ホセ・クルーズ

ホセ・クルーズ
*José Cruz*
	2014年
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	プエルトリコアローヨ
生年月日	1947年8月8日（77歳）
選手情報
投球・打席	左投左打
ポジション	外野手
プロ入り	1966年アマチュア・フリーエージェント
初出場	1970年9月19日
最終出場	1988年7月19日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	選手歴セントルイス・カージナルス (1970 - 1974); ヒューストン・アストロズ (1975 - 1987); ニューヨーク・ヤンキース (1988); コーチ歴ヒューストン・アストロズ (1997 - 2009);
	この表について

この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓（父方の姓）はクルーズ、第二姓（母方の姓）はディランです。

ホセ・クルーズ・ディラン（José Cruz Dilan, 1947年 8月8日 - ）は、プエルトリコ・アローヨ出身の元プロ野球選手（外野手）。左投左打。愛称は"チェオ"("Cheo")で、多くのファンからは「チェオ・クルーズ」と呼ばれ、親しまれた。

1980年、1981年、1986年は選手として、1997年 - 1999年、2001年、2004年、2005年はコーチとして、アストロズが進出したすべてのプレーオフに寄与。

ホセ・クルーズ・ジュニア（1974年生）と、エンリケ・クルーズ（1981年生）は息子。1980年代に日本ハムでプレイしたトミー・クルーズ（1951年生）と巨人でプレイしたヘクター・クルーズ（1953年生）はいずれも弟。

経歴

1966年にセントルイス・カージナルスに入団し、1970年 9月19日にメジャーデビュー。トミー、ヘクターとは1973年にカージナルスに3人で在籍。ただしトミーは3試合の出場（打席機会なし、守備は1試合のみ）で、ヘクターは11試合の出場（安打0、守備は5試合）で、三兄弟同時出場はなかった。

1975年にヒューストン・アストロズに移籍し、13シーズンにわたって主力打者として活躍。移籍2年目の1976年に打率.303、28盗塁を記録。以後、打率3割を6回、30盗塁以上を5回記録。当時の本拠地アストロドームが広いこともあって本塁打はシーズン最多でも17本であったが、好打者として活躍し、1980年と1985年にはオールスターに出場。1983年と1984年にはシルバースラッガー賞を受賞。

チームが地区優勝した1986年頃から年齢的な衰えが目立ち、1987年に打率.241に終わると、その年限りでニューヨーク・ヤンキースに移籍。1シーズンプレイし、1988年限りで現役を引退した。

引退後、1992年に、クルーズのアストロズ在籍時の背番号『25』が永久欠番に指定されるが、同じく欠番指定となったマイク・スコットと共にアストロズの存命選手として初の欠番指定だった。

その後マイナーリーグやプエルトリコ・ウィンターリーグの監督を経て、1997年より2009年まで古巣アストロズでコーチを務めた。2003年にはテキサス州の野球殿堂入りを果たした。2006年に行われた第1回ワールド・ベースボール・クラシックでは祖国プエルトリコ代表のコーチを務めた。また、ジュニアが代表チームに選出されたため、親子で同じユニフォームに袖を通した。

三塁打80とサヨナラ本塁打6本は現在でもアストロズの球団記録（2022年終了時点）。アストロズ時代の1870試合出場も長らく球団記録であったが、2001年に自身が指導した後輩クレイグ・ビジオによって更新された。

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
1970	STL	6	22	17	2	6	1	0	0	7	1	0	0	0	0	4	0	1	0	1	.353	.500	.412	.912
1971		83	346	292	46	80	13	2	9	124	27	6	3	1	3	49	6	1	35	6	.274	.377	.425	.802
1972		117	374	332	33	78	14	4	2	106	23	9	3	2	3	36	3	1	54	4	.235	.309	.319	.628
1973		132	471	406	51	92	22	5	10	154	57	10	4	6	7	51	4	1	66	8	.227	.310	.379	.689
1974		107	182	161	24	42	4	3	5	67	20	4	2	0	1	20	5	0	27	3	.261	.341	.416	.757
1975	HOU	120	377	315	44	81	15	2	9	127	49	6	3	3	6	52	6	1	44	6	.257	.358	.403	.761
1976		133	496	439	49	133	21	5	4	176	61	28	11	2	2	53	5	0	46	6	.303	.377	.401	.778
1977		157	661	579	87	173	31	10	17	275	87	44	23	3	10	69	13	0	67	4	.299	.368	.475	.843
1978		153	627	565	79	178	34	9	10	260	83	37	9	2	3	57	9	0	57	9	.315	.376	.460	.836
1979		157	636	558	73	161	33	7	9	235	72	36	14	1	5	72	16	0	66	5	.289	.367	.421	.788
1980		160	680	612	79	185	29	7	11	261	91	36	11	0	8	60	13	0	66	11	.302	.360	.426	.786
1981		107	451	409	53	109	16	5	13	174	55	5	7	0	7	35	4	0	49	7	.267	.319	.425	.744
1982		155	640	570	62	157	27	2	9	215	68	21	11	3	6	60	12	1	67	11	.275	.342	.377	.719
1983		160	664	594	85	189	28	8	14	275	92	30	16	1	3	65	10	1	86	4	.318	.385	.463	.848
1984		160	685	600	96	187	28	13	12	277	95	22	8	2	10	73	10	0	68	8	.312	.381	.462	.843
1985		141	590	544	69	163	34	4	9	232	79	16	5	0	3	43	10	0	74	11	.300	.349	.426	.775
1986		141	536	479	48	133	22	4	10	193	72	3	4	0	2	55	12	0	86	9	.278	.351	.403	.754
1987		126	405	365	47	88	17	4	11	146	38	4	1	1	3	36	3	0	65	4	.241	.307	.400	.707
1988	NYY	38	88	80	9	16	2	0	1	21	7	0	1	0	0	8	1	0	8	2	.200	.273	.263	.536
MLB：19年		2353	8931	7917	1036	2251	391	94	165	3325	1077	317	136	27	82	898	142	7	1031	119	.284	.354	.420	.774

各年度の太字はリーグ最高

表彰

シルバースラッガー賞（外野手部門）：2回（1983年、1984年）
プレイヤー・オブ・ザ・マンス：1回（1984年7月）

記録

MLBオールスターゲーム選出：2回（1980年、1985年）

背番号

38（1970年 - 1974年）
25（1975年 - 1987年）
21（1988年）

外部リンク

選手の通算成績と情報 Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

この項目は、野球選手に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球選手/P野球）。

表話編歴ナショナルリーグシルバースラッガー賞（外野手）
1980年代	80 ダスティ・ベイカー、ジョージ・ヘンドリック、アンドレ・ドーソン 81 ダスティ・ベイカー、ジョージ・フォスター、アンドレ・ドーソン 82 デール・マーフィー、ペドロ・ゲレーロ、レオン・ダーラム 83 デール・マーフィー、ホセ・クルーズ、アンドレ・ドーソン 84 デール・マーフィー、ホセ・クルーズ、トニー・グウィン 85 デール・マーフィー、デーブ・パーカー、ウィリー・マギー 86 ティム・レインズ、デーブ・パーカー、トニー・グウィン 87 エリック・デービス、アンドレ・ドーソン、トニー・グウィン 88 カーク・ギブソン、アンディ・バンスライク、ダリル・ストロベリー 89 エリック・デービス、ケビン・ミッチェル、トニー・グウィン
1990年代	90 バリー・ボンズ、ボビー・ボニーヤ、ダリル・ストロベリー 91 バリー・ボンズ、ボビー・ボニーヤ、ロン・ガント 92 バリー・ボンズ、ラリー・ウォーカー、アンディ・バンスライク 93 バリー・ボンズ、デビッド・ジャスティス、レニー・ダイクストラ 94 バリー・ボンズ、モイゼス・アルー、トニー・グウィン 95 ダンテ・ビシェット、サミー・ソーサ、トニー・グウィン 96 バリー・ボンズ、エリス・バークス、ゲイリー・シェフィールド 97 バリー・ボンズ、ラリー・ウォーカー、トニー・グウィン 98 グレッグ・ボーン、サミー・ソーサ、モイゼス・アルー 99 ラリー・ウォーカー、サミー・ソーサ、ブラディミール・ゲレーロ
2000年代	00 バリー・ボンズ、サミー・ソーサ、ブラディミール・ゲレーロ 01 バリー・ボンズ、サミー・ソーサ、ルイス・ゴンザレス 02 バリー・ボンズ、サミー・ソーサ、ブラディミール・ゲレーロ 03 バリー・ボンズ、アルバート・プホルス、ゲイリー・シェフィールド 04 バリー・ボンズ、ジム・エドモンズ、ボビー・アブレイユ 05 アンドリュー・ジョーンズ、ミゲル・カブレラ、カルロス・リー 06 アルフォンソ・ソリアーノ、カルロス・ベルトラン、マット・ホリデイ 07 カルロス・リー、カルロス・ベルトラン、マット・ホリデイ 08 ライアン・ブラウン、ライアン・ラドウィック、マット・ホリデイ 09 ライアン・ブラウン、アンドレ・イーシアー、マット・ケンプ
2010年代	10 ライアン・ブラウン、カルロス・ゴンザレス、マット・ホリデイ 11 ライアン・ブラウン、マット・ケンプ、ジャスティン・アップトン 12 アンドリュー・マカッチェン、ジェイ・ブルース、ライアン・ブラウン 13 ジェイ・ブルース、マイケル・カダイアー、アンドリュー・マカッチェン 14 ジャンカルロ・スタントン、アンドリュー・マカッチェン、ジャスティン・アップトン 15 ブライス・ハーパー、アンドリュー・マカッチェン、カルロス・ゴンザレス 16 チャーリー・ブラックモン、ヨエニス・セスペデス、クリスチャン・イエリッチ 17 チャーリー・ブラックモン、マーセル・オズナ、ジャンカルロ・スタントン 18 クリスチャン・イエリッチ、デビッド・ペラルタ、ニック・マーケイキス 19 クリスチャン・イエリッチ、コディ・ベリンジャー、ロナルド・アクーニャ・ジュニア
2020年代	20 ロナルド・アクーニャ・ジュニア、ムーキー・ベッツ、フアン・ソト 21 ブライス・ハーパー、ニック・カステヤノス、フアン・ソト 22 ムーキー・ベッツ、カイル・シュワーバー、フアン・ソト 23 ロナルド・アクーニャ・ジュニア、ムーキー・ベッツ、フアン・ソト
投手捕手一塁手二塁手三塁手遊撃手

表話編歴野球プエルトリコ代表 - 2006 ワールド・ベースボール・クラシック
監督	ホセ・オケンドー
コーチ	ホセ・クルーズ
投手	9 フェデリコ・バエス 23 ハビアー・バスケス 29 フアン・パディーヤ 33 J.C.ロメロ 38 ジョエル・ピネイロ 40 ホセ・サンティアゴ 43 ディッキー・ゴンザレス 45 ジョシュ・マトス 48 ペドロ・フェリシアーノ 50 キコ・カレーロ 52 オーランド・ロマン 55 イバン・マルドナド 56 フェルナンド・カブレラ 57 クリス・ロハス 58 ウィリー・コラーゾ
捕手	4 ヤディアー・モリーナ 7 イバン・ロドリゲス 8 ハビー・ロペス 17 ハビアー・バレンティン
内野手	5 エドゥアルド・ペレス 6 ルーベン・ゴタイ 10 ホセ・バレンティン 12 アレックス・シントロン 13 アレックス・コーラ 25 カルロス・デルガド
外野手	15 カルロス・ベルトラン 19 アレックス・リオス 20 ホセ・クルーズ・ジュニア 24 リッキー・レディ 32 ルイス・マトス 51 バーニー・ウィリアムス

表話編歴ヒューストン・アストロズ
球団	歴史選手監督成績エクスパンションドラフト
歴代本拠地	コルト・スタジアムアストロドームミニッツメイド・パーク
文化	オービット
永久欠番	5 7 24 25 32 33 34 40 42 49
ワールドシリーズ優勝（2回）	2017 2022
ワールドシリーズ敗退（3回）	2005 2019 2021
リーグ優勝（5回）	2005 2017 2019 2021 2022
できごと	1980年のナショナルリーグ西地区優勝決定プレイオフサイン盗み問題
傘下マイナーチーム	シュガーランド・スペースカウボーイズ（AAA級）コーパスクリスティ・フックス（AA級）アッシュビル・ツーリスツ（High-A級）ファイエットビル・ウッドペッカーズ（Low-A級）フロリダ・コンプレックスリーグ・アストロズ（Rookie級）ドミニカン・サマーリーグ・アストロズ（Rookie級）

経歴

詳細情報

年度別打撃成績

表彰

記録

背番号

関連項目

外部リンク