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第百十号哨戒特務艇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第百十号哨戒特務艇
基本情報
建造所 船体:西井造船所
兵装艤装:横須賀海軍工廠
運用者  大日本帝国海軍
艦種 特務艇
級名 第一号型哨戒特務艇
建造費 1,350,000円(予算成立時の価格)
艦歴
計画 マル戦計画
進水 1945年4月26日
最期 1945年7月18日被爆沈没
要目(計画時)
基準排水量 238トン
水線長 28.50m
水線幅 6.14m
吃水 2.35m
機関 400型中速ディーゼル1基、1軸
出力 400bhp
速力 9.0ノット
燃料 重油26トン
航続距離 8ノットで4,000カイリ
乗員 34名
兵装 25mm機銃 連装1基、単装2基
12センチ噴進砲2門
爆雷12個、魚雷落射機2基
搭載艇 短艇1隻
レーダー 13号電探1基
ソナー 三式水中探信儀三型1基
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第百十号哨戒特務艇[注釈 1](だいひゃくじゅうごうしょうかいとくむてい)は、日本海軍の未成特務艇(哨戒特務艇)。第一号型哨戒特務艇の46番艇[注釈 2]。艤装中に被爆し沈没した。

艇歴

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マル戦計画の特務艇、第2121号艦型の110番艇、仮称艦名第2230号艦として計画。1944年11月5日、第百十号哨戒特務艇と命名されて第一号型哨戒特務艇の43番艇に定められ、本籍を呉鎮守府と仮定。1945年4月26日、西井造船所で進水。5月30日、船体概成により西井造船所から横須賀海軍工廠へ引き渡し。

兵装艤装中の7月18日、横須賀空襲に遭遇して被爆し沈没した。

脚注

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注釈
  1. ^ 本来の艇名表記は第百十號哨戒特務艇。
  2. ^ 本艇が特務艇類別等級別表に登載された1944年11月5日時点で、第27号哨戒特務艇第33号哨戒特務艇第34号哨戒特務艇が同表未登載のため、1944年11月5日時点で法令上は43番艇、これら3隻を含めると通算で46番艇となる。
脚注

参考文献

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  • 海軍省
    • 昭和19年11月5日付 達第363号、内令第1234号、内令第1236号。
  • 世界の艦船 No. 507 増刊第45集 『日本海軍護衛艦艇史』、海人社、1996年。
  • 福井静夫 『昭和軍艦概史III 終戦と帝国艦艇 -わが海軍の終焉と艦艇の帰趨-』、出版共同社、1961年。
  • 防衛研修所戦史室 戦史叢書 第88巻 『海軍軍戦備(2) -開戦以後-』、朝雲新聞社、1975年。
  • 丸スペシャル No. 49 日本海軍艦艇シリーズ 『駆潜艇・哨戒艇』、潮書房、1981年。