未来屋書店
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(ブックバーンから転送)
本社が入居するイオンタワー | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒261-8515 千葉市美浜区中瀬一丁目5番地1 イオンタワー 9階 |
設立 |
1985年(昭和60年)12月24日[1] (株式会社ブックバーン[2]) |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 1040001006660 |
事業内容 | 書籍・雑誌・文具の販売 |
代表者 | 松田裕史(代表取締役社長) |
資本金 | 1億円 |
売上高 |
435億2,994万6,000円 (2024年2月期)[3] |
営業利益 |
△8億3,198万9,000円 (2024年2月期)[3] |
経常利益 |
△8億5,600万1,000円 (2024年2月期)[3] |
純利益 |
△14億925万4,000円 (2024年2月期)[3] |
純資産 |
△19億5,090万2,000円 (2024年2月期)[3] |
総資産 |
239億3,596万1,000円 (2024年2月期)[3] |
従業員数 |
正社員 261人 パート・アルバイト 3262人 (2022年2月現在) |
決算期 | 2月末日 |
主要株主 | イオン株式会社 100% |
外部リンク | https://www.miraiyashoten.co.jp/ |
株式会社未来屋書店(みらいやしょてん、MIRAIYA SHOTEN CO., LTD.)は、千葉県千葉市美浜区の幕張新都心に本社を置く、同名の書店を日本全国に約241店舗(2023年2月)展開するイオングループの企業である。
概要
[編集]1985年(昭和60年)12月24日に[1]ジャスコの全額出資で[4]株式会社ブックバーンとして設立され[2]、郊外型小型書店のチェーン展開を行ったのが始まりである[5]。
1987年(昭和62年)度には早くも24店舗を展開し、売上高約48億円を上げた[4]。
設立当初から直営店のみならずフランチャイズ店の展開も構想しており[5]、1999年(平成元年)からグループ外のフランチャイズ店の展開も行うこととなった[4]。
1995年(平成7年)6月にインショップ型1号店「ブックバーン岡崎店」を開店し[広報 1]、1999年(平成11年)11月20日に「未来屋書店」での1号店となる名古屋みなと店を開店した[6][7]。
2006年(平成18年)に「株式会社 未来屋書店」に商号を変更した[広報 1]。
沿革
[編集]- 1985年(昭和60年)12月24日[1] - ジャスコの全額出資で[4]株式会社ブックバーンとして設立[2]。
- 1986年(昭和61年)2月 - 1号店となる「ブックバーン広畑店」を開店[広報 1]。
- 1995年(平成7年)6月 - インショップ型1号店「ブックバーン岡崎店」を開店[広報 1]。
- 1999年(平成11年)11月20日 - 「未来屋書店」での1号店となる名古屋みなと店を開店[6][7]。
- 2006年(平成18年) - 「株式会社 未来屋書店」に商号を変更[広報 1]。
- 2007年(平成19年)10月 - 羽生店より書籍・文具併設型店舗の展開を開始[広報 1]。
- 2009年(平成21年)9月 - 小山店・鎌取店より中古本売場併設型店舗の展開を開始[広報 1]。
- 2011年(平成23年)
- 7月 - 矢巾店より、トレーディングカードを中心としたホビー導入店舗の展開を開始[広報 1]。
- 10月 - 「イオンオーナーズカード」の利用が出来るようになる。
- 2012年(平成24年)3月 - 文化施設「未来屋カルチャークラブ」1号店となる東雲店を開店[広報 1]。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)12月 - 新業態店舗「未来屋書店 Life with Books」と「Reading and Writing 未来屋書店」を開店[広報 3]。
- 2015年(平成27年)9月1日 - 株式会社ダイエーの完全子会社で書店事業を運営する株式会社アシーネと合併。アシーネの店舗を継承し、「アシーネ」が当社のブランドに組み込まれる[広報 4]。
- 2017年(平成29年)11月 - 未来屋書店公式アプリ サービス開始[広報 1]。
- 2021年(令和3年)10月 - コワーキング業態「MIRAIYA Bookmark Lounge」1号店 幕張店をオープン[広報 5]。
- 2023年(令和5年)8月31日 - 電子書籍ストア「mibon」並びに本の通販ストア「mibon」のサービスを終了[8]。
未来屋小説大賞
[編集]前年9月から当該年9月に刊行された小説を対象とし、ノミネート作品を決定。そのなかから社内で選抜された小説好きの書店員が、一番売りたい作品を選出している[9]。
また未来屋えほん大賞も選出しているほか、2023年には生きる本大賞[広報 6]を新設した。
- 第1回(2017年):遠田潤子『冬雷』東京創元社[10]。ISBN 978-4-488-02554-0
- 第2回(2018年):黒澤いづみ『人間に向いてない』講談社[11]。ISBN 978-4-06-511758-3
- 第3回(2019年):伊与原新『月まで三キロ』新潮社[12]。ISBN 978-4-10-336212-8
- 第4回(2020年):町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』中央公論新社[広報 7]。ISBN 978-4-12-005298-9
- 第5回(2021年):織守きょうや『花束は毒』文藝春秋[広報 8]。ISBN 978-4-16-391403-9
- 第6回(2022年):安壇美緒『ラブカは静かに弓を持つ』集英社[広報 9]。ISBN 978-4-08-771784-6
- 第7回(2023年):藤岡陽子『リラの花咲くけものみち』光文社[広報 10]。ISBN 978-4-334-91541-4
店舗
[編集]出店地域
[編集]2022年8月時点で、福井県・鳥取県・島根県・愛媛県・佐賀県・長崎県・熊本県を除く40都道府県に出店している。
現在営業中の店舗についての詳細は、公式ページの店舗情報を参照
店舗ブランド
[編集]2022年8月時点で下記のブランドが存在する。
- 未来屋書店 - 現在のメインブランド。
- アシーネ - ダイエー系のアシーネと合併した際に組み込まれた店舗ブランド。
- ミライア - 2022年8月時点で店舗があるのは秋田県由利本荘市のみ。
- Reading and Writing - 文具・雑貨専門業態[広報 3]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “会員の動向”. ショッピングセンター 1996年2月号 (日本ショッピングセンター協会) (1996年2月1日).pp92
- ^ a b c “流通経済日誌”. 流通情報 1986年7月号 (流通経済研究所) (1986年7月).pp38
- ^ a b c d e f 株式会社未来屋書店 第39期決算公告[出典無効]
- ^ a b c d “ストアーニュース”. 総合食品 1988年8月号 (総合食品研究所) (1988年8月).pp138
- ^ a b “ストアーニュース”. 総合食品 1986年8月号 (総合食品研究所) (1986年8月).pp126
- ^ a b 月泉博 “野心的取り組み目立つ渾身の大型SC”. 販売革新 1984年11月号 (アール・アイ・シー) (1984年11月).pp80-85
- ^ a b 六車秀之 “最新SC開発のプロジェクト診断(56)ベイシティ品川”. 月刊レジャー産業資料 2000年4月号 (綜合ユニコム) (2000年4月).pp182-186
- ^ 杉本みかる (2023年7月7日). “イオン系列電子書籍ストア「mibon電子書籍」サービス終了へ アプリへの書籍ダウンロード呼びかけ、移行サービスも準備”. ねとらぼ. 2023年7月7日閲覧。
- ^ "ニュースフラッシュ:本の話題."新文化オンライン(2023年4月7日更新). 2024年6月8日閲覧。
- ^ "第1回「未来屋小説大賞」に遠田潤子『冬雷』が選ばれました!."東京創元社「お知らせ」2017年12月25日. 2024年6月8日閲覧。
- ^ "【第2回未来屋小説大賞】 黒澤いづみさん『 人間に向いてない』が受賞."本のページ「ニュース」2018年12月26日. 2024年6月8日閲覧。
- ^ "ニュース:文学賞."新潮社公式サイト(2019年12月20日). 2024年6月8日閲覧。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l “会社沿革”. 未来屋書店. 2024年7月27日閲覧。
- ^ 12/1(日)イオンカルチャー(株)が事業を開始 (PDF) - イオン・イオンカルチャー 2社連名によるリリース(配信元:イオン株式会社) 2013年12月2日
- ^ a b 『イオングループの未来屋書店、2つの新業態店舗をイオンモール岡山に出店。 「未来屋書店Life with Books」「Reading and Writing未来屋書店」、2014年12月5日オープン』(プレスリリース)株式会社未来屋書店、2014年12月5日 。
- ^ 『2015年9月1日、株式会社未来屋書店と株式会社アシーネは合併しました。』(プレスリリース)株式会社未来屋書店、2015年9月1日 。
- ^ “『MIRAIYA Bookmark Lounge幕張店』 9月16日オープン!”. ドリームニュース. 2023年7月2日閲覧。
- ^ "「第1回生きる本大賞」大賞に土門蘭さんの『死ぬまで生きる日記』(生きのびるブックス)が選ばれました。."未来屋書店「ニュース」2023年12月22日. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ著)が第4回未来屋小説大賞を受賞."中央公論新社「受賞情報」2020年12月20日. 2024年6月8日閲覧。
- ^ "第5回未来屋小説大賞/織守きょうやさん『花束は毒』に決定!."ブクログ通信「文学賞・マンガ賞」2021年12月24日. 2024年6月8日閲覧。
- ^ "安壇美緒さん『ラブカは静かに弓を持つ』が未来屋小説大賞受賞!."集英社文芸ステーション「お知らせ」2022年12月23日. 2024年6月8日閲覧。
- ^ "第45回吉川英治文学新人賞・第7回未来屋小説大賞W受賞『リラの花咲くけものみち』."萩原印刷(株)HP「トピックス」2024年3月7日. 2024年6月8日閲覧。
関連項目
[編集]- アビリティーズジャスコ - 就労移行支援を目的としたイオンの特定子会社。かつては「スクラム」の屋号で書籍とCD販売が行われていた(2023年10月までに全店舗が閉店したため、以降は当社が書籍販売を担う)。