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|画像説明= 駅舎(2009年10月) |
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|よみがな= いくたはら |
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2020年2月15日 (土) 05:00時点における版
生田原駅 | |
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駅舎(2009年10月) | |
いくたはら Ikutahara | |
◄A52 生野 (5.0 km) (18.5 km) 西留辺蘂 A55► | |
所在地 | 北海道紋別郡遠軽町生田原 |
駅番号 | ○A53 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■石北本線 |
キロ程 | 137.7 km(新旭川起点) |
電報略号 | イハ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1914年(大正3年)10月5日 |
備考 | 無人駅 |
生田原駅(いくたはらえき)は、北海道紋別郡遠軽町生田原にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線の駅。
2002年(平成14年)12月1日から特急「オホーツク・大雪」を含む全ての定期列車が停車するようになった[1]。なお、金曜・日曜夜に運転される臨時快速列車(8585D)は当駅を通過する。
駅番号はA53。電報略号はイハ。事務管コードは▲122522[2]。
歴史
1914年(大正3年)10月5日に、上生田原駅(かみいくたはらえき)として開業した[3]。当時、石北本線はまだ開通しておらず、池田駅から後に池北線を経て北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線となる路線が網走本線という名前で野付牛駅(北見駅)を経て網走駅まで先に開通していた[3]。その野付牛駅から、オホーツク海沿いの湧別駅に向けて湧別軽便線の建設が行われ[3]、留辺蘂 - 下生田原(後の安国駅)間の開通に合わせて当駅が設置された[4][5]。この時点では、762ミリメートル軌間の軽便鉄道であったが、まもなく1916年(大正5年)11月7日に1,067ミリメートル軌間に改軌され、石北本線の開通に伴い1932年(昭和7年)10月1日に石北本線の駅となった[4]。
生田原町の中心駅であったことから、1946年(昭和21年)3月1日に生田原駅に改称された[3]。この当時は林業・鉱業に関わる輸送の中継地として駅は賑わい、南の常紋峠を越える列車に補助機関車を連結するため、転車台や給水設備が設置されて鉄道の運行拠点ともなっていた[3]。
しかしこうした運行設備は撤廃され、1984年(昭和59年)11月10日には無人化されることになった[3]。地元の「駅周辺再開発事業」に伴い、木造平屋建ての駅舎を建て替えることになり、1993年(平成5年)3月25日に鉄筋コンクリート造りの2階建て駅舎が使用開始され、併設のオホーツク文学館は7月10日にオープンした[3]。
年表
- 1914年(大正3年)10月5日:鉄道院湧別軽便線留辺蘂駅 - 下生田原駅間(軌間762mm)開業にともない設置。当時の駅名は上生田原駅(かみいくたはら)。一般駅[5]。
- 1916年(大正5年)11月7日:留辺蘂駅 - 遠軽駅間1,067mm軌間に改軌[4]。
- 1922年(大正11年)
- 1928年(昭和3年):上生田原森林軌道(馬車鉄道)開設。最長時(1944年)28.9キロ[6]
- 1942年(昭和17年):森林軌道が機関車を導入して森林鉄道となる。
- 1946年(昭和21年)3月1日:生田原駅に改称[7]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体である日本国有鉄道に移管。
- 1954年(昭和29年):上生田原森林鉄道廃止。
- 1961年(昭和36年)4月1日:新旭川駅 - 網走駅間を石北本線に改称。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。
- 1992年(平成4年)4月1日:簡易委託廃止。
- 1993年(平成5年)
- 2002年(平成14年)12月1日:特急「オホーツク」の全列車が停車するようになる[1][9][1]。
駅名の由来
所在地名より。アイヌ語の「イクタラ[注釈 1]」(笹)に由来し、この地域の川筋に笹が多く生えていることから名づけられたとされる[10]。
駅構造
単式ホーム2面2線を有する地上駅。ホーム間の線路は両面と接するが、2番のりばでの乗降は行わない。両ホームは構内踏切で連絡している。
遠軽駅管理の無人駅。駅舎には遠軽町立オホーツク文学館(図書館と博物館の複合施設[11])が併設されている。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■石北本線 | 上り | 遠軽・旭川方面 | 当駅始発は2番線 |
2 | 下り | 北見・網走方面 |
-
待合室(2018年7月)
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ホーム(2018年7月)
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構内踏切(2018年7月)
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駅名標(2018年7月)
利用状況
- 2012年(平成24年)- 2016年(平成28年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は34.6人[12]。
- 2013年(平成25年)- 2017年(平成29年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は29.4人[13]。
- 2014年(平成26年)- 2018年(平成30年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は24.0人[14]。
駅周辺
- 北海道道592号湯里生田原停車場線
- 国道242号
- 遠軽町役場生田原総合支所(旧・生田原町役場)
- 遠軽警察署生田原駐在所
- 生田原郵便局
- 遠軽信用金庫生田原支店
- えんゆう農業協同組合(JAえんゆう)生田原支所
- ちゃちゃワールド(木製のおもちゃをテーマとする観光施設[15]。1998年(平成10年)4月28日に開館[15]。
- 生田原温泉ノースキング
- 北海道北見バス「生田原」停留所[16]
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■石北本線
- *:一部列車のみ生野駅に停車する。
- **:
打消線は廃止信号場
脚注
注釈
出典
- ^ a b c “JR生田原駅 1日から全特急停車 「交流人口増え活性化」 町、長年の悲願達成喜ぶ”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2002年11月29日)
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ a b c d e f g h 伊藤丈志「驛 町のランドマーク 駅舎見聞録 16 石北本線編 生田原駅」『鉄道ジャーナル』第577号、鉄道ジャーナル社、2014年11月、138-139頁。
- ^ a b c 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』1 p.252
- ^ a b c 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』2 p.919
- ^ 河野哲也「北海道の森林鉄道,殖民軌道」『鉄道ピクトリアル』No.733
- ^ 「告示 / 運輸省 / 第50号 / 房總西線安房北條停車場等改稱/」『官報』1946年2月23日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 北海道630駅 小学館 1993年発行。
- ^ "平成14年12月ダイヤ改正について" (Press release). 北海道旅客鉄道. 20 September 2002. 2014年6月19日閲覧。
- ^ “アイヌ語地名リスト ア~イチ P1-10”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月20日閲覧。
- ^ 【わがまち遺産】オホーツク文学館(遠軽町)2016年10月2日 朝日新聞北海道版
- ^ "石北線(新旭川・網走間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (Press release). 北海道旅客鉄道. 8 December 2017. 2017年12月9日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年12月10日閲覧。
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- ^ “石北線(新旭川・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 4 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ a b “「ちゃちゃワールド」28日開館 木製がん具1万点 生田原に まるで世界旅行”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1998年4月3日)
- ^ “路線図 清里線(キララン清里行)”. 北海道北見バス. 2019年6月21日閲覧。
参考文献
- 本久公洋『北海道鉄道駅大図鑑』北海道新聞社、2008年7月。ISBN 978-4-89453-464-3。
- 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB、1998年10月1日。ISBN 4-533-02980-9。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 列島縦断 鉄道12000キロの旅 〜最長片道切符でゆく42日〜 - 当駅にてテレビ中継が行われた。
外部リンク
- 生田原|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|駅・鉄道・旅行|JR北海道- Hokkaido Railway Company
- 1948年撮影航空写真 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス。 駅裏の広大な貯木場から下へ向かって石北本線横を並走し、下を潜って西へ向きを変えた後、浦島内川上流(左方向)と生田原川上流(左下方向)の二手に分かれて奥地へ向かう上生田原森林鉄道の軌道が確認できる。
- オホーツク文学館遠軽町