バイバイン (文字)
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バイバイン(アリバタ) | |
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類型: | アブギダ |
言語: |
イロカノ語、パンパンガ語、パンガシナン語、タガログ語、ビコール語、ヴィサヤ諸語 その他フィリピンの言語 |
時期: | 1300年-20世紀、21世紀 |
親の文字体系: | |
姉妹の文字体系: | バリ文字、バタク文字、ブヒド文字、ハヌノオ文字、ジャワ文字、ロンタラ文字、古スンダ文字、ルジャン文字、タグバンワ文字 |
Unicode範囲: | U+1700–U+171F |
ISO 15924 コード: | Tglg |
注意: このページはUnicodeで書かれた国際音声記号 (IPA) を含む場合があります。 |
ブラーフミー系文字 |
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ブラーフミー 前6世紀-前3世紀- |
バイバイン(アリバタ)はブラーフミー文字を先祖に持つ文字。過去のフィリピンでタガログ語など様々な言語を表記するために使われていた。
表記法
[編集]文字体系としてはアブギダに属し、文章は左から右、上から下の順番で書いていく。バイバイン[1]には母音を表す母音字、子音字の母音を変化させる母音記号、子音+母音 a の音を表す子音字がある。
bi, be など、特定の子音に a 以外の母音が伴う音を表記したい場合、ba () を表す子音字に i, e を表す母音記号を付加し、ba の a の母音を i, e に変化させることで bi, be () の音を表すことが出来る。
子音のみの音を表記したい場合もそれと同じで、ba を表す子音字に母音打消し記号を付加させる事で、b () の音を表すことが出来る。
bia 等、“子音+二重母音”を表す場合は、ba に i と a の両方の母音記号を付加させるのではなく、ba に i の母音記号を付加し、その後ろに a の母音字を加える。()
例
[編集]Unicode収録
[編集]Unicode 3.2 にて以下の文字が収録された。
U+ | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1700 | ᜀ | ᜁ | ᜂ | ᜃ | ᜄ | ᜅ | ᜆ | ᜇ | ᜈ | ᜉ | ᜊ | ᜋ | ᜌ | ᜎ | ᜏ | |
1710 | ᜐ | ᜑ | ᜒ | ᜓ | ᜔ |
脚注
[編集]- ^ タガログ語の発音ではバイバイインが原音に忠実な表記で最後の母音である "i" にストレスが来る。
外部リンク
[編集]バイバインフォントのダウンロード
[編集]- Paul Morrow's Baybayin Fonts - ウェイバックマシン(2015年8月29日アーカイブ分)(英語)
- Nordenx's Baybayin Modern Fonts(英語)
- Quivira(英語) - 多種の文字を収録したフリーフォント「Quivira」。Unicode 上でバイバインを表示可能。
- Google Noto Fonts(英語) - 「Noto Sans Tagalog」が対応。