紀三井寺駅
紀三井寺駅 | |
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西口(2012年) | |
きみいでら Kimiidera | |
◄黒江 (3.6 km) (2.9 km) 宮前► | |
所在地 | 和歌山県和歌山市三葛107 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■紀勢本線(きのくに線) |
キロ程 |
375.9 km(亀山起点) 新宮から195.7 km |
電報略号 | キミ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
2,120人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1924年(大正13年)2月28日[1][2] |
備考 | 業務委託駅 |
紀三井寺駅(きみいでらえき)は、和歌山県和歌山市三葛(みかずら)にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の駅である。
国鉄分割民営化前後の花見シーズンには一部の特急列車が停車したことがある。
歴史
[編集]- 1924年(大正13年)2月28日:紀勢西線の和歌山駅(現在の紀和駅)から東和歌山駅(現在の和歌山駅)を経て箕島駅までの開通に伴い開業[1][2]。
- 1959年(昭和34年)7月15日:現在の紀勢本線が全通、紀勢本線所属となる[1]。
- 1982年(昭和57年)11月1日:貨物取扱廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)に継承[1][2]。
- 2004年(平成16年)9月1日:現在の橋上駅舎が使用開始となる[3][4]。
- 2013年(平成25年)3月16日:紀勢本線内で快速運転する快速列車も停車するようになる。
- 2014年(平成26年)11月27日:みどりの窓口が設置される。
- 2015年(平成27年)
- 2021年(令和3年)
- 3月12日:この日をもってみどりの窓口の営業を終了[5]。
- 3月22日:東改札口の供用開始[6]。
- 7月1日:駅業務がJR西日本メンテックからJR西日本交通サービスに移管された。
かつては隣の宮前駅下り本線の約200メートル新宮方から本州化学専用線が分岐していたが(上下本線間に渡り線が無いため、本州化学入場列車は上り貨物列車の後部に併結の上、海南駅で折り返していた)、同専用線の所属駅は宮前駅ではなく当駅であったことから同分岐地点周辺までが当駅構内の扱いであった(下り本線のみの扱い)。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅。2004年に橋上駅となり[4]、両側に出入口ができた。また、両入口ともエレベーターが設置されている。改札口は1か所のみ。和歌山駅が管理し、JR西日本交通サービスが駅業務を受託する業務委託駅。タッチパネル式自動券売機が1台設置されている。
橋上化前は単式・島式の複合型2面3線の駅構造であった。当時は1番線が御坊方面、3番線が和歌山方面で、2番線はほとんど使われていなかった。橋上駅舎への改築に伴い、3番線は撤去され、2番線が和歌山方面に使われるようになった。構内前後の線路も直線化され、分岐器や絶対信号機を持たない停留所構造となった。似たような駅改修の例としては、関西本線(大和路線)法隆寺駅が挙げられる。
2015年8月30日よりICOCAなどの各ICカードが利用可能である。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | きのくに線 | 御坊・白浜・新宮方面[7] |
2 | 和歌山・天王寺・新大阪方面[7] |
上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
利用状況
[編集]2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は1,799人である。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである[8][9][10]。
年度 | 1日平均 乗車人数 |
---|---|
1998年 | 1,089 |
1999年 | 1,212 |
2000年 | 1,190 |
2001年 | 1,199 |
2002年 | 1,189 |
2003年 | 1,244 |
2004年 | 1,262 |
2005年 | 1,354 |
2006年 | 1,477 |
2007年 | 1,595 |
2008年 | 1,658 |
2009年 | 1,687 |
2010年 | 1,746 |
2011年 | 1,745 |
2012年 | 1,823 |
2013年 | 1,985 |
2014年 | 2,012 |
2015年 | 2,141 |
2016年 | 2,143 |
2017年 | 2,131 |
2018年 | 2,153 |
2019年 | 2,120 |
2020年 | 1,604 |
2021年 | 1,661 |
2022年 | 1,799 |
駅周辺
[編集]- 紀三井寺 (金剛宝寺)
- 名草山
- 和歌山県立医科大学紀三井寺キャンパス
- 和歌山県立医科大学附属病院
- 和歌山県立医科大学保健看護学部
- ヤマダデンキ 家電住まいる館×YAMADA web.com 和歌山店
- セントラルシティ和歌山
- ラウンドワンスタジアム 和歌山店
- ニトリ紀三井寺店
- ラ・ムー 紀三井寺店
- 和歌山市立名草小学校
- 和歌山市立明和中学校
- 日本郵便 紀三井寺郵便局
- 紀陽銀行紀三井寺支店
- 国体道路
バス路線
[編集]このほか、駅から200メートルほど西(県道135号線沿い)には医大病院東口停留所があり、そこからも発着している。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 25号 紀勢本線・参宮線・名松線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月10日、18-21頁。
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、381頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「鉄道記録帳」『RAIL FAN』第51巻第12号、鉄道友の会、2004年12月号、28頁。
- ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '05年版』ジェー・アール・アール、2005年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-126-0。
- ^ “紀三井寺駅|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2021年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月18日閲覧。
- ^ “紀三井寺駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2021年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月23日閲覧。
- ^ a b “紀三井寺駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月30日閲覧。
- ^ 『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』
- ^ 令和元年度和歌山県公共交通機関等資料集 (PDF)
- ^ 令和3年度和歌山県公共交通機関等資料集 (PDF)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 紀三井寺駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道