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丸谷聡子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
丸谷 聡子
まるたに さとこ
生年月日 (1963-05-15) 1963年5月15日(61歳)
出生地 日本の旗 日本 兵庫県神戸市
出身校 武庫川女子大学短期大学部第二部国文科
同志社大学大学院総合政策科学研究科
所属政党 無所属
公式サイト 明石市長 丸谷 さとこ 公式HP

当選回数 1回
在任期間 2023年5月1日 - 現職

当選回数 2回
在任期間 2015年5月1日 - 2023年
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丸谷 聡子(まるたに さとこ、1963年5月15日 - )は、日本政治家兵庫県明石市長(1期)。元明石市議会議員(2期)。

来歴

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兵庫県神戸市出身。1982年、兵庫県立神戸商業高等学校卒業。兵庫県国民健康保険団体連合会に勤務。1984年、武庫川女子大学短期大学部第二部国文科に入学。1991年、明石市へ転居[1]

2009年4月、同志社大学大学院総合政策科学研究科に入学。2010年4月、兵庫県加西市地域交流センターに臨時職員として勤務。2011年9月、修士学位取得[1]

2015年4月に行われた明石市議会議員選挙に無所属で立候補し、初当選。2019年、再選。

2022年12月24日、任期満了での退任を表明している明石市長の泉房穂は記者会見し、2023年4月実施の市議会議員選挙に、自身が代表を務める政治団体「明石市民の会」から候補者を擁立すると発表した。また、同日に行われる市長選挙の後任の候補者の公募を同年1月から始めると発表した[2]

2023年2月28日、自民党明石支部は市長選挙へ向けて、市議の林健太を擁立する方針を決めた[3][4]。林は西村康稔らによって擁立された[5]

丸谷は市民派として、公設民営のフリースクールの設立や生態系の保全などに取り組んでいたが[6]、議会においては泉市長と是々非々で意見を交わしていた。同年3月21日、泉はその丸谷に後継として出馬を打診[7]。3月25日、泉は記者会見し、後継候補として丸谷が無所属で立候補すると明らかにした[6]

同年4月16日、市長選挙が告示され、丸谷、自由民主党公明党の推薦を受けた林、元加西市長の中川暢三の3人が立候補した。4月23日、投票締め切りの20時直後に神戸新聞、毎日新聞などは丸谷の当選確実を報じた[5][8]

※当日有権者数:247,982人 最終投票率:48.80%(前回比:pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
丸谷聡子59無所属77,017票64.74%
林健太40無所属36,944票31.06%(推薦)自民党・公明党
中川暢三67無所属4,995票4.20%

人物

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  • 2023年4月の市長選後、兵庫9区の西村康稔は「市長のやりたいことを実現するため協力する」と丸谷に接近。丸谷のために財務省や子ども家庭庁などへの要望活動の調整を行った[9]。2024年10月9日、自民党は第50回衆議院議員総選挙の第1次公認候補を発表するとともに、政治資金パーティーをめぐる裏金事件に関係した現職と元職のうち12人を非公認とした。その中に西村も含まれた[10][11]立憲民主党は西村の対抗馬として、「明石市民の会」の支援を受ける地元選出県議の橋本慧悟を擁立した[12]。裏金問題で自公与党は逆風が吹き荒れるが[13]、10月15日に総選挙が公示されると、丸谷は西村を積極的に支援した。19日は応援弁士の中曽根弘文と並んで街頭に立ち[14]、選挙戦最終日の26日は西村陣営が明石駅前で開いたマイク納めで登壇[9]。給食無償化に触れ「(西村は)必ず無料化をすると言ってくれた。国の財源でやってもらえるともっと市民のための施策ができる」と訴えた。数十メートル離れた場所で演説していた橋本には一瞥もしなかった[9]。27日の投開票の結果、無所属の西村が8期目の当選を果たし、橋本は比例復活で初当選した。前年の市長選で丸谷を後継指名した泉房穂は11月21日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、「人を見る目がなかったということで、申し訳なく思っている」と述べ、丸谷を批判した[15]

脚注

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  1. ^ a b プロフィール”. 明石市長候補 丸谷 さとこ 公式HP. 2023年4月24日閲覧。
  2. ^ 来春の明石市長選挙 泉市長が後任の候補者公募の考え”. NHK (2022年12月24日). 2023年4月24日閲覧。
  3. ^ 兵庫県明石市長選 自民党が40歳の市議を擁立へ”. 朝日新聞 (2023年2月28日). 2023年4月24日閲覧。
  4. ^ 明石市長選 自民支部、市議の林氏を擁立へ 40歳、2期目”. 神戸新聞 (2023年2月27日). 2023年4月24日閲覧。
  5. ^ a b 長尾亮太 (2023年4月23日). “明石市長選で泉市長後継候補が当選確実 元市議の丸谷聡子氏 自公推薦候補が敗北”. 神戸新聞. 2023年4月24日閲覧。
  6. ^ a b 明石市長後継、市議が立候補 暴言で退任、4月市長選”. 共同通信 (2023年3月25日). 2023年4月24日閲覧。
  7. ^ 明石市長選挙、圧勝の丸谷聡子氏「火中の栗、だから拾った」泉房穂市長の後継として「市民のため、命捧げる」”. ラジオ関西 (2023年4月24日). 2023年4月24日閲覧。
  8. ^ 大川泰弘 (2023年4月23日). “明石市長選、元市議の丸谷聡子氏が初当選 泉房穂市長が後継指名”. 毎日新聞. 2023年4月24日閲覧。
  9. ^ a b c 入江直樹 (2024年11月8日). “明石市長の丸谷氏、西村氏陣営でマイク 「旧敵」応援に波紋 衆院選”. 毎日新聞. 2024年11月25日閲覧。
  10. ^ 井上峻輔 (2024年10月10日). “非公認決まり「地元説明しっかりやっておくべきだった」…自民裏金めぐる公認問題、曖昧な線引きで明暗<一覧表>”. 東京新聞. 2024年10月10日閲覧。
  11. ^ 自民党が衆議院選挙の1次公認を決定”. 日本経済新聞 (2024年10月9日). 2024年10月9日閲覧。
  12. ^ 杉山あかり、谷辺晃子 (2024年9月17日). “立憲が衆院選兵庫9区に候補者擁立へ 西村前経産相が7期当選の地盤”. 朝日新聞. 2024年11月25日閲覧。
  13. ^ <衆院選・詳報>全議席確定 大敗の自民191議席、立民は148議席 国民、れいわは大幅議席増”. 東京新聞 (2024年10月28日). 2024年11月11日閲覧。
  14. ^ 衆院選2024:記者が見た 兵庫9区/上 西村氏、なりふり構わず ジャージー姿でおわび行脚 /兵庫”. 毎日新聞 (2024年10月30日). 2024年11月25日閲覧。
  15. ^ 大久保直樹 (2024年11月26日). “泉房穂氏、後継指名したのに 明石市長を批判「人を見る目なかった」”. 朝日新聞. 2024年11月26日閲覧。

外部リンク

[編集]
公職
先代
泉房穂
明石市の旗 兵庫県明石市長
2023年 -
次代
­ 現職