コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

大相撲昭和2年10月場所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大相撲昭和2年5月場所
基本情報
会場 京都八坂新道
開催期間 1927年10月1日10月11日(11日間)
各段優勝・三賞
幕内最高優勝 常ノ花寛市(10勝1敗)
十両優勝 {{{十両優勝}}}({{{十両優勝成績}}})
幕下優勝 {{{幕下優勝}}}({{{幕下優勝成績}}})
三段目優勝 {{{三段目優勝}}}({{{三段目優勝成績}}})
序二段優勝 {{{序二段優勝}}}({{{序二段優勝成績}}})
序ノ口優勝 {{{序ノ口優勝}}}({{{序ノ口優勝成績}}})
殊勲賞 {{{殊勲賞}}}
敢闘賞 {{{敢闘賞}}}
技能賞 {{{技能賞}}}
 < 先場所  翌場所 >
テンプレートを表示

大相撲昭和2年10月場所(おおずもうしょうわにねんじゅうがつばしょ)は、1927年(昭和2年)10月1日からの10月11日までの11日間、京都府八坂新道で開催された大相撲本場所である。

概要

[編集]

前年末に東京相撲大阪相撲を吸収合併して大相撲に一本化されて以降、東京両国国技館と西日本で交互に本場所を開催(各年2場所)していたが、当時は旧東京方・大阪方の間で不和があったため、成績の集計と番付編成も東西別々に行われていた。そのため、本場所の番付編成は、直前の5月場所(東京開催)ではなく、その前の3月場所(大阪開催)をもとに行われた。

番付・星取表

[編集]
幕内
東 83点 番付 西 91点(優勝
備考 成績 力士名 力士名 成績 備考
幕内最高優勝 10勝1敗 常ノ花寛市 横綱 宮城山福松 4勝7敗
張出横綱 西ノ海嘉治郎 1勝2敗8休
8勝3敗 大ノ里萬助 大関 能代潟錦作 10勝1敗 優勝同点
8勝2敗1分 常陸岩英太郎 張出大関 小野川喜一郎 全休 新大関(第163代)
7勝3敗1休 山錦善治郎 関脇 太刀光電右衛門 全休 場所後引退
7勝4敗 出羽ヶ嶽文治郎 小結 錦洋与三郎 7勝4敗
6勝4敗1分 玉錦三右衛門 前頭1 大蛇山雄作 6勝4敗1分
2勝7敗2休 若葉山鐘 前頭2 清瀬川敬之助 7勝3敗1分
5勝6敗 若常陸恒吉 前頭3 真鶴秀五郎 3勝8敗
4勝7敗 雷ノ峰伊助 前頭4 一ノ浜善之助 1勝2敗8休
全休 清水川米作 前頭5 錦城山勇吉 4勝6敗1休
5勝4敗2休 柏山大五郎 前頭6 朝光亀太郎 2勝5敗4休
4勝7敗 桂川力蔵 前頭7 泉洋藤太郎 3勝8敗
場所後引退 全休 琴ヶ浦善治郎 前頭8 星甲実義 8勝3敗
4勝7敗 白岩亮治 前頭9 吉ノ山要治郎 4勝7敗
1勝10敗 常陸嶽理市 前頭10 東関善三郎 8勝3敗
1勝10敗 綾錦由之丞 前頭11 朝響信親 0勝2敗9休
0勝4敗7休 外ヶ濱弥太郎 前頭12 三杉磯善七 7勝4敗
場所後引退 全休 楢錦政吉 前頭13 荒熊谷五郎 3勝8敗
3勝8敗 新海幸蔵 前頭14 阿久津川高一郎 9勝2敗 優勝旗手
1勝2敗8休 常陸嶋朝吉 前頭15 池田川助松 4勝7敗
2勝9敗 綾鬼喜一郎 張出前頭

表彰

[編集]
タイトル 四股名 地位 回数 成績 部屋 出身 備考
幕内最高優勝 常ノ花寛市 東横綱 3場所連続6度目 10勝1敗 出羽海部屋 岡山県岡山市

備考

[編集]
  • 優勝争いは、横綱常ノ花が3連覇を達成。10日目に常ノ花を破った能代潟が同点で並んだが、番付上位者優勝制度により、常ノ花が優勝した。

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]

参考文献

[編集]
  • 高永武敏『相撲昭和史 激動の軌跡』恒文社東京都千代田区、1982年6月30日。ISBN 4-7704-0489-1