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浄土文類聚鈔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

浄土文類聚鈔』(じょうどもんるいじゅしょう)は、鎌倉時代初期の日本の僧・親鸞の著作である。浄土真宗の要義を書き記した論書である。本書は、『教行信証』(広文類)に対して『略文類』(略典)とも呼ばれる[1]

製作年代は特定されておらず、主著である『教行信証』の前後であろうとされているが、論義が分かれている。

内容

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内容は、浄土三部経龍樹世親曇鸞善導の論書を引用して、浄土教の教えと、浄土への往生の方法と、親鸞が重要視した「往相と還相」について述べている。

本書の内容に対して『教行信証』は、浄土三部経以外の経典道綽源信源空などの多くの典籍を引用することで詳説しているので「広文類」と呼び、本書を「略文類」と呼び習わしている。また本書には、「真仏土巻」「化身土巻」の内容が記されていない。

脚注

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  1. ^ 「本書は、〜とも呼ばれる」…『浄土文類聚鈔 入出二門偈頌-現代語版』本願寺出版社、「浄土文類聚鈔 解説」より引用。

参考文献

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  • 浄土真宗教学編集所 聖典編纂監修委員会 編纂『浄土文類聚鈔 入出二門偈頌-現代語版』本願寺出版社〈浄土真宗聖典〉、2009年。ISBN 978-4-89416-277-8 

関連文献

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外部リンク

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SAT DB(大正新脩大藏經テキストデータベース)
本願寺派聖典
大谷派版真宗聖典