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'''横浜マリンタワー'''(よこはまマリンタワー)は、[[神奈川県]][[横浜市]][[中区 (横浜市)|中区]][[山下町 (横浜市)|山下町]]にある[[横浜港]]の[[シンボル]]ともなっている[[塔|タワー]]である。[[山下公園]]に隣接しており、かつては[[灯台]]としても機能していた。また、[[全日本タワー協議会]]に加盟している<ref name="kyougikai">{{Cite web |url=http://www.japantowers.jp/web/03_towermap/index.html |title=日本タワーマップ / 全日本タワー協議会 |date= |publisher=全日本タワー協議会 |accessdate=2012-02-12}}</ref>。[[2010年]][[4月1日]]に[[恋人の聖地]]に認定された<ref name="koibitonoseichi">{{cite web |url=http://www.seichi.net/gotoseichi/detail.php?l_id=114 |title=マリンタワー |date=2010-04-01 |publisher=恋人の聖地プロジェクト |accessdate=2012-02-12}}</ref>。



2021年5月13日 (木) 21:29時点における版

横浜マリンタワー
Yokohama Marine Tower
横浜マリンタワー
マリンタワーの外観(2013年5月)地図
横浜マリンタワーの位置(横浜市内)
横浜マリンタワー
情報
旧用途 灯台
設計者 (当初設計)清水建設株式会社設計部、(改築設計)日建設計株式会社
施工 清水建設株式会社、石川島播磨重工業
構造形式 (展望部・塔体部)鉄骨造 最高高さ106.2 m、(低層部)鉄骨鉄筋コンクリート造り、一部鉄筋コンクリート造、鉄骨造 4階
敷地面積 3,674.24 m²
建築面積 1,510.24 m²
延床面積 4,389.07 m²
階数 33階
高さ 106 m
着工 1959年12月18日
竣工 1961年1月14日
開館開所 1961年1月15日
改築 2008年3月5日2009年3月31日
所在地 231-0023
神奈川県横浜市中区山下町15番地
座標 北緯35度26分38秒 東経139度39分03秒 / 北緯35.44389度 東経139.65083度 / 35.44389; 139.65083 (横浜マリンタワー)
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横浜マリンタワーの位置(日本内)
横浜マリンタワー
横浜マリンタワー

横浜マリンタワー(よこはまマリンタワー)は、神奈川県横浜市中区山下町にある横浜港シンボルともなっているタワーである。山下公園に隣接しており、かつては灯台としても機能していた。また、全日本タワー協議会に加盟している[1]2010年4月1日恋人の聖地に認定された[2]

開業記念に田代京子のEP盤『マリン・タワーで逢いましょう/哀愁のヨコハマ・ボレロ』がテイチクから発売された。

現在は改修工事のため一時休館している。

全体概要

1959年横浜港開港100周年記念行事の流れの中から、横浜港を象徴するモニュメントを建設しようという計画が起こり1961年に建設された。日本の高い塔は、ほとんどが4角型で建設されているが、設計デザインの段階で20種類以上の案が提出され、海上からでも陸上からでも、どの角度からも同じ姿に見えるというメリットから10角型のスタイルが選ばれたといわれている。

高さ106m。12,000トン。灯台を意識したデザインとなっており、実際に頭頂部には灯台としての機能も併せ持っていた。ギネスブックにも最も高い灯台として記録されていたが、実際に近隣を航行する船舶に対し灯台としての重要度はあまり高くなかった。改装工事の必要もあり、灯台の機能は2008年7月28日未明をもって休止し、9月1日に廃止された。

創業時には「横浜展望塔株式会社」の運営で鳴り物入りで開業し、ピーク時には年間入場者数105万人と多くの観光客を集めた。しかし、その後集客力が減少していき、2005年には年間27万人にまで減少、そのため、2006年10月13日、運営を引き継いでいた「氷川丸マリンタワー株式会社」は入場者減に伴う経営悪化を理由に、隣接する氷川丸とマリンタワーの営業を12月25日に終了した。マリンタワーは横浜市に、氷川丸日本郵船に譲渡された[3]

2006年末にいったん営業を終了したマリンタワーは、「マリンタワー再生事業」に基づき、横浜市が改修し、公募された事業者が借り上げる形で外観のリニューアルや屋内の改装などが行われ、開港150周年に当たる2009年5月23日にリニューアルオープン。外観は紅白からシルバーとブラウンオリーブになった[4]

2011年1月15日には開業50周年を迎えた[5]

その後、2019年3月31日をもって全館を一時休館しており、翌4月1日より2022年3月31日(3年間)の予定で再度改修工事を行い、同年4月以降の営業再開を予定している[6][7]

施設概要

展望フロアからの夜景
(2005年12月)
展望フロアの床ガラスより
(2013年11月)

展望フロア

2層の展望フロアからは横浜港を一望でき、みなとみらい21地区横浜ベイブリッジのほか、本牧埠頭などの工場夜景も楽しめる。

入場料金
  • 大人 - 750円
  • 中高生 - 500円
  • 小学生 - 250円
  • 幼児 - 200円(3歳未満は無料)

団体・その他割引については、マリンタワー公式サイトの「展望フロア案内」を参照。

営業時間
  • 午前10時00分〜午後10時30分(最終受付は午後10時00分)

(※上記の入場料金・営業時間は2013年12月10日時点の情報、詳細は展望フロア案内を参照)

環境への取り組み

「横濱油田」と称して、2010年4月から、平日10:00〜18:00に食用油の回収を行っている[8]。(2014年5月30日終了)

またエコキャップ推進協会との共同プロジェクトとして、横浜の子どもたちと市民の力を結集し、50トンのエコキャップを集めようと様々なイベントを通して呼びかけていく年間プロジェクト「開業50周年に50トンの感謝を。25000人分のワクチンを贈ろう」を2011年に行った[9]。プロジェクト終了後もエコキャップ回収ボックスは設置されている[9]

イベント・ライブ

イベント等の詳細は「横浜マリンタワーイベントサイト」を参照。

階段登りイベント

マリンタワーの展望フロアまで普段はエレベーターで上がるが、335段ある同フロアまでの階段を登るイベント(マリンタワーの階段 335段を制覇しよう!)が冬季を除いて指定日(各月数日間)に開催されている。なお、予約等の必要はなく展望フロアの入場料金のみでイベントに参加できるが、指定日当日の天候等によって予告なしで中止となる場合もある[10]

TOWER OF MUSIC

FMヨコハマの番組『YOKOHAMA MUSIC AWARD』により2009年10月にスタートした、マリンタワーで行われる月1回のフリーライブ[11]MCSaku

営業を終了した施設や建物

横浜海洋科学博物館

1988年9月30日に閉館し、横浜博覧会開催に合わせて移転。同年10月20日に横浜マリタイムミュージアム(現横浜みなと博物館)として日本丸メモリアルパーク内にオープン。

世界鳥類園バードピア

バードピアのあった鳥カゴ
(閉園後、2008年3月)

1976年3月25日開園。放し飼いの鳥たちと触れ合える「はなしがいの世界鳥類園バードピア」という施設(4階・5階)。そのため、かつてタワー下の円形ビル上部は網に覆われていた。各種インコクジャクオオサイチョウフラミンゴカンムリヅルなどが飼育されていた。2005年11月の閉園に伴い、鳥たちは神戸花鳥園掛川花鳥園に移された。改修後は4階までとなり、現在はレストランとなっている。

Belle Vue

1962年1月14日に完工したタワー別館(山下公園側から見てタワーの左側)の1階にあった食堂を改装し、1977年10月1日に「ベルビュー」と命名。現存せず。

あぶない刑事第18話「興奮」(1987年2月1日放送)で少年課の真山薫鈴江秀夫が訪れた(劇中では「元町のベルビュー」としている)。また、ドラマあきまへんで!第1話(1998年10月9日放送)で青木すみれ岩崎勇が待ち合わせをしたシーンで使われた。

マリンハウス

マリンハウス
(営業終了後、2008年3月)

1985年3月20日、マリンタワー構内に新築されオープン(山下公園側から見てタワーの右側)。1階にファーストキッチン、2階にはシーフードレストランのマリンカフェが入居していた。その後、1階はファミリーマート横浜マリンタワー店に、2階は味奈登庵マリンタワー店(2005年10月28日閉店)になり、もりそばの「マリンタワー盛り」(通常のもりそば同様500円)なるメニューがあった。現存せず。

マリンカフェはあぶない刑事「説得」(1987年1月11日放送)で真山薫がから計画を聞くシーンで使われている。ゆずの歌「地下街」のPVの最後にファーストキッチンが映る。

機械仕掛けのおもちゃ館

1989年10月25日に横浜博覧会の関連イベントとしてマリンタワー内に開設(1989年3月25日)していた「モーションディスプレイ展」(夢みる機械じかけの人形たち)を一部模様替えしオープン。プロデュースは玩具コレクター北原照久2006年12月に閉館。

灯台として

横浜マリンタワー灯台
(廃止時)
横浜マリンタワーの位置(神奈川県内)
横浜マリンタワー
航路標識番号
[国際標識番号]
2119 [M6400]
位置 北緯35度26分38秒 東経139度39分3秒 / 北緯35.44389度 東経139.65083度 / 35.44389; 139.65083座標: 北緯35度26分38秒 東経139度39分3秒 / 北緯35.44389度 東経139.65083度 / 35.44389; 139.65083
所在地 神奈川県横浜市中区山下町
塗色・構造 上部赤下部白塗 やぐら形
灯質 単閃赤緑互光 毎20秒に赤1閃光、緑1閃光
実効光度 赤光300,000、緑光180,000 cd
光達距離 赤光22、緑光21 海里
明弧 全度
塔高 101 m (地上 - 塔頂)
灯火標高 104 m (平均海面 - 灯火)
初点灯 1961年1月14日
管轄 横浜市
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灯台の光の変化(上部の緑閃光と赤閃光)
  • 1961年1月14日 - 横浜展望塔燈台として新設。塗色・構造は紅白横線塗・十角やぐら形鉄造、光度は紅光40万カンデラ、緑光25万カンデラ、光達距離は25.5海里、管理者は横浜展望塔株式会社[12]。設置者は東海汽船
  • 1970年11月17日 - 管理者が氷川丸マリンタワー株式会社となる[13]
  • 1989年3月13日 - 灯台名を横浜マリンタワー灯台へ変更、塗色・構造を上部赤下部白塗・やぐら形へ変更する[14]
  • 2002年4月1日 - 光度を赤光30万カンデラ、緑光18万カンデラ、光達距離を赤光22海里、緑光21海里へ変更する[15]
  • 2007年2月1日 - 管理者が横浜市となる[16]
  • 2008年7月28日 - 灯台業務を休止する[17]
  • 2008年9月1日 - 灯台を廃止する[18]

マリンタワーが登場する作品

映画
テレビドラマ
アニメ漫画
PV

交通

周辺の名所・施設

関連項目

脚注

  1. ^ 日本タワーマップ / 全日本タワー協議会”. 全日本タワー協議会. 2012年2月12日閲覧。
  2. ^ マリンタワー”. 恋人の聖地プロジェクト (2010年4月1日). 2012年2月12日閲覧。
  3. ^ 氷川丸マリンタワー、両施設の営業を終了”. 朝日新聞 (2006年10月13日). 2012年2月12日閲覧。
  4. ^ 横浜マリンタワーのお披露目会ー23日にリニューアルオープン”. ヨコハマ経済新聞 (2009年5月20日). 2012年2月12日閲覧。
  5. ^ 横浜マリンタワー50周年おめでとうございます”. 東京タワー (2011年1月20日). 2012年2月12日閲覧。
  6. ^ 改修工事に伴う全館一時休館のお知らせ”. 横浜マリンタワー (2019年2月15日). 2019年3月4日閲覧。
  7. ^ 営業再開は約3年後。横浜マリンタワーが休館前に入場料半額のイベントを開催!(はまれぽ.com 2019年2月27日)
  8. ^ 横浜が油田に?マリンタワーで食用油回収スタート”. FM横浜 (2010年4月7日). 2012年2月12日閲覧。
  9. ^ a b 横浜マリンタワー エコキャップ推進協会 共同プロジェクト 開業50周年に50トンの感謝を。25000人分のワクチンを贈ろう”. 横浜マリンタワー (2012年1月5日). 2012年2月12日閲覧。
  10. ^ 展望フロアを階段で制覇しよう!(横浜マリンタワーイベントサイト 2013.09.22)
  11. ^ TOWER OF MUSIC”. FM横浜 (2009年10月10日). 2012年2月12日閲覧。
  12. ^ 同年1月28日、海上保安庁告示第10号「航路標識の設置及び廃止」
  13. ^ 同年11月27日、海上保安庁告示第212号「航路標識の性質その他の変更」
  14. ^ 同年8月28日、海上保安庁告示第112号「航路標識の性質その他の変更」
  15. ^ 同年6月20日、海上保安庁第179号「航路標識の位置その他の変更」
  16. ^ 同年3月21日、海上保安庁告示第75号「航路標識の性質その他の変更」
  17. ^ 同年9月2日、海上保安庁告示第230号「航路標識の性質その他の変更」
  18. ^ 同年10月3日、海上保安庁告示第267号「航路標識の廃止」
  19. ^ 横浜マリンタワー公式サイト:アクセスページ”. 2018年3月10日閲覧。

外部リンク