「山口駅 (山口県)」の版間の差分
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2020年2月14日 (金) 22:47時点における版
山口駅 | |
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駅舎 | |
やまぐち Yamaguchi | |
◄湯田温泉 (2.4 km) (1.2 km) 上山口► | |
所在地 | 山口県山口市惣太夫町2-1 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■山口線 |
キロ程 | 12.7 km(新山口起点) |
電報略号 | ヤマ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,713人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1913年(大正2年)2月20日 |
備考 |
直営駅 みどりの窓口 有 |
山口駅(やまぐちえき)は、山口県山口市惣太夫町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山口線の駅。
概要
県庁および県庁所在地市役所の最寄り駅であり、時刻表上の山口県、山口市の代表駅。山口市街地への玄関口となる駅である。しかし山口県内外の広範囲連絡輸送の要となり機能しているのは、山陽新幹線、山陽本線、宇部線と接続する新山口駅という形になっている。地方交通線上に存在する唯一の県の代表駅である。
山口線の駅としては運行上の拠点駅の一つである。新山口方面からの快速・普通列車の一部がこの駅で折り返し、益田方面からの普通列車も一部は当駅で系統分断となる。山口線内の中間駅では唯一の直営駅であり、かつて山口線だけで単一の鉄道部(山口鉄道部)を構成していたときは、鉄道部が当駅構内に置かれていた。鉄道部は管轄範囲の広域化(山口地域鉄道部に改組)の際に新山口駅構内に移転したため、その後は山口線内の各中間駅の管理業務面での窓口という位置づけである。
県庁所在地代表の駅では、数少ない非電化駅である。また、自動改札機は導入されておらず、ICOCAは利用できない。
歴史
- 1913年(大正2年)2月20日 - 国有鉄道山口線の駅として開業。
- 1917年(大正6年)7月1日 - 山口線が当駅から篠目駅まで延伸。途中駅となる。
- 1974年(昭和49年)4月 - みどりの窓口営業開始[1]。
- 1978年(昭和53年)4月10日 - 現在の駅舎が完成。駅舎改築落成記念急行券が発売される。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2014年 (平成26年) 列車接近放送開始。同時期に1・2番乗り場に発車標がつく。エレベーターも設置される。
山口線開業前の1908年 - 1913年には、大日本軌道山口支社の軽便鉄道が小郡駅と当駅の間を結んでいた。
駅構造
単式・島式の複合型2面3線で、列車交換や折り返しが可能な地上駅。1・2番線が島式で、改札口(駅舎)に近い側が3番線となる。益田方に互いのホームを結ぶ跨線橋が設置されており、駅構内には売店がある。
また、2010年4月28日から小郡駅弁当が運営するうどん屋が駅入口に開業した。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2・3 | ■山口線 | 上り | 新山口行き |
下り | 津和野・益田方面 |
3線とも益田方面及び新山口方面への両方向への発車に対応しているが、1番線(上り本線)へは益田方面からしか入線できず、3番線(下り本線)も新山口方面からしか入線できない。よって、1番線からの下り列車、3番線からの上り列車は全て当駅始発列車である。2番線(中線)のみ両方向からの入線に対応している。ただし、「特急スーパーおき」や「SLやまぐち号」は3番線から入線している。
車両の留置運用が設定されている。
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均人数 | 備考 |
1992 | 2,323 | [2] |
1999 | 2,126 | |
2000 | ||
2001 | 2,016 | |
2002 | 1,948 | |
2003 | 2,060 | |
2004 | 2,018 | |
2005 | 1,876 | |
2006 | 1,759 | |
2007 | 1,670 | |
2008 | 1,692 | |
2009 | 1,621 | |
2010 | 1,579 | |
2011 | 1,623 | |
2012 | 1,614 | |
2013 | 1,656 | |
2014 | 1,585 | |
2015 | 1,696 | |
2016 | 1,676 | |
2017 | 1,695 | |
2018 | 1,713 |
路線バス
自動車駅として中国JRバス(実際の業務は西日本バスネットサービスに委託)の乗車券発売窓口(8時20分 - 17時55分、途中休憩あり)がある。JRバスの乗車券・定期券のほか、防長交通の定期券、共通バスカードを取り扱う。防長交通の高速バスは中心市街地近くの米屋町バス停に停車し、山口駅前は通過する。また、防長交通の山口市内線の多くは中心部の県道宮野大歳線等を通り、当駅を経由しない。
- 中国JRバス
- 防長交通
- 防府駅・徳山駅(快速便)、県庁・陸上競技場前、大内経由仁保
- 山口市コミュニティバス(吉敷・湯田ルート、大内ルート)
駅弁
2004年(平成16年)7月、山口駅において20年ぶりに駅弁販売が再開された。
販売される駅弁は「薩長同盟弁当」で、土・日曜日および祝日の限定販売。2004年に放映されたNHK大河ドラマ『新選組!』に関連したもの。山口が薩長同盟の下準備および薩長同盟締結後の更なる提携強化のための重要な裏舞台となっていたことによる。
薩摩鹿児島産の豚(味噌とんかつ)・山口特産の長州鶏(焼き鳥)・竹の子の土佐煮(薩長同盟の礎を築いた中岡慎太郎や坂本龍馬の出身地・土佐にちなんだもの)とを組み合わせている。
駅周辺
駅出入口は北側にしかない。これは駅南側を椹野川が流れ、川の対岸には山が迫っているという地形的制約により、商業施設や住宅等の立地が困難なためである(数少ない平地部に明治乳業山口工場があったが、2001年3月に広島工場に統合されている)。駅前を県道山口秋穂線・県道宮野上山口停車場線が通過している。
行政機関・公共施設
- 農林水産省中国四国農政局山口農政事務所
- 山口県庁(約2km)
- 山口市役所(約1km)
- 山口県立美術館
- 山口県立山口博物館
- 山口県立山口図書館・山口県文書館
- 山口市民会館
- 山口情報芸術センター
- 山口地方裁判所
名所・名跡
- 瑠璃光寺(香山公園、幕末時の長州藩主・毛利敬親墓所)
- 洞春寺、のむら美術館
- 亀山公園
- 山口大神宮
- 木戸神社(木戸孝允が祭神となっている)
- 豊榮神社・野田神社
- 山口市中心商店街(道場門前商店街・中市商店街)
その他
- 山口中央郵便局
- ゆうちょ銀行山口店
- 山口中市郵便局
- 山口中讃井郵便局
- NHK山口放送局
- KRY山口放送山口支社
- TYSテレビ山口本社
- YAB山口朝日放送本社
- FM山口本社
- 中国JRバス山口支店
- サンデン観光バス山口営業所
- 中村女子高等学校
- 済生会山口総合病院
- 御堀堂本店
- 山口県立山口中央高等学校
隣の駅
関連項目
脚注
- ^ 国鉄監修『交通公社の時刻表』1974年5月号
- ^ 山口県統計年鑑 平成6年刊 JR旅客及び貨物輸送実績、162頁、山口県企画部統計課、1996年