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「熊野市駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 06:40時点における版

熊野市駅
駅舎(2019年3月)
くまのし
Kumanoshi
大泊 (2.4 km)
(2.0 km) 有井
地図
所在地 三重県熊野市井戸町809-3
北緯33度53分22.80秒 東経136度5分56.11秒 / 北緯33.8896667度 東経136.0989194度 / 33.8896667; 136.0989194
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 紀勢本線
キロ程 157.6 km(亀山起点)
電報略号 クノ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
483人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1940年昭和15年)8月8日[1]
備考 駅長配置駅管理駅
みどりの窓口
* 1959年に紀伊木本駅から改称。
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熊野市駅(くまのしえき)は、三重県熊野市井戸町にある、東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線である。

特急『南紀』を含む全ての列車が停車し、また普通列車の一部が折り返すなど、線内の主要駅にして境界駅の一つでもある。

歴史

1940年8月、国鉄紀勢西線が新宮駅から延伸され、国鉄紀勢西線の終着駅として開業した。当時は現在の熊野市はまだ誕生しておらず、木本町の代表駅という位置付けであった。

開業から十年以上、和歌山方面からの終着駅の役目を担っていたが、1956年4月には紀勢西線がさらに新鹿駅まで延長されたため、中間駅となった。その後、1959年に紀勢西線と紀勢東線が接続し、亀山駅 - 和歌山駅(現在の紀和駅)間が紀勢本線となったことを受け国鉄紀勢本線の駅となり、さらに国鉄分割民営化を経て現在に至っている。

年表

  • 1940年(昭和15年)8月8日:国鉄紀勢西線の紀伊木本駅(きいきのもとえき)として開業[1]
  • 1956年(昭和31年)4月1日:紀勢西線が当駅から新鹿駅まで延伸[1]
  • 1959年(昭和34年)7月15日:現在の紀勢本線が全通し、紀勢本線所属となる[1]。これにあわせて熊野市駅(くまのしえき)に改称。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄の分割民営化により東海旅客鉄道の駅となる[1]
  • 1990年平成2年)3月:駅舎改築。

駅名について

1959年(昭和34年)の改称に当たっては「熊野市駅」にするか「熊野駅」にするかが国鉄や地元で問題となった。このうち、「熊野駅」では広大な熊野地域の観光中心地の印象を与えるし、熊野地域は隣接する和歌山県にも多くかかっており、三重県内である熊野市はその一部分で地域の中心ではない、という国鉄側の意見で「熊野市駅」とすることとなった[2]

なお、公式なローマ字表記は「Kumanoshi Station」であるが、国道42号の案内では「Kumano City Station」と表記されている。

駅構造

全景

1面1線の単式ホーム(1番のりば)と1面2線の島式ホーム(2・3番のりば)、合計2面3線を有する地上駅。駅舎は南の単式ホーム(1番のりば)側にあり、島式ホーム(2・3番のりば)へは跨線橋で連絡している。

駅舎は開業当初からの木造のもので、大きな三角屋根が特徴。駅前にはロータリーが整備され、バスやタクシーが乗り入れるなど、周辺の駅の中では規模が大きい。

終日有人駅(一部の時間帯を除く)で、みどりの窓口自動券売機[注釈 1]が設置されている(自動改札機は未設置)。駅長が配置された直営駅で、管理駅として二木島駅 - 鵜殿駅間の各駅を管理している。

のりば

ホーム
番線 路線 方向 行先 備考
1 紀勢本線 下り 新宮方面[注釈 2] 特急『南紀』を含む
2 上り 尾鷲名古屋方面[注釈 2]
3 上り 尾鷲・名古屋方面 待避・始発
下り 新宮方面
  • 特急列車・普通列車ともに、主に下りは1番線、上りは2番線を使用する。
  • 夜間留置の設定が多い。
  • 熊野大花火大会開催時には、当駅発着を含めて多数の臨時列車が運転される。

利用状況

「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 一日平均
乗車人員
1998年 869
1999年 854
2000年 823
2001年 814
2002年 759
2003年 720
2004年 644
2005年 630
2006年 643
2007年 655
2008年 647
2009年 597
2010年 585
2011年 536
2012年 517
2013年 494
2014年 462
2015年 466
2016年 469
2017年 483

駅周辺

井戸川の河口附近に発達した熊野市(旧・木本町)の市街地の北の端に位置していて、同市の玄関口となっている。北の端ではあるが市街地の中にあるため、市役所をはじめとする公的機関に近い。イオン(徒歩10分)など大規模な商業施設もある。

公的機関

学校

その他

バス路線

一般路線バス

三重交通

かつては熊野交通も同様のルートで路線を運行していたが、廃止された(同社は鬼ヶ城発着)。

コミュニティバス・公営バス

熊野市自主運行バス

  • 清流・那智黒石の里線 - 尾川 行き / 新町 行き
  • 飛鳥・五郷線 - 湯の谷 行き(水曜のみ)、桃崎 行き / 三交南紀 行き
  • 潮風かほる熊野古道線 - 二木島駅 行き / 三交南紀 行き

南紀広域バス御浜町、熊野市)

  • 熊野古道瀞流荘線 - 瀞流荘 行き / 木本高校 行き

北山村営バス

中・長距離バス

いずれも三重交通による運行である。

隣の駅

※特急『南紀』の隣の停車駅は列車記事を参照。

東海旅客鉄道(JR東海)
紀勢本線
大泊駅 - 熊野市駅 - 有井駅

脚注

注釈

  1. ^ 自動券売機は、紀勢本線内では他に亀山駅津駅松阪駅尾鷲駅にも設置されている(JR東海管内の駅のみ列挙)。
  2. ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。

出典

  1. ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 25号 紀勢本線・参宮線・名松線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月10日、19-21頁。 
  2. ^ 「「熊野市駅」に内定 国鉄紀伊木本駅を改称」朝日新聞 1959年(昭和34年)3月1日付 12面 三重版

関連項目

外部リンク