桃園捷運
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桃園捷運 Taoyuan Metro | |
---|---|
基本情報 | |
国 | 台湾 |
所在地 | 台北市、新北市、桃園市 |
種類 | 都市高速鉄道、空港連絡鉄道 |
開業 |
2017年3月2日 (プレ開業は同年2月2日) |
運営者 | 桃園大衆捷運股份有限公司 |
公式サイト | https://www.tymetro.com.tw/ |
詳細情報 | |
総延長距離 |
路線総延長:80.89km(機場線・緑線) 営業路線:機場線51.03km |
路線数 |
一部営業中1路線 建設中1路線 計画中7路線 |
駅数 |
営業中22駅 建設中22駅 |
輸送人員 | 13,739,591人(2021年[1]) |
1日利用者数 | 37,643人(2021年[1]) |
軌間 | 高運量、中運量鉄輪:1,435mm(標準軌) |
電化方式 | 第三軌条方式 (750V直流) |
備考 | 利用者数は機場捷運のみの数値 |
桃園捷運 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 桃園捷運 |
拼音: | Táo yuán Jiéyùn |
注音符号: | ㄊㄠˊ ㄩㄢˊ ㄐㄧㄝˊ ㄩㄣˋ |
発音: | タオユェンジェユィン |
台湾語白話字: | Thô-hn̂g chiat ūn |
客家語白話字: | Thò-yèn Chhia̍p-yun |
日本語漢音読み: | とうえんしょううん |
英文: |
Taoyuan MRT Taoyuan Metro |
桃園捷運(とうえんしょううん)は、台湾台北市内及び、その周辺の新北市・桃園市からの空港アクセスおよび桃園市内交通で慢性的な交通渋滞を緩和する為に設置された捷運(地下鉄)で、台湾では台北捷運、高雄捷運に次ぐ3例目となる[2]。桃園国際空港への軌道系アクセスとなる桃園機場捷運(機場線)も当路線網に含まれる。 正式名称は桃園大衆捷運系統(Taoyuan Mass Rapid Transit System)。桃園大衆捷運股份有限公司(Taoyuan Metro Corporation)によって運営される。 呼称としては、桃捷、機捷、桃園メトロ、MRT(Mass Rapid Transit)などがある。
概要
[編集]台湾政府によって推進されていた桃園空港アクセス(中正機場捷運。現在の桃園機場捷運)系統と、桃園県政府による桃園市内(現・桃園区)の紅線・藍線・緑線の3路線軌道交通導入(桃園都会区大衆捷運系統)と桃園市郊外部のライトレール系統構想があり、前者は2004年に空港アクセス鉄道整備が正式決定され、後者も藍線は機場捷運に統合され、紅線は高架化計画が浮上した台湾鉄路管理局縦貫線と大部分が重複するために実現せず、残りは桃園県と台北市政府捷運工程局の共同で緑線(航空都市線)・橘線・棕線などの計画として再編された。
整備主体・運行主体を巡って紆余曲折があったが、整備主体は機場線が交通部高速鉄路局と台北市捷運工程局、その他の路線が桃園市政府捷運工程局で、全路線の運行事業者が桃園捷運公司となっている。また先述の台鉄の地下化、捷運化が進行中である。
歴史
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- 2006年
- 2月27日 - (機場線)機電工程着手[3]
- 9月15日 - (機場線)土木工程着工。
- 2010年7月6日 - 桃園捷運公司設立。
- 2013年12月28日 - (機場線)中壢延伸区間着工[4]
- 2015年
- 2016年
- 2017年
- 2月2日 - (機場線)プレ開業。
- 3月2日 - (機場線)正式開業。
- 2018年
- 2月1日 - (機場線)日本の南海電鉄ラピートとのジョイントチケットを限定販売開始[10][11]。
- 3月7日 - (棕線/迴龍線)国家発展委員会の審議でF/S通過。規格はモノレールから鉄輪式となった[12]。
- 3月15日 - 交通局の捷運工程処が捷運工程局に昇格[13]。
- 5月1日 - (棕線/迴龍線)行政院でF/S通過[14]。
- 5月31日 - (機場線)日本の京成電鉄スカイライナー仕様ラッピング列車を運行開始[15]。
- 10月15日 - (緑線)1期高架区間着工[16]。
- 11月23日 - (機場線)南海電鉄に続いて2例目となる京成電鉄スカイライナーとのジョイントチケット限定販売開始[17]
- 2019年1月22日 - (機場線)南海/京成に次いで日本3社目の提携を阪神電気鉄道との間で実施し、同社の沿線名所や阪神タイガースをあしらったラッピング列車を運行開始[18]。
路線一覧
[編集]線名 | 区間 | 距離 | 規格 | 車両 基地 |
F/S | 総合計画 | 入札 | 起 工 |
完 工 |
試 運 転 |
市 政 府 承 認 |
交 通 部 承 認 |
開業 (予定) | ||||||||||||
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系統 | 路線 | 着 手 |
提 出 |
交 通 部 承 認 |
国 発 会 承 認 |
行 政 院 承 認 |
着 手 |
環 境 ア セ ス 提 出 |
環 保 署 承 認 |
交 通 部 承 認 |
国 発 会 承 認 |
行 政 院 承 認 |
公 示 |
落 札 | |||||||||||
桃園機場捷運 | 機場線 | 台北駅 - 環北駅 | 51.03 | 標準軌・高運量・鉄輪 | 蘆竹機廠 青埔機廠 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○* | ○ | ●2017.2.2 | |
中壢延伸線 | 環北駅 - 老街渓駅 | 0.92 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ●2023.7.31 | ||||
老街渓駅 - 中壢駅 | 1.14 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | 2028年7月 | |||||||||
緑線 | |||||||||||||||||||||||||
本線 | 芸文特区駅 - 水尾駅 - 坑口駅 | 27.8 | 標準軌・中運量・鉄輪LRRT | 北機廠 南機廠 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | 2026年8月 | ||||||
景福宮駅 - 芸文特区駅 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | 2028年12月 | ||||||||||
建徳興豊駅 - 大湳駅 - 桃園駅 - 景福宮駅 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | 2030年12月 | ||||||||||
航空城支線 | 水尾駅 - 横山駅 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | 2031年 | ||||||||||
中壢延伸線 | 建徳興豊駅 - 中壢駅 | 7.2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 2032年 | |||||||||||
大渓延伸線 | 建徳興豊駅 - 埔頂転運駅 | 4.33 | ○ | ● | |||||||||||||||||||||
棕線 | 迴龍線 | 桃園駅 - 桃園巨蛋 - 迴龍駅 | 11.38 | 北機廠 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 2032年 | |||||||||
都市延伸線 | 桃園駅 - 中路 | 3.9 | 計画中 | ||||||||||||||||||||||
橘線 | 桃園中壢平鎮線・平鎮龍潭線 | 桃園巨蛋 - 大檜渓 - 中路 - 中壢工業区 - 平鎮駅 - 龍潭転運駅 | 29.0 | ○ | |||||||||||||||||||||
浅棕線 | 桃園蘆竹竹囲線・空港都市線・大園観音線 | 大檜渓 - 坑口駅 - 竹囲漁港・草漯 | 33.0 | 標準軌・軽運量・鉄輪LRT | 計画中 | ||||||||||||||||||||
銀線 | 林口亀山線 | 桃園巨蛋 - 長庚医院駅・体育大学駅 | 13.6 | 計画中 | |||||||||||||||||||||
青線 | 桃園青埔線 | 桃園巨蛋 - 高鉄桃園駅 | 12.5 | 計画中 | |||||||||||||||||||||
黄線 | 中壢新屋線 | 老街渓駅 - 頭洲 | 9.2 | 計画中 | |||||||||||||||||||||
浅緑線 | 内壢宋屋楊梅線 | 中壢工業区 - 楊梅駅 | 17.1 | 計画中 |
- "*"第三者機関(リカルド (企業))による独立認証
車両
[編集]- 機場線
運賃
[編集]→詳細は「桃園機場捷運 § 運賃」を参照
運営状況
[編集]年 | 出典 | 輸送実績(人) | 輸送人キロ | 運輸収入 (NT$) | |
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | ||||
2017年 | [1] | 17,345,952 | 56,872 | 350,362,586 | 1,315,539,640 |
2018年 | 23,214,261 | 63,601 | 453,330,870 | 1,688,932,235 | |
2019年 | 27,962,618 | 76,610 | 529,854,369 | 1,750,706,526 | |
2020年 | 18,516,452 | 50,591 | 283,930,047 | 821,164,771 | |
2021年 | 13,739,591 | 37,643 | 197,768,033 | 540,054,696 |
脚注
[編集]- ^ a b c 桃園機場捷運客運概況”. 中華民国交通部統計查詢網. 2022年1月19日閲覧。 アーカイブ 2022年2月3日 - ウェイバックマシン “
- ^ 交通部高速鐵路工程局捷運工程處-計畫背景 アーカイブ 2016年1月18日 - ウェイバックマシン
- ^ 交通部高速鐵路工程局-機場捷運-工程進度”. 2016年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月17日閲覧。 アーカイブ 2016年12月23日 - ウェイバックマシン “
- ^ 交通部高速鐵路工程局-捷運中壢延伸計画-工程進度”. 2016年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月17日閲覧。 アーカイブ 2016年8月27日 - ウェイバックマシン “
- ^ “〈北部〉桃林鐵路爭建輕軌捷運 鄭文燦定調”. 自由時報. (2015年10月30日). オリジナルの2015年12月27日時点におけるアーカイブ。 2016年5月20日閲覧。
- ^ “〈北部〉捷運棕線規劃案通過 最快後年動工”. 自由時報. (2015年10月30日). オリジナルの2016年6月24日時点におけるアーカイブ。 2016年5月20日閲覧。
- ^ “〈北部〉綠線捷運審議通過 地方一片叫好”. 自由時報. (2016年3月22日). オリジナルの2016年3月22日時点におけるアーカイブ。 2016年3月22日閲覧。
- ^ “台湾・桃園で新たな鉄道整備計画進む 工期8年以内で部分開通目指す”. フォーカス台湾. (2016年3月22日). オリジナルの2021年1月29日時点におけるアーカイブ。 2023年4月4日閲覧。
- ^ “桃園都會區大眾捷運系統航空城捷運線(綠線)計畫獲行政院核定”. 桃園新聞網. 桃園新聞網. オリジナルの2016年9月15日時点におけるアーカイブ。 2016年4月22日閲覧。 陳宥廷 (2015年4月22日).
- ^ “旅行台灣↔大阪乗車券”. 南海電鉄. 2016年4月22日閲覧。 アーカイブ 2018年7月5日 - ウェイバックマシン
- ^ その他乗車券, 桃園メトロ, オリジナルの2018年7月5日時点におけるアーカイブ。 2018年7月5日閲覧。
- ^ “〈北部〉桃園捷運棕線可行性研究 獲國發會同意”. 自由時報. (2018年3月8日). オリジナルの2018年3月16日時点におけるアーカイブ。 2018年3月15日閲覧。
- ^ “再增2局 桃園捷運局長陳文德 資科局長陳崗熒接任”. Newstalk. 新頭殻. (2018年3月10日). オリジナルの2018年3月16日時点におけるアーカイブ。 2018年3月15日閲覧。
- ^ “〈北部〉《桃園》捷運棕線 鄭文燦:前朝全線高架設計”. 自由時報. (2018年5月10日). オリジナルの2018年7月5日時点におけるアーカイブ。 2018年7月5日閲覧。
- ^ “桃捷與京成電鐵簽署合作 促進台日交流”. 大紀元. (2018年5月31日). オリジナルの2018年7月5日時点におけるアーカイブ。 2018年7月5日閲覧。
- ^ “桃園市内4区結ぶメトロが起工 25年開業目指す/台湾”. フォーカス台湾. (2018年10月17日). オリジナルの2018年11月21日時点におけるアーカイブ。 2018年11月15日閲覧。
- ^ “京成電鉄、11月23日から東京と台北で利用できる企画乗車券を販売へ”. FlyTeam. (2018年11月12日). オリジナルの2018年11月15日時点におけるアーカイブ。 2018年11月15日閲覧。
- ^ “桃園メトロ、阪神電鉄と連携協定 野球と鉄道で観光促進/台湾”. フォーカス台湾. (2019年1月22日). オリジナルの2019年1月25日時点におけるアーカイブ。 2019年1月26日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 運営
- 桃園捷運
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