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|助 = 服部<ref>{{Cite web|title=セイウンワンダーに曇りなし！／朝日杯FS|url=https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2008/12/20/kiji/K20081220Z00001530.html|website=スポニチ Sponichi Annex|accessdate=2021-09-14|language=ja}}</ref><ref name="スポニチ-朝日杯FS">{{Cite web|title=セイウンワンダー不安一掃／朝日杯FS|url=https://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20081218-441254.html|website=www.nikkansports.com|accessdate=2021-09-14}}</ref>
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'''セイウンワンダー'''（欧字名:{{lang|en|Seiun Wonder}}、[[2006年]][[4月30日]] - ） は、[[日本]]の[[競走馬]]<ref name="jbis">{{Cite web|title=セイウンワンダー|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000992914/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-09-14}}</ref>。
'''セイウンワンダー''' (''{{lang|en|Seiun Wonder}}'') は[[日本]]の[[競走馬]]である。おもな勝ち鞍は[[2008年]]の[[朝日杯フューチュリティステークス]]、[[新潟2歳ステークス]]、[[2010年]]の[[エプソムカップ]]。2009年の[[皐月賞]]と[[菊花賞]]で3着となり、[[グラスワンダー]]産駒として初めて[[中央競馬クラシック三冠|中央競馬のクラシックレース]]での入賞を果たした馬である。

[[2008年]]の[[JRA賞最優秀2歳牡馬]]。[[JRAブリーズアップセール]]にて取引された[[JRA育成馬]]として初めて{{GI}}級競走を優勝した。

主な勝ち鞍は、2008年の[[朝日杯フューチュリティステークス]]（{{JpnI}}）、[[新潟2歳ステークス]]（{{JpnIII}}）、[[2010年]]の[[エプソムカップ]]（{{GIII}}）。


== 経歴 ==
== 経歴 ==
1歳時の[[2007年]]7月に行われた日高セレクションセールで日本中央競馬会 (JRA) に840万円で落札され、JRA育成馬として育成調教を受けた。


=== 2歳（2008年） ===
=== デビューまで ===
育成調教を終えて[[4月28日]]に行われた[[JRAブリーズアップセール]]に上場され同セール最高価格となる2730万円で落札され、夏前に[[領家政蔵]][[厩舎]]へ入厩した。


==== 誕生に至る経緯 ====
競走馬デビュー戦となった[[6月21日]]の[[メイクデビュー]]阪神では[[岩田康誠]]が騎乗して単勝1.9倍の1番人気に支持されたが、レースでは[[ツルマルジャパン]]に半馬身差で敗れて2着だった。なお以降岩田が主戦騎手として騎乗することになる。
セイウンクノイチは、[[西山牧場]]が所有した牝馬で、父は[[サンデーサイレンス]]である<ref name="JBIS-セイウンクノイチ">{{Cite web|title=セイウンクノイチ|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000327315/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-09-14}}</ref>。命名には、代表者の[[西山茂行]]が用いる[[冠名]]「セイウン」を用いられた<ref name="JBIS-セイウンクノイチ" />。[[美浦トレーニングセンター]]の[[栗田博憲]]厩舎の下で、競走馬としてデビューしたが8戦未勝利、引退後は[[繁殖牝馬]]となった<ref name="JBIS-セイウンクノイチ" />。初年度はセイウンスカイと交配し、西山牧場にて初仔を生産<ref>{{Cite web|title=ニシノサスケ|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000761050/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-09-14}}</ref>。2年目の2003年には[[パラダイスクリーク]]が受胎し<ref>{{Cite web|title=繁殖牝馬情報：牝系情報｜セイウンクノイチ|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000327315/broodmare/info/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-09-14}}</ref>、秋にはジェイエス繁殖牝馬セールに出品された<ref>{{Cite web|title=セイウンワンダー復活V！宝塚記念へ|url=https://www.jscompany.jp/info/2010/0614053608225.html|website=株式会社ジェイエス |date=2010-06-13|accessdate=2021-09-14}}</ref><ref name="優駿-2009-3-6669">『優駿』2009年3月号 66-69頁</ref>。


セールでは、北海道[[新ひだか町]]で競走馬生産を行う、筒井征文が他と競ることなく60万円で落札した<ref name="netkeiba-田中哲実">{{Cite web|title=セイウンワンダー、新潟2歳Sを制す - 田中哲実|url=https://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=10514|website=netkeiba.com|accessdate=2021-09-14|language=ja}}</ref>。筒井は一声で落札できた理由として、「（前略）凄くうるさい馬なのでみんな引いたみたいだ。良い馬なのにね<ref name="ふるさと-新潟2歳S">{{Cite web|title=2008年09月07日 新潟2歳S Jpn3|url=https://uma-furusato.com/winner_info/36374.html|website=uma-furusato.com|accessdate=2021-09-14}}</ref>。」と語っている。
3週間後のデビュー2戦目の未勝利戦では単勝1.1倍の圧倒的な1番人気に支持された。レースでは人気に応えて2着となったマイネルソレントに6馬身差をつけて初勝利を挙げ、レース後は短期放牧に出された。


筒井牧場は、繁殖牝馬4頭を妻と二人で世話をする小規模な家族経営牧場であった<ref name="優駿-2009-3-6669" />。筒井はセイウンクノイチ落札の理由を「超一流種牡馬を種付けすることは経済的に難しいが、競走成績のふるわない{{ママ}}それらの産駒を繁殖にするのは割安<ref name="優駿-2009-3-6669" />」および「超一流種牡馬を配合されたということは、母系の血統が良いから<ref name="優駿-2009-3-6669" />」としている。その後セイウンクノイチは、筒井牧場で2頭を出産。2005年の交配相手には、[[グラスワンダー]]が選ばれた<ref name="優駿-2009-3-6669" />。筒井はグラスワンダー供用初年度から自身の繁殖牝馬に交配を実施しており、この度初めてセイウンクノイチに交配を実施した<ref name="優駿-2009-3-6669" />。
帰厩後は前走の勢いを駆って、[[重賞]]競走初挑戦となる[[新潟2歳ステークス]]に出走した。レースでは道中は最後方を追走し、最後の直線で外ラチ沿いを一気に伸びて2着となったツクバホクトオーを交わして同馬に1馬身半差をつけて勝利した。この勝利はセイウンワンダーにとって初めての重賞制覇であるが生産牧場と馬主にとっても重賞競走初勝利であり、領家政蔵厩舎にとっては約4年ぶりの重賞競走勝利となった。そしてレース後は再び短期放牧に出された。


==== 幼駒時代 ====
放牧を終えて[[10月10日]]に帰厩し、次走は[[東京スポーツ杯2歳ステークス]]に出走予定だったが、10月下旬に左前脚に蹄球炎を発症した為に断念した。そのため目標としていた[[朝日杯フューチュリティステークス]]は3ヵ月半の休み明けぶっつけで臨んだ。そして迎えたレースでは終始カリカリしたところを見せながらも、内ラチ沿いの経済コースを鋭く伸び[[フィフスペトル]]をアタマ差抑え勝利。見事2歳王者に輝いた。父であるグラスワンダーもこのレース<ref>当時は朝日杯3歳ステークス。</ref>を制しており親子二代制覇となった。なおレース後は放牧に出されず厩舎で調整された。
2006年4月30日、筒井征文牧場にて[[青毛]]の[[牡馬]]（後のセイウンワンダー）が誕生<ref name="jbis" />。離乳後には、コンサイナー<ref group="注釈">生産者に代わって、セリに至るまで業務を行う職業。</ref>に委託して当歳セールに出場するも、買い手がつかなかった<ref name="優駿-2009-3-6669" />。翌2007年7月の日高セレクションセールに出場し、[[日本中央競馬会]]（JRA）が税抜き800万円で購入された<ref name="netkeiba-田中哲実" />。


JRA日高育成牧場のスタッフによる育成を経て、仔は2008年4月の[[JRAブリーズアップセール]]に出場。調教供覧では、1ハロンを出場メンバー中2番目のタイムで走破したことが評価されていた<ref name="優駿-2009-2-3639">『優駿』2009年2月号 36-39頁</ref>。
=== 3歳（2009年） ===
3歳となっての始動戦は[[3月8日]]の[[弥生賞]]に出走することになった。無敗馬[[ロジユニヴァース]]との初の直接対決に注目が集まり、ロジユニヴァースに続く2番人気に支持されたが、レースでは馬体重プラス12キロが響いたのか、最後の直線で失速しロジユニヴァースに敗れて8着という結果に終わった。


馬主の大谷高雄から任された、[[栗東トレーニングセンター]]所属の[[領家政蔵]]調教師がその仔を大谷名義で入札<ref name="優駿-2009-2-7073">『優駿』2009年2月号 70-73頁</ref>。スタート価格は800万円であったが、他との競り合いの末、セール最高価格を更新する税抜き2600万円で領家が競り落とした<ref>{{Cite web|title=岩田鮮やかイン強襲! “怪物2世”セイウンワンダー父子2代制覇=朝日杯FS|url=https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/200812210003-spnavi?p=2|website=スポーツナビ|accessdate=2021-09-14|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|title=売却成績｜JRAブリーズアップセール サラブレッド 2歳|url=https://www.jbis.or.jp/seri/2008/12O1/sale/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-09-14}}</ref>。領家は別の[[アグネスタキオン]]産駒（後の[[ナイキハイグレード]]）と迷っていたが、調教の動きが良かったこちらの仔を選択した<ref name="優駿-2009-2-7073" />。母名から「セイウン」、父名から「ワンダー」を抽出して組み合わせた「'''セイウンワンダー'''」という馬名が附された<ref name="競馬ラボ-エプソムC">{{Cite web|title=【エプソムC】セイウンワンダーが1年7ヵ月ぶりの重賞制覇!!|url=https://www.keibalab.jp/topics/4334/|website=www.keibalab.jp|accessdate=2021-09-14|language=ja}}</ref>。
馬体重をマイナス10キロと絞って<ref>調教師の領家はレース後「若干まだ太い」と述べている。</ref>迎えた[[4月19日]]の[[皐月賞]]では、これまで主戦を務めた岩田康誠が[[アンライバルド]]に騎乗するため、[[内田博幸]]に乗り変わった。道中は後方から進んだが、勝負どころでアンライバルドに突き放され、その後トライアンフマーチと共に直線追い込んで来たものの、3着に敗れた。


=== 競走馬時代 ===
[[5月31日]]の[[東京優駿]]（日本ダービー）は、内田博幸が[[アプレザンレーヴ]]に騎乗するため[[福永祐一]]に乗り変わったが、不良馬場に泣かされ13着に終わった。


==== 2歳（2008年） ====
休養を挟んで、[[9月27日]]の[[神戸新聞杯]]では好位追走から追い上げてくるものの3着に敗れたが、[[菊花賞]]への優先出走権を獲得した。
6月21日、[[阪神競馬場]]の[[新馬戦]]（芝1600メートル）で、単勝オッズ1.9倍の1番人気でデビュー<ref name="ラジオNIKKEI-新馬">{{Cite web|title=【メイクデビュー】（阪神4R）～ツルマルジャパンが好スタートから逃げ切りV |url=http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-151457.html|website=keiba.radionikkei.jp|accessdate=2021-09-14}}</ref>。当初は[[武豊]]が騎乗する予定であったが、武は2番人気のツルマルジャパンを選んだため、[[岩田康誠]]が騎乗<ref name="優駿-2009-2-7073" />。逃げるツルマルジャパンに半馬身及ばず2着に敗れた<ref name="ラジオNIKKEI-新馬" />。直後に領家は、岩田から「先生、次から（武豊騎手に）戻さないで{{ママ}}<ref name="優駿-2009-2-7073" />」と言われたという。その通り岩田が続投して、7月の未勝利戦（芝1600メートル）で単勝オッズ1.1倍の1番人気で出走し、6馬身差で初勝利となった<ref>{{Cite web|title=セール最高価格馬セイウンワンダーが楽勝|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=29631|website=netkeiba.com|accessdate=2021-09-14|language=ja}}</ref>。


続いて、9月7日の[[新潟2歳ステークス]]（{{JpnIII}}）で[[重賞]]初参戦、単勝オッズ2.5倍の1番人気で出走した。スタートで出遅れて最後方となり、直線では外ラチ沿いの大外から全頭かわして先頭で入線、後方に1馬身半差をつけて重賞初勝利となった<ref>{{Cite web|title=ワンダー大外強襲でV/新潟2歳S|url=https://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20080908-406047.html|website=www.nikkansports.com|accessdate=2021-09-14}}</ref>。未勝利から新潟2歳ステークスを制したのは1981年の[[ビクトリアクラウン]]以来27年ぶりであり<ref>{{Cite web|title=新潟2歳Sアラカルト|url=https://p.keibabook.co.jp/news/detail/45765|website=競馬ブック|accessdate=2021-09-14}}</ref>、生産した筒井牧場は、サラブレッド重賞初勝利となった<ref name="優駿-2009-3-6669" /><ref name="ふるさと-新潟2歳S" />。その後は、[[デイリー杯2歳ステークス]]（{{JpnII}}）や<ref>{{Cite web|title=セイウンワンダー、京都・デイリー杯2歳Sへ|url=https://p.keibabook.co.jp/news/detail/45773|website=競馬ブック|accessdate=2021-09-14}}</ref>、[[東京スポーツ杯2歳ステークス]]（{{JpnIII}}）に出走する予定だったが、蹄球炎を発症したために断念<ref name="スポニチ-朝日杯FS"/>。{{External media|width=300px|video1=[https://www.youtube.com/watch?v=BEptuT0snaw&ab_channel=JRA%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB 2008年 朝日杯フューチュリティステークス<br />レース映像 JRA公式YouTubeチャンネルによる動画]}}1週間の休養を取り、前哨戦を使わず、年末の競走へ直行することとなった。[[ラジオNIKKEI杯2歳ステークス]]（{{JpnIII}}）と[[朝日杯フューチュリティステークス]]（{{JpnI}}）の選択肢から、12月21日の朝日杯フューチュリティステークスに出走、単勝オッズ5.4倍の2番人気に推された<ref name="優駿-2009-3-6669" /><ref>{{Cite web|title=朝日杯FS、セイウンワンダーVで父仔制覇|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=33322|website=netkeiba.com|accessdate=2021-09-14|language=ja}}</ref>。スタートから中団に位置、直線では馬場の最も内側から抜け出した<ref>{{Cite web|title=岩田鮮やかイン強襲! “怪物2世”セイウンワンダー父子2代制覇=朝日杯FS|url=https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/200812210003-spnavi|website=スポーツナビ|accessdate=2021-09-14|language=ja}}</ref>。外から5番人気の[[フィフスペトル]]が追い込んできたが、それをアタマ差退けて先頭で入線し、{{JpnI}}初勝利となった<ref name="優駿-2009-2-9293">『優駿』2009年2月号 92-93頁</ref>。父グラスワンダーが前進である1997年の[[朝日杯3歳ステークス]]（{{GI}}）を制していることから、史上2組目{{#tag:ref|（親）1976年:[[マルゼンスキー]] - （仔）1982年:[[ニシノスキー]]、1987年:[[サクラチヨノオー]]以来。<ref name="優駿-2009-2-9293" />|group="注釈"}}となる朝日杯フューチュリティステークス親仔制覇を果たした<ref name="優駿-2009-2-9293" />。また、ブリーズアップセール出身馬およびJRA育成馬として初めて{{GI}}級競走初勝利<ref name="競馬ブック-朝日杯FS-アラカルト">{{Cite web|title=JRAブリーズアップセール出身馬がJpn1初制覇、Sワンダー|url=https://p.keibabook.co.jp/news/detail/46737|website=競馬ブック|accessdate=2021-09-14}}</ref>。前身の[[抽せん馬]]を含めても、2001年の[[阪神ジュベナイルフィリーズ]]（{{GI}}）を制した[[タムロチェリー]]以来9頭目、またJRA育成馬、抽せん馬の牡馬が{{GI}}級競走を勝利するのは初めてであった<ref name="競馬ブック-朝日杯FS-アラカルト" />。さらに、大谷は馬主歴43年で初の{{GI}}級勝利<ref name="優駿-2009-2-3639" />、生産した筒井にとっても初の{{GI}}級勝利であった<ref>{{Cite web|title=2008年12月21日 朝日杯フューチュリティS Jpn1|url=https://uma-furusato.com/winner_info/36927.html|website=uma-furusato.com|accessdate=2021-09-14}}</ref><ref name="優駿-2009-3-6669" />。
[[10月25日]]の菊花賞は中団につけて、直線外から伸びたが内を通ったフォゲッタブルと[[スリーロールス]]には及ばず1着から0.2秒差の3着に敗れた。


以降は、放牧に出ず、厩舎に留まり調整された<ref>{{Cite web|title=セイウンワンダー自厩舎で調整、中山・弥生賞あたりで始動|url=https://p.keibabook.co.jp/news/detail/46733|website=競馬ブック|accessdate=2021-09-14}}</ref>。JRA賞表彰では、300票中263票{{#tag:ref|[[ロジユニヴァース]]:31票、[[スーニ (競走馬)|スーニ]]:6票<ref name="JRA賞-投票結果" />|group="注釈"}}を集めて[[JRA賞最優秀2歳牡馬]]を受賞した<ref>{{Cite web|title=08年度JRA賞決定！年度代表馬はウオッカ|url=https://p.keibabook.co.jp/news/detail/46840|website=競馬ブック|accessdate=2021-09-14}}</ref><ref name="JRA賞-投票結果">{{Cite web|title=JRA賞各賞の選考経過、投票結果 |url=http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-161429.html|website=keiba.radionikkei.jp|accessdate=2021-09-14}}</ref>。
[[12月27日]]の[[有馬記念]]では[[藤田伸二]]との初コンビで出走。レースは道中後方で待機し、2周目の3コーナー過ぎてから追い上げを見せるものの[[ドリームジャーニー]]の6着に終わった。
==== 3-6歳（2009-12年） ====
3歳となった2009年は3月8日、[[皐月賞]]の[[トライアル競走]]である[[弥生賞]]（{{JpnII}}）で始動し、8着<ref>{{Cite web|title=【弥生賞】セイウンに暗雲…直線失速8着|url=https://umanity.jp/racedata/race_newsdet.php?nid=959|website=競馬予想のウマニティ|accessdate=2021-09-15|language=ja}}</ref>。続く4月19日の[[皐月賞]]（{{JpnI}}）ではこれまで騎乗し続けていた岩田が[[アンライバルド]]に騎乗するために降板、代わりに[[内田博幸]]を迎えて臨んだが3着<ref>{{Cite web|title=3着セイウンワンダー|url=https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2009/04/20/kiji/K20090420Z00001980.html|website=スポニチ Sponichi Annex|accessdate=2021-09-15|language=ja}}</ref>。5月31日の[[東京優駿|東京優駿（日本ダービー）]]（{{JpnI}}）では、内田が[[アプレザンレーヴ]]を選んだために、[[福永祐一]]に乗り替わり臨んだが13着に敗れた<ref name="日刊-神戸新聞杯">{{Cite web|title=セイウンワンダーは神戸新聞杯で復帰予定|url=https://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20090909-541423.html|website=www.nikkansports.com|accessdate=2021-09-15}}</ref>。夏休みを経て、9月27日の[[神戸新聞杯]]（{{JpnII}}）で再始動し、3着<ref name="日刊-神戸新聞杯" /><ref>{{Cite web|title=【神戸新聞杯】3着セイウン距離にメドついた|url=https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2009/09/28/kiji/K20090928Z00001660.html|website=スポニチ Sponichi Annex|accessdate=2021-09-15|language=ja}}</ref>。獲得した優先出走権を行使して10月25日の[[菊花賞]]（{{JpnI}}）に出走し、優勝馬[[スリーロールス]]に0.2秒に迫る3着となった<ref>{{Cite web|title=非情になり切れず…ワンダー3着／菊花賞|url=https://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20091026-559471.html|website=www.nikkansports.com|accessdate=2021-09-15}}</ref>。続いて12月27日の[[有馬記念]]（{{GI}}）で、古馬との初対決となったが6着となった<ref>{{Cite web|title=【有馬記念】6着セイウンワンダー|url=https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2009/12/28/kiji/K20091228Z00001630.html|website=スポニチ Sponichi Annex|accessdate=2021-09-15|language=ja}}</ref>。


古馬となった2010年は、[[マイラーズカップ]]（{{GII}}）で始動し4着。続いて[[安田記念]]（{{GI}}）に出走登録をしたが除外となり、次なる目標を[[天皇賞（秋）]]（{{GI}}）に切り替え<ref>{{Cite web|title=セイウンワンダー安田記念除外も上昇気配/エプソムC|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=46602|website=netkeiba.com|accessdate=2021-09-15|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|title=【エプソムC】セイウンワンダーきっちり先着|url=https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2010/06/10/kiji/K20100610Z00002160.html|website=スポニチ Sponichi Annex|accessdate=2021-09-15|language=ja}}</ref>、6月13日の[[エプソムカップ]]（{{GIII}}）に出走した。スタートから中団につけ、直線では外から追い出し、先に抜け出していた[[シルポート]]、[[キャプテンベガ]]と並んで入線<ref>{{Cite web|title=セイウンワンダーが勝つ 競馬のエプソムカップ|url=https://www.nikkei.com/article/DGXNSSXKA0215_T10C10A6000000/|website=日本経済新聞|date=2010-06-13|accessdate=2021-09-15|language=ja}}</ref><ref name="競馬ラボ-エプソムC" />。それらにハナ差最先着を果たし、重賞3勝目、1年7か月ぶりの勝利を挙げた<ref name="競馬ラボ-エプソムC" /><ref>{{Cite web|title=【エプソムC（GIII）】（東京）～セイウンワンダー 人気に応えて復活V|url=http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-185592.html|website=keiba.radionikkei.jp|accessdate=2021-09-15}}</ref><ref>{{Cite web|title=ワンダー1年半ぶりV／エプソムC|url=https://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20100613-641173.html|website=www.nikkansports.com|accessdate=2021-09-15}}</ref>。{{External media|width=300px|video1=[https://www.youtube.com/watch?v=mI3SpxHNcCI&t=334s&ab_channel=netkeibaTV%5B%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%90%5D 2009年 エプソムカップ<br />レース映像 netkeibaTV公式YouTubeチャンネルによる動画]}}それから[[宝塚記念]]（{{GI}}）に出走するも<ref>{{Cite web|title=セイウンワンダーは宝塚記念へ|url=https://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20100616-642004.html|website=www.nikkansports.com|accessdate=2021-09-14}}</ref>、[[ブービー賞]]16着。秋はカシオペアステークス（OP）から始動する予定であったが、右前浅[[屈腱炎]]を発症して出走取消、長期離脱となった<ref>{{Cite web|title=日曜の出走取消（京都11R・馬番発表前）|url=http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-192348.html|website=keiba.radionikkei.jp|accessdate=2021-09-14}}</ref>。[[競走馬総合研究所]]常磐支所にて療養した<ref name="日刊-戦線復帰">{{Cite web|title=セイウンワンダー来月にも帰厩、戦列復帰|url=https://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20120619-969875.html|website=nikkansports.com|accessdate=2021-09-14|language=ja}}</ref>。6歳となった2012年に復帰の目処が立ち、入厩したが、同じ箇所の屈腱炎の再発が判明<ref name="日刊-戦線復帰">{{Cite web|title=セイウンワンダー来月にも帰厩、戦列復帰|url=https://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20120619-969875.html|website=nikkansports.com|accessdate=2021-09-14|language=ja}}</ref><ref name="競馬ラボ-再発">{{Cite web|title=セイウンワンダーが右前浅屈腱炎再発|url=https://www.keibalab.jp/topics/14638/|website=www.keibalab.jp|accessdate=2021-09-14|language=ja}}</ref>。戦線に復帰することなく、競走馬引退が決定した<ref name="日刊-戦線復帰">{{Cite web|title=セイウンワンダー来月にも帰厩、戦列復帰|url=https://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20120619-969875.html|website=nikkansports.com|accessdate=2021-09-14|language=ja}}</ref><ref name="競馬ラボ-再発" />。2012年10月7日、日本中央競馬会の競走馬登録を抹消<ref name="ウマニティ-抹消">{{Cite web|title=セイウンワンダー登録抹消 08年朝日杯FS優勝|url=https://umanity.jp/racedata/race_newsdet.php?nid=24476|website=競馬予想のウマニティ|accessdate=2021-09-14|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|title=セイウンワンダー引退 朝日杯FS制す|url=https://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20121005-1028001.html|website=nikkansports.com|accessdate=2021-09-14|language=ja}}</ref>。引退後は、JRA[[日高育成牧場]]にて去勢され、[[乗馬]]となった<ref name="ウマニティ-抹消" />。また[[馬術]]の[[障害飛越競技]]にも参加している<ref>{{Cite web|title=ノーザンホースパークで春季馬術大会開催 セイウンワンダー、デルタブルースら|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=111358|website=netkeiba.com|accessdate=2021-09-14|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|title=セイウンワンダーは障害馬術／特集|url=https://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20130827-1179388.html|website=nikkansports.com|accessdate=2021-09-14|language=ja}}</ref>。
=== 4歳（2010年） ===
始動戦は[[4月17日]]の[[マイラーズカップ]]。中団のやや後ろから脚を伸ばして来るも4着に敗れた。その後、[[安田記念]]に出走登録を行うも賞金不足で除外され、次週の[[エプソムカップ]]に出走。1番人気に支持された。レースは道中好位を追走し、直線で外から末脚を伸ばすと、逃げ粘りを図った3番人気シルポートをゴール板手前でハナの差で交わして1着となり、朝日杯FS以来、1年6ヶ月ぶりとなる勝ち星（重賞3勝目）を挙げた<ref>{{Cite web|author=花岡敦史|date=2010-06-14|url=http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/race/news/CK2010061402000127.html|title=セイウンワンダー復活V|publisher=[[中日スポーツ]]|accessdate=2010-07-03}}</ref><ref>{{Cite web|date=2010-06-13|url=http://uma-jin.net/news/news2010061304.html|title=【エプソムC】2歳王者セイウンワンダーが復活!|publisher=[[UMAJIN]]|accessdate=2010-07-03}}</ref>。その後、中1週のローテーションで[[宝塚記念]]に出走、好位集団からレースを進めるも馬場の不良が響いたのか直線ではまったく伸びずブービーの16着と惨敗を喫した。秋はオープン特別のカシオペアステークスから始動を予定していたが、直前になって右前浅屈腱炎を発症し、9カ月以上の休養を要する見込みであることが判明する。その後[[競走馬総合研究所]]常磐支所に入所して療養していたが<ref>[http://www.equinst.go.jp/JP/onsen/nyutaikyu101116.html 入退厩] - JRA競走馬総合研究所公式サイト 2010年11月21日閲覧。</ref>、復帰はかなわず2012年10月7日に競走馬登録を抹消された<ref>[http://www.jra.go.jp/news/201210/100612.html セイウンワンダー号が競走馬登録抹消] - JRA公式サイト 2012年10月16日閲覧。</ref>。引退後はJRA[[日高育成牧場]]で[[乗馬]]となる。


== 競走成績 ==
== 競走成績 ==
以下の内容は、[[netkeiba.com]]<ref>{{Cite web|title=セイウンワンダーの競走成績|url=https://db.netkeiba.com/horse/2006106430/|website=netkeiba.com|accessdate=2021-09-14|language=ja}}</ref>およびJBISサーチ<ref>{{Cite web|title=競走成績：全競走成績｜セイウンワンダー|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0000992914/record/|website=www.jbis.or.jp|accessdate=2021-09-14}}</ref>の情報に基づく。
{| style="font-size:90%; text-align:center; border-collapse:collapse"
{| style="border-collapse: collapse; font-size: 90%; text-align: center; white-space: nowrap;"
|colspan="3"|年月日
! colspan="3" |競走日
|[[競馬場]]
! nowrap="" |競馬場
|競走名
!競走名
|[[競馬の競走格付け|格]]
!格
|頭<br />数
!距離
|枠<br />番
（馬場）
|馬<br />番
!頭
|オッズ<br />（人気）
数
|着順
!枠
|[[騎手]]
番
|[[負担重量|斤量]]
!馬
|[[距離 (競馬)|距離]]（馬場）
番
|タイム<br />（[[上がり (競馬)|上]]3[[ハロン (単位)|F]]）
!オッズ
|タイム<br />差
（人気）
|勝ち馬/（2着馬）
!着順
!タイム
（上り3F）
!着差
!騎手
!斤量
[kg]
!1着馬
（2着馬）
!馬体重
[kg]
|-
|-
|[[2008年|2008]]
|[[2008年|2008]]
|6.
|{{0}}6.
|[[6月21日|21]]
|[[6月21日|21]]
|[[阪神競馬場|阪神]]
|[[阪神競馬場|阪神]]
|[[新馬|2歳新馬]]
|[[新馬|2歳新馬]]
|
|
| nowrap="" |芝1600m（稍）
|9
|9
|8
|8
|8
|8
|1.9（1人）
| nowrap="" |1.9（1人）
|{{color|darkblue|{{0}}2着}}
|2着
| nowrap="" |{{0}}1:35.5 （35.2）
|[[岩田康誠]]
| nowrap="" |{{0|-}}0.1
|{{0}}[[岩田康誠]]
|54
|54
|芝1600m（稍）
|1:35.5 (35.2)
|0.1
|ツルマルジャパン
|ツルマルジャパン
|506
|-
|-
|
|
|7.
|{{0}}7.
|[[7月12日|12]]
|[[7月12日|12]]
|阪神
|阪神
|2歳未勝利
|2歳未勝利
|
|
|芝1600m（良）
|14
|14
|8
|8
|13
|13
|1.1（1人）
|1.1（1人）
|{{color|red|1着}}
|{{color|darkred|{{0}}1着}}
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|岩田康誠
|54
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|1:35.6 (34.4)
| -1.0
| -1.0
|{{0}}岩田康誠
|54
|（マイネルソレント）
|（マイネルソレント）
|500
|-
|-
|
|
|9.
|{{0}}9.
|[[9月7日|7]]
|{{0}}[[9月7日|7]]
|[[新潟競馬場|新潟]]
|[[新潟競馬場|新潟]]
|[[新潟2歳ステークス|新潟2歳S]]
|[[新潟2歳ステークス|新潟2歳S]]
|{{color|green|JpnIII}}
|{{JpnIII}}
|芝1600m（不）
|15
|15
|5
|5
|8
|8
|2.1（1人）
|2.1（1人）
|{{color|red|1着}}
|{{color|darkred|{{0}}1着}}
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|岩田康誠
|54
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|1:35.4 (34.4)
| -0.2
| -0.2
|{{0}}岩田康誠
|54
|（ツクバホクトオー）
|（ツクバホクトオー）
|504
|-
|-
|
|
132行目: 157行目:
|[[中山競馬場|中山]]
|[[中山競馬場|中山]]
|[[朝日杯フューチュリティステークス|朝日杯FS]]
|[[朝日杯フューチュリティステークス|朝日杯FS]]
|{{color|red|JpnI}}
|{{JpnI}}
|芝1600m（良）
|16
|16
|2
|2
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|3
|5.4（2人）
|5.4（2人）
|{{color|red|1着}}
|{{color|darkred|{{0}}1着}}
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|岩田康誠
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|芝1600m（良）
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| -0.0
| -0.0
|{{0}}岩田康誠
|55
|（[[フィフスペトル]]）
|（[[フィフスペトル]]）
|514
|-
|-
|[[2009年|2009]]
|[[2009年|2009]]
|3.
|{{0}}3.
|[[3月8日|8]]
|{{0}}[[3月8日|8]]
|中山
|中山
|[[弥生賞]]
|[[弥生賞]]
|{{color|blue|JpnII}}
|{{JpnII}}
|芝2000m（稍）
|10
|10
|6
|6
|6
|6
|4.8（2人）
|4.8（2人）
|8着
|{{0}}8着
|{{0}}2:04.4 （36.2）
|岩田康誠
|{{0|-}}0.9
|{{0}}岩田康誠
|56
|56
|芝2000m（稍）
|2:04.4 (36.2)
|0.9
|[[ロジユニヴァース]]
|[[ロジユニヴァース]]
|526
|-
|-
|
|
|4.
|{{0}}4.
|[[4月19日|19]]
|[[4月19日|19]]
|中山
|中山
|[[皐月賞]]
|[[皐月賞]]
|{{color|red|JpnI}}
|{{JpnI}}
|芝2000m（良）
|18
|18
|7
|7
|15
|15
|21.2（4人）
|21.2（4人）
|{{color|darkgreen|{{0}}3着}}
|3着
|{{0}}1:59.0 （34.7）
|[[内田博幸]]
|{{0|-}}0.3
|{{0}}[[内田博幸]]
|57
|57
|芝2000m（良）
|1:59.0 (34.7)
|0.3
|[[アンライバルド]]
|[[アンライバルド]]
|516
|-
|-
|
|
|5.
|{{0}}5.
|[[5月31日|31]]
|[[5月31日|31]]
|[[東京競馬場|東京]]
|[[東京競馬場|東京]]
|[[東京優駿]]
|[[東京優駿]]
|{{color|red|JpnI}}
|{{JpnI}}
|芝2400m（不）
|18
|18
|6
|6
192行目: 221行目:
|9.0（3人）
|9.0（3人）
|13着
|13着
|{{0}}2:36.3 （40.6）
|[[福永祐一]]
|{{0|-}}2.6
|{{0}}[[福永祐一]]
|57
|57
|芝2400m（不）
|2:36.3 (40.6)
|2.6
|[[ロジユニヴァース]]
|[[ロジユニヴァース]]
|514
|-
|-
|
|
|9.
|{{0}}9.
|[[9月27日|27]]
|[[9月27日|27]]
|阪神
|阪神
|[[神戸新聞杯]]
|[[神戸新聞杯]]
|{{color|blue|JpnII}}
|{{JpnII}}
|芝2400m（良）
|14
|14
|7
|7
|11
|11
|17.1（5人）
|17.1（5人）
|{{color|darkgreen|{{0}}3着}}
|3着
|{{0}}2:24.6 （34.7）
|福永祐一
|{{0|-}}0.4
|{{0}}福永祐一
|56
|56
|芝2400m（良）
|2:24.6 (34.7)
|0.4
|[[イコピコ]]
|[[イコピコ]]
|516
|-
|-
|
|
222行目: 252行目:
|京都
|京都
|[[菊花賞]]
|[[菊花賞]]
|{{color|red|JpnI}}
|{{JpnI}}
|芝3000m（良）
|18
|18
|6
|6
|12
|12
|15.8（6人）
|15.8（6人）
|{{color|darkgreen|{{0}}3着}}
|3着
|{{0}}3:03.7 （35.2）
|福永祐一
|{{0|-}}0.2
|{{0}}福永祐一
|57
|57
|芝3000m（良）
|3:03.7 (35.2)
|0.2
|[[スリーロールス]]
|[[スリーロールス]]
|514
|-
|-
|
|
240行目: 271行目:
|中山
|中山
|[[有馬記念]]
|[[有馬記念]]
|{{color|red|GI}}
|{{GI}}
|芝2500m（良）
|16
|16
|7
|7
|14
|14
|21.0（10人）
|21.0（10人）
|6着
|{{0}}6着
|{{0}}2:31.6 （36.9）
|[[藤田伸二]]
|{{0|-}}1.6
|{{0}}[[藤田伸二]]
|55
|55
|芝2500m（良）
|2:31.6 (36.9)
|1.6
|[[ドリームジャーニー]]
|[[ドリームジャーニー]]
|518
|-
|-
|[[2010年|2010]]
|[[2010年|2010]]
|4.
|{{0}}4.
|[[4月17日|17]]
|[[4月17日|17]]
|阪神
|阪神
|[[マイラーズカップ|マイラーズC]]
|[[マイラーズカップ]]
|{{color|blue|GII}}
|{{GII}}
|芝1600m（良）
|18
|18
|4
|4
|7
|7
|6.8（4人）
|6.8（4人）
|4着
|{{0}}4着
|{{0}}1:33.2 （33.7）
|福永祐一
|{{0|-}}0.3
|{{0}}福永祐一
|57
|57
|芝1600m（良）
|1:33.2 (33.7)
|0.3
|[[リーチザクラウン]]
|[[リーチザクラウン]]
|524
|-
|-
|
|
|6.
|{{0}}6.
|[[6月13日|13]]
|[[6月13日|13]]
|東京
|東京
|[[エプソムカップ|エプソムC]]
|[[エプソムカップ]]
|{{color|green|GIII}}
|{{GIII}}
|芝1800m（良）
|18
|18
|1
|1
|2
|2
|3.6（1人）
|3.6（1人）
|{{color|red|1着}}
|{{color|darkred|{{0}}1着}}
|{{0}}1:46.1 （34.6）
|福永祐一
|{{0|-}}0.0
|{{0}}福永祐一
|57
|57
|芝1800m（良）
|1:46.1 (34.6)
| -0.0
|（[[シルポート]]）
|（[[シルポート]]）
|524
|-
|-
|
|
|6.
|{{0}}6.
|[[6月27日|27]]
|[[6月27日|27]]
|阪神
|阪神
|[[宝塚記念]]
|[[宝塚記念]]
|{{color|red|GI}}
|{{GI}}
|芝2200m（稍）
|17
|17
|3
|3
300行目: 335行目:
|27.4（7人）
|27.4（7人）
|16着
|16着
|{{0}}2:14.8 （37.8）
|福永祐一
|{{0|-}}1.8
|{{0}}福永祐一
|58
|58
|芝2200m（稍）
|2:14.8 (37.8)
|1.8
|[[ナカヤマフェスタ]]
|[[ナカヤマフェスタ]]
|520
|}
|}

== 馬名 ==
[[馬名]]は母セイウンクノイチと父グラスワンダーの名前を半分ずつ組み合わせたものである。かつて母は「セイウン」の[[冠名]]を使用する[[西山茂行]]の持ち馬だったが、2003年にセールを通じて本馬の生産者である筒井征文に売却された<ref>[http://www.netkeiba.com/news/?pid=column_view&no=10514 田中哲実 生産地だより「セイウンワンダー、新潟2歳Sを制す」]（netkeiba.com、2008年9月10日）</ref>。そのため本馬と直接の関係はない西山だが、本馬が新潟2歳ステークスを制した際にお祝いの電話やメールが自分宛てに届き、本馬が朝日杯フューチュリティステークスを制した際には電話とメールに加え、花輪までもが届けられたことを[[日刊スポーツ]]紙上のコラムで明かしている。


== 血統表 ==
== 血統表 ==
350行目: 382行目:
|FN = 3-l
|FN = 3-l
|ref3 = [http://www.jbis.or.jp/horse/0000992914/pedigree/ JBISサーチ セイウンワンダー 5代血統表]2017年9月11日閲覧。
|ref3 = [http://www.jbis.or.jp/horse/0000992914/pedigree/ JBISサーチ セイウンワンダー 5代血統表]2017年9月11日閲覧。
|inbr = Roberto3×4=18.75%、Hail to Reason4×4・5=15.63%
|inbr = Roberto3×4、Hail to Reason4×4×5
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== 脚注 ==
== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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== 参考文献 ==

* 『[[優駿]]』（[[日本中央競馬会]]、2009年）
**2009年2月号
***軍土門隼夫「【第60回朝日杯フューチュリティS優勝馬】セイウンワンダー インから鮮やかに差して、父仔制覇!」
***優駿編集部「【杉本清の競馬談義 285】領家政蔵調教師」
***優駿編集部「【重賞プレイバック】第60回朝日杯フューチュリティステークス（{{JpnI}}） セイウンワンダー」
**2009年3月号
***澤村康「【優駿たちの故郷をたずねて】筒井征文牧場 独自の"やり方"で掴んだ大きな勲章」


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==

2021年9月15日 (水) 06:48時点における版

セイウンワンダー
欧字表記 Seiun Wonder[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 牡[1]
毛色 青毛[1]
生誕 2006年4月30日（18歳）[1]
登録日 2008年5月22日
抹消日 2012年10月7日[2]
父 グラスワンダー[1]
母 セイウンクノイチ[1]
母の父 サンデーサイレンス[1]
生国 日本の旗 日本（北海道新ひだか町）[1]
生産者 筒井征文[1]
育成 JRA日高育成牧場（北海道浦河町）[3]
馬主 大谷高雄[1]
調教師 領家政蔵（栗東）[1]
調教助手 服部[4][5]
厩務員 三津谷直樹[注釈 1][7][8]
競走成績
タイトル JRA賞最優秀2歳牡馬[1]（2008年）
生涯成績 13戦4勝[1]
獲得賞金 2億3168万5000円[1]
勝ち鞍
JpnI 朝日杯フューチュリティステークス 2008年
JpnIII 新潟2歳ステークス 2008年
GIII エプソムカップ 2010年
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セイウンワンダー（欧字名:Seiun Wonder、2006年4月30日 - ） は、日本の競走馬[1]。

2008年のJRA賞最優秀2歳牡馬。JRAブリーズアップセールにて取引されたJRA育成馬として初めてGI級競走を優勝した。

主な勝ち鞍は、2008年の朝日杯フューチュリティステークス（JpnI）、新潟2歳ステークス（JpnIII）、2010年のエプソムカップ（GIII）。

経歴

デビューまで

誕生に至る経緯

セイウンクノイチは、西山牧場が所有した牝馬で、父はサンデーサイレンスである[9]。命名には、代表者の西山茂行が用いる冠名「セイウン」を用いられた[9]。美浦トレーニングセンターの栗田博憲厩舎の下で、競走馬としてデビューしたが8戦未勝利、引退後は繁殖牝馬となった[9]。初年度はセイウンスカイと交配し、西山牧場にて初仔を生産[10]。2年目の2003年にはパラダイスクリークが受胎し[11]、秋にはジェイエス繁殖牝馬セールに出品された[12][13]。

セールでは、北海道新ひだか町で競走馬生産を行う、筒井征文が他と競ることなく60万円で落札した[14]。筒井は一声で落札できた理由として、「（前略）凄くうるさい馬なのでみんな引いたみたいだ。良い馬なのにね[15]。」と語っている。

筒井牧場は、繁殖牝馬4頭を妻と二人で世話をする小規模な家族経営牧場であった[13]。筒井はセイウンクノイチ落札の理由を「超一流種牡馬を種付けすることは経済的に難しいが、競走成績のふるわない〔ママ〕それらの産駒を繁殖にするのは割安[13]」および「超一流種牡馬を配合されたということは、母系の血統が良いから[13]」としている。その後セイウンクノイチは、筒井牧場で2頭を出産。2005年の交配相手には、グラスワンダーが選ばれた[13]。筒井はグラスワンダー供用初年度から自身の繁殖牝馬に交配を実施しており、この度初めてセイウンクノイチに交配を実施した[13]。

幼駒時代

2006年4月30日、筒井征文牧場にて青毛の牡馬（後のセイウンワンダー）が誕生[1]。離乳後には、コンサイナー[注釈 2]に委託して当歳セールに出場するも、買い手がつかなかった[13]。翌2007年7月の日高セレクションセールに出場し、日本中央競馬会（JRA）が税抜き800万円で購入された[14]。

JRA日高育成牧場のスタッフによる育成を経て、仔は2008年4月のJRAブリーズアップセールに出場。調教供覧では、1ハロンを出場メンバー中2番目のタイムで走破したことが評価されていた[16]。

馬主の大谷高雄から任された、栗東トレーニングセンター所属の領家政蔵調教師がその仔を大谷名義で入札[17]。スタート価格は800万円であったが、他との競り合いの末、セール最高価格を更新する税抜き2600万円で領家が競り落とした[18][19]。領家は別のアグネスタキオン産駒（後のナイキハイグレード）と迷っていたが、調教の動きが良かったこちらの仔を選択した[17]。母名から「セイウン」、父名から「ワンダー」を抽出して組み合わせた「セイウンワンダー」という馬名が附された[20]。

競走馬時代

2歳（2008年）

6月21日、阪神競馬場の新馬戦（芝1600メートル）で、単勝オッズ1.9倍の1番人気でデビュー[21]。当初は武豊が騎乗する予定であったが、武は2番人気のツルマルジャパンを選んだため、岩田康誠が騎乗[17]。逃げるツルマルジャパンに半馬身及ばず2着に敗れた[21]。直後に領家は、岩田から「先生、次から（武豊騎手に）戻さないで〔ママ〕[17]」と言われたという。その通り岩田が続投して、7月の未勝利戦（芝1600メートル）で単勝オッズ1.1倍の1番人気で出走し、6馬身差で初勝利となった[22]。

続いて、9月7日の新潟2歳ステークス（JpnIII）で重賞初参戦、単勝オッズ2.5倍の1番人気で出走した。スタートで出遅れて最後方となり、直線では外ラチ沿いの大外から全頭かわして先頭で入線、後方に1馬身半差をつけて重賞初勝利となった[23]。未勝利から新潟2歳ステークスを制したのは1981年のビクトリアクラウン以来27年ぶりであり[24]、生産した筒井牧場は、サラブレッド重賞初勝利となった[13][15]。その後は、デイリー杯2歳ステークス（JpnII）や[25]、東京スポーツ杯2歳ステークス（JpnIII）に出走する予定だったが、蹄球炎を発症したために断念[5]。

映像外部リンク
2008年 朝日杯フューチュリティステークス
レース映像 JRA公式YouTubeチャンネルによる動画

1週間の休養を取り、前哨戦を使わず、年末の競走へ直行することとなった。ラジオNIKKEI杯2歳ステークス（JpnIII）と朝日杯フューチュリティステークス（JpnI）の選択肢から、12月21日の朝日杯フューチュリティステークスに出走、単勝オッズ5.4倍の2番人気に推された[13][26]。スタートから中団に位置、直線では馬場の最も内側から抜け出した[27]。外から5番人気のフィフスペトルが追い込んできたが、それをアタマ差退けて先頭で入線し、JpnI初勝利となった[28]。父グラスワンダーが前進である1997年の朝日杯3歳ステークス（GI）を制していることから、史上2組目[注釈 3]となる朝日杯フューチュリティステークス親仔制覇を果たした[28]。また、ブリーズアップセール出身馬およびJRA育成馬として初めてGI級競走初勝利[29]。前身の抽せん馬を含めても、2001年の阪神ジュベナイルフィリーズ（GI）を制したタムロチェリー以来9頭目、またJRA育成馬、抽せん馬の牡馬がGI級競走を勝利するのは初めてであった[29]。さらに、大谷は馬主歴43年で初のGI級勝利[16]、生産した筒井にとっても初のGI級勝利であった[30][13]。

以降は、放牧に出ず、厩舎に留まり調整された[31]。JRA賞表彰では、300票中263票[注釈 4]を集めてJRA賞最優秀2歳牡馬を受賞した[33][32]。

3-6歳（2009-12年）

3歳となった2009年は3月8日、皐月賞のトライアル競走である弥生賞（JpnII）で始動し、8着[34]。続く4月19日の皐月賞（JpnI）ではこれまで騎乗し続けていた岩田がアンライバルドに騎乗するために降板、代わりに内田博幸を迎えて臨んだが3着[35]。5月31日の東京優駿（日本ダービー）（JpnI）では、内田がアプレザンレーヴを選んだために、福永祐一に乗り替わり臨んだが13着に敗れた[36]。夏休みを経て、9月27日の神戸新聞杯（JpnII）で再始動し、3着[36][37]。獲得した優先出走権を行使して10月25日の菊花賞（JpnI）に出走し、優勝馬スリーロールスに0.2秒に迫る3着となった[38]。続いて12月27日の有馬記念（GI）で、古馬との初対決となったが6着となった[39]。

古馬となった2010年は、マイラーズカップ（GII）で始動し4着。続いて安田記念（GI）に出走登録をしたが除外となり、次なる目標を天皇賞（秋）（GI）に切り替え[40][41]、6月13日のエプソムカップ（GIII）に出走した。スタートから中団につけ、直線では外から追い出し、先に抜け出していたシルポート、キャプテンベガと並んで入線[42][20]。それらにハナ差最先着を果たし、重賞3勝目、1年7か月ぶりの勝利を挙げた[20][43][44]。

映像外部リンク
2009年 エプソムカップ
レース映像 netkeibaTV公式YouTubeチャンネルによる動画

それから宝塚記念（GI）に出走するも[45]、ブービー賞16着。秋はカシオペアステークス（OP）から始動する予定であったが、右前浅屈腱炎を発症して出走取消、長期離脱となった[46]。競走馬総合研究所常磐支所にて療養した[47]。6歳となった2012年に復帰の目処が立ち、入厩したが、同じ箇所の屈腱炎の再発が判明[47][48]。戦線に復帰することなく、競走馬引退が決定した[47][48]。2012年10月7日、日本中央競馬会の競走馬登録を抹消[2][49]。引退後は、JRA日高育成牧場にて去勢され、乗馬となった[2]。また馬術の障害飛越競技にも参加している[50][51]。

競走成績

以下の内容は、netkeiba.com[52]およびJBISサーチ[53]の情報に基づく。

競走日 競馬場 競走名 格 距離

（馬場）

頭

数

枠

番

馬

番

オッズ

（人気）

着順 タイム

（上り3F）

着差 騎手 斤量

[kg]

1着馬

（2着馬）

馬体重

[kg]

2008 06. 21 阪神 2歳新馬 芝1600m（稍） 9 8 8 1.9（1人） 02着 01:35.5 （35.2） -0.1 0岩田康誠 54 ツルマルジャパン 506
07. 12 阪神 2歳未勝利 芝1600m（良） 14 8 13 1.1（1人） 01着 01:35.6 （34.4） -1.0 0岩田康誠 54 （マイネルソレント） 500
09. 07 新潟 新潟2歳S JpnIII 芝1600m（不） 15 5 8 2.1（1人） 01着 01:35.4 （34.4） -0.2 0岩田康誠 54 （ツクバホクトオー） 504
12. 21 中山 朝日杯FS JpnI 芝1600m（良） 16 2 3 5.4（2人） 01着 01:35.1 （35.0） -0.0 0岩田康誠 55 （フィフスペトル） 514
2009 03. 08 中山 弥生賞 JpnII 芝2000m（稍） 10 6 6 4.8（2人） 08着 02:04.4 （36.2） -0.9 0岩田康誠 56 ロジユニヴァース 526
04. 19 中山 皐月賞 JpnI 芝2000m（良） 18 7 15 21.2（4人） 03着 01:59.0 （34.7） -0.3 0内田博幸 57 アンライバルド 516
05. 31 東京 東京優駿 JpnI 芝2400m（不） 18 6 11 9.0（3人） 13着 02:36.3 （40.6） -2.6 0福永祐一 57 ロジユニヴァース 514
09. 27 阪神 神戸新聞杯 JpnII 芝2400m（良） 14 7 11 17.1（5人） 03着 02:24.6 （34.7） -0.4 0福永祐一 56 イコピコ 516
10. 25 京都 菊花賞 JpnI 芝3000m（良） 18 6 12 15.8（6人） 03着 03:03.7 （35.2） -0.2 0福永祐一 57 スリーロールス 514
12. 27 中山 有馬記念 GI 芝2500m（良） 16 7 14 21.0（10人） 06着 02:31.6 （36.9） -1.6 0藤田伸二 55 ドリームジャーニー 518
2010 04. 17 阪神 マイラーズカップ GII 芝1600m（良） 18 4 7 6.8（4人） 04着 01:33.2 （33.7） -0.3 0福永祐一 57 リーチザクラウン 524
06. 13 東京 エプソムカップ GIII 芝1800m（良） 18 1 2 3.6（1人） 01着 01:46.1 （34.6） -0.0 0福永祐一 57 （シルポート） 524
06. 27 阪神 宝塚記念 GI 芝2200m（稍） 17 3 6 27.4（7人） 16着 02:14.8 （37.8） -1.8 0福永祐一 58 ナカヤマフェスタ 520

血統表

セイウンワンダーの血統 （血統表の出典）[§ 1]
父系 ロベルト系
 [§ 2]
父

*グラスワンダー
Grass Wonder
1995 栗毛
父の父
Silver Hawk
1979 鹿毛 		Roberto Hail to Reason
Bramalea
Gris Vitesse Amerigo
Matchiche
父の母
Ameriflora
1989 鹿毛 		Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Graceful Touch His Majesty
Pi Phi Gal
母

セイウンクノイチ
1998 青鹿毛 		*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛 		Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
母の母
アンカースティーム
1988 青鹿毛 		*リアルシャダイ
Real Shadai 		Roberto
Desert Vixen
アイレテスコ *テスコボーイ
アイレバース
母系(F-No.) 3号族(FN:3-l) [§ 3]
5代内の近親交配 Roberto3×4、Hail to Reason4×4×5 [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ セイウンワンダー 5代血統表2017年9月11日閲覧。
  2. ^ netkeiba.com セイウンワンダー 5代血統表2017年9月11日閲覧。
  3. ^ JBISサーチ セイウンワンダー 5代血統表2017年9月11日閲覧。
  4. ^ netkeiba.com セイウンワンダー 5代血統表2017年9月11日閲覧。


母系はフロリースカツプ系。5代母サンマリノはガーネツトの全妹。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 騎手である三津谷隼人の父[6]
  2. ^ 生産者に代わって、セリに至るまで業務を行う職業。
  3. ^ （親）1976年:マルゼンスキー - （仔）1982年:ニシノスキー、1987年:サクラチヨノオー以来。[28]
  4. ^ ロジユニヴァース:31票、スーニ:6票[32]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “セイウンワンダー”. www.jbis.or.jp. 2021年9月14日閲覧。
  2. ^ a b c “セイウンワンダー登録抹消 08年朝日杯FS優勝”. 競馬予想のウマニティ. 2021年9月14日閲覧。
  3. ^ “セイウンワンダーを訪ねて～JRA日高育成牧場”. uma-furusato.com. 2021年9月14日閲覧。
  4. ^ “セイウンワンダーに曇りなし！／朝日杯FS”. スポニチ Sponichi Annex. 2021年9月14日閲覧。
  5. ^ a b “セイウンワンダー不安一掃／朝日杯FS”. www.nikkansports.com. 2021年9月14日閲覧。
  6. ^ “新人騎手・三津谷隼人「目標は新人王」/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online. 2021年9月14日閲覧。
  7. ^ “【菊花賞】「セイウン」の志もって全力仕上げ”. スポニチ Sponichi Annex. 2021年9月14日閲覧。
  8. ^ “【ダービー】やる気に満ちてるセイウンワンダー”. スポニチ Sponichi Annex. 2021年9月14日閲覧。
  9. ^ a b c “セイウンクノイチ”. www.jbis.or.jp. 2021年9月14日閲覧。
  10. ^ “ニシノサスケ”. www.jbis.or.jp. 2021年9月14日閲覧。
  11. ^ “繁殖牝馬情報：牝系情報｜セイウンクノイチ”. www.jbis.or.jp. 2021年9月14日閲覧。
  12. ^ “セイウンワンダー復活V！宝塚記念へ”. 株式会社ジェイエス (2010年6月13日). 2021年9月14日閲覧。
  13. ^ a b c d e f g h i j 『優駿』2009年3月号 66-69頁
  14. ^ a b “セイウンワンダー、新潟2歳Sを制す - 田中哲実”. netkeiba.com. 2021年9月14日閲覧。
  15. ^ a b “2008年09月07日 新潟2歳S Jpn3”. uma-furusato.com. 2021年9月14日閲覧。
  16. ^ a b 『優駿』2009年2月号 36-39頁
  17. ^ a b c d 『優駿』2009年2月号 70-73頁
  18. ^ “岩田鮮やかイン強襲! “怪物2世”セイウンワンダー父子2代制覇=朝日杯FS”. スポーツナビ. 2021年9月14日閲覧。
  19. ^ “売却成績｜JRAブリーズアップセール サラブレッド 2歳”. www.jbis.or.jp. 2021年9月14日閲覧。
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  21. ^ a b “【メイクデビュー】（阪神4R）～ツルマルジャパンが好スタートから逃げ切りV”. keiba.radionikkei.jp. 2021年9月14日閲覧。
  22. ^ “セール最高価格馬セイウンワンダーが楽勝”. netkeiba.com. 2021年9月14日閲覧。
  23. ^ “ワンダー大外強襲でV/新潟2歳S”. www.nikkansports.com. 2021年9月14日閲覧。
  24. ^ “新潟2歳Sアラカルト”. 競馬ブック. 2021年9月14日閲覧。
  25. ^ “セイウンワンダー、京都・デイリー杯2歳Sへ”. 競馬ブック. 2021年9月14日閲覧。
  26. ^ “朝日杯FS、セイウンワンダーVで父仔制覇”. netkeiba.com. 2021年9月14日閲覧。
  27. ^ “岩田鮮やかイン強襲! “怪物2世”セイウンワンダー父子2代制覇=朝日杯FS”. スポーツナビ. 2021年9月14日閲覧。
  28. ^ a b c 『優駿』2009年2月号 92-93頁
  29. ^ a b “JRAブリーズアップセール出身馬がJpn1初制覇、Sワンダー”. 競馬ブック. 2021年9月14日閲覧。
  30. ^ “2008年12月21日 朝日杯フューチュリティS Jpn1”. uma-furusato.com. 2021年9月14日閲覧。
  31. ^ “セイウンワンダー自厩舎で調整、中山・弥生賞あたりで始動”. 競馬ブック. 2021年9月14日閲覧。
  32. ^ a b “JRA賞各賞の選考経過、投票結果”. keiba.radionikkei.jp. 2021年9月14日閲覧。
  33. ^ “08年度JRA賞決定！年度代表馬はウオッカ”. 競馬ブック. 2021年9月14日閲覧。
  34. ^ “【弥生賞】セイウンに暗雲…直線失速8着”. 競馬予想のウマニティ. 2021年9月15日閲覧。
  35. ^ “3着セイウンワンダー”. スポニチ Sponichi Annex. 2021年9月15日閲覧。
  36. ^ a b “セイウンワンダーは神戸新聞杯で復帰予定”. www.nikkansports.com. 2021年9月15日閲覧。
  37. ^ “【神戸新聞杯】3着セイウン距離にメドついた”. スポニチ Sponichi Annex. 2021年9月15日閲覧。
  38. ^ “非情になり切れず…ワンダー3着／菊花賞”. www.nikkansports.com. 2021年9月15日閲覧。
  39. ^ “【有馬記念】6着セイウンワンダー”. スポニチ Sponichi Annex. 2021年9月15日閲覧。
  40. ^ “セイウンワンダー安田記念除外も上昇気配/エプソムC”. netkeiba.com. 2021年9月15日閲覧。
  41. ^ “【エプソムC】セイウンワンダーきっちり先着”. スポニチ Sponichi Annex. 2021年9月15日閲覧。
  42. ^ “セイウンワンダーが勝つ 競馬のエプソムカップ”. 日本経済新聞 (2010年6月13日). 2021年9月15日閲覧。
  43. ^ “【エプソムC（GIII）】（東京）～セイウンワンダー 人気に応えて復活V”. keiba.radionikkei.jp. 2021年9月15日閲覧。
  44. ^ “ワンダー1年半ぶりV／エプソムC”. www.nikkansports.com. 2021年9月15日閲覧。
  45. ^ “セイウンワンダーは宝塚記念へ”. www.nikkansports.com. 2021年9月14日閲覧。
  46. ^ “日曜の出走取消（京都11R・馬番発表前）”. keiba.radionikkei.jp. 2021年9月14日閲覧。
  47. ^ a b c “セイウンワンダー来月にも帰厩、戦列復帰”. nikkansports.com. 2021年9月14日閲覧。
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  49. ^ “セイウンワンダー引退 朝日杯FS制す”. nikkansports.com. 2021年9月14日閲覧。
  50. ^ “ノーザンホースパークで春季馬術大会開催 セイウンワンダー、デルタブルースら”. netkeiba.com. 2021年9月14日閲覧。
  51. ^ “セイウンワンダーは障害馬術／特集”. nikkansports.com. 2021年9月14日閲覧。
  52. ^ “セイウンワンダーの競走成績”. netkeiba.com. 2021年9月14日閲覧。
  53. ^ “競走成績：全競走成績｜セイウンワンダー”. www.jbis.or.jp. 2021年9月14日閲覧。

参考文献

  • 『優駿』（日本中央競馬会、2009年）
    • 2009年2月号
      • 軍土門隼夫「【第60回朝日杯フューチュリティS優勝馬】セイウンワンダー インから鮮やかに差して、父仔制覇!」
      • 優駿編集部「【杉本清の競馬談義 285】領家政蔵調教師」
      • 優駿編集部「【重賞プレイバック】第60回朝日杯フューチュリティステークス（JpnI） セイウンワンダー」
    • 2009年3月号
      • 澤村康「【優駿たちの故郷をたずねて】筒井征文牧場 独自の"やり方"で掴んだ大きな勲章」

外部リンク

 
表彰・G1,重賞勝ち鞍
（旧）最優秀3歳牡馬
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
最優秀2歳牡馬
2000年代
2010年代
2020年代
  • 1 2001年より馬齢表記法が数え年から満年齢に移行
    *2 1954-1971年は「啓衆社賞」、1972-1986年は「優駿賞」として実施
    *3 1986年は2頭同時受賞
朝日杯3歳ステークス
1940年代
1950年代

第2回 トキノミノル / 第3回 タカハタ / 第4回 サンゲツ / 第5回 タカオー / 第6回 メイヂヒカリ / 第7回 キタノオー / 第8回 キタノヒカリ / 第9回 カツラシユウホウ / 第10回 ウネビヒカリ / 第11回 マツカゼオー

1960年代

第12回 ハクシヨウ / 第13回 カネツセーキ / 第14回 グレートヨルカ / 第15回 ウメノチカラ / 第16回 リユウゲキ / 第17回 メジロボサツ / 第18回 モンタサン / 第19回 タケシバオー / 第20回 ミノル / 第21回 アローエクスプレス

1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
朝日杯フューチュリティステークス
2000年代
2010年代
2020年代
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