンツエディ・ジューストエディ・ロメルファーリス・フェインビング・ミラーサム・チャップマンジョージ・アーンショウガス・ザーニアルルーブ・ウォルバーグルーブ・オールドリング
アスレチックス球団殿堂	デニス・エカーズリーローリー・フィンガーズリッキー・ヘンダーソンキャットフィッシュ・ハンターレジー・ジャクソンデーブ・スチュワートチャーリー・O・フィンリーヴァイダ・ブルーバート・キャンパネリスウォルター・A・ハース・ジュニアトニー・ラルーサマーク・マグワイア
ワールドシリーズ優勝（09回）	1910 1911 1913 1929 1930 1972 1973 1974 1989
ワールドシリーズ敗退（05回）	1905 1914 1931 1988 1990
リーグ優勝（15回）	1902 1905 1910 1911 1913 1914 1929 1930 1931 1972 1973 1974 1988 1989 1990
傘下マイナーチーム	ラスベガス・アビエイターズ（AAA級）ミッドランド・ロックハウンズ（AA級）ランシング・ラグナッツ（High-A級）ストックトン・ポーツ（Low-A級）アリゾナ・コンプレックスリーグ・アスレチックス（Rookie級）ドミニカン・サマーリーグ・アスレチックス（Rookie級）

表話編歴オークランド・アスレチックス開幕投手
1900年代	01 チック・フレイザー 02 ビル・バーンハード 03 ルーブ・ワッデル 04 エディ・プランク 05 チーフ・ベンダー 06 チーフ・ベンダー 07 ジャック・クームス 08 ニック・カーターニック・カーター 09 エディ・プランク
1910年代	10 エディ・プランク 11 チーフ・ベンダー 12 ジャック・クームス 13 ジャック・クームス 14 ジョー・ブッシュ 15 ハーブ・ペノック 16 ジャック・ナボーズ 17 ジョー・ブッシュ 18 エルマー・マイヤーズ 19 スコット・ペリー
1920年代	20 スコット・ペリー 21 スコット・ペリー 22 ロリー・ネイラー 23 スリム・ハリス 24 スリム・ハリス 25 レフティ・グローブ 26 エディ・ロンメル 27 レフティ・グローブ 28 レフティ・グローブ 29 キャロル・ヤーキス
1930年代	30 レフティ・グローブ 31 ルーベ・ウォルバーグ 32 ジョージ・アーンショー 33 トニー・フレイタス 34 シュガー・ケイン 35 シュガー・ケイン 36 ビル・ディートリック 37 エディー・スミス 38 ハリー・ケリー 39 ジョージ・キャスター
1940年代	40 チャビー・ディーン 41 チャビー・ディーン 42 フィル・マーチャイルドン 43 ラム・ハリス 44 ラム・ハリス 45 ボボ・ニューサム 46 ラス・クリストファー 47 フィル・マーチャイルドン 48 フィル・マーチャイルドン 49 ディック・ファウラー
1950年代	50 カール・シャイブ 51 ボビー・シャンツ 52 アレックス・ケルナー 53 アレックス・ケルナー 54 ボビー・シャンツ 55 アレックス・ケルナー 56 アレックス・ケルナー 57 トム・モーガン 58 ネッド・ガーバー 59 ボブ・グリム
1960年代	60 バド・デイリー 61 レイ・ハーバート 62 エド・ラコウ 63 ディエゴ・セギー 64 オーランド・ペーニャ 65 モー・ドラボウスキー 66 キャットフィッシュ・ハンター 67 ジム・ナッシュ 68 キャットフィッシュ・ハンター 69 ブルー・ムーン・オドム
1970年代	70 ブルームーン・オドム 71 ヴァイダ・ブルー 72 ケン・ホルツマン 73 キャットフィッシュ・ハンター 74 キャットフィッシュ・ハンター 75 ヴァイダ・ブルー 76 マイク・トーレス 77 マイク・トーレス 78 リック・ラングフォード 79 リック・ラングフォード
1980年代	80 リック・ラングフォード 81 マイク・ノリス 82 リック・ラングフォード 83 リック・ラングフォード 84 スティーブ・マキャーティー 85 クリス・コディロリ 86 クリス・コディロリ 87 カート・ヤング 88 デーブ・スチュワート 89 デーブ・スチュワート
1990年代	90 デーブ・スチュワート 91 デーブ・スチュワート 92 デーブ・スチュワート 93 ボブ・ウェルチ 94 ボビー・ウィット 95 デーブ・スチュワート 96 カルロス・レイエス 97 アリエル・プリエト 98 トム・キャンディオッティ 99 ギル・ヘレディア
2000年代	00 ケビン・エイピアー 01 ティム・ハドソン 02 マーク・マルダー 03 ティム・ハドソン 04 ティム・ハドソン 05 バリー・ジト 06 バリー・ジト 07 ダン・ヘイレン 08 ジョー・ブラントン 09 ダラス・ブレイデン
2010年代	10 ベン・シーツ 11 トレバー・ケーヒル 12 ブランドン・マッカーシー 13 ブレット・アンダーソン 14 ソニー・グレイ 15 ソニー・グレイ 16 リッチ・ヒル 17 ケンドール・グレーブマン 18 ケンドール・グレーブマン 19 マイク・ファイヤーズ
2020年代	20 フランキー・モンタス 21 クリス・バシット 22 フランキー・モンタス 23 カイル・マラー 24 アレックス・ウッド

経歴

特徴