上代文学会賞
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上代文学会賞 | |
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受賞対象 | 会員による前年度の論文・著書 |
国 | 日本 |
主催 | 上代文学会 |
公式サイト | http://jodaibungakukai.org/10_prize.html |
上代文学会賞(じょうだいぶんがくかいしょう)は、上代文学会が制定する学術賞である。
概要
[編集]1983年11月刊行の『上代文学』51号の誌上において設立が公表された。主として会員による前年度の論文を対象とする。翌1984年5月の『上代文学』52号より年に1度受賞者を決定して発表し、以降偶数号にての発表が継続されている。受賞事由については『上代文学』誌上にて公示される。
歴代受賞者
[編集]受賞年度 | 回数 | 受賞者 | 受賞業績 | 掲載号 | 備考 |
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1984年 | 第1回 | 神野志隆光 | 『古事記の達成』東京大学出版会 | 52号 | |
古橋信孝 | 「古代のうたの表現の論理」(『文学』昭和58年5月)ほか1篇 | ||||
1985年 | 第2回 | 辰巳正明 | 「人麻呂の挽歌」(『大東文化大学紀要』22)ほか4篇 | 54号 | |
1986年 | 第3回 | 犬飼公之 | 「鏡の目覚書」(『宮城学院女子大学研究論文集』63)ほか3篇 | 56号 | |
東茂美 | 「六朝仏教からみた憶良歌の位置」(『上代文学』54)ほか3篇 | ||||
1987年 | 第4回 | 多田一臣 | 「隠り妻と人妻と」(『国語と国文学』昭和61年11月)ほか1篇 | 58号 | |
1988年 | 第5回 | 三浦佑之 | 『村落伝承論』五柳書院 | 60号 | |
1989年 | 第6回 | 福島秋穂 | 『記紀神話伝説の研究』六興出版 | 62号 | |
1990年 | 第7回 | 青木周平 | 「倭建命東征伝承と「言挙」」(『古事記年報』31)ほか3篇 | 64号 | |
1991年 | 第8回 | 該当者なし | なし | 66号 | |
1992年 | 第9回 | 孫久富 | 『万葉集と中国古典の比較研究』新典社 | 68号 | |
1993年 | 第10回 | 日吉盛幸 | 『万葉集歌句漢字総索引』『万葉集表記別類句索引』笠間書院 | 70号 | 特別賞[注 1] |
1994年 | 第11回 | 胡志昂 | 『奈良万葉と中国文学』笠間書院 | 72号 | |
1995年 | 第12回 | 西條勉 | 「〈皇祖神=天照大神〉の誕生と伊勢神宮」(『国士舘大学国文学論輯』15)ほか3篇 | 74号 | |
1996年 | 第13回 | 該当者なし | なし | 76号 | |
1997年 | 第14回 | 奥村和美 | 「天平勝宝八歳六月十七日大伴家持作歌六首の論」(『萬葉』157)ほか2篇 | 78号 | |
1998年 | 第15回 | 上野誠 | 『古代日本の文芸空間』雄山閣出版 | 80号 | |
梶川信行 | 『万葉史の論 山部赤人』翰林書房 | ||||
1999年 | 第16回 | 該当者なし | なし | 82号 | |
2000年 | 第17回 | 金沢英之 | 「三大考論争」(『古事記の現在』笠間書院) | 84号 | |
2001年 | 第18回 | 該当者なし | なし | 86号 | |
2002年 | 第19回 | 品田悦一 | 『万葉集の発明』新曜社 | 88号 | |
2003年 | 第20回 | 該当者なし | なし | 90号 | |
2004年 | 第21回 | 乾善彦 | 『漢字による日本語書記の史的研究』塙書房 | 92号 | |
藏中しのぶ | 『奈良朝漢詩文の比較文学的研究』翰林書房 | ||||
2005年 | 第22回 | 村田右富実 | 『柿本人麻呂と和歌史』和泉書院 | 94号 | |
2006年 | 第23回 | 工藤浩 | 『新撰亀相記の基礎的研究』日本エディタースクール出版部 | 96号 | |
2007年 | 第24回 | 松木俊曉 | 『言説空間としての大和政権』山川出版社 | 98号 | |
2008年 | 第25回 | 小川靖彦 | 『萬葉学史の研究』おうふう | 100号 | |
2009年 | 第26回 | 兼岡理恵 | 『風土記受容史研究』笠間書院 | 102号 | |
2010年 | 第27回 | 該当者なし | なし | 104号 | |
2011年 | 第28回 | 伊藤剣 | 『日本上代の神話伝承』新典社 | 106号 | |
2012年 | 第29回 | 該当者なし | なし | 108号 | |
2013年 | 第30回 | 該当者なし | なし | 110号 | |
2014年 | 第31回 | 該当者なし | なし | 112号 | |
2015年 | 第32回 | 該当者なし | なし | 114号 | |
2016年 | 第33回 | 池原陽斉 | 「平安時代中期における『萬葉集』伝来の一様相」(『上代文学』114)ほか3篇 | 116号 | |
2017年 | 第34回 | 該当者なし | なし | 118号 | |
2018年 | 第35回 | 裴寛紋 | 『宣長はどのような日本を想像したか』笠間書院 | 120号 | 第11回日本古典文学学術賞も受賞[1] |
2019年 | 第36回 | 該当者なし | なし | 122号 | |
2020年 | 第37回 | 該当者なし | なし | 124号 | |
2021年 | 第38回 | 澤崎文 | 『古代日本語における万葉仮名表記の研究』塙書房 | 126号 | 第14回日本古典文学学術賞も受賞[2] |
2022年 | 第39回 | 葛西太一 | 『日本書紀段階編集論:文体・注記・語法からみた多様性と多層性』花鳥社 | 128号 | 第15回日本古典文学学術賞も受賞[3] |
2023年 | 第40回 | 該当者なし | なし | 130号 | |
2024年 | 第41回 | 根来麻子 | 『上代日本語の表記とことば』新典社 | 132号 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 「第11回日本古典文学学術賞受賞者発表」『国文研ニューズ』第54号、人間文化研究機構国文学研究資料館、2019年1月、5-7頁。
- ^ 「第14回日本古典文学学術賞受賞者発表」『国文研ニューズ』第60号、人間文化研究機構国文学研究資料館、2022年1月、9-10頁。
- ^ 「第15回日本古典文学学術賞受賞者発表」『国文研ニューズ』第62号、人間文化研究機構国文学研究資料館、2023年1月、11頁。
参考文献
[編集]- 『上代文学』51号~