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新潟県道2号新潟寺泊線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新潟県道2号から転送)
主要地方道
新潟県道2号標識
新潟県道2号 新潟寺泊線
主要地方道 新潟寺泊線
路線延長 46.8315 km
起点 新潟市江南区北緯37度51分24.2秒 東経139度3分9.1秒 / 北緯37.856722度 東経139.052528度 / 37.856722; 139.052528 (県道2号起点)
主な
経由都市
燕市
終点 長岡市北緯37度39分42.8秒 東経138度46分48.9秒 / 北緯37.661889度 東経138.780250度 / 37.661889; 138.780250 (県道2号終点)
接続する
主な道路
記法
国道8号
国道116号
国道460号
国道402号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
新潟市江南区天野付近
弥彦村麓付近(2020年4月)

新潟県道2号新潟寺泊線(にいがたけんどう2ごう にいがたてらどまりせん)は、新潟県新潟市江南区から長岡市に至る主要地方道新潟県道)である。

概要

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新潟市内の区間は、県道16号と共に江南区と西区を結ぶ旧市域郊外の外環状線として機能している。内野からは、五十嵐・赤塚の砂丘地と、弥彦山、角田山など日本海沿いにそそり立つ山地の東麓を走り、信濃川の分水路である大河津分水を渡り、「魚のアメ横」で知られる長岡市寺泊地域中心部に至る。

大半の区間で北国街道に沿っており、そのまま現道となっている区間もある。沿線にはラムサール条約登録湿地の佐潟のほか、上堰潟岩室温泉角田山弥彦山弥彦神社弥彦温泉国上山など観光スポットが点在する。

なお、一部区間において「新潟県道802号」の県道番号標識が設置されていたことがあったが[注釈 1]、現在はすべて「県道2号」の標識に訂正されている。

路線データ

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全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
  • 起点:新潟市江南区嘉木(新潟県道16号新潟亀田内野線交点)
  • 終点:長岡市寺泊藪田付近(国道402号上)[1]
  • 路線延長:46.8315km(2006年4月1日現在)[2]

歴史

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認定当初は新潟市内野町(現西区)の内野四ツ角交差点が起点であった[要出典]が、国道116号バイパス道路(現新潟市道曽和インター信濃町線国道402号など=西大通り)開通に伴い、新潟市坂井(同)の坂井交差点が起点となった[要出典]。その後1985年昭和60年)に千歳大橋が開通し、新潟県道16号新潟亀田内野線(当時は県道816号)の経路変更に伴って当路線の経路も変更され、新潟市天野三丁目(現江南区、曽野木連絡所前バス停付近)が起点となった[要出典]。さらに1994年平成6年)に磐越自動車道が開通し、同道に並行する県道16号のバイパス道路(女池嘉木線)が開通したのに伴って起点は現在地に変更された。

路線状況

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新潟市西区北場付近
弥彦村上泉付近。右側が県道2号(2020年4月)
岩室バイパス開通により指定解除された旧道。「北国街道」の標柱が見られる。「多宝温泉だいろの湯」付近(新潟市西蒲区、2020年4月)

バイパス

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旧道が県道指定を外れた路線は「細字」、旧道が引き続き県道2号に指定されている路線は「太字」で記述する。 起点 - 内野町間は、主要地方道新潟亀田内野線時代のバイパス道路も記載する。

  • (新潟市江南区嘉木 - 同区天野)
    同区曽野木地区内の旧道区間は、かつて信濃川と中ノ口川の合流点付近に架橋されていた木橋の信濃川橋と直結せず、東詰で丁字路となっており、曽野木地区の本村内を経由していた。同橋が老朽化したため、本村南側を経由するバイパス道路を建設する事業と合わせて新橋梁が建設され、1968年(昭和43年)、約200m上流部に現在の信濃川大橋が開通した。しかし天野側の東詰以東は未開通で引き続き丁字路となっており、また旧道も大型貨物車が通行できなかったため長距離にわたって迂回する必要があり、長きにわたって大きなネックとなっていた。バイパス道路はその後天野地内の宅地開発と合わせて整備が進められ、1980年頃に嘉木(嘉木バス停付近)- 天野間の現経路が開通した。
  • (新潟市西区善久 - 同区黒鳥)
    同区黒埼地区内の区間は見通しが悪い上、道幅が狭隘で歩道もなく大型車の通行が困難であるため、黒埼地区中心部の北側を経由するルートでバイパス化が進められ、同区善久から北場に至るバイパス道路が2007年(平成19年)1月15日に全面開通した。だが一方、バイパス区間の終点周辺である黒鳥・北場地内では県道44号や広域農道など、市郊外方面に至る幹線道路が複雑に交差しており、これら道路は国道116号や、南区内で慢性的に渋滞している国道8号のバイパス経路として使われるケースが多い。このためバイパス開通によって旧道区間の取付け部に交差点が増設され、道路構造がより複雑になったことなどから、これら交差点周辺では朝夕の通勤時間帯を中心に渋滞や速度低下が発生しやすくなっている。
  • (新潟市西区高山 - 同区槇尾)
    この地域の新川右岸側は、かつて集落内を経由する狭隘区間で渋滞や速度低下がしばしば発生していたが、新潟西バイパス高山インターチェンジの接続道路として整備する一環で、集落東側にバイパス道路が新設された。
  • (新潟市西区新中浜一丁目 - 同区谷内)
  • (新潟市西区木山 - 同区赤塚)
  • (新潟市西区赤塚 - 同区坂田)
  • (新潟市西蒲区松野尾 - 同区仁箇)
  • (新潟市西蒲区竹野町地内)
  • 岩室バイパス(新潟市西蒲区栄 - 同区石瀬)
    • 岩室温泉地内の狭隘な旧道区間を迂回するバイパス道路。
  • 弥彦バイパス(西蒲原郡弥彦村大字弥彦 - 同村大字走出)
  • (燕市太田)

通称

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新潟市西区「内野四ツ角」交差点(2020年6月)
ここから西側の区間はおおむね北国街道に沿って走る。
  • 旧116号(高山橋 - 内野四ツ角。このうち、高山橋 - 槇尾は旧道区間)
  • 弥彦街道
  • 富山街道
  • 北陸道(古代の北陸計略道路)
  • 新寺線(にいでらせん。潟と泊から一文字ずつとったもの)

重複区間

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道路施設

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主な橋

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新潟市内の橋長は、新潟市ホームページより[5]

  • 天野橋(新潟市江南区):17.4 m
  • 信濃川大橋(新潟市江南区-新潟市西区・信濃川):617.95 m
  • 善久高架橋(新潟市西区・新潟交通電車線):170 m
  • 北場橋(新潟市西区):6.5 m
  • 第一号橋(新潟市西区):5.1 m
  • 第五号橋(新潟市西区):4 m
  • 第六号橋(新潟市西区):4.7 m
  • 新田橋(新潟市西区):19.5 m
  • 新開橋(新潟市西区・東部幹線排水路):31.0 m - 日本で初めての波形鋼板ウェブPC橋として1993年(平成5年)に架設された[6]
  • 西川橋(新潟市西区・西川):21.4 m
  • 三日月橋(新潟市西区・新川):51.5 m
  • 広通江橋(新潟市西区・広通江):28.635 m
  • 上堰橋(新潟市西蒲区):14.57 m
  • 間手橋(新潟市西蒲区・矢川):25.6 m
  • 中水門橋(新潟市西蒲区):5.1 m
  • 栄大橋(新潟市西蒲区・大通川放水路):48.198 m
  • 夷橋(新潟市西蒲区):8.8 m
  • 矢川橋(新潟市西蒲区・矢川):16.6 m
  • 岩室払川橋(新潟市西蒲区):4.2 m
  • お杉橋(新潟市西蒲区):14.5 m
  • 大滝橋(新潟市西蒲区):8.5 m
  • 渡部橋(燕市・大河津分水路):383.6 m

道の駅

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交通量

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2010年度(平成22年度道路交通センサスより)
平日24時間交通量(台)[7]

  • 新潟市西区鳥原:17,525
  • 新潟市西区内野町:12,638
  • 新潟市西蒲区鷲ノ木:5,680
  • 新潟市西蒲区金池:4,156

地理

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通過する自治体

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交差する道路

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脚注

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注釈

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  1. ^ 県が1970年代に県道番号を付与した当初、主要地方道を800番台としたことによるもの。その後1994年に県道番号を再整理し、主要地方道は1番から、一般県道は101番から付与することになったため、当県道の番号は「2」となった。

出典

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  1. ^ 新潟県道路台帳図面”. 新潟県. 2024年7月15日閲覧。
  2. ^ 新潟県道路網図(新潟県) (PDF)
  3. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
  4. ^ 新潟市道路台帳図面”. 新潟市. 2024年7月15日閲覧。
  5. ^ 新潟市ガイドマップで市管理の道路橋を調べることができます(新潟市)
  6. ^ 施工実績”. 波形鋼板ウェブ合成構造研究会. 2021年4月7日閲覧。
  7. ^ 平成22年度道路交通センサス 一般交通量調査 箇所別基本表(新潟県) (PDF)

関連項目

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外部リンク

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