サウンドオブハート
サウンドオブハート | ||||||
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2013年阪神牝馬S | ||||||
欧字表記 | Sound of Heart[1] | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牝[1] | |||||
毛色 | 栗毛[1] | |||||
生誕 | 2009年2月12日(15歳)[1] | |||||
登録日 | 2011年7月6日 | |||||
抹消日 | 2013年5月17日[2] | |||||
父 | アグネスタキオン[1] | |||||
母 | シンメイミネルバ[1] | |||||
母の父 | Caerleon[1] | |||||
生国 | 日本(北海道新ひだか町)[1] | |||||
生産者 | タイヘイ牧場[1] | |||||
馬主 | (有)ターフ・スポート[1] | |||||
調教師 | 松山康久(美浦)[1] | |||||
厩務員 | 谷上講記[3] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 10戦6勝[1] | |||||
獲得賞金 | 1億7261万1000円[1] | |||||
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サウンドオブハート[1]は日本の競走馬・繁殖牝馬。主な勝ち鞍は阪神牝馬ステークス。
戦歴
[編集]2011年8月20日、新潟の新馬戦でデビューし、好位追走から抜け出して最後は鞍上の松岡正海が手綱を抑えつつ1着[4]。つづく芙蓉ステークスも馬群の後ろでレースを進めつつ、最後はサトノギャラントを下して勝ち上がり、2連勝とする[5]。阪神ジュベナイルフィリーズに駒を進めるものの松岡の負傷に伴い武豊に乗り替わり[6]、1番人気に支持されて大外枠からレースを進め最後の直線では一瞬先頭に立った場面があったものの、最後はジョワドヴィーヴルに交わされアイムユアーズとの2着争いもハナ差遅れて3着に終わった[7]。
明け3歳初戦は、早くも西下して紅梅ステークスに出走、断然の1番人気に支持されてスローペースから馬群をさばき勝利[8]。この時点でオープン特別を2勝とし、「気持ちが少し入りやすい」ことを考慮してトライアルレースを使わず、本番の桜花賞へと直行することとなった[9]。鞍上に再度松岡を据え挑んだ桜花賞では好位置で折り合ったもののジェンティルドンナの4着[10]、レース後の4月13日、レース中に発症したとみられる左前トウ骨遠位端の骨折が判明してクラシック戦線から離脱、症状自体は軽いものであったものの先々のことを見据えて手術を行った[11]。手術、休養ののち12月のターコイズステークスにて復帰し、道中は行きたがる場面もあったが内から抜け出して勝利、復帰戦を勝利で飾った[12]。
4歳時は京都金杯から始動しダノンシャークの4着[13]。続く洛陽ステークスは好位抜け出しで勝利し[14]、ヴィクトリアマイルに直行か間に阪神牝馬ステークスを挟むかの二択となったが[14]、後者となる。阪神牝馬ステークスでは大外からレースを進め、最後の直線でクィーンズバーンをかわして先頭に立ち、追い込んできたイチオクノホシをクビ差抑えて優勝、重賞初制覇となった[15][16]。次走ヴィクトリアマイルでは3番人気に支持されて勝ち馬ヴィルシーナの背後に位置どったが最後の直線で伸びず14着に終わり、ゴール直後に池添謙一が歩様に異常を感じ下馬[17][18]。後日、左前浅屈腱不全断裂で競走能力喪失と診断され、5月17日付けで競走馬登録を抹消した[17][2]。
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2012年紅梅S
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2013年阪神牝馬S表彰式
競走成績
[編集]以下の内容は、netkeiba.com[19]およびJBISサーチ[20]に基づく。
年月日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 頭数 | 枠番 | 馬番 | オッズ (人気) |
着順 | 騎手 | 斤量 (kg) |
距離(馬場) | タイム (上り3F) |
タイム 差 |
勝ち馬/(2着馬) | |
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2011. 8.20 | 新潟 | 2歳新馬 | 18 | 2 | 4 | 1.6 | (1人) | 1着 | 松岡正海 | 54 | 芝1400m(良) | 1:22.3(35.3) | -0.7 | (クリスタルブランカ) | |
10. 2 | 中山 | 芙蓉S | OP | 10 | 8 | 10 | 2.1 | (1人) | 1着 | 松岡正海 | 54 | 芝1600m(良) | 1:35.5(34.2) | -0.2 | (サトノギャラント) |
12.11 | 阪神 | 阪神ジュベナイルF | GI | 18 | 8 | 18 | 4.6 | (1人) | 3着 | 武豊 | 54 | 芝1600m(良) | 1:35.3(35.0) | 0.4 | ジョワドヴィーヴル |
2012. 1.15 | 京都 | 紅梅S | OP | 13 | 2 | 2 | 1.4 | (1人) | 1着 | 武豊 | 55 | 芝1400m(良) | 1:22.7(33.8) | -0.1 | (マイネボヌール) |
4. 8 | 阪神 | 桜花賞 | GI | 18 | 7 | 13 | 11.3 | (5人) | 4着 | 松岡正海 | 56 | 芝1600m(良) | 1:35.1(35.0) | 0.5 | ジェンティルドンナ |
12. 2 | 中山 | ターコイズS | OP | 16 | 1 | 2 | 4.9 | (1人) | 1着 | 松岡正海 | 55 | 芝1600m(良) | 1:33.4(34.6) | -0.2 | (オメガハートランド) |
2013. 1. 5 | 京都 | 京都金杯 | GIII | 16 | 6 | 11 | 3.6 | (2人) | 4着 | 松岡正海 | 57 | 芝1600m(良) | 1:34.1(34.8) | 0.6 | ダノンシャーク |
2.17 | 京都 | 洛陽S | OP | 16 | 4 | 8 | 3.8 | (1人) | 1着 | 池添謙一 | 55 | 芝1600m(良) | 1:34.3(34.4) | -0.3 | (カネトシディオス) |
4. 6 | 阪神 | 阪神牝馬S | GII | 16 | 8 | 16 | 4.5 | (2人) | 1着 | 池添謙一 | 54 | 芝1400m(良) | 1:21.4(33.6) | 0.0 | (イチオクノホシ) |
5.12 | 東京 | ヴィクトリアマイル | GI | 18 | 8 | 17 | 6.8 | (3人) | 14着 | 池添謙一 | 55 | 芝1600m(良) | 1:33.1(34.4) | 0.7 | ヴィルシーナ |
繁殖牝馬時代
[編集]引退後はタイヘイ牧場で繁殖牝馬となる[2][21]。2015年3月27日にノヴェリストとの初仔が産まれ[22]、7月14日のセレクトセールにて野田みづきが3000万円(税抜)で落札した[23]。
生年 | 馬名 | 性 | 毛色 | 父 | 馬主 | 厩舎 | 戦績 | 出典 | |
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初仔 | 2015年 | ミッキーサウンド | 牡 | 栗毛 | ノヴェリスト | 野田みづき | 栗東・千田輝彦 | 1戦0勝(引退・乗馬) | [22] |
2番仔 | 2016年 | チビラーサン | 牝 | 栗毛 | ケープブランコ | 瀬谷隆雄 | 美浦・中舘英二 | 23戦2勝(引退・繁殖) | [24] |
3番仔 | 2017年 | ロードドミニオン | 騸 | 鹿毛 | ロードカナロア | (株)ロードホースクラブ | 栗東・西浦勝一 →北海道・林和弘 →船橋・岡林光浩 →栗東・西浦勝一 →栗東・畑端省吾 |
37戦2勝(現役) | [25] |
4番仔 | 2018年 | アオイカツマ | 牡 | 鹿毛 | 新谷幸義 →鈴木道隆 |
美浦・古賀慎明 →大井・福田真広 →水沢・酒井仁 →水沢・関本浩司 |
40戦3勝(現役) | [26] | |
5番仔 | 2019年 | ブルーグラスソング | 牝 | 鹿毛 | ハービンジャー | (株)タイヘイ牧場 | 美浦・大竹正博 | 7戦0勝(引退・繁殖) | [27] |
6番仔 | 2020年 | コウテツレディー | 牝 | 栗毛 | スクリーンヒーロー | 佐藤守宏 | 美浦・斎藤誠 | 4戦0勝(引退) | [28] |
7番仔 | 2021年 | アイソーザライト | 牝 | 栗毛 | バゴ | (株)タイヘイ牧場 | 美浦・大竹正博 | 7戦0勝(引退) | [29] |
8番仔 | 2022年 | ルックフォラスター | 牝 | 栗毛 | エピファネイア | 美浦・国枝栄 | (デビュー前) | [30] | |
9番仔 | 2023年 | スチールギターラグ | 牝 | 栗毛 | (デビュー前) | [31] |
- 2024年10月1日現在
血統
[編集]サウンドオブハートの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系(ヘイロー系) |
[§ 2] | ||
父 アグネスタキオン 1998 栗毛 |
父の父 *サンデーサイレンスSunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 アグネスフローラ1987 鹿毛 |
*ロイヤルスキー | Raja Baba | ||
Coz o'Nijinsky | ||||
アグネスレディー | *リマンド | |||
イコマエイカン | ||||
母 シンメイミネルバ 1997 黒鹿毛 |
Caerleon 1980 |
Nijinsky II | Northern Dancer | |
Flaming Page | ||||
Foreseer | Round Table | |||
Regal Gleam | ||||
母の母 *フジャブ1992 |
Woodman | Mr. Prospector | ||
*プレイメイト | ||||
Winters' Love | Danzig | |||
Cold Hearted | ||||
母系(F-No.) | (FN:3-n) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Hail to Reason 9.38% 4 x 5 , Northern Dancer 9.38% 4 ・ 5(母内) | [§ 4] | ||
出典 |
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “サウンドオブハート”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月25日閲覧。
- ^ a b c “サウンドオブハート引退、繁殖生活に”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2013年5月17日). 2019年8月25日閲覧。
- ^ “【ヴィクトリアM】百戦錬磨サウンドオブハートはいつも平常心”. スポーツニッポン. 2022年7月10日閲覧。
- ^ “圧勝サウンドオブハートに松岡レースぶり絶賛/新潟新馬”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2011年8月21日). 2019年8月25日閲覧。
- ^ “サウンドオブハート余力十分に差し切り2連勝/芙蓉S”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2011年10月3日). 2019年8月25日閲覧。
- ^ “サウンドオブハート、阪神JFは武豊騎手とコンビ/POG”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2011年11月25日). 2019年8月25日閲覧。
- ^ “アイムユアーズ、関東馬最先着の2着/阪神JF”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2011年12月12日). 2019年8月25日閲覧。
- ^ “サウンドオブハート、ヒヤヒヤ勝利も力の違い示す/紅梅S”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2012年1月16日). 2019年8月25日閲覧。
- ^ “サウンドオブハート、1月以来も「ちょうどいい」/桜花賞”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2012年4月4日). 2019年8月25日閲覧。
- ^ “【桜花賞(GI)】(阪神)~ディープ産駒ジェンティルドンナ GI初制覇”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2012年4月8日). 2019年8月25日閲覧。
- ^ “桜花賞4着サウンドオブハートが骨折”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2012年4月15日). 2019年8月25日閲覧。
- ^ “復帰戦快勝サウンドオブハートの次走は阪神Cか京都金杯/ターコイズS”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2012年12月3日). 2019年8月25日閲覧。
- ^ “【京都金杯(GIII)】(京都)~ダノンシャーク 完勝”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2013年1月5日). 2019年8月25日閲覧。
- ^ a b “快勝サウンドオブハートの今後はヴィクトリアマイルを見据えたローテに/洛陽S”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2013年2月18日). 2019年8月25日閲覧。
- ^ “サウンドオブハートが力強い伸び脚で重賞初V/阪神牝馬S”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2013年4月7日). 2019年8月25日閲覧。
- ^ “【阪神牝馬S】サウンドオブハート 重賞初制覇!”. スポーツニッポン (2013年4月6日). 2013年5月17日閲覧。
- ^ a b “Vマイルで入線後下馬、サウンドオブハートが左前浅屈腱不全断裂で引退”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2013年5月15日). 2019年8月25日閲覧。
- ^ “【ヴィクトリアM】サウンドまさかの14着…脚部異常でゴール後下馬”. スポーツニッポン. 2013年5月17日閲覧。
- ^ “サウンドオブハートの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年8月25日閲覧。
- ^ “サウンドオブハート 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月25日閲覧。
- ^ “重賞ウィナー3頭の競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2013年5月26日). 2015年9月9日閲覧。
- ^ a b “ミッキーサウンド”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月25日閲覧。
- ^ “セレクトセール日別総評(2日目)”. JRA-VAN. (2015年7月14日) 2015年9月9日閲覧。
- ^ “チビラーサン”. JBISサーチ. 2019年8月25日閲覧。
- ^ “ロードドミニオン”. JBISサーチ. 2019年8月25日閲覧。
- ^ “アオイカツマ”. JBISサーチ. 2019年8月25日閲覧。
- ^ “ブルーグラスソング”. JBISサーチ. 2021年12月21日閲覧。
- ^ “コウテツレディー|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2022年9月19日閲覧。
- ^ “_________”. JBISサーチ. 2021年9月12日閲覧。
- ^ “ルックフォラスター|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2024年10月3日閲覧。
- ^ “_________|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2023年7月28日閲覧。
- ^ a b “サウンドオブハート 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月25日閲覧。
- ^ “サウンドオブハートの繁殖牝馬情報”. 競馬ラボ. 2021年6月26日閲覧。
- ^ a b c d “サウンドオブハートの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年8月25日閲覧。