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「深谷駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 06:57時点における版

深谷駅
北口(2012年8月)
ふかや
Fukaya
籠原 (4.8 km)
(4.3 km) 岡部
地図
所在地 埼玉県深谷市西島町三丁目1-8
北緯36度11分29.41秒 東経139度16分51.64秒 / 北緯36.1915028度 東経139.2810111度 / 36.1915028; 139.2810111 (深谷駅)
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 高崎線
キロ程 45.8km(大宮起点)
東京から尾久経由で76.3 km
電報略号 フカ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
10,118人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1883年明治16年)10月21日
備考 業務委託駅
みどりの窓口
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深谷駅(ふかやえき)は、埼玉県深谷市西島町三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)高崎線である。

関東の駅百選に選定されている。

2006年以前は深谷市内にある唯一の旅客駅だった。

歴史

駅構造

本庄駅が管理するJR東日本ステーションサービスが駅業務を受託する業務委託駅である。 単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。また、留置線が2線ある。かつては1番線と2番線の間にも中線が存在していたが、既に撤去されている。みどりの窓口自動改札機指定席券売機多機能券売機を設置している。橋上と1番線ホームに冷暖房付きの待合室を有し、橋上には市民ギャラリーや市民サービスセンターもある。

初電 - 6:30の間の改札はインターホンを使用しての対応となっている[3]

改装された現在の駅舎は東京駅の赤レンガ駅舎をモチーフにしたデザインで、「ミニ東京駅」とも呼ばれる[4]。これは、大正時代に竣工した東京駅・丸の内口駅舎の建築時、深谷に所在する日本煉瓦製造で製造された煉瓦が70km以上離れた東京駅まで鉄道輸送されて使われた史実に因む[4][注釈 1]。ただし、この深谷駅舎自体はレンガ構造ではなく、コンクリート壁面の一面にレンガ風のタイルを貼ることによって東京駅に似せている[4]。これはレンガが線路上に剥落する可能性が指摘されたためである。本物のレンガではないものの夜間ライトアップ時を含めて人気は高く、撮影する地元利用者や遠方から訪れる鉄道ファン・観光客が絶えない。改築時には約35億円が投じられた[5]。1994年(平成6年)8月着工、1996年(平成8年)7月10日の始発列車から供用を開始した。鉄骨造り3階建てで、駅施設部分は約1200平方メートル、このほかに深谷市の行政施設として約1800平方メートルが充てられている[2]

ホーム有効長は15両編成に対応しており、朝の当駅始発と夜の当駅止まりの列車、輸送障害時に急遽岡部駅または本庄駅で折り返す列車は15両編成で発着する。 高崎線で運行される15両編成の普通列車・快速列車は、前述の列車を除きすべて籠原駅で連結・切り離しを行う。2017年度末までは、1番線は有効長は14両で、普通・快速列車では10両編成のみ入線が可能だった[6]。2018年5月現在、当駅始発・止まり列車は変わりなく、定期列車で15両編成のまま岡部駅や本庄駅で折り返す列車の新規設定もない。

通常は上り列車が1番線、下り列車が2番線を使用するが、3番線は臨時用の下り待避線となっている(2010年12月3日までは、定期列車で3番線から高崎方面に向かう設定があった)。この3番線は大宮方面への折り返しにも対応しているため、21時過ぎ(土曜・休日は20時台終わり)に1編成が当駅到着後停泊となり、翌朝の折り返し始発として平日6時台の上り上野行き(土曜・休日は7時台の上野東京ライン)として運用されている。なお高崎方面から向かう上り列車は待避ができない。

2006年(平成18年)4月1日から、発車メロディ深谷ねぎのイメージソング『おねぎのマーチ』に変更された。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
1 高崎線 上り 大宮東京新宿横浜方面 一部列車は3番線
2・3 下り 高崎前橋水上方面  

(出典:JR東日本:駅構内図

  • 3番線は朝の当駅始発上り列車が使用する。
  • 湘南新宿ラインの列車は新宿駅を経由して大船駅から、上野東京ラインの列車は上野駅を経由して東京駅から東海道線へ直通する。

利用状況

2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員10,118人である。

近年の1日の平均乗車人員の推移は以下の通りである。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1966年(昭和41年) 11,122
1967年(昭和42年) 11,395
1968年(昭和43年) 12,217
1969年(昭和44年) 11,726
1970年(昭和45年) 10,392
1971年(昭和46年) 10,547
1972年(昭和47年) 10,571
1973年(昭和48年) 10,434
1974年(昭和49年) 10,614
1975年(昭和50年) 10,722
1976年(昭和51年) 11,142
1977年(昭和52年) 11,026
1978年(昭和53年) 11,053
1979年(昭和54年) 10,807
1980年(昭和55年) 10,688
1981年(昭和56年) 10,735
1982年(昭和57年) 10,299
1983年(昭和58年) 9,892
1984年(昭和59年) 10,203
1985年(昭和60年) 10,659
1986年(昭和61年) 10,831
1987年(昭和62年) 11,145
1988年(昭和63年) 11,350
1989年(平成元年) 12,444
1990年(平成02年) 12,425
1991年(平成03年) 12,711
1992年(平成04年) 12,551
1993年(平成05年) 12,586
1994年(平成06年) 12,531
1995年(平成07年) 12,527
1996年(平成08年) 12,739
1997年(平成09年) 12,319
1998年(平成10年) 11,731
1999年(平成11年) 11,220 [* 1]
2000年(平成12年) [JR 1]10,844 [* 2]
2001年(平成13年) [JR 2]10,625 [* 3]
2002年(平成14年) [JR 3]10,387 [* 4]
2003年(平成15年) [JR 4]10,209 [* 5]
2004年(平成16年) [JR 5]9,869 [* 6]
2005年(平成17年) [JR 6]9,789 [* 7]
2006年(平成18年) [JR 7]9,808 [* 8]
2007年(平成19年) [JR 8]10,055 [* 9]
2008年(平成20年) [JR 9]10,285 [* 10]
2009年(平成21年) [JR 10]10,312 [* 11]
2010年(平成22年) [JR 11]10,402 [* 12]
2011年(平成23年) [JR 12]10,273 [* 13]
2012年(平成24年) [JR 13]10,161 [* 14]
2013年(平成25年) [JR 14]10,235 [* 15]
2014年(平成26年) [JR 15]9,832 [* 16]
2015年(平成27年) [JR 16]9,972 [* 17]
2016年(平成28年) [JR 17]9,951 [* 18]
2017年(平成29年) [JR 18]10,051 [* 19]
2018年(平成30年) [JR 19]10,118

駅周辺

北口には深谷出身である渋沢栄一(日本煉瓦製造会社の設立など日本近代産業の指導者)の像が鎮座する。また現在の橋上駅舎以前の旧駅舎があった場所の周辺は花壇として整備されている。

路線バス

乗り場 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
深谷駅
(北口)
KM22 深谷第一高校・東方新井屋・籠原駅 熊谷駅 国際十王交通
県北都市間路線代替バス 光厳寺前・グリーンパーク前・寄居駅入口 寄居車庫 武蔵観光
深谷駅北口 1. 北部定期便 深谷市役所・福寿荘・渋沢栄一記念館深谷警察署前 深谷駅北口 くるリン
2. 東循環便 深谷赤十字病院アリオ深谷・幡羅小学校前・常盤公園(北)・深谷商業高校前
深谷駅南口 3. 西循環便 南公民館・深谷市役所・深谷駅北口・アリオ深谷・深谷赤十字病院
4. 南部シャトル便 仙元荘・藤沢公民館・境(南) 武川駅北口
  • 熊谷駅行き・寄居車庫行きよりも、コミュニティバスのくるリン各路線の方が運行本数が多く、市内の移動に特化している。
  • 南口ロータリーに、Ario深谷シャトルバス(無料)が発着する。深谷市上柴町西のArio深谷(2010年12月2日開店)・イトーヨーカドー・キララ上柴・東都大学を結ぶ。このバスは、以前は深谷駅北口専用乗場発着であったが、2010年11月より南口ロータリー発着に変更された。
  • 成田空港線は2014年11月16日をもって運行休止となっている。
  • 「ウイングライナー号(大阪・京都~川越・熊谷・深谷)」は2015年12月10日をもって廃止された。

ギャラリー

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
高崎線
通勤快速・特別快速・快速(「アーバン」を含む)・普通
籠原駅 - 深谷駅 - 岡部駅

脚注

記事本文

注釈

  1. ^ 当時煉瓦等輸送に使われていた日本煉瓦製造工場までの貨物線4.2kmは廃線後、遊歩道として整備されている。

出典

  1. ^ 『地方鉄道及軌道一覧. 昭和18年4月1日現在』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  2. ^ a b 「JR東日本深谷駅 赤レンガ新橋上駅舎で営業開始」『鉄道ジャーナル』第359号、鉄道ジャーナル社、1996年9月、99頁。 
  3. ^ 【お知らせ】高崎線内の一部の駅におけるインターホン対応等の実施について” (2016年2月1日). 2016年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月20日閲覧。
  4. ^ a b c 駅ものがたり・深谷 レンガの街にミニ東京駅 『日本経済新聞』 平成25年3月23日 夕刊社会面
  5. ^ “【大人の遠足】埼玉・深谷JR深谷駅/レンガの街にミニ東京駅”. 『産経新聞』朝刊. (2017年7月21日). http://www.sankei.com/premium/news/170128/prm1701280013-n1.html 
  6. ^ 会社発足30周年を迎えるにあたって別紙2(東日本旅客鉄道プレスリリース2017年3月7日、同日閲覧)
広報資料・プレスリリースなど一次資料

利用状況

  1. ^ 埼玉県統計年鑑 - 埼玉県
  2. ^ 統計 - 深谷市
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
埼玉県統計年鑑

関連項目

外部リンク