ケイ・コッツォリーノ
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コッツォリーノ・慧 Kei Cozzolino | |
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2024年SUPER GTにて | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
生年月日 | 1987年11月9日(37歳) |
出身地 | 東京都 |
FIA 世界耐久選手権での経歴 | |
デビュー | 2019 |
所属 | AF Corse |
車番 | 70 |
過去参加シリーズ | |
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選手権タイトル | |
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コッツォリーノ・慧・フランチェスコ(Kei Francesco Cozzolino、1987年11月9日 - )は、東京都出身のレーシングドライバー。現在、PONOSレーシングおよびAF CORSEに所属し、国内外でモータースポーツの最前線に立ちながら活躍している。また、Ferrari Japan公認アンバサダーとして、フェラーリブランドの魅力を広く発信している。
主な戦績
[編集]- GTワールドチャレンジアジア 2022 チャンピオン
- アジアンルマンシリーズ 2019 チャンピオン
- ル・マン24時間レースに3度出場
- 2024年 ロレックス デイトナ24時間耐久レース 2位
2025年の参戦予定
[編集]- SUPER GT:PONOSレーシングよりGT300クラスに参戦予定。
- ロレックス・デイトナ24時間レース:AF CORSEから参戦予定。
その他の活動
[編集]レース活動に加え、フェラーリの新型モデル発表会でのプレゼンテーションやサーキットイベントのインストラクターとしても活動中。イベントの企画・運営にも携わり、フェラーリのブランド価値向上と顧客体験の向上に取り組んでいる。
さらに、プレミアムカーイベントを展開するAtes株式会社の代表取締役として、ラグジュアリーカー市場の発展や新たなビジネス機会の創出に貢献している。
父はイタリア料理店リストランテ・カルミネのオーナーシェフ、カルミネ・コッツォリーノ。その多文化的な環境で育まれた経験が、コッツォリーノの幅広い活動の基盤となっている。
人物
[編集]- 身長177.0cm、体重70kg、血液型RH+O型。端整な顔立ちと明るい人柄に加え積極的な走りでファンに人気の高いドライバーである。
- 父は料理人でイタリア人のカルミネ・コッツォリーノ。母は日本人で、慧も国籍は日本である[1][2]。
- イタリア料理の腕は父親譲りで、フォーミュラ・ニッポンのシートを喪失した2011年からは4年間レース活動から身を引いていた。父の会社が経営しているイタリア料理の名店「リストランテ・カルミネ」で料理人として務めていた。
- 日本語と英語とイタリア語が堪能なことも活かして、レーシングチームのビジネス・ネゴシエーターとしても活躍。
- 2015年からランボルギーニのファクトリードライバーとして本格的にレース活動を再開。
- 2016年にはランボルギーニ・ウラカンGT3でSUPER GTとアジアン・ル・マン・シリーズに参戦。また同年12月に発売されたトヨタ・C-HRの宣伝動画に、小林可夢偉とともに登場している[3]。
- 2017年はCLAZZIO RACINGとCARGUY RACINGに所属。
- 2017年はCLAZZIO RACINGでランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアのチャンピオンを獲得。
- 2018年はCARGUY RACINGをアジアン・ル・マン・シリーズのチャンピオンまで導いた。
- 2019年のル・マン24時間レースではLM-GTE AMクラスに参戦。初参戦で5位入賞に貢献した。
- 2019年AFコルセが運営するMRレーシングに加入し、2019/2020年シーズンのFIA 世界耐久選手権のLM-GTE AMクラスに参戦[4]。初戦のシルバーストーンではオリビエ・ベレッタと石川資章とともに3位表彰台に上がる。
- 2020年もル・マン24時間レースに再び参戦。しかし車両トラブルにより172周でリタイアとなる。
- 2020年のSUPER GTには、コロナウィルス渡航制限の影響を受けたPacific-D'station Racingのニッキー・ティームの代役として参戦している。
- 2021年はPACIFIC CARGUY Racing よりSUPER GTに参戦。マシンはFERRARI 488 GT3 EVO、チームメイトは木村武史。
- 2022年もPACIFIC CARGUY Racing より2年連続レギュラードライバーとしてSUPER GTに参戦。マシンはFerrari488 Evo、ペアドライバーは木村武史、チーム監督は上野一博、チーフエンジニアは田邉宏昭。また並行してCARGUY Racingより木村と組んでGTワールドチャレンジ・アジアにも参戦し、こちらではGT3クラス総合チャンピオンに輝く。
- 2023年はAFCORSEよりMichelin LeMans Cupに参戦。マシンは新型モデルのFerrari 296GT3、ペアドライバーは小泉洋史。年間ランキング2位を獲得。
- 2024年はPONOS RacingよりSUPER GTに参戦。マシンはFerrari 296GT3、ペアドライバーはリル・ワドゥー。
レース戦績
[編集]- 1999年:カートレースデビュー
- 2001年 - 2005年:全イタリアオープンカート選手権・カート世界選手権
- 2006年:フォーミュラトヨタ・レーシングスクール(FTRS)受講
- 2007年:エッソ・フォーミュラ・トヨタ シリーズ チャンピオン(#63 カルミネ・ルボーセFT/FT30 4A-GE)(3勝)
- 2008年
- 2009年
- 全日本F3選手権・Cクラス ランキング4位(TODA FIGHTEX #2/ダラーラF308 MF204C)(1勝)
- F3マカオGP リタイア(Toda Racing #10)
- 2010年:全日本選手権フォーミュラ・ニッポン ランキング10位(Team Le Mans #7/スウィフト017.n RV8K)
- 2012年:世界ツーリングカー選手権<第12戦ギア・レース・オブ・マカオ スポット参戦>(BMW 320 TC)
- 2015年:ランボルギーニ・スーパートロフェオ・ヨーロッパシリーズ(ヴィンチェンゾ・ソスピリ・レーシング / ランボルギーニ・ウラカン LP620-2 スーパートロフェオ[5])
- 2016年
- SUPER GT・GT300クラス<Rd.1,2>(DIRECTION RACING / ランボルギーニ・ウラカンGT3)
- アジアン・ル・マン・シリーズ GTクラス ランキング8位(ヴィンチェンゾ・ソスピリ・レーシング / ランボルギーニ・ウラカンGT3)
- ランボルギーニ・スーパートロフェオ・ヨーロッパシリーズ(ヴィンチェンゾ・ソスピリ・レーシング / ランボルギーニ・ウラカン LP620-2 スーパートロフェオ)
- 2017年:ブランパンGTシリーズ・アジア ランキング20位 (CARGUY Racing #777/ランボルギーニ・ウラカンGT3)(Rd4富士 優勝)
- 2018年:SUPER GT・GT300クラス<Rd.2 スポット参戦>(CARGUY Racing #777/CARGUY ADA NSX GT3/ホンダ・NSX GT3)
- 2019年
- アジアン・ル・マン・シリーズ GTクラス チャンピオン(CARGUY Racing #11/フェラーリ・488 GT3)(4戦全勝)
- ル・マン24時間レース 総合35位 LM-GTEアマクラス 5位(CARGUY Racing #57/Ferrari 488 GTE)
- 2020年
- FIA 世界耐久選手権(Red River Sport #62/Ferrari 488 GTE Evo)
- SUPER GT(Pacific - D'station Racing AMR #9/Aston Martin Vantage GT3)
- 2022年
- GTワールドチャレンジ・アジア GT3クラス総合チャンピオン(CARGUY Racing #777/フェラーリ・488 GT3)
- 2023年
- Michelin Le Mans Cup / GT3クラス 2位(AF Corse #51 / フェラーリ296GT3)
- 2024年
- ROLEX 24 Hours of DAYTONA / GTD クラス 2位(AF Corse #21 / フェラーリ296GT3)
- SUPER GT / GT300 参戦中(PONOS レーシング/フェラーリ296GT3)
全日本フォーミュラ3選手権
[編集]年 | チーム | シャシ | エンジン | クラス | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2008年 | NOW MOTORSPORTS | ダラーラF308 | トヨタ・AZ-FE | C | FSW1 3 |
FSW2 5 |
AUT1 2 |
AUT2 4 |
SUZ1 6 |
SUZ2 3 |
TRM1 8 |
TRM2 4 |
OKA1 7 |
OKA2 7 |
SUZ1 5 |
SUZ2 Ret |
TRM1 6 |
TRM2 6 |
FSW1 3 |
FSW2 4 |
SUG1 6 |
SUG2 Ret |
6位 | 133 |
2009年 | TODA FIGHTEX | 無限・MF204C | C | FSW1 4 |
FSW2 4 |
OKA1 4 |
OKA2 4 |
SUZ1 5 |
SUZ2 5 |
FSW1 5 |
FSW2 Ret |
SUZ1 2 |
SUZ2 5 |
TRM1 2 |
TRM2 1 |
AUT1 4 |
AUT2 3 |
SUG1 4 |
SUG2 4 |
4位 | 66 |
フォーミュラ・ニッポン
[編集]年 | チーム | シャシー | エンジン | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 順位 | ポイント | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010年 | Team LeMans | スウィフト・017.n | トヨタ | SUZ Ret |
TRM 10 |
FSW 8 |
TRM 13 |
SUG 7 |
AUT 4 |
SUZ1 13 |
SUZ2 14 |
10位 | 8 |
(key)
SUPER GT
[編集]年 | チーム | 使用車両 | クラス | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016年 | LAMBORGHINI Team DIRECTION Shift | ランボルギーニ・ウラカン GT3 | GT300 | OKA 16 |
FSW 17 |
SUG | FSW | SUZ 19 |
CHA | TRM | TRM | NC | 0 |
2018年 | CARGUY Racing | ホンダ・NSX GT3 | GT300 | OKA | FSW 26 |
SUZ | CHA | FSW | SUG | AUT | TRM | NC | 0 |
2020年 | PACIFIC - D'station Racing | アストンマーティン・ヴァンテージ GT3 | GT300 | FSW 10 |
FSW 19 |
SUZ 10 |
TRM 18 |
FSW | SUZ 24 |
TRM | FSW | 21位 | 2 |
2021年 | PACIFIC CARGUY Racing | フェラーリ・488 GT3 Evo | GT300 | OKA 23 |
FSW 25 |
SUZ 4 |
TRM 7 |
SUG 15 |
AUT 9 |
TRM 19 |
FSW 13 |
17位 | 14 |
2022年 | GT300 | OKA 4 |
FSW 23 |
SUZ 17 |
FSW 12 |
SUZ 11 |
SUG Ret |
AUT 13 |
MOT 15 |
24位 | 8 | ||
2024年 | PONOS RACING | フェラーリ・296 GT3 | GT300 | OKA 11 |
FUJ 9 |
SUZ 6 |
FUJ 11 |
SUZ |
SUG 2 |
AUT |
MOT |
10位* | 22* |
(key)
アジアン・ル・マン・シリーズ
[編集]年 | チーム | 使用車両 | クラス | 1 | 2 | 3 | 4 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016–17年 | VSレーシング | ランボルギーニ・ウラカン GT3 | GT | ZHU 3 |
FSW 4 |
CHA Ret |
SEP | 9位 | 27 |
2018–19年 | CARGUY Racing | フェラーリ・488 GT3 | GT | SHA 1 |
FSW 1 |
CHA 1 |
SEP 1 |
1位 | 101 |
2019–20年 | GT | SHA 5 |
BEN 1 |
SEP 5 |
CHA | 7位 | 46 |
FIA 世界耐久選手権
[編集]年 | チーム | 使用車両 | クラス | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019–20年 | MRレーシング | フェラーリ・488 GTE Evo | LMGTE Am | SIL 3 |
FSW 4 |
SHA 7 |
BHR 7 |
COA 10 |
SPA | LMS Ret |
14位 | 45 | |
レッド・リバー・スポーツ | BHR 10 | ||||||||||||
2023年 | ケッセル・レーシング | LMGTE Am | SEB | POR | SPA | LMS | MNZ Ret |
28位 | 0 | ||||
AFコルセ | FUJ 12 |
BHR 11 |
(key)
IMSA・スポーツカー選手権
[編集]年 | チーム | 使用車両 | クラス | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | ランク | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2024年 | AFコルセ | フェラーリ・296 GT3 | GTD | DAY 2 |
SEB | LBH | LGA | WGL | MOS | ELK | VIR | IMS | PET | 47位* | 340* |
ル・マン24時間レース
[編集]ル・マン24時間レース 結果 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
年 | チーム | コ・ドライバー | 使用車両 | クラス | 周回 | 順位 | クラス 順位 |
2019年 | カーガイ・レーシング | 木村武史 コム・レドガー |
フェラーリ・488 GTE | GTE Am |
332周 | 35位 | 5位 |
2020年 | MRレーシング | ヴィンセント・アブリル 木村武史 |
フェラーリ・488 GTE Evo | GTE Am |
172周 | DNF | DNF |
2023年 | ケッセル・レーシング | 辻子依且 横溝直輝 |
GTE Am |
303周 | 38位 | 9位 |
デイトナ24時間レース
[編集]デイトナ24時間レース 結果 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
年 | チーム | コ・ドライバー | 使用車両 | クラス | 周回 | 順位 | クラス 順位 |
2024年 | AFコルセ | フランソワ・エリオ サイモン・マン ミゲル・モリーナ |
フェラーリ・296 GT3 | GTD | 731周 | 20位 | 2位 |
脚注
[編集]- ^ 笠原一輝 (2010年5月20日). “ケイ・コッツォリーノ選手に聞く、フォーミュラ・ニッポンにかける思い”. Car Watch. 2017年4月7日閲覧。
- ^ “コッツォリーノ「また日本で走ることができたら」”. AUTOSPORT web (2016年3月7日). 2016年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月7日閲覧。
- ^ “レーサー小林可夢偉、人気のトヨタ C-HRの走りを語る”. グーネットマガジン (2017年7月28日). 2021年9月22日閲覧。
- ^ “ケイ・コッツォリーノ、“エース兼コーチ”としてチームに貢献「意外と楽しい」”. motorsport.com (2019年10月7日). 2019年10月19日閲覧。
- ^ “コッツォリーノと道見、今季Sトロフェオに参戦”. AUTOSPORT Web (2015年3月30日). 2015年4月29日閲覧。
外部リンク
[編集]DOCOMO DANDELION | KONDO RACING | Team LeMans | HFDP RACING | MOTUL TEAM 無限 | |||||||
1 | ロイック・デュバル | 3 | 松田次生(Rd.4 - FSC) | 7 | ケイ・コッツォリーノ | 10 | 塚越広大 | 16 | 井出有治 | ||
2 | 伊沢拓也 | 8 | 石浦宏明 | ||||||||
KCMG | TEAM IMPUL | CERUMO/INGING | NAKAJIMA RACING | PETRONAS TOM'S | |||||||
18 | 平中克幸 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | 29 | 井口卓人 | 31 | 山本尚貴 | 36 | アンドレ・ロッテラー | ||
20 | 平手晃平 | 32 | 小暮卓史 | 37 | 大嶋和也 |