滝波宏文
滝波 宏文 たきなみ ひろふみ | |
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生年月日 | 1971年10月20日(53歳) |
出生地 | 日本 福井県 |
出身校 |
東京大学法学部 シカゴ大学大学院公共政策学科 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科 |
前職 | 国家公務員(大蔵省・財務省) |
所属政党 | 自由民主党(安倍派→無派閥) |
称号 |
学士 公共政策学修士 博士 |
配偶者 | あり |
公式サイト | たきなみ宏文事務所 福井の声を中央に、的確に。 |
選挙区 | 福井県選挙区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2013年7月29日 - 現職 |
滝波 宏文(たきなみ ひろふみ、1971年10月20日 - )は、日本の政治家、財務官僚。自由民主党所属の参議院議員(2期)、農林水産副大臣。
来歴
[編集]福井県出身。大野市立下庄小学校、大野市立陽明中学校、福井県立大野高等学校、東京大学法学部卒業。
1994年、大蔵省に入省した。配属先は大臣官房秘書課[1]。
1998年6月、アメリカ合衆国シカゴ大学大学院公共政策学科を修了し、修士号を取得。帰国後は法務省刑事局、内閣官房への出向も経て、主計局総務課長補佐(歳入・国債係主査)や主計局主計官補佐(厚生労働第五係主査)、大臣官房秘書課人事企画室長兼秘書課首席監察官、大臣官房文書課広報室長、大臣官房信用機構課機構業務室長等を歴任。
2012年12月、財務省を退官。
2013年の第23回参議院議員通常選挙に自由民主党公認で福井県選挙区から出馬し、参議院福井選挙区で過去最高の得票率70.59%にて初当選した。公認決定において福井県連は公募制を初めて採用[2]。公募に応募した3人から党員投票により、滝波宏文が他候補に大差(次点者の3倍)で選出された[3]。6月22日麻生副総理福井入りの際「候補者選びの党員選挙をやった結果、仲が割れただろう。隠したって駄目」とくぎを刺して聴衆を沸かせ「党総裁選後の党本部はきっちりまとまった。」と結束を呼び掛けた[4]。
2017年12月に自民党福井県連の県連会長人事に高木毅、稲田朋美と共に異議を申し立てたことから、「造反者を公認するわけにはいかない」との県連会長の意向で、党本部への公認申請の上申が認められなかった。その後、2018年11月の執行部会で滝波が謝罪をしたことから、県連会長の山崎正昭らが公認上申を認め、2019年の第25回参議院議員通常選挙において福井県選挙区の公認を得られることとなった[5][6]。
2018年10月より、第4次安倍改造内閣において、経済産業大臣政務官就任[7]。
2019年参議院議員2期目当選。
2021年7月に、スタンフォード大学客員研究員時代から取り組んで来た研究(日米金融危機対応の比較分析)の完成により、早稲田大学大学院より博士号を取得[8]。
政策・主張
[編集]消費税増税
[編集]- 2014年4月に予定されていた消費税の8%への引き上げについて、「予定通りに引き上げるべき」と回答している[10]。
- 2019年10月に予定されている消費税の10%への引き上げについて「法律に従い、引き上げるべきだ」と回答している[11]。
- 消費税率の引き上げに賛成の理由について、日本は中福祉・低負担であることから、ある程度負担を増やす必要があると述べている[12]。
その他
[編集]- 憲法9条を改正して自衛隊を他国同様「国防軍」にすべき[10]。
- 日本の核武装について、国際情勢によっては検討すべき[10]。
- 首相や閣僚の靖国神社参拝は問題ない[10]。
- 村山談話について、見直すべきではない[10]。
- 河野談話について、見直すべきではない[10]。
- 原発は日本に必要であるとし、海外輸出にも賛成[10]。
- 受動喫煙防止を目的に飲食店などの建物内を原則禁煙とする健康増進法改正に反対[13]。
人物
[編集]年譜
[編集]- 1971年10月20日 - 福井県にて出生
- 1984年3月 - 福井県大野市立下庄小学校卒業
- 1987年3月 - 福井県大野市立陽明中学校卒業
- 1990年3月 - 福井県立大野高等学校卒業
- 1994年
- 1995年5月 - 大臣官房秘書課調査係長心得[1]
- 1998年
- 2000年7月- 法務省刑事局付(国際経済犯罪担当)
- 2002年7月 - 内閣参事官補佐(内政総括担当)
- 2005年
- 2006年7月 - 主計局主計官補佐(厚生労働第五係主査)
- 2008年7月 - 大臣官房秘書課人事企画室長・秘書課首席監察官
- 2009年7月 - スタンフォード大学客員研究員
- 2011年7月 - 大臣官房文書課広報室長
- 2012年8月 - 大臣官房信用機構課機構業務室長
- 12月 - 退官[17]
- 2013年7月21日 - 第23回参議院議員通常選挙に自由民主党公認で福井県選挙区から出馬し、過去最高の得票率70.59%で初当選[18]。
- 2013年 - 自民党 青年局次長、与党 整備新幹線建設推進PT委員、
- 2014年 - 自民党 国際局次長、参議院 経済産業委員会 理事、参議院 復興・原子力特委 理事
- 2015年 - 自民党 経産 / 財金 / 環境 副部会長、与党 北陸新幹線 敦賀・大阪委 事務局長
- 2016年 - 参議院 東日本大震災復興及び原子力問題特別委員会 理事、自民党 青年局長代理、自民党 経産部会長代理
- 2017年 - 参議院自民党 政審副会長、自民党 国交副部会長、参議院 経済産業委員会 筆頭理事
- 2018年10月4日 - 第4次安倍改造内閣で経済産業政務官に就任[19]。
- 2019年7月21日 - 第25回参議院議員通常選挙に自由民主党公認で福井県選挙区から出馬し、再選。参院自民党 国対副委員長 参議院 東日本大震災復興特別委員会 理事
- 2020年 - 参議院 資源エネルギー調査会 筆頭理事、参議院 予算委員会 理事
- 2021年 - 総務委員会 筆頭理事、自民党 税制調査会 幹事、自民党 原子力規制特委 幹事長、自民党 総合農林政策調査会 幹事
- 2021年7月 - 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科より博士号取得[8]
- 2022年 - 自民党 水産部会長
- 2023年10月 - 参議院農林水産委員長
- 2024年11月 - 農林水産副大臣
所属団体・議員連盟
[編集]- 脱炭素社会実現と国力維持・向上のための新型原子力リプレース推進議員連盟(事務局長) [20]
- 自民党たばこ議員連盟[21]
- 神道政治連盟国会議員懇談会
- 北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟
- 文化芸術懇話会[22]
- 整備新幹線建設促進議員連盟
- 人口減少・地方創生議員連盟
- 自由民主党・電力安定供給推進議員連盟
- ふるさと納税制度の拡充を目指す議員の会
- 対中政策に関する国会議員連盟
- 障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟(事務局長)[23]
- 恐竜学研究環境整備促進議員連盟(事務局長)[24]
- 日華議員懇談会(事務局次長)
- 人権外交を超党派で考える議員連盟 [25]
- 憲法改正を速やかに実現する中堅・若手の会 (事務局長)[26]
- 日本・スロベニア友好議連 (事務局長)[27]
- 2025年デフリンピック東京大会推進議連 (事務局長)[28]
- 「あなたの街にも国宝を」議員連盟(事務局長)[29]
支援団体
[編集]- 全国たばこ販売政治連盟(組織推薦候補者)[21]
- 神道政治連盟[31]
著書
[編集]『日米金融危機の政治経済学: 平成金融危機&リーマン・ショック 7つの教訓』、中央経済社、2022年9月、ISBN 4502434213、ISBN 978-4502434211
寄稿
[編集]- 自民党国家戦略本部 編『日本未来図2030』、日経BP社、2014年12月、ISBN 4822225194
選挙歴
[編集]当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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当 | 第23回参議院議員通常選挙 | 2013年 7月21日 | 41 | 福井県選挙区 | 自由民主党 | 23万7732票 | 70.59% | 1 | 1/4 | / |
当 | 第25回参議院議員通常選挙 | 2019年 7月21日 | 47 | 福井県選挙区 | 自由民主党 | 19万5515票 | 66.14% | 1 | 1/3 | / |
脚注
[編集]- ^ a b c d e “就職講演会 [「社会保障と税の一体改革と今後の日本」]”. 立命館大学. テクノロジー・マネジメント研究科. 立命館大学. 2014年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月21日閲覧。
- ^ 日刊県民福井2013年3月3日2面
- ^ 2013年3月3日 日刊県民福井 1面
- ^ 2013年6月23日 日刊県民福井 2面
- ^ “滝波宏文氏、会長人事異議を謝罪”. 福井新聞 (福井新聞社). (2018年11月13日) 2019年2月21日閲覧。
- ^ “参院選、滝波宏文氏の公認上申へ”. 福井新聞 (福井新聞社). (2018年11月24日) 2019年2月21日閲覧。
- ^ “第4次安倍改造内閣 大臣政務官名簿”. 首相官邸ホームページ. 2019年2月26日閲覧。
- ^ a b https://www.facebook.com/734631433223171/posts/4667381193281489/?d=n
- ^ 日本放送協会 (2024年11月13日). “第2次石破内閣 副大臣 政務官が決定 “不記載議員”起用せず | NHK”. NHKニュース. 2024年11月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g 2013参院選 毎日新聞候補者アンケート
- ^ “2019参院選 自民 福井 滝波宏文”. 毎日新聞 (毎日新聞社) 2019年7月18日閲覧。
- ^ “社会保障制度負担のあり方で対立 参院選、立候補予定2氏が公開討論”. 福井新聞 (福井新聞社). (2019年6月30日) 2019年7月19日閲覧。
- ^ “誰がなぜ反対をしているのか?”. 日本禁煙学会 (2017年3月2日). 2018年12月31日閲覧。
- ^ “信じてくれた先生 滝波宏文”. 日本経済新聞 (2019年2月19日). 2024年11月16日閲覧。
- ^ たきなみ宏文 - 参院同期有志で台湾を訪問し、 馬英九総統、 民進党の幹事長に当たる呉釗燮秘書長、...
- ^ たきなみ宏文の歌
- ^ a b 公式ページ プロフィール
- ^ 2013年7月22日福井新聞1面
- ^ 産経新聞 (2018年10月4日). “第4次安倍改造内閣 副大臣25人、政務官27人の顔ぶれ”. 産経新聞:産経ニュース. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “【魚拓】滝波宏文 Hirofumi TAKINAMIさんはTwitterを使っています 「稲田朋美会長の下、「最新型原子力リプレース議連」の事務局長を務める事となりまし...”. ウェブ魚拓. 2021年4月13日閲覧。
- ^ a b “2019年6月号”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2019年5月27日) 2019年6月30日閲覧。
- ^ “安倍首相支持の勉強会「文化芸術懇話会」が発足”. 産経新聞. (2015年6月25日) 2015年10月3日閲覧。
- ^ “障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟総会 ~「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」成立報告会~ | DPI 日本会議” (2022年6月15日). 2024年11月16日閲覧。
- ^ 中日新聞. (2022年6月17日). https://www.chunichi.co.jp/article/491041?rct=fukui+2022年6月22日閲覧。
- ^ “人権外交を超党派で考える議員連盟公式ホームページ”. 人権外交を超党派で考える議員連盟公式ホームページ. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “自民党、憲法改正へ議連設立 「強力に国民運動を展開」”. 日本経済新聞 (2023年12月14日). 2024年11月16日閲覧。
- ^ https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/slovenia/data.html
- ^ “「2025年デフリンピック東京大会推進議員連盟」総会が開催されました”. 全日本ろうあ連盟. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “国宝復活向けた 地方の運動聞く 滝波氏ら議連 永田町通信 | 政治・行政 | 福井のニュース”. 福井新聞D刊. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “地域金融機関を後押しする議員連盟 自民党有志立ち上げ”. 日本経済新聞 (2024年6月20日). 2024年6月21日閲覧。
- ^ “応援しています!”. 神道政治連盟. 2019年7月7日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- たきなみ 宏文 (滝波 宏文) (hirofumi.takinami) - Facebook
- たきなみ宏文事務所 (takinamifc) - Facebook
- たきなみ(滝波) 宏文 (@hirofumitakinami) - Instagram
- 滝波宏文 Hirofumi TAKINAMI (@HiroTakinami) - X(旧Twitter)
公職 | ||
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先代 鈴木憲和 武村展英 |
農林水産副大臣 笹川博義と共同 2024年 - |
次代 現職 |
先代 大串正樹 平木大作 |
経済産業大臣政務官 石川昭政と共同 2018年 - 2019年 |
次代 宮本周司 中野洋昌 |
議会 | ||
先代 山下雄平 |
参議院農林水産委員長 2023年 - 2024年 |
次代 宮崎雅夫 |