「立野駅 (熊本県)」の版間の差分
オープンストリートマップ タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 |
|||
6行目: | 6行目: | ||
|pxl = 240px |
|pxl = 240px |
||
|画像説明 = JR駅舎 |
|画像説明 = JR駅舎 |
||
{{Infobox mapframe|zoom=13|frame-width=250|type=point}} |
|地図={{Infobox mapframe|zoom=13|frame-width=250|type=point}} |
||
|よみがな = たての |
|よみがな = たての |
||
|ローマ字 = Tateno |
|ローマ字 = Tateno |
2020年2月15日 (土) 07:23時点における版
立野駅 | |
---|---|
JR駅舎 | |
たての Tateno | |
所在地 | 熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字立野[1] |
所属事業者 |
■九州旅客鉄道(JR九州) ■南阿蘇鉄道 |
電報略号 | タテ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム |
計2面3線 1面2線(JR九州)[1] 1面1線(南阿蘇鉄道) |
乗車人員 -統計年度- |
(JR九州)-2005年- 387(南阿蘇鐵道)-2015年- 369人/日(降車客含まず) |
乗降人員 -統計年度- |
(南阿蘇鐵道)-2015年- 736[2]人/日 |
開業年月日 | 1916年(大正5年)11月11日[3] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■豊肥本線(JR九州) |
キロ程 | 32.3 km(熊本起点) |
◄瀬田 (5.1 km) (7.9 km) 赤水► | |
所属路線 | ■高森線(南阿蘇鉄道) |
キロ程 | 0.0 km(立野起点) |
(4.7km) 長陽► | |
備考 |
共同使用駅 JR九州:無人駅 |
立野駅(たてのえき)は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字立野にある、九州旅客鉄道(JR九州)・南阿蘇鉄道の駅である[1]。
JR九州の豊肥本線と、南阿蘇鉄道の高森線の2路線が乗り入れる[1]。高森線は当駅が起点である。JR豊肥本線はスイッチバック構造となっており[1]、ななつ星in九州を除く全ての特急・普通列車が停車する(ななつ星in九州は運転停車扱い)。 豊肥本線も以前は当駅発着の列車が設定されていた。
歴史
- 1916年(大正5年)11月11日 - 宮地軽便線の駅として鉄道院が開設[3]。
- 1922年(大正11年)9月2日 - 宮地軽便線が宮地線に改称[3]。
- 1928年(昭和3年)12月2日 - 豊肥本線が全線開通、宮地線を豊肥本線に編入すると共に立野 - 高森間を高森線に分離[3]。
- 1986年(昭和61年)4月1日 - 高森線が南阿蘇鉄道に転換[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により豊肥本線を九州旅客鉄道が継承[3]。
- 2012年(平成24年)7月12日 - 九州北部豪雨により不通となったが、同年7月24日に当駅を含む区間は運転を再開した[4]。
- 2013年(平成25年)4月1日 - 無人化。
- 2016年(平成28年)4月14日 - 熊本地震によって発生した土砂災害により休止。
駅構造
JRは島式ホーム1面2線を有する地上駅である[1]。駅舎とホームとは構内踏切で連絡している[1]。
南阿蘇鉄道は単式ホーム1面1線を有する地上駅である。かつては島式ホーム1面2線であった。
JRの駅本屋はJRホームから見て構内踏切を渡った地点に所在する。駅本屋を出ると正面に南阿蘇鉄道高森線のホームがあり、右手が外部へ出る折返し階段となっている。また、南阿蘇鉄道の駅本屋は高森線のホーム上にある。階段や高森線ホームなどが狭い空間に配置されているためJR駅舎の出口周辺は奥まった雰囲気がある。
JR、南阿蘇鉄道共に無人駅である。なお、JRは当駅で運賃の精算方法が変わる(熊本~当駅間は都市型ワンマン方式)。
スイッチバック
当駅と赤水駅間は約8 kmの距離であるが、標高差が約190 mあることから、勾配緩和のためのスイッチバックが設けられている。当駅の駅舎およびホームはスイッチバック構造の底点に位置しているため、駅舎から入ってホーム右側(1番線)に熊本方面行きが、ホーム左側(2番線)に大分方面行きが発着することから、注意が必要である。
熊本方面から来た列車は当駅(スイッチバック底点)で進行方向を変えて後進し、スイッチバック頂点(折り返し点)に向かう。頂点でさらに進行方向を変えて前進し、大分方面に向かう。かつて運転されていた蒸気機関車牽引による臨時快速列車「あそBOY」は、当駅とスイッチバック頂点までの間は推進運転により後進していた。
なお、JR九州の駅でスイッチバックのある駅はこの立野駅のほかに、肥薩線の大畑駅・真幸駅がある(いずれも通過不可能型スイッチバック駅)。
のりば
南阿蘇鉄道ホーム[注釈 1] | ■高森線 | 高森方面 |
---|---|---|
JRホーム 1 | ■豊肥本線(上り) | 肥後大津・熊本方面 |
JRホーム 2 | ■豊肥本線(下り) | 阿蘇・大分方面 |
-
JRホーム
優等列車も停車する -
阿蘇山とスイッチバックにちなんだJR駅名標
-
南阿蘇鉄道ホーム
JRホームとは20mほど離れている -
南阿蘇鉄道ホーム
俯瞰 -
ホーム概略図
利用状況
- 南阿蘇鉄道
- 近年の一日平均乗降人員の推移は下記のとおり。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員[2] |
---|---|---|
2011年 | 338[5] | 674 |
2012年 | 309[6] | 618 |
2013年 | 330[7] | 658 |
2014年 | 332[8] | 664 |
2015年 | 369[9] | 736 |
2016年 | 営業休止 | 営業休止 |
2017年 | 営業休止 | 営業休止 |
駅周辺
- 南阿蘇村立立野小学校
- 東海大学阿蘇キャンパス
- 九州電力 黒川第一発電所
- 阿蘇北向谷原始林
- 立野郵便局
- ニコニコ屋(ニコニコ饅頭本舗) - 1907年(明治40年)に大津町陣内で創業し、1916年(大正5年)に当駅開業に合わせて駅前に移転した[10]。ピンポン球ほどの大きさの白い酒まんじゅうが名物で、1955年(昭和30年)頃には駅のプラットホームなどで販売し、最盛期には一日平均約3,000個を売り上げていた[10]。今は駅前で販売している[10]。
- お弁当のヒライ立野店
- 国道57号 [1]
- 熊本県道174号立野停車場線 - 駅前起点、数百メートル先の国道へ繋ぐ道路
路線バス
最寄のバス停は国道上にある「立野」停留所。 運行は産交バスが行って、ともに肥後大津(大津駅南口)と南阿蘇村・高森町を結んでいる。
その他
隣の駅
※特急「九州横断特急」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。
脚注
注釈
- ^ 国鉄時代は0番線だった
出典
- ^ a b c d e f g h 『週刊 JR全駅・全車両基地』 38号 大分駅・由布院駅・田主丸駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年5月12日、24頁。
- ^ a b 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2018年3月22日閲覧
- ^ a b c d e f 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 27号・豊肥本線/久大本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月24日、14-15頁。
- ^ トロッコ列車、キャンセル相次ぐ 南阿蘇鉄道 - 熊本日日新聞 2012年7月23日
- ^ [1] - 九州運輸要覧、2018年3月26日閲覧
- ^ [2] - 九州運輸要覧、2018年3月26日閲覧
- ^ [3] - 九州運輸要覧、2018年3月26日閲覧
- ^ [4] - 九州運輸要覧、2018年3月26日閲覧
- ^ [5] - 九州運輸要覧、2018年3月26日閲覧
- ^ a b c 東野真和 (2018年4月24日). “逆境なんの「ニコニコ饅頭」 南阿蘇、親子3人手作りの老舗”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 熊本全県版
関連項目
外部リンク
- 立野駅(駅情報) - 九州旅客鉄道