「富良野駅」の版間の差分
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|画像説明= 駅舎(2011年9月) |
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|ローマ字= Furano |
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2020年2月15日 (土) 01:38時点における版
富良野駅 | |
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駅舎(2011年9月) | |
ふらの Furano | |
所在地 | 北海道富良野市日の出町1 |
駅番号 | ○T30 |
所属事業者 |
北海道旅客鉄道(JR北海道) 日本貨物鉄道(JR貨物) |
電報略号 | ラノ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
658人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1900年(明治33年)8月1日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■根室本線 |
キロ程 | 54.6 km(滝川起点) |
◄T28 野花南 (19.4 km) (6.3 km) 布部 T31► | |
所属路線 | ■富良野線 |
キロ程 | 54.8 km(旭川起点) |
◄*F44 学田 (2.3 km) | |
備考 |
社員配置駅 みどりの窓口 有 |
富良野駅(ふらのえき)は、北海道富良野市日の出町1にある北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。JR北海道の駅番号はT30。
概要
根室本線を所属線としており[1]、当駅を終点とする富良野線を加えた2路線が乗り入れている。かつては特急「おおぞら」、急行「狩勝」の停車駅であった。現在は観光シーズンに札幌発着の臨時リゾート特急「フラノエクスプレス」が運転している。富良野線は北海道旅客鉄道旭川支社の管轄であるが、当駅は北海道旅客鉄道鉄道事業本部管内となるため、富良野線の場内信号機を管轄境界としている。駅名は、アイヌ語の「フラ・ヌイ」(臭いがするところ)に由来している。この臭いとは十勝岳の噴気や温泉水に含まれる硫黄の臭いである。
歴史
- 1900年(明治33年)
- 1901年(明治34年)9月3日:下富良野機関庫が落合機関庫下富良野派出所となる。
- 1905年(明治38年)4月1日:鉄道作業局移管。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称の制定により、釧路線(後に釧路本線→根室本線)所属となる。
- 1913年(大正2年)
- 1914年(大正3年)4月1日:落合機関庫下富良野分庫が下富良野機関庫となる。
- 1942年(昭和17年)4月1日:富良野駅と改称。下富良野機関区も富良野機関区と改称。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道移管。
- 1981年(昭和56年)10月1日:石勝線開通し、特急『おおぞら』全列車が石勝線経由に変更となったことに伴い、当駅に停車する定期優等列車は急行「狩勝」2往復のみとなる。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物取扱い廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日:貨物取扱い廃止し、旅客駅となる。富良野コンテナセンター設置し、自動車代行輸送開始。
- 1987年(昭和62年)
- 3月31日:貨物取扱い再開(一般駅に戻る)。秋・冬季のみ貨物列車運行。
- 4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道・JR貨物の駅となる。JR貨物は富良野コンテナセンターを継承。
- 1990年(平成2年)9月1日:急行「狩勝」の快速列車格下げに伴い、当駅を発着する定期優等列車がなくなる。
- 2000年(平成12年)1月13日:東西自由通路 「ポッポブリッジ」供用開始[2][3]。
- 2006年(平成18年)4月1日:富良野コンテナセンター廃止し、富良野駅に統合。
- 2007年(平成19年)12月20日:駅前広場供用開始[4]。
- 2016年(平成28年)10月31日:キヨスク閉店。
駅構造
2面4線の島式ホームを有する地上駅。駅舎とホーム間の移動には跨線橋を利用する。また、1番線と6番線は留置線となっている。社員配置駅であるが、早朝・夜間は窓口業務を休止している。みどりの窓口(営業時間:7:00 - 18:00)、自動券売機、立ち食いそば・うどん店を設置している。改札外に男女別の水洗式便所がある。ジェイアール北海道レンタリース(駅レンタカー)富良野営業所を併設している[5]。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
2 | ■根室本線 | 上り | 滝川方面 |
3 | 下り | 東鹿越・新得方面 | |
4・5 | ■富良野線 | 上り | 旭川方面 |
-
立ち食いそば・うどん店(2010年9月)
-
改札口(2018年2月)
-
ホーム(2・3番線)
(2017年8月) -
ホーム(4・5番線)
(2017年8月) -
跨線橋(2018年2月)
-
駅名標(2・3番線)
(2017年8月) -
駅名標(4・5番線)
(2017年8月) -
駅舎側に立つ、国鉄時代の駅名標(2018年2月)
貨物駅
JR貨物の駅は旅客駅西口の北側にある。1面1線のコンテナホームを有しており、ホームの北端は国道237号に接続する。コンテナ貨物の取扱駅で、12フィートコンテナのみを取り扱う。当駅の取扱品はタマネギやジャガイモなどの農産物が多いため、季節によって取扱量が大きく変動する。そのため、年間を通して札幌貨物ターミナル駅まで運行するトラック便が1日3往復あるほか、収穫期の秋・冬季のみに臨時高速貨物列車を1日2往復設定している。
利用状況
旅客
- JR北海道によると、乗車人員(特定の平日の調査日)平均は以下のとおりである。
調査対象の5年間 | 5年間の各調査日における 平均乗車人員 (単位:人) |
出典 |
---|---|---|
2012 - 2016年(平成24 - 28年) | 552.8 | [6][7][8] |
2013 - 2017年(平成25 - 29年) | 542.4 | [9][10] |
2014 - 2018年(平成26 - 30年) | 529.2 | [11][12][13] |
- 「富良野市統計書」によると、JR北海道経営企画部提供の輸送実績は以下のとおりである。
年度 | 年間乗車人員推移 (千人) |
出典 |
---|---|---|
2011年(平成23年) | 265 | [14] |
2012年(平成24年) | 267 | |
2013年(平成25年) | 254 | |
2014年(平成26年) | 254 | |
2015年(平成27年) | 248 | |
2016年(平成28年) | 245 | [15] |
2017年(平成29年) | 240 | [16] |
貨物
「富良野市統計書」によると、JR貨物北海道支社提供の輸送実績は以下のとおりである。
年度 | 年間貨物トン数 | ||
---|---|---|---|
発送 | 到着 | 出典 | |
2011年(平成23年) | 64,453 | 6,366 | [14] |
2012年(平成24年) | 81,655 | 7,435 | |
2013年(平成25年) | 78,619 | 7,041 | |
2014年(平成26年) | 82,811 | 6,602 | |
2015年(平成27年) | 90,310 | 7,001 | |
2016年(平成28年) | 79,803 | 6,543 | [15] |
2017年(平成29年) | 86,428 | 7,890 | [16] |
駅弁
主な駅弁は下記の通り[17]
- ふらの とんとろ丼(6月から8月限定)
駅周辺
富良野市中心部にある駅であり、富良野文化会館、富良野市役所、北海道富良野保健所、北海道富良野高等学校、富良野広域連合富良野消防署、富良野警察署などへの最寄駅になっている。コンシェルジュ フラノは徒歩約4分、フラノマルシェ・フラノマルシェ2は徒歩約7分、富良野税務署は徒歩約10分に位置している。また、駅東側にある北海道社会事業協会富良野病院は東西自由通路 「ポッポブリッジ」を利用して徒歩約5分に位置している。
- 富良野警察署駅前交番
- 富良野ナチュラクスホテル
- ふらの農業協同組合(JAふらの)本所
- ラビスタ富良野ヒルズ
- 富良野市中心街活性化センターふらっと
- 北真神社(へそ神社)
- 北海道銀行富良野支店
- 北洋銀行富良野支店
- 旭川信用金庫富良野支店
- 空知商工信用組合富良野支店
- ホテルサンフラトン
- 北海道労働金庫富良野支店
- 富良野郵便局
- 市立富良野図書館
バス路線
駅前には「富良野駅」バス停留所があり[18]、ふらのバスが市内線や新富良野プリンスホテル・旭川方面への定期路線バス「ラベンダー号」、占冠村が占冠方面への村営バス、北海道中央バスが札幌方面への都市間高速バス「高速ふらの号」、道北バス・北海道拓殖バス・十勝バスが共同運行で帯広方面への都市間バス「ノースライナー」を運行している。
-
ふらのバス旅行センター(2008年1月)
-
「高速ふらの号」バスのりば(2008年1月)
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■根室本線
- ■富良野線
出典
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ^ “線路ひとまたぎ 木目の自由通路*「ポッポブリッジ」開通*富良野駅”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2000年1月13日). 2018年5月27日閲覧。
- ^ “JR富良野駅の東西自由通路*「ポッポブリッジ」開通*市民交流の場に期待*自然生かしたデザイン”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2000年1月13日). 2018年5月27日閲覧。
- ^ “ロータリー、駐車場…富良野の玄関整然*駅前広場が供用開始*利便性向上に期待”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2007年12月21日). 2018年5月27日閲覧。
- ^ “ジェイアール北海道レンタリース”. 2018年5月27日閲覧。
- ^ "根室線(富良野・新得間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (Press release). 北海道旅客鉄道. 8 December 2017. 2017年12月10日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年12月10日閲覧。
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- ^ "根室線(富良野・新得間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 July 2018. p. 3. 2018年8月18日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月18日閲覧。
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- ^ “根室線(富良野・新得間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “根室線(滝川・富良野間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “富良野線(富良野・旭川間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ a b “第10章 運輸・通信(256KB)”. 富良野市統計書 平成27年度版. 富良野市 (2017年). 2017年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月10日閲覧。
- ^ a b “第10章 運輸・通信(262KB)” (PDF). 富良野市統計書 平成28年度版. 富良野市. p. 106・107 (2016年). 2018年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月29日閲覧。
- ^ a b “第10章 運輸・通信(262KB)” (PDF). 富良野市統計書 平成29年度版. 富良野市. p. 106・107 (2017年). 2019年4月22日閲覧。
- ^ JR時刻表2010年9月号(交通新聞社刊)713ページ
- ^ “中央バスのターミナル*富良野駅前に移転*高速ふらの号 来月から発着*各社集結、便利に”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2007年6月21日). 2018年5月27日閲覧。