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中村研一 (政治学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

中村 研一(なかむら けんいち、1948年11月3日 - )は、日本政治学者。専門は、国際政治学平和学北海道大学名誉教授。坂本義和に師事。門下に遠藤乾秋野豊など。妻は政治学者で北海学園大学名誉教授の中村敏子

来歴

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神奈川県藤沢市生まれ。1972年東京大学理学部卒業後、同法学部に学士入学。1974年東京大学法学部卒業。

1974年東京大学法学部助手。1977年北海道大学法学部助教授。1990年北海道大学大学院法学研究科教授。2003年北海道大学副学長・理事・留学センター長(~2005年)。2005年北海道大学公共政策大学院教授。2009年に北海道大学公共政策大学院院長(~2012年)[1]。2012年北海道大学大学院法学研究科特任教授。2013年北海道大学公共政策大学院特任教授。札幌学院大学法学部兼任講師(2013年~2017年)。2014年北海道大学を退職し、同名誉教授。

引き続き同公共政策学連携研究部公共政策学研究センター特別研究員。

著書

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単著

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  • 『地球的問題の政治学』(岩波書店, 2010年)
  • 『ことばと暴力――政治的なものとは何か』(北海道大学出版会,2017年)

共編著

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  • 大西仁高橋進)『国際政治――人類社会の現在と未来』(東研出版, 1984年)
  • 深瀬忠一森杲)『北海道で平和を考える』(北海道大学図書刊行会, 1988年)
  • 佐々木隆生)『ヨーロッパ統合の脱神話化――ポスト・マーストリヒトの政治経済学』(ミネルヴァ書房, 1994年)

論文

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雑誌論文

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単行本所収論文

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  • 「連合の安定と変動――数理モデルによる考察」篠原一編『連合政治――デモクラシーの安定を求めて(2)』(岩波書店、1984年)
  • 「転換期の人権と世界秩序」『講座平和学(4)新国際秩序と平和』(早稲田大学出版部、1986年)
  • 「帝国と民主主義」坂本義和編『世界政治の構造変動(1)世界秩序』(岩波書店、1994年)
  • 「南北問題の解決のために――NGO台頭の政治的文脈」深瀬忠一杉原泰雄樋口陽一浦田賢治編『恒久世界平和のために――日本国憲法からの提言』(勁草書房、1998年)
  • 「領域国家の終焉――グローバル化とポスト主権状況」小川浩三編『北海道大学法学部ライブラリー(6)複数の近代』(北海道大学図書刊行会、2000年)
  • 「ポスト軍事主権の平和構想――E・H・カー安全保障論の再検討」磯村早苗山田康博編『グローバル時代の平和学(2)いま戦争を問う――平和学の安全保障論』(法律文化社、2004年)
  • 「主権のゆらぎ」杉田敦編『守る : 境界線とセキュリティの政治学(政治の発見:第7巻)』(風行社、2011年)
  • 「9・11の衝撃 : テロリズムと安全」遠藤誠治, 遠藤乾 編『安全保障とは何か(シリーズ日本の安全保障:1)』(岩波書店、2014年)

門下生

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参考文献

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脚注

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外部リンク

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