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上八木駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上八木駅*
駅舎(2009年8月、改装後)
かみやぎ
Kamiyagi
JR-B11 梅林 (1.6 km)
(1.4 km) 中島 JR-B13
地図
所在地 広島市安佐南区八木八丁目14-1
北緯34度29分24.31秒 東経132度30分22.26秒 / 北緯34.4900861度 東経132.5061833度 / 34.4900861; 132.5061833座標: 北緯34度29分24.31秒 東経132度30分22.26秒 / 北緯34.4900861度 東経132.5061833度 / 34.4900861; 132.5061833
駅番号 JR-B12
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 可部線
キロ程 11.2 km(横川起点)
広島から14.2 km
電報略号 カヤ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
429人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1910年明治43年)12月25日[1]
備考
* 1936年太田川橋停留場から改称。
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上八木駅(かみやぎえき)は、広島県広島市安佐南区八木八丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)可部線である。駅番号JR-B12

歴史

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改装前の駅舎(2008年7月)

駅構造

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延長されたホーム(2008年7月)

可部方面に向かって右側に、単式ホーム1面1線を有する地上駅停留所)。駅舎は可部寄りにあり、中には自動券売機と簡易式自動改札機が設置されている。

可部線は運行されている列車の多数が2両編成であるが、朝夕ラッシュ時や山陽本線呉線からの直通列車が同線へ乗入れる場合に4両編成で運行されている。2008年3月14日まではホーム有効長が3両分しか無かったため、4両編成列車では広島寄り1両はドアが開かなかったが、ホーム拡張工事に伴い広島側が延長され、3月15日から4両編成列車でも全扉から乗降可能となっている。

無人駅ICOCA(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)が利用可能。JRの特定都区市内制度における「広島市内」の駅である。

「JR可部線活性化連携計画[10]」によって、列車交換を可能にする駅の線路工事計画がされている。詳細は「可部線」を参照。

利用状況

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以下の情報は、「広島市統計書」及び「広島市勢要覧」に基づいたデータである。

年度 1日平均
乗車人員
年度毎
総数
定期券
総数
普通券
総数
1968年(昭和43年) 153.2 111,828 101,242 10,586
1969年(昭和44年) 126.8 92,594 84,444 8,150
1970年(昭和45年) 112.0 81,773 74,644 7,129
1971年(昭和46年) 124.5 91,098 80,954 10,144
1972年(昭和47年) 99.4 72,542 61,780 10,762
1973年(昭和48年) 143.9 105,046 85,494 19,552
1974年(昭和49年) 177.5 129,576 112,204 17,372
1975年(昭和50年) 159.2 116,543 95,408 21,135
1976年(昭和51年) 173.0 126,257 102,910 23,347
1977年(昭和52年) 189.8 138,534 115,472 23,062
1978年(昭和53年) 186.1 135,840 117,772 18,068

以上の1日平均乗車人員は、乗車数と降車数が同じであると仮定し、年度毎総数を365(閏年が関係する1971・1975年は366)で割った後で、更に2で割った値を、小数点第2位で四捨五入。小数点一位の値にした物である。

年度 1日平均
乗車人員
1979年(昭和54年) 194
1980年(昭和55年) 169
1981年(昭和56年) 168
1982年(昭和57年) 159
1983年(昭和58年) 155
1984年(昭和59年) 168
1985年(昭和60年) 159
1986年(昭和61年) 178
1987年(昭和62年) 212
1988年(昭和63年) 271
1989年(平成 元年) 268
1990年(平成02年) 274
1991年(平成03年) 287
1992年(平成04年) 349
1993年(平成05年) 321
1994年(平成06年) 347
1995年(平成07年) 363
1996年(平成08年) 384
1997年(平成09年) 390
1998年(平成10年) 444
1999年(平成11年) 445
2000年(平成12年) 442
2001年(平成13年) 417
2002年(平成14年) 406
2003年(平成15年) 417
2004年(平成16年) 447
2005年(平成17年) 450
2006年(平成18年) 445
2007年(平成19年) 478
2008年(平成20年) 477
2009年(平成21年) 503
2010年(平成22年) 522
2011年(平成23年) 508
2012年(平成24年) 510
2013年(平成25年) 540
2014年(平成26年) 532
2015年(平成27年) 550
2016年(平成28年) 561
2017年(平成29年) 581
2018年(平成30年) 557
2019年(令和 元年) 531
2020年(令和02年) 443
2021年(令和03年) 429
2022年(令和04年) 441[11]
乗車数グラフ

駅周辺

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駅舎は太田川右岸(西岸)に位置する。西側には権現山(標高・397m)から阿武山(標高・586m)へと続く山地が迫っており駅周辺に平野部は少ない。可部駅方向(北)に向かうに連れて山と川が更に迫り右岸側の平野は消失するので、鉄道国道太田川橋で左岸側へ渡るようになっている。駅西側の住宅地は山に向かって斜面上に立ち並んでいるが、この斜面は過去の土石流による土砂堆積が繰返されて形成された扇状地だと見られている[12]。駅西側には可部線に並行して県道が通過、1段高い位置を国道が通過している。

2014年8月には西側の山地の多くの土石流が発生し、危険な扇状地上の住宅街に土砂が流入し多数の死傷者が出た。可部線でも南側は七軒茶屋駅付近から北は当駅付近に至る区間で線路上に土砂が流入した。この災害を受けて見直された広島市のハザードマップでは国道より西側を中心に一部は可部線沿いまで広範囲に渡り「土砂災害防止法における土砂災害警戒区域」に指定され、山際の一部は更に厳しい特別警戒区域に指定された[13]。また、太田川氾濫時には駅周辺が5m近く浸水することが予想されている[14]。避難場所として当駅付近では八木小学校が指定されている。

太田川橋
「別所団地」停留所:国道上にあるバス停
「中八木」停留所(広島電鉄広島交通):県道270号上にあるバス停

太田川を渡る旧線

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隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
B 可部線
梅林駅 (JR-B11) - 上八木駅 (JR-B12) - 中島駅 (JR-B13)

脚注

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注釈

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  1. ^ 当駅は、1973年3月20日から広島市内に所在している(旧安佐郡佐東町が同日付で広島市に編入合併)。

出典

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  1. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、280-281頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 大蔵省印刷局, ed (1936-08-28). “鉄道省告示 第254号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (2898). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2959380/3. 
  3. ^ 「全面的業務委託と貨物集約 可部線の三駅で新年度から実施」『交通新聞』交通協力会、1965年4月6日、1面。
  4. ^ 「通報 ●可部線上八木駅の駅員無配置について(営業局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1961年6月26日、5面。
  5. ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1973年5月号、巻頭「今月のお知らせ」、p.438「運賃の計算」。
  6. ^ 8月16日から続く大雨等による被害状況について(第6報) (PDF) - 国土交通省 災害情報、2014年8月20日 15:00現在
  7. ^ 広島大規模土砂災害で可部線など不通 - レスポンス 2014年8月20日
  8. ^ 可部線 路線バスによる代行輸送のお知らせ』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2014年8月22日http://www.westjr.co.jp/press/article/2014/08/page_6058.html 
  9. ^ 可部線(緑井〜可部駅間)の運転再開について』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2014年8月29日http://www.westjr.co.jp/press/article/2014/08/page_6104.html 
  10. ^ JR可部線活性化連携計画を変更しました”. 広島市. 2014年10月5日閲覧。
  11. ^ 広島市統計書(令和5年版)
  12. ^ 千木良雅弘・松四雄騎・鄒青穎・渡壁卓磨 (2015) 2014年広島豪雨による土砂災害の地質規制. 自然災害研究協議会中国地区部会研究論文集1, pp39-42.
  13. ^ 八木小学校区土砂災害ハザードマップ 広島市危機管理室 災害予防課 2022年9月9日閲覧
  14. ^ (八木)太田川が氾濫した場合 広島市危機管理室 災害予防課. 2022年9月9日閲覧

参考文献

[編集]
  • 各 広島市統計書
  • 各 広島市勢要覧

関連項目

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外部リンク

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