ワクチン接種円滑化システム

ワクチン接種円滑化システム
(V-SYS)
開発元	厚生労働省; 野村総合研究所 (NRI); 日本電気 (NEC)
使用エンジン	Salesforce
対応OS	Windows; Mac OS X
プラットフォーム	Internet Explorer 11; Google Chrome 87; Microsoft Edge 87; Mozilla Firefox 84; Safari 12; (Salesforce推奨環境)
対応言語	日本語;
公式サイト	コロナワクチンナビ
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新型コロナウイルス (SARS-CoV-2) > 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) > COVID-19ワクチン > ワクチン接種円滑化システム (V-SYS)

ワクチン接種円滑化システム（ワクチンせっしゅえんかつかシステム、英語：Vaccination System^[5]）とは、日本国内における新型コロナウイルスの感染拡大を封じ込めるべく2021年（令和3年）に開始されるCOVID-19ワクチン接種にかかる業務を効率化するために開発されたシステム。略称、V-SYS（ブイシス）^{[注釈 1]}^[5]。

概要

国は、製薬会社や卸業者から供給されるワクチンの供給量を把握し、都道府県、市町村、医療機関単位での配分量を決定する^[6]^[7]。それらの情報を本システムを用いて一元的に管理する^[6]。また、ワクチンの配布後も接種状況の把握に本システムを用いる^[6]^[7]。なお、個人によるワクチンの接種予約はこのシステムからは行えないが^[6]^[7]、「コロナワクチンナビ（V-SYS公開サイト）を通して医療機関での接種状況や受付状況といった情報が一般向けに提供される^[8]^[9]。市町村で既に活用されている予防接種台帳や個人番号（マイナンバー）との連携も行われる^[10]。市町村で既に活用されている予防接種台帳や個人番号（マイナンバー）との連携も行われる^[11]^[12]。開発には野村総合研究所 (NRI) と日本電気 (NEC) が選定され、プラットフォームにはNECが提案したPaaSであるSalesforceを採用した^[13]。

医療従事者向けのワクチン先行接種が開始されることに伴い、2021年2月17日までに本システムは稼働を開始した^[14]。

脚注

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注釈

^ 英語名称「Vaccination System」の略。

出典

^ ^a ^b ^c ^d ^e “ワクチン接種円滑化システム V-SYS 操作マニュアル医療機関用” (PDF). 日本医師会. 厚生労働省／V-SYS サービスデスク. p. 59 (2021年2月15日). 2021年2月23日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e “新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保に係る自治体説明会（第3回）資料2 2.V-SYSについて③” (PDF). 厚生労働省. p. 47 (2021年2月17日). 2021年2月23日閲覧。
^ “サポートされるブラウザ”. salesforce.com, Inc. / 株式会社セールスフォース・ドットコム. 2021年2月23日閲覧。
^ “動作環境: Salesforce”. 日本電気株式会社 (NEC). 2021年2月23日閲覧。
^ ^a ^b “コロナ関係システムについて” (PDF). 山口俊一公式サイト. 厚生労働省新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対策推進本部情報戦略･システムPT. p. 4. 2021年1月22日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d “新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保に係る自治体説明会（第1回）資料2 2.V-SYSについて” (PDF). 厚生労働省. p. 2 (2020年12月18日). 2021年2月23日閲覧。
^ ^a ^b ^c “新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保について自治体説明会①” (PDF). 厚生労働省健康局健康課予防接種室. p. 34 (2020年12月18日). 2021年2月23日閲覧。
^ “接種実施医療機関等の検索及び予約受付状況の見える化について” (PDF). 厚生労働省. 2021年2月23日閲覧。
^ “新型コロナワクチン接種のお知らせ” (PDF). 厚生労働省. 2021年3月30日閲覧。
^ 樋口隆充，ITmedia (2021年1月26日). “コロナワクチンの接種状況、マイナンバーとひも付け国が新システムを構築へ”. Cloud USER by ITmedia NEWS (アイティメディア株式会社) 2021年2月23日閲覧。
^ 樋口隆充，ITmedia (2021年1月26日). “コロナワクチンの接種状況、マイナンバーとひも付け国が新システムを構築へ”. Cloud USER by ITmedia NEWS (アイティメディア株式会社) 2021年2月23日閲覧。
^ “ワクチン接種で併存する3システム　混乱懸念、背後に官邸VS厚労省”. 産経ニュース (株式会社産経新聞社). (2021年2月3日) 2021年2月23日閲覧。
^ 玄忠雄日経クロステック／日経コンピュータ (2020年12月9日). “ワクチン流通も脱ファクスへ、厚労省が支援システムの開発で狙う雪辱”. 日経クロステック (株式会社日本経済新聞社) 2021年2月23日閲覧。
^ 『新型コロナウイルスワクチンの接種の実施について』（プレスリリース）厚生労働省、2021年2月17日。2021年2月23日閲覧。

外部リンク

コロナワクチンナビ - 厚生労働省
ワクチン接種円滑化システム V-SYS（医療機関向けログイン画面）

[6] 英語名称「Vaccination System」の略。

[マニュアル-1] “ワクチン接種円滑化システム V-SYS 操作マニュアル医療機関用” (PDF). 日本医師会. 厚生労働省／V-SYS サービスデスク. p. 59 (2021年2月15日). 2021年2月23日閲覧。

[マニュアル2-2] “新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保に係る自治体説明会（第3回）資料2 2.V-SYSについて③” (PDF). 厚生労働省. p. 47 (2021年2月17日). 2021年2月23日閲覧。

[サポートブラウザ1-3] “サポートされるブラウザ”. salesforce.com, Inc. / 株式会社セールスフォース・ドットコム. 2021年2月23日閲覧。

[サポートブラウザ2-4] “動作環境: Salesforce”. 日本電気株式会社 (NEC). 2021年2月23日閲覧。

[英名称-5] “コロナ関係システムについて” (PDF). 山口俊一公式サイト. 厚生労働省新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対策推進本部情報戦略･システムPT. p. 4. 2021年1月22日閲覧。

[概要-7] “新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保に係る自治体説明会（第1回）資料2 2.V-SYSについて” (PDF). 厚生労働省. p. 2 (2020年12月18日). 2021年2月23日閲覧。

[概要2-8] “新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保について自治体説明会①” (PDF). 厚生労働省健康局健康課予防接種室. p. 34 (2020年12月18日). 2021年2月23日閲覧。

[ナビ-9] “接種実施医療機関等の検索及び予約受付状況の見える化について” (PDF). 厚生労働省. 2021年2月23日閲覧。

[ビラ-10] “新型コロナワクチン接種のお知らせ” (PDF). 厚生労働省. 2021年3月30日閲覧。

[11] 樋口隆充，ITmedia (2021年1月26日). “コロナワクチンの接種状況、マイナンバーとひも付け国が新システムを構築へ”. Cloud USER by ITmedia NEWS (アイティメディア株式会社) 2021年2月23日閲覧。

[12] 樋口隆充，ITmedia (2021年1月26日). “コロナワクチンの接種状況、マイナンバーとひも付け国が新システムを構築へ”. Cloud USER by ITmedia NEWS (アイティメディア株式会社) 2021年2月23日閲覧。

[13] “ワクチン接種で併存する3システム　混乱懸念、背後に官邸VS厚労省”. 産経ニュース (株式会社産経新聞社). (2021年2月3日) 2021年2月23日閲覧。

[14] 玄忠雄日経クロステック／日経コンピュータ (2020年12月9日). “ワクチン流通も脱ファクスへ、厚労省が支援システムの開発で狙う雪辱”. 日経クロステック (株式会社日本経済新聞社) 2021年2月23日閲覧。

[15] 『新型コロナウイルスワクチンの接種の実施について』（プレスリリース）厚生労働省、2021年2月17日。2021年2月23日閲覧。

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[注釈 1]

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概要

脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク