「南千歳駅」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎外観(2018年9月) |
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|よみがな = みなみちとせ |
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|ローマ字 = Minami-Chitose |
|ローマ字 = Minami-Chitose |
2020年2月15日 (土) 00:57時点における版
南千歳駅 | |
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駅舎外観(2018年9月) | |
みなみちとせ Minami-Chitose | |
所在地 | 北海道千歳市柏台南1丁目 |
駅番号 | ○H14 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
電報略号 | ミセ |
駅構造 | 橋上駅 |
ホーム | 2面4線 |
開業年月日 | 1980年(昭和55年)10月1日[新聞 1] |
乗入路線 3 路線 | |
所属路線 | ■千歳線 |
キロ程 | 18.4 km(沼ノ端起点) |
◄H16 植苗 (12.0 km) (3.0 km) 千歳 H13► | |
所属路線 | ■千歳線(支線) |
キロ程 | 0.0 km |
◄新千歳空港 AP15 (2.6 km) (- km) (千歳)► | |
所属路線 | ■石勝線 |
キロ程 | 0.0 km(南千歳起点) |
(17.6 km) 追分 K15► | |
備考 |
社員配置駅 みどりの窓口 有 |
南千歳駅(みなみちとせえき)は、北海道千歳市平和1388-2にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅。駅番号はH14。電報略号はミセ。事務管コードは▲131414[1]。
概要
日本国有鉄道(国鉄)初の空港連絡駅(千歳空港駅)として開業[2]。国鉄の鉄道を空港を介して航空機と連帯運用する「鉄空一貫」思想への転換によるもので[2]、建設予定だった石勝線信号所を駅に格上げした[2]。駅・千歳空港旅客ターミナルビルの間には国道36号を跨ぐ全長248m、幅5mの連絡歩道橋が日本国内で初めて設置された[2]。
1992年(平成4年)、新千歳空港の供用開始に伴って新旅客ターミナルビルが開業。旧旅客ターミナルビルは廃止となり駅名も南千歳駅と改称された。以後も千歳線本線・新千歳空港駅への支線・石勝線の結節点としての役割を担う主要駅となっていることから、当駅を経由する特急列車は全列車停車していたが、2019年3月16日のダイヤ改正より「スーパー北斗」23号が千歳駅に停車する代わりに当駅を通過するようになった[報道 1]。新旅客ターミナル開業後の旧ターミナルビルは1995年(平成7年)3月にオープンした商業施設NEWSとして活用していたが、営業不振によって1998年(平成10年)12月に閉鎖され、2001年に解体され連絡歩道橋も国道直上部分を残し撤去された。
利用可能な優等列車
- 特急「スーパーおおぞら」(札幌駅 - 釧路駅)
- 特急「スーパーとかち」(札幌駅 - 帯広駅)
- 特急「スーパー北斗」(23号を除く)(札幌駅 - 函館駅)
- 特急「すずらん」(札幌駅 - 室蘭駅)
- 快速「エアポート」(小樽駅 - 新千歳空港駅)
歴史
- 1974年(昭和49年)
- 1976年(昭和51年)
- 11月:国鉄北海道総局が鉄建公団札幌支社に千歳空港信号場の旅客化を申し立てる[4]。
- 1977年(昭和52年)
- 6月:駒里・千歳空港への信号場設置を変更認可[4]。
- 1979年(昭和54年)
- 1980年(昭和55年)
- 1981年(昭和56年)10月1日:石勝線開業[新聞 2]。当駅が起点となる。
- 1987年(昭和62年)
- 1992年(平成4年)
- 1998年(平成10年)12月:東口連絡通路「アルカディア自由通路」供用開始[4]。
- 1999年(平成11年)1月:簡易自動改札機を2台使用開始。
- 2001年(平成13年)2月:千歳空港旧ターミナルビル連絡歩道橋を解体[9][4]。
- 2006年(平成18年)6月11日:簡易自動改札機を開閉式の自動改札機に置き換え。
- 2008年(平成20年)10月25日:ICカードKitaca使用開始(石勝線では利用不可)[10]。
- 2019年(平成31年)
駅構造
島式ホーム2面4線を有する橋上駅。快速「エアポート」は朝晩の列車を除いて基本的に2・3番線へ右側通行で進入する。このことにより、新千歳空港と苫小牧・東室蘭・函館方面、および石勝線トマム・帯広・釧路方面の利用客が同一ホーム上で対面乗り換えをすることが可能であり、ホームには乗換客向けの待合室を設置している。
終日社員配置駅。みどりの窓口(営業時間:6時00分 - 0時10分)・自動券売機・指定席券売機・自動改札機・キヨスク設置。1・2番ホームには駅弁売場がある。
当駅を発車した新千歳空港行きの列車は、駅南方にある坑口から単線のトンネルに入って新千歳空港駅へ向かう。通常地下へ向かうトンネルは勾配を下り、地表下の坑口からトンネル本体に入る構造であるが、積雪寒冷地の北海道では冬季間に雪でトンネル坑口が埋まってしまう恐れがあるため、下り勾配が始まる地点に坑口を設けてスノーシェルター機能を兼ね備えている。
千歳空港駅の時には、札幌方面からの列車には特急・快速・普通共に当駅止まりが多数設定されていた他、一部列車は4番線(現1番線)到着後に次の美々駅(現在の美々信号場)まで回送してから1番線(現4番線)に着発する扱いが行われていた。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | ■千歳線 | 本線 | 上り | 苫小牧・東室蘭・室蘭・函館方面 | |
■千歳線 | 支線 | 上り | 新千歳空港行 | 一部列車 | |
■石勝線 | 下り | 追分・新夕張・帯広・釧路方面 | |||
2 | ■千歳線 | 本線 | 下り | 千歳・札幌・手稲・小樽方面 | |
■千歳線 | 支線 | 上り | 新千歳空港行 | 一部列車 | |
■石勝線 | 下り | 追分方面 | 一部列車 | ||
3 | ■千歳線 | 本線 | 下り | 千歳・札幌・手稲・小樽方面 | 一部列車 |
■千歳線 | 支線 | 上り | 新千歳空港行 | ||
4 | ■千歳線 | 本線 | 下り | 千歳・札幌・手稲・小樽方面 |
-
改札口(2017年11月)
-
ホーム(2017年11月)
-
スノーシェルター機能を兼ね備えた新千歳空港駅へのトンネル坑口(2009年9月)
-
石勝線0キロポスト(2009年2月)
-
駅名標①(2017年11月)
-
駅名標②(2017年5月)
利用状況
「要覧ちとせ」によると、近年の年度別乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 年間乗車人員 (千人) |
1日平均
乗車人員 |
出典 |
---|---|---|---|
2011年(平成23年) | 542 | 1,481 | [11] |
2012年(平成24年) | 533 | 1,460 | |
2013年(平成25年) | 535 | 1,467 | |
2014年(平成26年) | 513 | 1,405 | |
2015年(平成27年) | 511 | 1,396 | |
2016年(平成28年) | 495 | 1,356 |
駅弁
主な駅弁は下記の通り[12]。
- えぞ寿司
- サーモン寿司
- かにちらし
- 噴火湾ホタテ弁当
- ほっきめし
- 厳選いくら弁当
- 北海道汐彩弁当
駅周辺
付近は国道36号、国道337号(道央圏連絡道路)、北海道道130号新千歳空港線が立体交差している交通結節点。駅前には工業団地として造成した千歳オフィス・アルカディアがあり、千歳アルカディア・プラザや千歳アウトレットモール・レラが立地している[13][14]。また、千歳美々ワールド、公立千歳科学技術大学の最寄駅であり、大学へのシャトルバスが運行している。
バス路線
2019年(平成31年)4月1日現在。
- 北海道中央バス(千歳営業所)
- 千歳相互観光バス・道南バス
- 16 長都駅東口行(千歳駅前経由)、新千歳空港行
- あつまバス
- 千歳駅前行、厚真行(新千歳空港・早来駅経由)
- 北海道中央バス・北都交通
- 新千歳空港連絡バス 札幌市内各方面
- 北都交通
- 湯ったりライナー 定山渓温泉行
- 北都交通
- 道南バス
- 特急ひだか優駿号 浦河ターミナル行(静内駅前経由)
- 苫小牧東港周文フェリーターミナル行
隣の駅
※特急列車の詳細な停車駅は各列車記事を参照。
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■千歳線(本線)
- ■千歳線(空港支線)
- ■快速「エアポート」・■普通
- 新千歳空港駅 (AP15) - 南千歳駅 (H14) - (本線千歳方面)
- ■快速「エアポート」・■普通
- ■石勝線(千歳駅 - 当駅間は千歳線)
脚注
出典
- ^ 日本国有鉄道旅客局 (1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ a b c d 小さな私鉄の大きな変身 & 2006 9-1010.鉄空一貫(まとめとして)
- ^ a b 豊田誠「千歳空港駅 10年の歩み」『鉄道ジャーナル』第296号、鉄道ジャーナル社、1991年6月号、78-79頁。
- ^ a b c d e f g h 新千歳市史通史編下巻 第5章 交通・通信 - 千歳市役所
- ^ a b 千歳航空年表 - 新千歳空港ターミナルビル
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ^ 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
- ^ 今村都南雄 『民営化の效果と現実NTTとJR』 中央法規出版、1997年8月。ISBN 978-4805840863
- ^ さようなら空の連絡橋*JR南千歳駅*解体作業始まる - フォト北海道(北海道新聞 2001年2月26日)
- ^ 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日、21頁。
- ^ “第8章 空港・運輸・通信” (PDF). 要覧ちとせ(電子版). 千歳市. p. 87 (2019年). 2019年4月1日閲覧。
- ^ 『JR時刻表』2017年3月号、交通新聞社、2017年、683頁。
- ^ “千歳アルカディア・プラザ”. 千歳国際ビジネス交流センター. 2015年8月17日閲覧。
- ^ “千歳アウトレットモール・レラ”. 2015年8月17日閲覧。
- ^ “ちとせバスマップ” (PDF). 千歳市. 2019年6月1日閲覧。
- ^ “新千歳空港連絡バス南千歳駅のりば”. 北海道中央バス. 2019年6月1日閲覧。
- ^ “南千歳駅”. バスNAVI北海道. 2019年6月1日閲覧。
- ^ “特急ひだか優駿号” (PDF). 道南バス. 2019年6月1日閲覧。
- ^ “のりばアクセス・乗船方法 苫小牧東港フェリーターミナル”. 新日本海フェリー. 2019年6月1日閲覧。
報道発表資料
- ^ a b "2019年3月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 14 December 2018. p. 2. 2018年12月14日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年12月14日閲覧。
- ^ "不慣れなお客様をオペレーターが遠隔サポート‼ 「話せる券売機」の試行導入" (PDF) (Press release). 12 December 2018. 2019年1月23日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年1月23日閲覧。
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: 名無し引数「publisher北海道旅客鉄道株式会社」は無視されます。 (説明)
新聞記事
参考資料
- 守屋憲治. “小さな私鉄の大きな変身”. 9-10. 北海道千歳市. 2008年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月16日閲覧。