「いわてグルージャ盛岡」の版間の差分
注釈化 |
m Bot作業依頼: collapsibleとcollapsedクラスをmw-collapsibleとmw-collapsedに置換する (insource:/[" ]collaps/) - log |
||
362行目: | 362行目: | ||
===歴代ユニフォーム=== |
===歴代ユニフォーム=== |
||
{| class="wikitable collapsible collapsed" style="width:65%; border:double #000000; {{box-shadow|4px|4px|4px|#C7000E}}" |
{| class="wikitable mw-collapsible mw-collapsed" style="width:65%; border:double #000000; {{box-shadow|4px|4px|4px|#C7000E}}" |
||
|- style="background-color:white; color:#C7000E; font-weight:bold;" |
|- style="background-color:white; color:#C7000E; font-weight:bold;" |
||
!colspan=5|FP 1st |
!colspan=5|FP 1st |
||
432行目: | 432行目: | ||
|} |
|} |
||
{| class="wikitable collapsible collapsed" style="width:65%; border:double #000000; {{box-shadow|4px|4px|4px|#C7000E}}" |
{| class="wikitable mw-collapsible mw-collapsed" style="width:65%; border:double #000000; {{box-shadow|4px|4px|4px|#C7000E}}" |
||
|- style="background-color:white; color:#C7000E; font-weight:bold;" |
|- style="background-color:white; color:#C7000E; font-weight:bold;" |
||
!colspan=5|FP 2nd |
!colspan=5|FP 2nd |
||
502行目: | 502行目: | ||
|} |
|} |
||
{| class="wikitable collapsible collapsed" style="width:65%; border:double #000000; {{box-shadow|4px|4px|4px|#C7000E}}" |
{| class="wikitable mw-collapsible mw-collapsed" style="width:65%; border:double #000000; {{box-shadow|4px|4px|4px|#C7000E}}" |
||
|- style="background-color:white; color:#C7000E; font-weight:bold;" |
|- style="background-color:white; color:#C7000E; font-weight:bold;" |
||
!colspan=5|FP other |
!colspan=5|FP other |
2021年8月8日 (日) 09:35時点における版
いわてグルージャ盛岡 | ||||
---|---|---|---|---|
原語表記 | いわてグルージャ盛岡 | |||
呼称 | いわてグルージャ盛岡、グルージャ盛岡 | |||
クラブカラー |
ホワイト[1] レッド[1] ブラック[1] | |||
創設年 | 2003年 | |||
所属リーグ | 日本プロサッカーリーグ | |||
所属ディビジョン | J3リーグ | |||
クラブライセンス | J2 | |||
ホームタウン | 盛岡市、宮古市、大船渡市、花巻市、北上市、久慈市、遠野市、一関市、陸前高田市、釜石市、二戸市、八幡平市、奥州市、滝沢市、雫石町、葛巻町、岩手町、紫波町、矢巾町、西和賀町、金ケ崎町、平泉町、住田町、大槌町、山田町、岩泉町、田野畑村、普代村、軽米町、野田村、九戸村、洋野町、一戸町【岩手県全県】[1] | |||
ホームスタジアム |
![]() | |||
収容人数 | 5,046[1] | |||
運営法人 | 株式会社いわてアスリートクラブ[1] | |||
代表者 | 坂本太樹[1] | |||
監督 |
![]() | |||
公式サイト | 公式サイト | |||
| ||||
■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
![]() 〒020-0878 岩手県盛岡市飯岡新田6-14-4 2F[1] |
設立 | 2009年4月10日[2] |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 6400001004912 |
事業内容 | サッカークラブの運営他 |
代表者 | 坂本太樹 |
資本金 | 2億8,425万円[3] |
売上高 | 2億6,300万円 (2020年1月期)[3] |
営業利益 | ▲5,700万円 (2020年1月期)[3] |
経常利益 | ▲4,700万円 (2020年1月期)[3] |
純利益 | ▲4,900万円 (2020年1月期)[3] |
純資産 | 1,800万円 (2020年1月期)[3] |
総資産 | 1億2,500万円 (2020年1月期)[3] |
決算期 | 1月期 |
主要株主 | NOVAホールディングス 51.0%[4] |
関係する人物 | 稲吉正樹(オーナー) |
外部リンク | http://grulla-morioka.jp |
いわてグルージャ盛岡(いわてグルージャもりおか、Iwate Grulla Morioka)は、日本の岩手県全14市15町4村をホームタウンとする、日本プロサッカーリーグ (Jリーグ) に加盟するサッカークラブである。
概要
クラブ名のグルージャ(Grulla)は、スペイン語で「鶴」の意味で、盛岡藩藩主南部氏の家紋「向鶴」と、盛岡の名物「じゃじゃ麺」、この地方の方言に多く含まれる「じゃ」の響きに因んでいる。107通の一般公募の中から決定された。クラブエンブレムは、赤地の盾形の中央に向鶴を配したもの。ホームスタジアムはいわぎんスタジアム[1]、練習場はつなぎ多目的運動場。マスコットは折鶴をモチーフとしたキヅール。
Jリーグ加盟当初は盛岡市のみをホームタウンとしていたが、2017年6月に北上市をホームタウンに加え[5]、2017年12月に陸前高田市を除く県内全市町村をメインのホームタウン自治体に加え、岩手県全県へホームタウンを拡大した[6]。陸前高田市については、2011年の東日本大震災以降復興支援活動を行い、同市と友好協定を締結している川崎フロンターレとの関係性を考慮し、メインのホームタウン自治体への追加は見送っていた[7] が、川崎フロンターレのホームゲームイベントにキヅールが参加する[8] など関係を深め、陸前高田市との協議を経て、2018年12月に1年遅れで陸前高田市をホームタウンに加え、岩手県の全自治体をホームタウンとした[9]。
2018年12月4日、県内全域をホームタウン化したことを踏まえて、2019年シーズンよりクラブ名を「グルージャ盛岡」から「いわてグルージャ盛岡」(英語: IWATE GRULLA MORIOKA)に変更(チーム名略称も盛岡から岩手に変更)し、エンブレムを改めることを発表した[10]。新たなエンブレムは向鶴を配した従来のデザインを踏まえつつ、外周を岩手県の形を表す非対称六角形に、その内側を白地とした。
歴史
前史
- 2003年
- 12月、「特定非営利活動法人Jリーグチームを盛岡に作る会」が発足。盛岡商業高校、盛岡中央高校出身者により2000年に創設されたヴィラノーバ盛岡を改組してグルージャ盛岡が発足した。
- 2004年
- 市原元選手の武藤真一が監督兼任選手に就任すると共に、水戸から金子剛、桜井鐘吾、池田光忠らが加入。東北社会人サッカーリーグ2部北ブロックで優勝し、東北リーグ1部に昇格した。
2005年 - 2013年(東北リーグ1部)
- 2005年
- チーム初の外国人選手で元U-17カメルーン代表のディディエ・コウアカム、元ベガルタ仙台の西洋祐、元モンテディオ山形の大瀧直也など獲得。東北リーグ1部で初優勝、全国地域リーグ決勝大会は1次ラウンドを1勝1敗の成績で1次ラウンド敗退となった。
- 2006年
- 前年末に選手への給料や業者への未払金が1,000万円に達していることが明らかになり、経営陣と武藤が辞任し、岩手県紫波町出身の吉田暢が監督に就任した。また、同じく紫波町出身で元サガン鳥栖の佐藤大実を獲得。東北リーグ1部は2位の成績。
- 2007年
- 吉田体制2年目。スーパーアドバイザーの八重樫茂生が富士通サッカー部の総監督を務めていた当時の所属選手今井敏明がチャイニーズタイペイ代表の監督をしていたつながりから同代表GKの呂昆錡が入団した。4月30日にチャイニーズタイペイ代表との親善試合が盛岡南公園球技場で行われた(4-0で勝利)。東北リーグ1部で2年ぶりに優勝、全国地域リーグ決勝大会は2戦2敗の成績で1次ラウンドで敗退。
- 2008年
- 吉田体制3年目。守備面の強化を課題に挙げ下屋敷恒太郎、石井雄真ら12人の選手を獲得。東北リーグ1部は12勝2分の成績で2連覇。第32回全国地域サッカーリーグ決勝大会は2年連続で1次ラウンド敗退となった。岩手県サッカー選手権大会で優勝して天皇杯に県代表として3年ぶりに出場。1回戦の山形大学戦で岩手県勢初勝利を挙げた。
- 2009年
- 吉田体制4年目。大船渡市出身で元ベガルタ仙台の中田洋介を獲得。西洋祐、大瀧直也、三戸雄志などもチームに復帰した。4月10日運営組織をNPO法人から株式会社(いわてアスリートクラブ)に移行。チーム顧問に八重樫茂生、チームアドバイザーに盛岡商業高校サッカー部監督の斎藤重信が就任した。東北リーグ1部で3年連続の優勝。第33回全国地域サッカーリーグ決勝大会は3年連続で1次ラウンド敗退となった。
- 2010年
- 吉田体制5年目。徳島ヴォルティス元主将のGK島津虎史を獲得、その他徳島からレンタル移籍の菅原康太、大原卓丈など11名の選手が入団。また、練習環境の向上を掲げて夜間練習から日中の午前練習に移行しシーズンをスタートした。天皇杯は2回戦で札幌と対戦し敗退。東北リーグ1部は4年連続の優勝。第34回全国地域サッカーリーグ決勝大会は4年連続で1次ラウンド敗退となった。シーズン終了後に中田洋介が引退した。
- 2011年
- 吉田体制6年目。3月11日に発生した東日本大震災の影響で東北リーグ開幕が延期。チームは被災地へ出向き、瓦礫撤去などのボランティア活動を行った。4月17日、横浜FCと練習試合(30分ハーフ)を行う(0-2で敗北)。会場の岩手県営運動公園陸上競技場には被災地から招待した小中学生を含む約13,500人の観客が入った。東北リーグは2位。第47回全国社会人サッカー選手権大会は2回戦でSC相模原に敗退。シーズン終了後に吉田が監督を退任した。
- 2012年
- 昨年度コーチを務めた鳴尾直軌が監督に就任。
- 2013年
- 鳴尾体制2年目。8月20日にJリーグ準加盟クラブとして承認された[11]。東北リーグ1部で3年ぶりにリーグ優勝。第49回全国社会人サッカー選手権大会で準優勝、第37回全国地域サッカーリーグ決勝大会で初優勝した。
- 12月2日、Jリーグ入会が承認され、2014年のJ3リーグ参加が決定した[2]。
2014年 - (J3)
- 2014年
-
- クラブスローガン:「Change & challenge 変革そして挑戦」
- 鳴尾体制3年目。リーグ戦は開幕直後3連勝で一時リーグ首位に立ち、12チーム中5位でシーズンを終えた。天皇杯は1回戦で関東リーグ・浦安SCに敗れた。
- 2015年
-
- クラブスローガン:「進化 Evolution」
- 鳴尾体制4年目。福岡から畑本時央、鳥取から森英次郎と住田貴彦、富山から木村勝太、福島から益子義浩、鹿児島から谷口堅三、JFL・SP京都FCから田端信成、北信越1部・サウルコス福井から阿部優、北信越1部・JAPANサッカーカレッジから花田力、タイ・ナコーンラーチャシーマーFCから小井手翔太、アルビレックス新潟シンガポールから石川雅博を獲得。山形から谷村憲一、長崎からチョン・フンソンを期限付き移籍で獲得。
- 3月に土井康平が京都に期限付き移籍。4月にドイツ5部・SVゴンセンハイムから井上丈、新潟県リーグ・グランセナ新潟FCから齋藤恭志を獲得。7月にチョン・フンソンが退団。札幌から工藤光輝を期限付き移籍で獲得。8月に長野から高慶汰を期限付き移籍で獲得。9月にモンテネグロ・FKロブチェンから豊嶋邑作を獲得した。
- リーグ戦は13チーム中11位でシーズンを終えた。天皇杯は1回戦で町田に敗れた。シーズン終了後、鳴尾が監督を退任した。
- 2016年
- クラブスローガン:「一岩」
- 新監督に前ユニバーシアードサッカー日本代表監督・元明治大学体育会サッカー部監督の神川明彦が就任。福岡から牛之濱拓、長野から土井良太、YS横浜から梅内和磨、JFL・MIOびわこ滋賀から安楽健太、東京武蔵野シティFCから土井秀徒を完全移籍で、町田から垣根拓也を期限付き移籍で獲得。土井康平が期限付き移籍から復帰、谷村憲一が完全移籍に移行、工藤光輝の期限付き移籍期間が延長された。また明治大学から鈴木達也、関東学院大学から土館賢人、久保海都が加入した。
- 3月に元サウルコス福井の笠原淳、6月に特別指定選手として富士大学の鈴木一朗が加入。夏の移籍期間には横浜FCから石井圭太を東京Vから郡大夢を育成型期限付き移籍で獲得、元群馬の八角大智が新加入した。一方で3月に土井秀徒、4月に高瀬証、9月に齋藤恭志が双方合意の契約解除により退団した。
- リーグ戦は16チーム中13位で終了、天皇杯は2回戦で仙台に勝利したが、続く3回戦でHonda FCに敗れた。
- 9月2日、代表取締役副社長(当時)が同年3-8月にクラブの運営資金を不正に私的流用していたと発表。合わせて副社長が8月25日の取締役会で経緯を説明した上で同職の辞表を提出し受理したことを公表した[12][13]。結局、私的流用額は5,000万円に上り(元副社長の経営する会社の運転資金に充当)、うち元副社長からの貸付金と弁済費用を除いた2,404万円が回収不能になったことが11月16日までに明らかとなった[14]。10月にJリーグはJ3ライセンス発給を継続審議とした[15][16] が、11月16日に譴責と制裁金を課した[14] 上で、J3ライセンスを交付した[17]。
- シーズン終了後、神川が契約満了により監督を退任。松田賢太が現役を引退、小林亮太、土井良太、高橋悠馬、横山卓司、豊嶋邑作、飯山悠吾が契約満了、郡大夢(東京Vへ復帰→G大阪へ期限付き移籍)、工藤光輝は期限付き移籍期間満了で退団、牛之濱拓が栃木SCへ完全移籍した。
- 2017年
-
- クラブスローガン:「Restart」
- 新監督にナショナルトレセンの東北担当を務めた菊池利三が就任。福島から金弘淵、ブリオベッカ浦安から中島宏海、相模原から岩渕良太を完全移籍で、町田から福田友也を期限付き移籍で獲得。垣根拓也が完全移籍に移行。桐蔭横浜大学から田中憧、今関耕平、立教大学から菅本岳が加入した。7月に仙台から差波優人が、8月に上海上港集団足球倶楽部から楊帆が期限付き移籍で加入した。
- リーグ戦は17チーム中15位で終了、天皇杯は2回戦で浦和に敗れた。
- 林勇介、森英次郎が現役を引退、金弘淵、井上丈、守田創、八角大智が契約満了、楊帆、差波優人が期限付き移籍期間満了で退団、垣根拓也、谷口堅三、岩渕良太が藤枝、土館賢人がYS横浜へ完全移籍した。
- 2018年
-
- クラブスローガン:「繋(つなぐ)」
- 菊池体制2年目。G大阪から嫁阪翔太、沼津から白石智之、田中舜、河津良一、鳥取から稲森克尚、いわきFCから高柳昂平を完全移籍で、湘南から宮市剛、呂薛安を期限付き移籍で大宮から山田陸、藤沼拓夢、大分から江頭一輝を育成型期限付き移籍で獲得。福田友也が完全移籍に移行。岐阜経済大学から谷口海斗、大阪体育大学から太田賢吾、中国から高校卒の陳運華が加入した。5月に小谷光毅を完全移籍で獲得。6月にユース所属の清水敦貴、関龍聖を2種登録。水戸から小泉勇人を育成型期限付き移籍で獲得。8月には中国超級・河北華夏幸福から余善文を完全移籍で獲得。
- リーグ戦は17チーム中13位で終了、天皇杯は1回戦で流通経済大学に敗れた。
- 田中舜、高柳昂平、稲森克尚、久保海都、安楽健太が現役を引退、谷村憲一、今関耕平、田中憧、益子義浩、畑本時央、余善文が契約満了、小泉勇人、藤沼拓夢、山田陸が期限付き移籍期間満了で退団、白石智之が富山、小谷光毅が秋田、河津良一が八戸へ完全移籍した。
- 2019年
- 菊池体制3年目。横浜FCから石井圭太、山形から射庭康太朗、山口から廣田隆治、水戸から木下高彰、群馬から吉田直矢、相模原から麦倉捺木、米原祐、秋田から深井脩平、いわきFCから菊池将太、オーストラリアウロンゴン・ユナイテッドFCから櫛田一斗を完全移籍で、岐阜から薮内健人を期限付き移籍で獲得。大分から育成型期限付き移籍中の江頭一輝は育成型期限付き移籍延長。宮市剛が完全移籍に移行。日本体育大学から平川元樹が加入した。ユース所属の清水敦貴がトップチームに昇格。
- 前半戦では、第13節ホーム福島戦が雷雨のため中止、後半戦途中のJ3リーグ戦中断期間の8月に延期となったため、前半戦終了時(第17節終了時)には他チームより1試合少ない状態ながら6勝2分8敗、12位と勝点20で並ぶ15位だった[注釈 1] が、後半戦では第22節からJ3リーグワーストタイ記録となる8連敗を喫するなど、振替試合以外の全17試合未勝利の3分14敗で、最終的に7勝5分22敗の勝点26、17位のG大阪U-23に勝点差9の最下位に終わった。
- 同年限りで、菊池利三が監督を退任した。
ホームスタジアムの整備
ホームスタジアムであるいわぎんスタジアムは、現在収容人員が4,938人、そのうちメインスタンドと、ゴール裏以外は芝生席であるとともに、ナイター開催に必要な照明設備が設置されていない。そのためJ3昇格以来一度もナイトゲームをホームで開催したことがなく、夏場でも平日開催でも13~15時開始となっている。
照明設備に関してはJリーグが2016年に改正したスタジアムの整備条件において、「2022年6月までに一定の基準を充足した照明設備を整えること」をJ3のクラブにおいても求めており、照明塔が設置されない場合は日本フットボールリーグ(JFL)への強制降格がありえるため、県民が中心となってスタジアムの整備に向けた署名14万人分を作成。それとその要望書などを2019年6月、クラブが岩手県に提出した。クラブ社長の宮野聡は「当面は照明塔の設置を目指す」としており、その整備費用を5-10億円程度と見積もった。そして「行政の負担を減らせるように、寄付やふるさと納税の活用も考えたい」としている[19]
クラブは2020年9月に、特例規定(既存施設を上位リーグライセンスを初めて取得して3年以内に上位リーグ基準を満たすものにするか、上位リーグ昇格後5年以内に「Jリーグが掲げる理想のスタジアム」を満たすスタジアムへ移転すること=その場合、3年後までに具体的なスタジアムの建設予定地や構想を示すこと)をつけたうえでのJ2ライセンスの申請が承認された[20]。ただし、いわスタにはB等級の「スタジアムの屋根のカバー率」の案件を充足していないため、Jリーグから制裁を科されている。また、いわスタでは2020年10月から2021年3月の予定で、Jリーグの開催要件に定める照明塔の設置工事を実施している[21]。
成績
タイトル・表彰
リーグ戦
- 東北社会人サッカーリーグ1部:6回
- 2005, 2007, 2008, 2009, 2010, 2013
- 東北社会人サッカーリーグ2部北リーグ:1回
- 2004
- J3リーグフェアプレー賞:3回
- 2015, 2016, 2017
その他
- 全国地域サッカーリーグ決勝大会:1回
- 岩手県サッカー選手権大会(兼天皇杯岩手県予選):14回
- 2005, 2008-2019, 2021
- 東北総合体育大会(兼国体東北予選):2回
- 2013, 2015
個人
- 東北リーグ1部
- 得点王
- 2005年 原田太
- 2007年 佐々木健治(17得点)
- 2008年 加藤浩史(18得点)
- 2009年 加藤浩史(23得点)
- 2012年 佐藤幸大(14得点)
ユニフォーム
| ||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||
|
チームカラー
- ホワイト、 レッド、 ブラック
ユニフォームスポンサー
掲出箇所 | スポンサー名 | 表記 | 掲出年 | 備考 |
---|---|---|---|---|
胸 | NOVA | NOVA | 2020年 - | |
鎖骨 | 福田パン | 福田パン | 2019年 - | 左側に表記 |
医療法人敬星会 二宮内科クリニック |
NNC | 2018年 - | 右側に表記 2018年は「医療法人敬星会 二宮内科クリニック」表記 | |
背中上部 | 日盛ハウジング | パルコホーム | 2020年 - | 2007年 - 2019年は胸 |
背中下部 | クリエイトグループ | バウエモ世界 | 2021年 - | |
袖 | 薬王堂 | 薬王堂 | 2021年 - | 2017年4月 - 2020年は背中下部 |
パンツ前面 | パーツ産業 | ㍿パーツ産業 | 2019年 - | |
パンツ背面 | なし | - | - |
ユニフォームサプライの遍歴
歴代ユニフォーム
FP 1st | ||||
---|---|---|---|---|
FP 2nd | ||||
---|---|---|---|---|
FP other | ||||
---|---|---|---|---|
歴代ユニフォームスポンサー年表
年度 | 箇所 | サプライヤー | |||||||
胸 | 鎖骨左 | 鎖骨右 | 背中上部 | 背中下部 | 袖 | パンツ前面 | パンツ背面 | ||
2004 | 東日本ハウス | 解禁前 | いわちく | 解禁前 | 銀河高原ビール | ホテル東日本 | 解禁前 | PUMA | |
2005 | JA全農いわて | 佐々木皮膚科 | - | Mizuno | |||||
2006 | 山忠ホーム | タルトタタン | |||||||
2007 | パルコホーム | asics | |||||||
2008 | タケダスポーツ | ||||||||
2009 | JA全農いわて | ||||||||
2010 | - / 巖手屋 | ||||||||
2011 | 巖手屋 | svolme | |||||||
2012 | |||||||||
2013 | JA全農いわて / 花巻温泉 | ||||||||
2014 | - | 岩手県北バス 岩手県北観光 |
- / Parc Ave. | ||||||
2015 | RISE | - | |||||||
2016 | 岩手日報 | RISE | チョコ南部 PREMIUM | ||||||
2017 | - | - / 薬王堂 |
- / 黄金の國、いわて |
- | Under Armour | ||||
2018 | 医療法人敬星会 二宮内科クリニック |
陽だまり工房 | 薬王堂 | 黄金の國、いわて | |||||
2019 | 福田パン | NNC | ㍿パーツ産業 | ||||||
2020 | NOVA | パルコホーム | - | - | |||||
2021 | バウエモ世界 | 薬王堂 |
下部組織
アカデミー
2005年に創設され、高校生年代のユース(U-18)、中学生年代のジュニアユース(U-15)、小学生年代のジュニア(U-12)を保有している。
U-18
2013年、育成組織の一貫指導体制の強化、Jリーグ準加盟及びJリーグクラブライセンスの取得を目的とし設立。岩手県のクラブユースチーム(U-18)はヴェルディ花巻(現在は活動休止中)、水沢ユナイテッドFCに次いで3チーム目。
年度 | 所属 | リーグ戦 | カップ戦 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
試合 | 勝点 | 勝 | 分 | 敗 | 順位 | クラブユース 選手権 |
Jユースカップ | |||
2013 | 岩手3部 | 東北予選敗退 | - | |||||||
2014 | 10 | 27 | 9 | 0 | 1 | 優勝 | 東北予選敗退 | - | ||
2015 | 岩手2部A | 14 | 12 | 4 | 0 | 8 | 8位 | 1回戦敗退 | ||
2016 | 岩手2部B | 14 | 10 | 3 | 1 | 10 | 7位 | 1回戦敗退 | ||
2017 | 岩手3部 | 14 | 38 | 12 | 2 | 0 | 優勝 | 1回戦敗退 | ||
2018 | 岩手2部 | 14 | 37 | 12 | 1 | 1 | 優勝 | 1回戦敗退 | ||
2019 | 岩手1部 | 14 | 16 | 4 | 4 | 6 | 6位 | 1回戦敗退 |
U-15
2010年、JFA 全日本U-15フットサル大会に出場。2012年、岩手県U-15サッカーリーグ1部優勝。
年度 | 所属 | リーグ戦 | カップ戦 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
試合 | 勝点 | 勝 | 分 | 敗 | 順位 | クラブユース 選手権 |
高円宮杯 | プレミアカップ | |||
2009 | 岩手2部 | 7 | 21 | 7 | 0 | 0 | 優勝 | 東北予選敗退 | |||
2010 | 岩手1部 | 7 | 15 | 5 | 0 | 2 | 4位 | ||||
2011 | 7 | 15 | 5 | 0 | 2 | 3位 | |||||
2012 | 14 | 32 | 10 | 2 | 2 | 優勝 | 東北予選敗退 | ||||
2013 | 岩手県予選敗退 | ||||||||||
2014 | 14 | 30 | 10 | 0 | 4 | 2位 | 岩手県予選敗退 | ||||
2015 | 北東北 | 18 | 4 | 1 | 1 | 16 | 9位 | 東北予選敗退 | |||
2016 | 岩手1部 | 14 | 34 | 11 | 1 | 2 | 優勝 | 東北予選敗退 | |||
2017 | 北東北 | 14 | 19 | 6 | 1 | 7 | 5位 | 岩手県予選敗退 | 東北ベスト4 | ||
2018 | 14 | 7 | 1 | 4 | 9 | 8位 | 東北予選敗退 |
U-12
2013年、ダノンネーションズカップ in JAPAN東北予選で優勝して、同全国大会に出場。2017年、JFA 全日本U-12フットサル選手権大会に出場。
サッカースクール
サッカー及びスポーツの普及を目的とし、県内9ヵ所(盛岡市、八幡平市、雫石町)に小学生や就学前児を対象にしたサッカースクールを開講。2012年からは盛岡市限定での開催となっているが大人向けのサッカースクールも開講している。
セカンドチーム
2005年に「グルージャ・ヒストリア」として発足し、岩手県リーグ3部に参入[22]。のち「グルージャ盛岡イストリア」に改称。2009年に東北リーグ2部北へ昇格したが、人数不足のため2010年3月24日をもって解散した[23]。
年度 | 所属 | 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 天皇杯 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2005 | 岩手県3部 | 2位 | 22 | 10 | 7 | 1 | 2 | 46 | 13 | +33 | 県予選敗退 | |
2006 | 岩手県2部 | 3位 | 10 | 14 | 3 | 5 | 2 | 31 | 28 | +8 | ||
2007 | 優勝 | 27 | 10 | 9 | 0 | 1 | 40 | 12 | +28 | |||
2008 | 岩手県1部 | 優勝 | 28 | 10 | 9 | 1 | 0 | 49 | 12 | +37 | ||
2009 | 東北2部北 | 5位 | 16 | 14 | 4 | 3 | 7 | 21 | 33 | -12 | ![]() |
経営関連
NOVAホールディングスによる経営参入
2019年10月22日付で、パルコホールディングス が保有していたいわてアスリートクラブ(いわてグルージャ盛岡運営会社)の51.0%の株式を、外国語教室事業のNOVAなどを傘下に持つNOVAホールディングスへの譲渡契約が締結された。これに伴いNOVAホールディングスが同社の筆頭株主となり経営権を取得した[4]。
メディア
テレビ
- おばんですいわて(いわスポ内「VIVA グルージャ」のコーナー)
- グルージャRUSH 土曜 16:55 - 17:00
- 南部ダービー(ヴァンラーレ八戸戦生中継、青森テレビとの共同制作)
- mitスーパーニュース→mitみんなのニュース→mitプライムニュース→mit Live News(「Mスポ」)
- GO!GO!!GRULLA(2005年 - 2011年)
- グルージャTV 日曜 17:25 - 17:30→火曜 21:54 - 22:00(2020年3月1日 - )
ラジオ
- 浅見智のじゃじゃスポ 月曜 18:20 - 18:30
- やるJ!グルージャ 月曜 19:00 - 19:30
- GRULLA クルージャ!(2010年)
- 行くJ!グルージャ(2011年 - 2013年)
- Foot Jam 金曜 20:00 - 20:30
新聞
脚注
注釈
- ^ その後振替試合に勝利したため、その勝点を加算すると10位相当。
出典
- ^ a b c d e f g h i j “プロフィール:グルージャ盛岡”. 日本プロサッカーリーグ. 2020年8月3日閲覧。
- ^ a b "Jリーグ入会審査(J3)結果について" (Press release). 日本プロサッカーリーグ. 2013-12-2. 2016-4-2閲覧。
{{cite press release2}}
:|accessdate=
、|date=
の日付が不正です。 (説明) - ^ a b c d e f g “Jクラブ個別経営情報開示資料(平成31年度)”. 日本プロサッカーリーグ. 2020年8月3日閲覧。
- ^ a b "【クラブ】株式会社いわてアスリートクラブの株式譲渡および記者会見のお知らせ" (Press release). いわてグルージャ盛岡. 24 October 2019. 2020年2月14日閲覧。
- ^ "グルージャ盛岡ホームタウン追加について" (Press release). 日本プロサッカーリーグ. 28 June 2017. 2017年6月29日閲覧。
- ^ "グルージャ盛岡 ホームタウン追加について" (Press release). 日本プロサッカーリーグ. 12 December 2017. 2017年12月12日閲覧。
- ^ "【クラブ】ホームタウン追加のお知らせ" (Press release). グルージャ盛岡. 12 December 2017. 2017年12月12日閲覧。
- ^ "11/18 G大阪「キヅール来場記念コラボグッズ販売」のお知らせ" (Press release). 川崎フロンターレ. 16 November 2017. 2018年12月4日閲覧。
- ^ "【クラブ】ホームタウン追加のお知らせ" (Press release). いわてグルージャ盛岡. 2018-12-03. 2020-8-3閲覧。
{{cite press release2}}
:|accessdate=
の日付が不正です。 (説明) - ^ "【クラブ】チーム名・エンブレム変更のお知らせ" (Press release). いわてグルージャ盛岡. 2018-12-04. 2020-8-3閲覧。
{{cite press release2}}
:|accessdate=
の日付が不正です。 (説明) - ^ "Jリーグ準加盟審査結果について" (Press release). 日本プロサッカーリーグ. 20 August 2013. 2017年6月13日閲覧。
- ^ "前取締役による不正事案について" (Press release). いわてアスリートクラブ. 2 September 2016. 2016年11月16日閲覧。
- ^ J3盛岡、前取締役の不正行為が発覚 約2400万円を私的流用「信頼回復に努める」(サッカーキング)
- ^ a b "前副社長によるクラブ資金私的流用に対し グルージャ盛岡に制裁を決定" (Press release). 日本プロサッカーリーグ. 16 November 2016. 2016年11月16日閲覧。
- ^ "2017シーズン J3クラブライセンス判定結果について(現J3クラブ)" (Press release). 日本プロサッカーリーグ. 12 October 2016. 2016年10月12日閲覧。
- ^ 前取締役不祥事の盛岡はJ3ライセンス交付継続審議(ゲキサカ)
- ^ "2017シーズン J3クラブライセンス判定結果について (グルージャ盛岡)" (Press release). 日本プロサッカーリーグ. 16 November 2016. 2016年11月16日閲覧。
- ^ “【チーム】秋田豊氏 監督就任のお知らせ | いわてグルージャ盛岡 オフィシャルサイト”. 2019年12月25日閲覧。
- ^ <J3盛岡>J脱退回避へスタジアム整備を 岩手県に要望書(2019年6月20日 河北新報朝刊)
- ^ 2021シーズン Jリーグクラブライセンスの交付について(いわてグルージャ盛岡)・クラブライセンス交付第一審機関(FIB)決定による 2021シーズン Jリーグクラブライセンス判定について(日本プロサッカーリーグ)
- ^ いわぎんスタジアムの照明設備整備工事開始に伴う一部制限につきまして(いわてグルージャ盛岡)
- ^ サテライト・ユース選手 公式サイト, (2005年10月27日時点のアーカイブ) 2016年5月22日閲覧。
- ^ トップチームニュース 2010年3月 公式サイト, (2010年9月26日時点のアーカイブ) 2016年5月22日閲覧。
関連項目
- いわてグルージャ盛岡の選手一覧
- 八重樫茂生 (元スーパーアドバイザー)
- 斎藤重信 (チームアドバイザー)
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- いわてグルージャ盛岡 (@IwateGrulla) - X(旧Twitter)
- いわてグルージャ盛岡 (grullamorioka) - Facebook
- いわてグルージャ盛岡 (@grulla_staff) - Instagram
- IWATE GRULLA MORIOKAいわてグルージャ盛岡 - YouTubeチャンネル