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紀伊長島駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
紀伊長島駅
駅舎(2023年7月)
きいながしま
Kii-Nagashima
梅ケ谷 (8.9 km)
(7.5 km) 三野瀬
地図
三重県北牟婁郡紀北町東長島301
北緯34度12分33.21秒 東経136度20分22.64秒 / 北緯34.2092250度 東経136.3396222度 / 34.2092250; 136.3396222座標: 北緯34度12分33.21秒 東経136度20分22.64秒 / 北緯34.2092250度 東経136.3396222度 / 34.2092250; 136.3396222
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 紀勢本線
キロ程 98.4 km(亀山起点)
電報略号 キナ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
217人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1930年昭和5年)4月29日[1]
備考
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紀伊長島駅(きいながしまえき)は、三重県北牟婁郡紀北町東長島にある、東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線である。

特急南紀」を含む全旅客列車が停車する。

歴史

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駅舎の様子(1988年4月)

駅構造

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単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有する列車交換・折返し可能な地上駅。単式ホーム側に駅舎がある。側線が数本敷設されており、駅規模は大きい。両ホームは跨線橋で連絡している。

駅舎は開業時につくられた木造のものを改装しながら使っている。改札口にはLCDの発車案内がある。

駅長駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、伊勢柏崎駅 - 三野瀬駅間の各駅を管理している。JR全線きっぷうりば設置駅であるが、自動改札機自動券売機は無く、交通系ICカードTOICAもサービスエリア外で使用不可。また、青空フリーパス紀勢本線区間最南端である。

のりば

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番線 路線 方向 行先 備考
1 紀勢本線 上り 亀山名古屋方面 特急「南紀」を含む
2 下り 新宮紀伊勝浦方面
3 待避・始発等一部列車
上り 亀山・名古屋方面 当駅始発1本のみ[注釈 1]

(出典:JR東海:駅構内図

上りは1番線、下りは2番線を使用する。普通列車待避等がなければ基本的には同様。

停車列車

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東紀州玄関口に位置しており、全列車が停車する。当駅に発着する列車のうち約3分の1が特急(南紀)である。

当駅はJR東海管内の紀勢本線では列車運行上の拠点駅となっており、2016年平成28年)3月まで普通列車増解結等を行っていた。現在でも、特急待避や行違いの待合わせなどを行い、夜間滞泊の設定もある。待避線となっている3番線に入り長時間停車する列車が多い。以前は、夕方前に1時間44分も停車する列車(330C列車)もあったが、2008年(平成20年)3月14日ダイヤ改正に伴い、当駅で系統分断された[注釈 2]

2012年(平成24年)3月までJR東海管内では唯一、駅所属運転士が配置されていた。乗務範囲は、紀勢本線多気駅 - 新宮駅までである。なお、2010年(平成22年)3月13日ダイヤ改正までは、特急南紀のみJR西日本管内の紀伊勝浦まで担当していたが、ダイヤ改正以降、新宮駅 - 紀伊勝浦駅間はJR西日本の運転士が担当するようになった。運転士の会社境界越境運用と言うのはJR旅客会社では珍しい。なお、その後も当駅での乗務員交代は行われている。

利用状況

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「三重県統計書」によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り[4]

年度 1日平均
乗車人員
1998年 355
1999年 362
2000年 360
2001年 333
2002年 314
2003年 322
2004年 335
2005年 322
2006年 295
2007年 279
2008年 264
2009年 265
2010年 264
2011年 254
2012年 273
2013年 276
2014年 241
2015年 244
2016年 239
2017年 240
2018年 233
2019年 217

駅周辺

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駅前ロータリーには無料駐車場駐輪場三重交通バス停留所、タクシー乗り場がある。

バス路線

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  • 三重交通南紀営業所)「紀伊長島駅前」停留所
    • 41系統:河合
    • 51系統:瀬木山(尾鷲せぎやまホール前)
  • 三重交通(南紀営業所)「紀北町役場前(旧・紀伊長島)」停留所

隣の駅

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※特急「南紀」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。

東海旅客鉄道(JR東海)
紀勢本線
梅ケ谷駅 - 紀伊長島駅 - 三野瀬駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 2021年3月改正ダイヤでは、16:20発多気行き普通(当駅始発)のみ使用する。
  2. ^ 現在の330Cは時刻表上では紀伊長島止まりであるが、運用上は多気行きである。当駅に到着後は乗客をすべて降ろし、エンジンが切られてホームに滞泊した後に332Cとして多気行きを運行する。

出典

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  1. ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 25号 紀勢本線・参宮線・名松線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月10日、19-21頁。 
  2. ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、373頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、107頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  4. ^ 三重県統計書 - 三重県

関連項目

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外部リンク

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