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第百六号哨戒艇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第106号哨戒艇から転送)

第百六号哨戒艇(だいひゃくろくごうしょうかいてい)は、日本海軍の捕獲艦艇の一つ。終戦時改造工事未了。元オランダヴァン・ガレン級駆逐艦バンケルト

艇歴

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1930年昭和5年)に竣工し、日本軍の爆撃で損傷後、スラバヤで自沈した。日本海軍が引き上げ、兵装は全て日本海軍のものと交換した。1944年4月20日、第百六号哨戒艇と命名[1]、哨戒艇に類別[2]、本籍を呉鎮守府に定められる[3]第二南遣艦隊附属に編入[4][5]。終戦時にまだ工事が完了していなかった。1947年(昭和22年)5月3日除籍。終戦後オランダ海軍が接収し、1949年(昭和24年)9月にマデラ海峡で標的として撃沈[6]

第百六号哨戒艇長
  1. 田中武一 大尉:1944年7月15日[7] - 1944年8月20日[8]、以後哨戒艇長の発令は無い。

要目

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駆逐艦バンケルト

脚注

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  1. ^ 昭和19年4月20日付 達第124号。
  2. ^ 昭和19年4月20日付 内令第566号。
  3. ^ 昭和19年4月20日付 内令第571号。
  4. ^ 『日本海軍編制事典』、p. 441。
  5. ^ 戦史叢書『大本営海軍部・聯合艦隊(6) -第三段作戦後期-』、附表第二。
  6. ^ 『写真 日本海軍全艦艇史』、資料篇 p. 30。
  7. ^ 昭和19年7月23日付 海軍辞令公報 甲(部内限)第1543号。
  8. ^ 昭和19年8月20日付 秘海軍辞令公報 甲 第1571号。
  9. ^ 『日本の軍艦 第13巻』p169では「速力は26ノットまで可能となっていた」とある。一方p166-167の表では36.0ノット。
  10. ^ 昭和19年4月20日付 内令員第686号。
  11. ^ 昭和19年4月20日付 内令員第688号。

参考文献

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  • 坂本正器/福川秀樹 『日本海軍編制事典』、芙蓉書房出版、2003年。ISBN 4-8295-0330-0
  • 雑誌「丸」編集部『写真 日本の軍艦 第13巻 小艦艇I』(光人社、1990年) ISBN 4-7698-0463-6
  • 防衛研修所戦史室 戦史叢書 第46巻 『大本営海軍部・聯合艦隊(6) -第三段作戦後期-』、朝雲新聞社、1971年。
  • 福井静夫『写真 日本海軍全艦艇史』、ベストセラーズ、1994年。ISBN 4-584-17054-1

関連項目

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