小船翼
広島東洋カープ | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 神奈川県海老名市 |
生年月日 | 2006年6月20日(18歳) |
身長 体重 |
198 cm 112 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2024年 育成ドラフト1位 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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小船 翼(こぶね つばさ、2006年6月20日 - )は、神奈川県海老名市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。広島東洋カープ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]5歳から地元神奈川県海老名市の海老名サンダースで投手として野球を始め、 柏ヶ谷小を通じて在籍[1]、小学5年時には既に身長が170cmあったという[2]。柏ヶ谷中在学時には海老名シニアでプレーし、中学卒業時に身長は192cmに達していたが、右肘の剥離骨折などの影響もあり四番手投手に甘んじ、中学時代は目立った成績は無かった[3]。
高校は静岡県の知徳高に進学し硬式野球部に所属。1年夏からベンチ入りし、1年秋からエースピッチャーとして登板、チームは静岡県大会で4位。2年夏は県大会2回戦敗退。2年秋は県大会初戦(2回戦)敗退[1]。高校入学時の球速は120km/h台であったが、2年春には最速142km/h、2年秋には最速150km/hに届きプロから注目される存在に成長[2]。3年春の県大会では、現東京ヤクルトスワローズの小澤怜史が日大三島高時代の2015年に記録した、静岡県内高校公式戦歴代最速タイとなる152km/hの球速をマークした[4]。3年夏の県大会には日米7球団のスカウトが視察に訪れたが、初戦となった2回戦では打球が顔に直撃し、口を計7針縫うアクシデントや[5][6]、3回戦後は熱中症にかかるなどの不運があり[1]、4回戦では制球の乱調も重なり5回4失点で降板、チームは敗退した[5]。その後プロ志望届を提出[4]、2024年ドラフト会議にて広島東洋カープより育成1位の指名を受け[7]、知徳高において在学中にNPB球団より入団指名を受けた初めての選手となった[8]。担当スカウトは松本有史。同年11月20日に三島市内のホテルで入団交渉、支度金319万円、年俸250万円で仮契約を結んだ[9]。
選手としての特徴
[編集]高身長から放たれる角度のある最速152km/hの直球を軸に、縦のスライダーとフォークの変化球を持つ[1][7]。
目標とするプロ野球投手にダルビッシュ有[10]、対戦したい打者に坂本勇人を挙げている[7]。
担当の松本有史スカウトによると、本心では支配下指名にこぎつけたかったが体幹がまだ弱かった事と、ドラフト時の支配下選手枠の関係で育成指名になったという[11]。
人物
[編集]高校時代の恩師、初鹿文彦監督は駒澤大学野球部出身で、新井貴浩広島監督の一年先輩にあたる。その縁で初鹿監督より新井監督の人柄を聞いており、小船自身はドラフト前から広島入団のイメージを持っていたという[11]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “【ドラフト】広島・育成1位 小船翼(知徳高) 育ち盛りの長身右腕/プロ野球ドラフト会議”. 週刊ベースボール. 2024年11月27日閲覧。
- ^ a b 「(2ページ目)ドラフト裏話「会見当日に体育祭の借り物競争」「監督はスマホで“小船どこ?”」198センチ腕が初指名の無名校に密着「広島育成1位の評価は…」」Number、2024年10月28日。2024年11月27日閲覧。
- ^ 「身長198センチ、静岡の規格外ドラフト候補 知徳高・小船翼は最速150キロの速球を武器に「バッターに恐怖感を与える投球をしたい」」webスポルティーバ、2024年4月11日。2024年11月27日閲覧。
- ^ a b 「知徳の最速152キロ右腕・小船翼がプロ志望届を提出「楽しみでワクワク」」日刊スポーツ、2024年9月7日。2024年11月27日閲覧。
- ^ a b 「プロ注目の知徳・小船翼5回4失点で夏終わる、プロ志望届は「ゆっくり話し合ってから」」日刊スポーツ、2024年7月25日。2024年11月27日閲覧。
- ^ 「【高校野球】静岡・知徳の198センチ最速152キロ右腕に日米7球団スカウト 緊急降板も「状態は良くなっている」」スポーツ報知、2024年7月14日。2024年11月27日閲覧。
- ^ a b c 「【【ドラフト】広島育成1位に知徳の198センチ右腕・小船翼…目標は巨人・坂本との対戦」スポーツ報知、2024年10月25日。2024年11月27日閲覧。
- ^ 「(1ページ目)ドラフト裏話「会見当日に体育祭の借り物競争」「監督はスマホで“小船どこ?”」198センチ腕が初指名の無名校に密着「広島育成1位の評価は…」」Number、2024年10月28日。2024年11月27日閲覧。
- ^ 「【広島】育成ドラフト1位の知徳・小船翼、恩師の駒大後輩・新井監督の在任中に「1軍で投げたい」」スポーツ報知、2024年11月21日。2024年11月27日閲覧。
- ^ 「(3ページ目)ドラフト裏話「会見当日に体育祭の借り物競争」「監督はスマホで“小船どこ?”」198センチ腕が初指名の無名校に密着「広島育成1位の評価は…」」Number、2024年10月28日。2024年11月27日閲覧。
- ^ a b 「広島、育成1位の198センチ右腕・小船翼に指名あいさつ 高校恩師は駒大OB・新井監督の1学年上 広島ユニ着るイメージは「ありました」」中日スポーツ、2024年10月31日。2024年11月27日閲覧。