山崎川駅
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(分岐点 (名古屋市)から転送)
山崎川駅* | |
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やまざきがわ YAMAZAKIGAWA | |
◄道徳 (0.8 km) (0.6 km) 大江► | |
所在地 | 愛知県名古屋市南区豊田町 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 常滑線 |
キロ程 | 3.2km(神宮前起点) km |
開業年月日 | 1932年(昭和7年)10月15日* |
廃止年月日 | 1972年(昭和47年)7月11日 |
備考 |
貨物駅 *分岐点として開業。 1937年-46年間に山崎川駅(初代)と統合し山崎川駅(2代)となる |
山崎川駅(やまざきがわえき)は、かつて愛知県名古屋市南区豊田町にあった名古屋鉄道常滑線の貨物駅。
山崎川北岸に位置し、常滑線各駅へ発送する石炭を機帆船から積み替える中継地点となっていた[1]。
歴史
[編集]- 1932年(昭和7年)10月15日 - 開業[2]。常滑線上に信号所として分岐点を設置し、支線末端に山崎川駅(初代)が設置される[3]。
- 1937年 - 1946年(昭和12 - 21年)間 - 山崎川駅(初代)を廃止し分岐点と統合。分岐点を山崎川駅(2代)とする[4]。
- 1945年(昭和20年)5月17日 - 空襲により被災[5]。
- 1967年(昭和42年)10月1日 - 日清紡績専用線(0.1km)廃止[6]。
- 1970年(昭和45年)9月 - 新美煉炭専用線(0.1km)廃止[6]。
- 1971年(昭和46年)8月1日 - 日本石油輸送専用線(0.1km)廃止[6]。
- 1972年(昭和47年)7月11日 - 廃止[3]。
駅構造
[編集]1963年(昭和38年)当時、大江駅 - 山崎川駅間の不定期貨物列車が6往復設定されていた(神宮前駅 - 大江間の貨物列車は全便通過)。山崎川駅で貨物扱いする際、通常時は閉塞信号機扱いの信号機を場内信号機(絶対信号機)に切り替えていた(大江駅管理)[7]。
← 神宮前・ 名古屋方面 |
→ 太田川・ 常滑方面 |
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凡例 出典:山崎川貨物駅配線図 1967年1月作成[7] 破線は専用線 |
利用状況
[編集]年度 | 年間 | 一日平均 | 貨物取扱 総収入(千円) |
備考 | ||
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発送 (t) | 到着 (t) | 発送 (t) | 到着 (t) | |||
1949(昭和24)年度 | 40,063 | 38,715 | 704 | 期間は1949年5月 - 1950年4月末[8] | ||
1950(昭和25)年度 | 50,182 | 35,792 | 304.1 | 210.9 | 4,247 | [9] |
1951(昭和26)年度 | 72,588 | 25,428 | 198.9 | 69.7 | [10] | |
1952(昭和27)年度 | 71,326 | 17,997 | 195 | 49 | 15,483 | [11] |
1953(昭和28)年度 | 59,764 | 11,354.2 | 163.7 | 31.1 | 3,490 | [12] |
1954(昭和29)年度 | 70,482 | 14,815 | 193.1 | 40.6 | 11,327 | [13] |
1955(昭和30)年度 | 77,067 | 15,760 | 210 | 43 | 15,820 | [14] |
1956(昭和31)年度 | 84,216 | 25,540 | 231 | 70 | 19,418 | [15] |
1957(昭和32)年度 | 86,999 | 30,608 | 238 | 84 | 29,081 | [16] |
1958(昭和33)年度 | ||||||
1959(昭和34)年度 | ||||||
1960(昭和35)年度 | ||||||
1961(昭和36)年度 | ||||||
1962(昭和37)年度 | ||||||
1963(昭和38)年度 | 113,616 | 25,024 | 32,460 | [17] |
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ 白井 2013, p. 3.
- ^ 名古屋鉄道 1994, p. 952.
- ^ a b 今尾 2008, p. 47.
- ^ “日本鉄道旅行地図帳 追加・訂補 7号 東海”、鉄道フォーラム、2022年1月16日閲覧。
- ^ 名古屋鉄道 1994, p. 972.
- ^ a b c 清水・田中・澤内 2021, p. 268.
- ^ a b 清水・田中・澤内 2021, p. 108.
- ^ 『愛知県統計書. 昭和24年』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和27年刊行』、愛知県、1952年、328頁
- ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和28年刊行』、愛知県、1953年、312頁
- ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和29年刊行』、愛知県、1954年、331頁
- ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和30年刊行』、愛知県、1955年、307頁
- ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和31年刊行』、愛知県、1956年、305頁
- ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和32年刊行』、愛知県、1957年、321頁
- ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和33年刊行』、愛知県、1958年、337頁
- ^ 愛知県(編)『愛知県統計年鑑 昭和34年刊行』、愛知県、1959年、381頁
- ^ 清水・田中・澤内 2021, pp. 264–265.
参考文献
[編集]- 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年。
- 清水武、田中義人、澤内一晃『名古屋鉄道の貨物輸送』フォト・パブリッシング、2021年。ISBN 978-4802132701。
- 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年。ISBN 978-4107900258。
- 白井昭「白井昭の一口メモ」『NRA NEWS』第14巻、名古屋レール・アーカイブス、2013年3月。