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細野晴希

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
細野 晴希
北海道日本ハムファイターズ #29
対U-18野球日本代表戦
(2023年8月28日 東京ドーム)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都あきる野市
生年月日 (2002-02-26) 2002年2月26日(22歳)
身長
体重
180 cm
86 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2023年 ドラフト1位
初出場 2024年6月18日
年俸 1300万円(2025年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

細野 晴希(ほその はるき、2002年2月26日 - )は、東京都あきる野市出身のプロ野球選手投手)。左投左打。北海道日本ハムファイターズ所属。

経歴

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プロ入り前

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八王子市立加住小学校で2年生の時に交友ビクトリーズで野球を始め、東海大学菅生高等学校中等部では3年夏に都大会でベスト4に進出した[2]

東亜学園高等学校に進学し、1年時からベンチ入り。U17の東京都選抜に選出された[3]。高校時代は甲子園大会への出場はなく、3年夏は東東京大会の初戦で東京実業に敗れた[4]

高校卒業後は東洋大学へ進学。ウエイトトレーニングに励み、高校時代に140km/hだった最速を、1年秋の時点で148km/hまで伸ばした[5]。チームは2年春のリーグ戦で6位に終わり、日本大学との入れ替え戦に敗れて2部リーグへ降格した[5]。3年春の2部リーグ戦でチームは優勝し、中央大学との入れ替え戦第1戦に登板して自己最速の155km/hを計測[6]。1勝1敗で迎えた最終戦にも登板し、7回無失点と好投したが、チームはサヨナラ負けを喫し1部昇格を逃した[7]。4年春の2部リーグ戦では5勝、防御率0.82の好成績で投手4冠を達成し、優勝に貢献[8]。チームは駒澤大学との入れ替え戦に勝利し、5季ぶりとなる1部昇格を果たした[9]。また、2023年7月に開催された日米大学野球選手権大会の日本代表に選出された[10]。8月28日に行われた高校日本代表との壮行試合に登板し、アマチュア球界の左腕最速を更新する158km/hを計測した[11]。9月19日にプロ志望届を提出した[12]

2023年10月26日に開催されたドラフト会議にて北海道日本ハムファイターズ千葉ロッテマリーンズから外れ外れでの1位指名を受け、抽選の結果日本ハムが交渉権を獲得した[13]。11月17日に契約金1億円プラス出来高、年俸1300万円(どちらも推定)で仮契約を結んだ[14]。背番号は29[15]。大学同期の石上泰輝横浜DeNAベイスターズから4位指名を受けた[16]

日本ハム時代

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2024年、左肩の違和感も考慮され、1月の新人合同自主トレからスロー調整を行っており[17]、4月20日にオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブとの二軍戦で初登板・初先発を果たした[18]。6月18日の阪神タイガース戦(甲子園)で一軍初登板・初先発し、4回1/3を2安打1失点6奪三振で勝敗はつかなかった[19][注 1]。7月20日開催のフレッシュオールスターゲームに選出されたが、7月18日に「左肩上腕二頭筋長頭腱炎、左肩甲帯機能不全」を理由に出場を辞退した[22]

選手としての特徴

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力感のない投球フォームから投げ込む[23]最速158km/hのストレートが武器[24]。牽制やフィールディングも定評がある[23]。変化球はスライダーカットボールカーブスプリットチェンジアップツーシーム[25]。制球力に課題を抱えている[26]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2024 日本ハム 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0.00 39 9.1 8 1 4 0 0 9 1 0 4 4 3.86 0.98
通算:1年 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0.00 39 9.1 8 1 4 0 0 9 1 0 4 4 3.86 0.98
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手












2024 日本ハム 2 0 2 0 0 1.00
通算 2 0 2 0 0 1.00
  • 2024年度シーズン終了時

記録

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初記録
投手記録
打撃記録
  • 初打席:2024年6月18日、対阪神タイガース3回戦(阪神甲子園球場)、3回表に村上頌樹から空振り三振

背番号

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  • 29(2024年 - )

代表歴

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脚注

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注釈

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  1. ^ この試合では、ドラフト2位指名の進藤勇也もプロ初出場・初先発を果たしており、球団では2015年の有原航平清水優心以来の新人同士のバッテリーとなった。また、1946年の一言多十熊耳武彦以来、球団78年ぶりとなる投手・捕手ともにデビュー戦での先発バッテリーとなった[20][21]

出典

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  1. ^ 日本ハム - 契約更改 - プロ野球」日刊スポーツ。2024年11月27日閲覧
  2. ^ 細野晴希」『週刊ベースボールONLINE』。2023年10月26日閲覧
  3. ^ 東亜学園エース細野6回1失点も初戦敗退/東東京」『日刊スポーツ』2019年7月10日。2023年10月26日閲覧
  4. ^ 【東東京】平成元年以来の聖地届かず、東亜学園のプロ注目左腕・細野6回1失点救援も初戦で涙」『スポーツ報知』2019年7月10日。2023年10月26日閲覧
  5. ^ a b 東洋大学・細野晴希 佐々木朗希世代の最速155キロ左腕、大学ラストイヤーへの決意」『4years.』2023年2月7日。2023年10月26日閲覧
  6. ^ 東洋大・細野が155キロ計測 5回終わって5―0で東洋大がリード 東都入れ替え戦」『スポニチ Sponichi Annex』2022年6月20日。2023年10月26日閲覧
  7. ^ 東都入れ替え戦 中大が9回に逆転サヨナラ、1部残留を決める」『スポニチ Sponichi Annex』2022年6月22日。2023年10月26日閲覧
  8. ^ 東洋大のドラフト候補左腕・細野晴希が投手4冠達成 大学ラストシーズンの目標は「もちろん優勝」」『BASEBALL KING』2023年7月24日。2023年10月26日閲覧
  9. ^ 保坂淑子「【東都入れ替え戦】東洋大が連勝で5季ぶり1部昇格決めた、就任1年目井上監督の目には涙」『日刊スポーツ』2023年6月24日。2023年10月26日閲覧
  10. ^ 第44回 日米大学野球選手権大会 試合・大会詳細」『野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト』。2023年10月26日閲覧
  11. ^ 林亮佑「【U18】東洋大・細野晴希158キロ計測 アマ最速更新にスタンドざわつく ドラフト候補左腕」『日刊スポーツ』2023年8月28日。2023年10月26日閲覧
  12. ^ 柏原誠「東洋大の最速158キロ左腕・細野晴希ら21人がプロ志望届提出 合計84人に」『日刊スポーツ』2023年9月19日。2023年10月26日閲覧
  13. ^ 【ドラフト】東洋大・細野晴希は2球団競合で日本ハムが交渉権「同級生が先に呼ばれ悔しかった」」『スポーツ報知』2023年10月26日。2024年3月14日閲覧
  14. ^ 日本ハム ドラフト1位 東洋大 細野晴希投手と仮契約 | NHK」『NHKニュース』2023年11月17日。2024年3月14日閲覧
  15. ^ 【日本ハム】ドラ1・細野晴希は「29」、2位・進藤勇也は「33」…新入団選手背番号発表」『スポーツ報知』2023年11月26日。2024年3月14日閲覧
  16. ^ DeNA4位・石上がビックリ 東洋大で細野との記念撮影中に指名 チームメートも「マジッ」と大盛り上がり」『デイリースポーツ』2023年10月26日。2024年6月17日閲覧
  17. ^ 日本ハム・細野晴希 慎重な一軍デビューも順調にステップアーチ/ルーキー中間報告 | 野球コラム」『週刊ベースボールONLINE』2024年7月11日。2024年7月19日閲覧
  18. ^ 【日本ハム】ドラ1細野晴希2軍戦で初登板初先発「大卒なので結果を」1回1安打無失点1奪三振」『日刊スポーツ』2024年4月21日。2024年7月19日閲覧
  19. ^ 【とっておきメモ】日本ハム細野晴希、名門の付属中で「あ、無理だわ」甲子園を巡る物語とは…」『日刊スポーツ』2024年6月19日。2024年7月19日閲覧
  20. ^ 日本ハムの新人バッテリーが歴史的デビューへ 78年前の一言多十&熊耳武彦コンビ以来」『スポーツ報知』2024年6月18日。2024年6月18日閲覧
  21. ^ 【日本ハム】交流戦ラストサプライズ?細野晴希&進藤勇也がルーキーバッテリーで1軍デビューも」『日刊スポーツ』2024年6月17日。2024年6月18日閲覧
  22. ^ 【日本ハム】ドラ1・細野晴希がフレッシュ球宴辞退「左肩上腕二頭筋長頭腱炎、左肩甲帯機能不全」」『スポーツ報知』2024年7月18日。2024年7月19日閲覧
  23. ^ a b 【ドラフト注目選手】東洋大・細野 最速158キロ左腕 力強さ世代屈指!制球力課題もポテンシャル評価」『デイリースポーツ』2023年10月11日。2023年11月17日閲覧
  24. ^ 【ドラフト】日本ハム1位東洋大・細野晴希、新庄イズム継承で自らのスタイル生かす」『日刊スポーツ』2023年10月27日。2023年11月17日閲覧
  25. ^ 東洋大・細野、七色変化球で1部昇格へ 巨人ドラ1候補155キロ左腕「投げる試合は全部勝つ」」『Sponichi Annex』2023年1月10日。2023年11月17日閲覧
  26. ^ 【ドラフト】日本ハム1位・細野晴希 制球難克服なら「佐々木朗希に匹敵する逸材」の声」『東京スポーツ』2023年10月27日。2023年11月17日閲覧
  27. ^ a b 【日本ハム】デビューのドラ1・細野晴希5回途中1失点6奪三振「忘れられないマウンドになりました」」『スポーツ報知』2024年6月18日。2024年10月26日閲覧

関連項目

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外部リンク

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