布駅
表示
布駅 | |
---|---|
駅跡(2010年7月) | |
ぬの Nuno | |
◄安芸飯室 (2.4 km) (2.1 km) 小河内► | |
所在地 | 広島市安佐北区安佐町飯室 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | 可部線 |
キロ程 | 27.5 km(横川起点) |
電報略号 | ヌノ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
13人/日(降車客含まず) -2003年- |
開業年月日 | 1946年(昭和21年)8月15日 |
廃止年月日 | 2003年(平成15年)12月1日 |
備考 |
布駅(ぬのえき)は、広島県広島市安佐北区安佐町飯室に存在した西日本旅客鉄道(JR西日本)可部線の駅(廃駅)である。
可部線非電化区間(可部 - 三段峡間)の廃線に伴い、2003年(平成15年)12月1日に廃止された。
歴史
[編集]年表
[編集]- 1946年(昭和21年)8月15日:国鉄可部線 安芸飯室 - 布間開通時に開業[1]。一般駅[1]。
- 1954年(昭和29年)3月30日:可部線が加計駅まで開通。
- 1965年(昭和40年)
- 1972年(昭和47年)9月1日:国鉄(→JR)の特定都区市内制度が広島市に導入されたが、当駅は「広島市内」の駅から除外される[4][注釈 1]。
- 1973年(昭和48年)5月1日:国鉄(→JR)の特定都区市内制度における「広島市内」の駅となる[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR西日本が継承[1]。
- 2003年(平成15年)12月1日:廃止。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を持つ地上駅であったが、晩年は上り線(北側)の線路が撤去され、単式ホームとなっていた。駅舎はなく、無人駅であった。また、待合所もあったが、廃止前には既に撤去されていた。
利用状況
[編集]以下の情報は、広島市統計書及び広島市勢要覧に基づいたデータである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
年度毎 総数 |
定期券 総数 |
普通券 総数 |
---|---|---|---|---|
1968年(昭和43年) | 167.6 | 122,339 | 113,560 | 8,779 |
1969年(昭和44年) | 147.9 | 107,933 | 98,934 | 8,999 |
1970年(昭和45年) | 165.5 | 120,810 | 90,234 | 30,576 |
1971年(昭和46年) | 108.4 | 79,344 | 68,114 | 11,230 |
1972年(昭和47年) | 100.2 | 73,158 | 62,970 | 10,188 |
1973年(昭和48年) | 95.2 | 69,518 | 52,496 | 17,022 |
1974年(昭和49年) | 84.5 | 61,679 | 49,832 | 11,847 |
1975年(昭和50年) | 70.2 | 51,359 | 39,566 | 11,793 |
1976年(昭和51年) | 71.7 | 52,335 | 40,436 | 11,899 |
1977年(昭和52年) | 76.2 | 55,591 | 45,008 | 10,583 |
1978年(昭和53年) | 73.0 | 53,285 | 46,050 | 7,235 |
以上の1日平均乗車人員は、乗車数と降車数が同じであると仮定し、年度毎総数を365(閏年が関係する1971・1975年は366)で割った後で、さらに2で割った値を、小数点第二位で四捨五入。小数点一位の値にした物である。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1979年(昭和54年) | 67 |
1980年(昭和55年) | 63 |
1981年(昭和56年) | 77 |
1982年(昭和57年) | 71 |
1983年(昭和58年) | 72 |
1984年(昭和59年) | 75 |
1985年(昭和60年) | 71 |
1986年(昭和61年) | 64 |
1987年(昭和62年) | 61 |
1988年(昭和63年) | 63 |
1989年(平成 元年) | 71 |
1990年(平成 2年) | 70 |
1991年(平成 3年) | 68 |
1992年(平成 4年) | 50 |
1993年(平成 5年) | 46 |
1994年(平成 6年) | 41 |
1995年(平成 7年) | 41 |
1996年(平成 8年) | 37 |
1997年(平成 9年) | 34 |
1998年(平成10年) | 30 |
1999年(平成11年) | 21 |
2000年(平成12年) | 17 |
2001年(平成13年) | 16 |
2002年(平成14年) | 11 |
2003年(平成15年) | 13 |
駅周辺
[編集]駅前には自転車置き場と未舗装の駅前広場があった。駅のすぐ南側を国道191号が通り、国道191号の南側には太田川が流れている。
駅から国道191号を広島方面に少し行ったところにある大川橋(広島県道38号広島豊平線になっている)で対岸の広島市安佐北区安佐町久地に渡ることができる。
- 広電バス「上布(旧・布駅前)」停留所
現状
[編集]ホームが残っているが線路や待合室は撤去されている。草木が生い茂っており、駅跡地の面影を探すことも難しい状態となっている[6]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、282頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「日本国有鉄道公示第571号」『官報』1965年9月29日。
- ^ 「通報 ●可部線布駅及び安野駅の駅員無配置について(営業局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1965年9月29日、8面。
- ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1972年10月号、巻頭「今月のお知らせ」、p.438「運賃の計算」。
- ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1973年5月号、巻頭「今月のお知らせ」、p.438「運賃の計算」。
- ^ 「旧布駅、彩ったコスモス畑は舗装されて 跡地は草木が生い茂る【廃線20年 可部線今昔】(16)」『中国新聞デジタル』2023年12月19日。オリジナルの2024年1月5日時点におけるアーカイブ。2024年1月4日閲覧。
参考書籍
[編集]- 各 広島市統計書
- 各 広島市勢要覧