丸瀬布駅
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丸瀬布駅 | |
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駅舎(2018年5月) | |
まるせっぷ Maruseppu | |
(7.8 km) 瀬戸瀬 A49► | |
所在地 | 北海道紋別郡遠軽町丸瀬布水谷町 |
駅番号 | ○A48 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■石北本線 |
キロ程 | 101.9 km(新旭川起点) |
電報略号 | マセ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
50人/日 -2014年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)10月10日[1] |
備考 | 無人駅 |
丸瀬布駅(まるせっぷえき)は、北海道紋別郡遠軽町丸瀬布水谷町(まるせっぷみずたにまち)にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線の駅である。電報略号はマセ。事務管理コードは▲122517[2][3]。駅番号はA48。
特急「大雪」4号を除く全ての列車が停車する。
歴史
[編集]昭和初期の開駅直後に武利意森林鉄道が開通し、木材や物資輸送の中継点として多くの側線を有し、貨物輸送でも活況を呈した。
年表
[編集]- 1927年(昭和2年)10月10日:鉄道省石北東線遠軽駅 - 当駅間開業にともない開業[4]。一般駅[1]。当初は構内に建設事務所や機関庫も設けられた[5]。
- 1928年(昭和3年)7月2日:武利意森林鉄道開通。
- 1929年(昭和4年)8月12日:当駅 - 白滝駅間延伸開業[4]。当駅構内の建設事務所・機関庫は白滝に移転[5]。
- 1930年(昭和5年)3月:北海道庁貯木場専用側線を新設[5]。
- 1932年(昭和7年)10月1日:新旭川駅 - 野付牛駅間を石北線と線名改称[4]。
- 1933年(昭和8年)2月:住友(現:住友金属鉱山)鴻之舞鉱業所専用側線を新設[5]。
- 1935年(昭和10年)3月30日:駅本屋を拡張、湯呑場と宿直室を増築[5]。
- 1938年(昭和13年)9月:駅事務室と待合室を拡張[5]。
- 1942年(昭和17年)
- 1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体である日本国有鉄道に移管。
- 1961年(昭和31年)4月1日:所属路線が石北本線に改称[4]。
- 1962年(昭和37年)7月:武利意森林鉄道休止。
- 1963年(昭和38年)4月1日:武利意森林鉄道廃止。
- 1969年(昭和44年)8月31日:住友鴻之舞鉱業所専用側線を撤去[5]。
- 1981年(昭和56年)10月1日:同日のダイヤ改正で急行「大雪」の一部が特急「オホーツク」に編入格上げとなり、特急列車停車駅となる[6]。
- 1982年(昭和57年)11月15日:貨物取扱い廃止[1]。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承[4]。
- 1988年(昭和63年):駅舎改築[8]。
- 1992年(平成4年)4月1日:簡易委託廃止、完全無人化。
- 2000年(平成12年)4月1日:駅舎改築[9]。
- 2025年(令和7年)3月15日:同日のダイヤ改正で特急「オホーツク」「大雪」が特急「オホーツク」と特別快速「大雪」に再編され、全旅客列車停車駅となる(予定)[JR北 1]。
駅名の由来
[編集]→「丸瀬布」も参照
地名より。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線の地上駅であり、ホームへは構内踏切を渡る[8]。かつては駅舎に面した単式ホームがあり2面3線で運用された。トイレは設置されている。
遠軽駅管理の無人駅。駅舎は2000年に、図書館や託児所を併設した丸瀬布生涯学習館と合築となった[9]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■石北本線 | 上り | 旭川・札幌方面 |
2 | 下り | 遠軽・網走方面 |
-
直接ホームに出られる
-
生涯学習館の風除室が待合室となる
-
ホーム
-
構内踏切
-
駅名標
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1927年(昭和 | 2年)17,489 | (47.7) | [5] | 開業初年度 | |
1930年(昭和 | 5年)23,987 | (65.7) | 前年度に石北線(旭川駅 - 野付牛駅間)全通。 | ||
1935年(昭和10年) | 47,452 | (129.7) | |||
1940年(昭和15年) | 92,652 | (253.8) | |||
1945年(昭和20年) | 136,007 | (372.6) | |||
1950年(昭和25年) | 121,131 | (331.9) | |||
1955年(昭和30年) | 156,803 | (428.4) | |||
1960年(昭和35年) | 151,028 | (413.8) | |||
1965年(昭和40年) | 136,176 | (373.1) | |||
1970年(昭和45年) | 129,801 | (355.6) | |||
1971年(昭和46年) | 126,006 | (344.3) | |||
1978年(昭和53年) | 274 | [10] | |||
2016年(平成28年) | 25.6 | [JR北 2] | |||
2017年(平成29年) | 22.6 | [JR北 3] | |||
2018年(平成30年) | 20.4 | [JR北 4] | |||
2019年(令和元年) | 17.2 | [JR北 5] | |||
2020年(令和 | 2年)16.8 | [JR北 6] | |||
2021年(令和 | 3年)20.6 | [JR北 7] | |||
2022年(令和 | 4年)21.6 | [JR北 8] | |||
2023年(令和 | 5年)20.6 | [JR北 9] |
駅周辺
[編集]丸瀬布地区では唯一の駅であり、丸瀬布の市街が広がる。
- 北海道道306号丸瀬布上渚滑線
- 国道333号、北海道道1070号上武利丸瀬布線
- 道の駅まるせっぷ
- 旭川紋別自動車道丸瀬布インターチェンジ
- 遠軽町役場丸瀬布総合支所(旧・丸瀬布町役場)
- 遠軽警察署丸瀬布駐在所
- 丸瀬布郵便局
- 遠軽信用金庫丸瀬布支店
- えんゆう農業協同組合(JAえんゆう)丸瀬布支所
- 遠軽地区広域組合消防署丸瀬布支署
- セイコーマート丸瀬布店
- 遠軽町営バス「丸瀬布駅前」停留所[11]
- 高速えんがる号・特急北大雪号「丸瀬布」停留所[12]
- 丸瀬布ハイヤー
隣の駅
[編集]- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■石北本線
- *
打消線は廃駅
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、918-919頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、244頁。doi:10.11501/1873236 。2023年3月21日閲覧。
- ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 28号・釧網本線/石北本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月31日、22-23頁。
- ^ a b c d e f g h i j 丸瀬布町史編集委員会 編『丸瀬布町史 下巻』丸瀬布町、1974年7月1日、1040-1052頁。doi:10.11501/9569221 。
- ^ 吉田, 揵治、前崎, 順亮「56・10ダイヤ改正」『交通技術』第36巻第10号、交通協力会、1981年10月、5-8頁、doi:10.11501/2248666。
- ^ “「通報」●函館本線江部乙駅ほか49駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 1. (1984年11月9日)
- ^ a b 宮脇俊三、原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、129頁。ISBN 4-09-395401-1。
- ^ a b 佐藤英法 (2012年7月8日). “駅 人 話 丸瀬布駅”. 朝日新聞(朝日新聞社)
- ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、898頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ “バスを使ってみませんか?” (PDF). 遠軽町. 2019年9月19日閲覧。
- ^ “丸瀬布”. 北海道中央バス. 2019年9月19日閲覧。
JR北海道
[編集]- ^ 『2025年3⽉ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2024年12月13日。オリジナルの2024年12月13日時点におけるアーカイブ 。2024年12月13日閲覧。
- ^ 「石北線(新旭川・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブ 。2017年12月10日閲覧。
- ^ 「石北線(新旭川・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブ 。2018年8月19日閲覧。
- ^ “石北線(新旭川・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “石北線(新旭川・網走間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3・4 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月9日閲覧。
参考文献
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 丸瀬布|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company