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「白老駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 09:04時点における版

白老駅
駅舎(2017年9月)
しらおい
Shiraoi
H24 萩野 (5.8 km)
(5.5 km) 社台 H22
地図
所在地 北海道白老郡白老町東町一丁目
北緯42度33分16.95秒 東経141度21分36.45秒 / 北緯42.5547083度 東経141.3601250度 / 42.5547083; 141.3601250 (白老駅)
駅番号 H23
所属事業者 北海道
所属路線 室蘭本線
キロ程 113.6 km(長万部起点)
電報略号 シラ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
713人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1892年明治25年)8月1日
備考 業務委託駅
みどりの窓口
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白老駅(しらおいえき)は、北海道白老郡白老町末広町2丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線である。駅番号H23電報略号シラ事務管コードは▲130321[1]。特急「すずらん」の停車駅となっている。当駅から沼ノ端駅までの28.7 kmは日本国内で最も長い鉄道の直線区間になっている[2]

歴史

1976年の白老駅と周囲約750m範囲。左下が東室蘭方面。駅裏室蘭側の斜めの多数の側線は、白老川へ向かっていた砂利線の撤去残りと陸上自衛隊白老弾薬支処専用線。また、駅裏正面の貨物積卸場は木工場に接しており、まだ利用されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅構造

混合ホーム2面3線の地上駅。上り貨物列車専用の待避線が1番のりばと2番のりばの間に1本ある。3番のりばは下り列車のみ待避が可能である。駅舎は白老町の所有であり[報道 4]北海道ジェイ・アール・サービスネットが駅務を受託する業務委託駅である。みどりの窓口(営業時間7時00分 - 18時00分)を設置している[7]

のりば
番線 路線 方向 行先 備考
1 室蘭本線 上り 東室蘭室蘭方面
2・3 下り 苫小牧札幌方面 待避列車は3番線から発車

利用状況

「白老町統計書」によると、2017年(平成29年)度の1日平均乗車人員は713人であった[8]

近年の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりである。

年度 乗車人員 出典
2003年(平成15年) 550 [9]
2004年(平成16年) 550 [10]
2005年(平成17年) 510 [11]
2006年(平成18年) 490
2007年(平成19年) 480
2008年(平成20年) 520
2009年(平成21年) 530
2010年(平成22年) 550
2011年(平成23年) 590
2012年(平成24年) 625
2013年(平成25年) 653
2014年(平成26年) 631
2015年(平成27年) 744
2016年(平成28年) 731 [12]
2017年(平成29年) 713 [8]

駅周辺

白老町中心部にある駅であり、白老町役場や白老町立国民健康保険病院、北海道白老東高等学校北海道栄高等学校への最寄駅になっている。駅近くには道南バス「白老駅前」停留所がある。仙台藩白老元陣屋資料館(白老仙台藩陣屋跡)まで車で約5分の距離に位置している。駅前から国道36号白老バイパス)までは北海道道388号白老停車場線が通っている。白老駅北広場には、北海道での運行を最後に姿を消した蒸気機関車(SL)「D51-333」(愛称:SLポロト号)を展示している(10月半ばから4月半ばの冬期はシートで覆われる)[13]

今後の計画

白老町では2020年にポロト湖畔へのウポポイ国立アイヌ民族博物館・国立民族共生公園ほか)の開設が予定されており、アクセス整備の一環として、白老駅の周辺整備事業を北海道胆振総合振興局・白老町・JR北海道が共同で実施し、2020年4月までに順次供用を開始する予定である[報道 4]

これにより、自由通路と一体化した新しいこ線橋の新設や上りホームのかさ上げ、駅前広場整備などが行われる[報道 4]

また、今後の検討事項として、現在全列車が通過している特急「スーパー北斗」の一部停車や、自由通路直結の臨時改札の設置が検討されている[報道 4]

2019年12月13日、JR北海道が2020年3月14日のダイヤ改正より、下り10本・上り9本の特急「北斗」を新たに停車させることを発表した[報道 2]

2020年1月21日、JR北海道が同年3月14日に乗換跨線橋の新設、上りホームの嵩上げ、駅前広場[注釈 2]、自由通路の供用や駅舎のリニューアルなどがなされることを発表した[報道 3]。また、観光案内ブースを2020年4月中、臨時改札口の新設を2020年4月24日に行うことを発表した[報道 3]

2020年2月13日、JR北海道が同年3月14日実施のダイヤ改正に合わせて、副駅名称として「ウポポイ 民族共生象徴空間前」を設置することを発表した[報道 1]

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
室蘭本線
普通
萩野駅 (H24) - 白老駅 (H23) - 社台駅 (H22)

脚注

注釈

  1. ^ 1968年(昭和43年)頃まで運用の後、当駅構内線を残して撤去。構内線は1984年(昭和59年)の3月撤去。大正12年版 - 昭和42年版全国専用線一覧では作業距離1.3 km - 1.8 km。1950年(昭和25年)頃から1955年(昭和30年)頃は複数の業者参入により計3本もの砂利専用線が敷設されている。砂利採取事業は主に冬期の農閑期失業対策として町が補助をしていた。
  2. ^ a b 2020年1月21日の発表時点では、暫定供用。

出典

  1. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  2. ^ 鉄道の世界一・日本一大集合”. 北海道ファンマガジン (2008年3月14日). 2017年3月22日閲覧。
  3. ^ 白老町の歴史”. 白老町. 2017年3月19日閲覧。
  4. ^ 北海道炭礦鐵道 第三十四回営業報告。
  5. ^ 新白老町史 上巻 平成4年11月発行 P1475-1482。
  6. ^ a b c d 新白老町史 下巻 P696-698
  7. ^ JR北海道のおもな駅”. 北海道旅客鉄道. 2017年3月22日閲覧。
  8. ^ a b 白老町統計書(平成30年度)” (PDF). 白老町. p. 114 (2018年). 2019年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月6日閲覧。
  9. ^ 白老町統計書(平成26年度)” (PDF). 白老町. p. 116 (2014年). 2019年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月23日閲覧。
  10. ^ 白老町統計書(平成27年度)” (PDF). 白老町. p. 115 (2015年). 2019年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月23日閲覧。
  11. ^ 白老町統計書(平成28年度)” (PDF). 白老町. p. 115 (2016年). 2019年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月22日閲覧。
  12. ^ 白老町統計書(平成29年度)” (PDF). 白老町. p. 114 (2017年). 2019年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月23日閲覧。
  13. ^ SLポロト号”. 白老町. 2017年3月22日閲覧。

報道発表資料

  1. ^ a b "ウポポイ(民族共生象徴空間)オープンに向けた告知PRを行います" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 13 February 2020. p. 2. 2020年2月13日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年2月13日閲覧
  2. ^ a b "2020年3月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 13 December 2019. 2019年12月13日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年12月13日閲覧
  3. ^ a b c d e "白老駅周辺整備事業における施設の供用開始等について" (PDF) (Press release). 北海道胆振振興局、白老町、北海道旅客鉄道. 21 January 2020. 2020年1月30日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年1月22日閲覧
  4. ^ a b c d 白老駅周辺整備事業の実施について” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2018年9月5日). 2018年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月30日閲覧。

新聞記事

関連項目

外部リンク