コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

徳和駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
徳和駅
待合所(2023年7月)
とくわ
Tokuwa
松阪 (3.0 km)
(4.9 km) 多気
地図
所在地 三重県松阪市下村町1855
北緯34度33分16.85秒 東経136度33分11.40秒 / 北緯34.5546806度 東経136.5531667度 / 34.5546806; 136.5531667座標: 北緯34度33分16.85秒 東経136度33分11.40秒 / 北緯34.5546806度 東経136.5531667度 / 34.5546806; 136.5531667
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 紀勢本線
キロ程 37.6 km(亀山起点)
電報略号 トク
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
412人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1894年明治27年)12月31日
備考 無人駅
テンプレートを表示

徳和駅(とくわえき)は、三重県松阪市下村町にある、東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線である。

1942年(昭和17年)までは、廃止された関西急行鉄道伊勢線(旧・伊勢電気鉄道本線)との接続駅であった。

歴史

[編集]

駅構造

[編集]
ホーム(2023年7月)

相対式ホーム2面2線を有する地上駅平成初期(1994年以前)まで1915年(大正4年)3月改築の駅舎が存在したが、解体され現存しない[5]。旧駅舎に掲げられていた、駅鈴を模した駅名看板が駅の入り口に現存する[5]待合所が構内西側の1番線に置かれている。1番線と2番線は跨線橋で繋がる。

2番線を本線とした一線スルー配線(制限速度90 km/h)であり、通過列車は原則として上下線とも2番線を通過する。停車列車は原則として上り列車が1番線、下り列車が2番線に発着するが、反対方向の通過列車に道を譲るために1番線に入る下り列車も3本ある(2021年3月改正ダイヤ時点)。

松阪駅管理の無人駅となっている。

のりば

[編集]
番線 路線 方向 行先 備考
1 紀勢本線 上り 亀山名古屋方面[注釈 1]  
2 下り 新宮伊勢市方面[注釈 1] 一部は1番線から発車

利用状況

[編集]

「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 一日平均
乗車人員
1998年 334
1999年 333
2000年 378
2001年 426
2002年 436
2003年 415
2004年 371
2005年 403
2006年 410
2007年 434
2008年 438
2009年 421
2010年 403
2011年 413
2012年 416
2013年 432
2014年 406
2015年 418
2016年 417
2017年 438
2018年 426
2019年 412

駅周辺

[編集]

三重県道756号松阪環状線が駅の真上をオーバークロスする。これはかつての関西急行鉄道伊勢線(元:伊勢電気鉄道本線)の築堤を転用したものである。1980年代半ばまではJR線をまたぐ両側のコンクリート構造物も残っていたが、道路整備により消滅している。

駅周辺には、パークタウン、レインボータウン、ハイタウンといった住宅団地が点在する。レインボータウン、ハイタウンへは当駅から三重交通バス(49系統:ハイタウン松阪 - 松阪駅前・松阪中央病院)が運行されていたが、2007年に廃止された。

隣の駅

[編集]
東海旅客鉄道(JR東海)
紀勢本線
快速「みえ
通過
普通
松阪駅 - 徳和駅 - 多気駅

かつて存在していた路線

[編集]
伊勢電気鉄道(→関西急行鉄道)
本線(→伊勢線)
花岡駅 - 徳和駅 - 上櫛田駅

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。

出典

[編集]
  1. ^ “開業廣告”. 伊勢新聞: p. 1. (1894年1月1日) 
  2. ^ “参宮鐵道德和驛開業廣告”. 伊勢新聞: p. 3. (1894年12月30日) 。『明治27年 三重県統計書』でもその旨注記あり。ただし鉄道省編集『鉄道停車場一覧』(大正15年版)では開業日が1893年(明治26年)12月31日となっている(各リンクは国立国会図書館デジタルコレクション)。
  3. ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 25号 紀勢本線・参宮線・名松線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月10日、18-21頁。 
  4. ^ “「CTC化」完成 紀勢本線と参宮線”. 伊勢新聞: p. 1. (1983年12月20日) 
  5. ^ a b 西崎 2019, p. 66.

参考文献

[編集]
  • 西崎さいき『新駅舎・旧駅舎』イカロス出版、2019年6月30日、119頁。ISBN 978-4-8022-0725-6 

関連項目

[編集]