平戸新田藩
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平戸新田藩(ひらどしんでんはん)は、平戸藩の支藩である。平戸館山藩(ひらどたてやまはん)とも言う。
概略
[編集]藩庁として館山(長崎県平戸市)に陣屋を営んだ。元禄2年(1689年)、平戸藩5代藩主棟の弟・昌が1万石を分与され、平戸新田藩が立藩した。明治3年(1870年)、本藩に併合され廃藩となった。明治17年(1884年)、子爵を叙爵された。
なお、「本所七不思議」の一つ「落葉なき椎」は、江戸藩邸上屋敷内にあった。
この家系から、松浦董子が出ていることで知られている。
歴代平戸新田藩主
[編集]代 | 氏名 | 官位 | 在職期間 | 享年 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 松浦昌 まつら まさし |
従五位下 豊後守 |
元禄2年 - 宝永3年 1689年 - 1706年 |
86 | 平戸藩4代藩主松浦重信の次男。 |
2 | 松浦邑 まつら さとし |
従五位下 豊後守 |
宝永3年 - 宝永5年 1706年 - 1708年 |
39 | |
3 | 松浦鄰 まつら ちかし |
従五位下 豊後守 |
宝永5年 - 享保13年 1708年 - 1728年 |
24 | |
4 | 松浦致 まつら いたる |
従五位下 大和守 |
享保13年 - 明和3年 1728年 - 1766年 |
68 | 実父は平戸藩6代藩主松浦篤信。 |
5 | 松浦宝 まつら たかし |
従五位下 大和守 |
明和3年 - 天明3年 1766年 - 1783年 |
35 | |
6 | 松浦矩 まつら ただし |
従五位下 大和守 |
天明3年 - 享和3年 1783年 - 1803年 |
36 | |
7 | 松浦良 まつら ちかし |
従五位下 織部正 |
享和3年 - 文化11年 1803年 - 1814年 |
25 | |
8 | 松浦晧 まつら ひかる |
従五位下 豊後守 |
文化11年 - 嘉永3年 1814年 - 1850年 |
53 | 実父は平戸藩9代藩主松浦清。 |
9 | 松浦脩 まつら ながし |
従五位下 左近将監 |
嘉永3年 - 明治3年 1850年 - 1870年 |
75 |