第69回朝日杯フューチュリティステークス
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第69回朝日杯フューチュリティステークス | |
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優勝したダノンプレミアム | |
開催国 | 日本 |
主催者 | 日本中央競馬会 |
競馬場 | 阪神競馬場 |
施行日 | 2017年12月17日[1] |
距離 | 芝1,600m(右・外)[1] |
格付け | GI[1] |
賞金 |
1着賞金7,000万円[1] |
出走条件 | サラ系2歳牡・牝(指定・国際)[1] |
負担重量 |
牡 55kg 牝 54kg[1] |
天候 | 晴[1] |
馬場状態 | 良[1] |
優勝馬 | ダノンプレミアム[1] |
優勝騎手 | 川田将雅(栗東)[1] |
優勝調教師 | 中内田充正(栗東)[1] |
優勝馬主 | (株)ダノックス[1] |
優勝生産者 | (有)ケイアイファーム[1] |
勝ちタイム | 1:33.3[1] |
2017年12月17日に阪神競馬場で施行された第69回朝日杯フューチュリティステークスについて記述する[1]。
出走馬と枠順
[編集]枠番 | 馬番 | 競走馬名 | 性齢 | 騎手 | オッズ | 調教師 | 馬主 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ダノンプレミアム | 牡2 | 川田将雅 | 2.3(1人) | 中内田充正 | (株)ダノックス |
2 | フロンティア | 牡2 | 岩田康誠 | 29.6(6人) | 中内田充正 | (有)サンデーレーシング | |
2 | 3 | タワーオブロンドン | 牡2 | C.ルメール | 3.9(2人) | 藤沢和雄 | H.H.シェイク・モハメド |
4 | ライトオンキュー | 牡2 | 四位洋文 | 190.8(14人) | 昆貢 | H.H.シェイク・モハメド | |
3 | 5 | ケイアイノーテック | 牡2 | 幸英明 | 26.3(5人) | 平田修 | 亀田和弘 |
6 | アサクサゲンキ | 牡2 | 武豊 | 31.9(8人) | 音無秀孝 | 田原慶子 | |
4 | 7 | ヒシコスマー | 牡2 | 松山弘平 | 111.0(11人) | 清水久詞 | 阿部雅英 |
8 | ファストアプローチ | 牡2 | V.シュミノー | 46.9(9人) | 藤沢和雄 | 山本英俊 | |
5 | 9 | ムスコローソ | 牡2 | 池添謙一 | 146.4(12人) | 手塚貴久 | 落合幸弘 |
10 | ステルヴィオ | 牡2 | C.デムーロ | 5.3(3人) | 木村哲也 | (有)サンデーレーシング | |
6 | 11 | カシアス | 牡2 | 浜中俊 | 48.0(10人) | 清水久詞 | (株)ナカヤマホールディングス |
12 | ダノンスマッシュ | 牡2 | 福永祐一 | 8.7(4人) | 安田隆行 | (株)ダノックス | |
7 | 13 | アイアンクロー | 牡2 | 酒井学 | 453.9(16人) | 斉藤崇史 | 藤井聡一郎 |
14 | ダブルシャープ | 牡2 | 和田竜二 | 30.0(7人) | 渡辺薫彦 | 天堀忠博 | |
8 | 15 | ケイティクレバー | 牡2 | 小林徹弥 | 150.5(13人) | 目野哲也 | 瀧本和義 |
16 | イシマツ | 牡2 | 加藤祥太 | 443.8(15人) | 森秀行 | 吉田勝利 |
レース結果
[編集]映像外部リンク | |
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2017年 朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ) レース映像 jraofficial(JRA公式YouTubeチャンネル)による動画 |
レース展開
[編集]飛び出したケイティクレバーがハナを切る展開[3]。2番手にファストアプローチ、3番手に1番人気のダノンプレミアムが続く。2番人気のタワーオブロンドンは前方7番手、3番人気ステルヴィオは中団につけた[3]。前半はゆったりとしたペースで流れ、ケイティクレバーは先頭を保ったまま、4コーナーをカーブ[3]。直線に入ったところで早々にダノンプレミアムが先頭に立つと、追いすがるタワーオブロンドン・ステルヴィオら後続勢を悠々振り切ってGI初制覇を果たした[3]。
レース着順
[編集]着順 | 枠番 | 馬番 | 競走馬名 | タイム | 着差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 1 | ダノンプレミアム | 1:33.3 | |
2 | 5 | 10 | ステルヴィオ | 1:33.9 | 3馬身1/2 |
3 | 2 | 3 | タワーオブロンドン | 1:33.9 | クビ |
4 | 3 | 5 | ケイアイノーテック | 1:33.9 | ハナ |
5 | 6 | 12 | ダノンスマッシュ | 1:34.0 | 3/4馬身 |
6 | 4 | 8 | ファストアプローチ | 1:34.0 | クビ |
7 | 6 | 11 | カシアス | 1:34.1 | クビ |
8 | 1 | 2 | フロンティア | 1:34.4 | 1馬身3/4 |
9 | 7 | 14 | ダブルシャープ | 1:34.4 | クビ |
10 | 3 | 6 | アサクサゲンキ | 1:34.8 | 2馬身1/2 |
11 | 8 | 15 | ケイティクレバー | 1:34.8 | ハナ |
12 | 2 | 4 | ライトオンキュー | 1:35.0 | 1馬身1/4 |
13 | 5 | 9 | ムスコローソ | 1:35.1 | クビ |
14 | 7 | 13 | アイアンクロー | 1:35.5 | 2馬身1/2 |
15 | 4 | 7 | ヒシコスマー | 1:35.7 | 1馬身 |
16 | 8 | 16 | イシマツ | 1:36.9 | 7馬身 |
単勝 | 1 | 230円 |
複勝 | 1 | 110円 |
10 | 140円 | |
3 | 130円 | |
枠連 | 1-5 | 530円 |
馬連 | 1-10 | 550円 |
馬単 | 1-10 | 840円 |
3連複 | 1-3-10 | 700円 |
3連単 | 1-10-3 | 2,630円 |
ワイド | 1-10 | 230円 |
1-3 | 210円 | |
3-10 | 330円 |
エピソード
[編集]- ダノンプレミアム鞍上の川田将雅騎手はこのレース初勝利、管理する中内田充正調教師はこれがGI初制覇となった[3]。
- ダノンプレミアムが出した勝ちタイム1分33秒3は、2019年にサリオスが更新するまでレースレコードだった[4][5]。
- 勝ちタイムとしては、2024年現在は同レース史上3位である[6]
- 掲示板入りした5頭全頭がのちにGI馬となるなど、歴代屈指の出世レースとして知られている[7]。
出走馬のその後
[編集]※主な勝ち鞍は朝日杯FS以降のオープン特別競走(リステッド、重賞含む)のみ記載。太字はGI級競走。
着順 | 競走馬名 | 戦績 | 主な勝ち鞍 | 備考 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ダノンプレミアム | 15戦6勝 | 弥生賞、金鯱賞、マイラーズC(GII) | 2017年JRA賞最優秀2歳牡馬 | [8] |
2 | ステルヴィオ | 21戦4勝 | マイルCS(GI)、スプリングS(GII) | [9] | |
3 | タワーオブロンドン | 18戦7勝 | スプリンターズS(GI)、セントウルS、京王杯SC(GII)、アーリントンC(GIII) | [10] | |
4 | ケイアイノーテック | 28戦3勝 | NHKマイルC(GI) | 2021年途中からオーストラリアに移籍 | [11] |
5 | ダノンスマッシュ | 26戦11勝 | 高松宮記念、香港スプリント(GI)、セントウルS、京王杯SC(GII)、京阪杯、シルクロードS、キーンランドC、オーシャンS(GIII) | [12] | |
6 | ファストアプローチ | 20戦3勝 | [13] | ||
7 | カシアス | 19戦2勝 | ボビールイスクオリティ(豪GII)3着 2018年途中からオーストラリアに移籍、ケモノに改名 |
[14] | |
8 | フロンティア | 15戦2勝 | ファルコンS(GIII)3着 | [15] | |
9 | ダブルシャープ | 42戦5勝 | 関門橋S(OP) | [16] | |
10 | アサクサゲンキ | 44戦7勝 | 小倉サマージャンプ2回(J・GIII) | [17] | |
11 | ケイティクレバー | 39戦8勝 | 東京ジャンプS(J・GIII)、若駒S、牛若丸ジャンプS(OP) | [18] | |
12 | ライトオンキュー | 24戦6勝 | 京阪杯(GIII)、UHB賞(OP) | [19] | |
13 | ムスコローソ | 37戦3勝 | [20] | ||
14 | アイアンクロー | 46戦5勝 | [21] | ||
15 | ヒシコスマー | 45戦3勝 | [22] | ||
16 | イシマツ | 26戦2勝 | [23] |
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “第5回 阪神競馬 第6日|年度別全成績 2017年”. jra.go.jp. 日本中央競馬会. 2024年9月9日閲覧。
- ^ “朝日杯FS 出馬表”. netkeiba.com. 2024年9月8日閲覧。
- ^ a b c d e “朝日杯フューチュリティステークス レース結果回顧・払戻”. JRA-VAN. 2024年9月8日閲覧。
- ^ “【朝日杯FS】プレミアム圧倒V、無敗でクラシック堂々の主役 ダノンプレミアムがレコードで完勝!”. スポニチAnnex (2017年12月18日). 2024年9月10日閲覧。
- ^ “【朝日杯FS】サリオス 圧巻レコードV!無敗2歳王者でクラシック主役だ”. スポニチAnnex (2019年12月16日). 2024年9月10日閲覧。
- ^ 2020年にグレナディアガーズが更に更新したため
- ^ ““伝説の朝日杯”と言えるかも!? 6着までがその後にタイトル獲得”. netkeiba.com (2024年7月23日). 2024年9月10日閲覧。
- ^ “ダノンプレミアム | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
- ^ “ステルヴィオ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
- ^ “タワーオブロンドン | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
- ^ “Keiai Nautique | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
- ^ “ダノンスマッシュ| 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
- ^ “ファストアプローチ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
- ^ “カシアス”. JBISサーチ. 2024年9月10日閲覧。
- ^ “フロンティア | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
- ^ “ダブルシャープ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
- ^ “アサクサゲンキ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
- ^ “ケイティクレバー | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
- ^ “ライトオンキュー | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
- ^ “ムスコローソ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
- ^ “アイアンクロー | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
- ^ “ヒシコスマー | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
- ^ “イシマツ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。