コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

古川裕大

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
古川 裕大
北海道日本ハムファイターズ #27
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 福岡県八女市
生年月日 (1998-06-19) 1998年6月19日(26歳)
身長
体重
184 cm
90 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 捕手外野手二塁手遊撃手
プロ入り 2020年 ドラフト3位
初出場 2022年4月9日
年俸 1200万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

古川 裕大(ふるかわ ゆうだい、1998年6月19日 - )は、福岡県八女市出身のプロ野球選手捕手)。右投左打。北海道日本ハムファイターズ所属。

経歴

[編集]

プロ入り前

[編集]

八女市立長峰小学校で野球を始め[2]。八女市立福島中学校時代は久留米ボーイズに所属し、U-15野球日本代表に選出された[3][2]

久留米市立久留米商業高等学校では1年秋から正捕手の座を獲得し、3年時は副主将を務めた[4]。甲子園出場経験はなかった[5]。1学年下に井上絢登がいる。

上武大学では1年春からベンチ入りを果たし、2年春にはDHのベストナインを獲得する[6][7][2]。3年春には本塁打王、打点王、最高出塁率のタイトルを獲得する[5]。3年秋には首位打者を獲得し、大学野球日本代表に選出される[5]。大学時代の通算本塁打は12本[7]。同学年に佐藤蓮[8]、1学年下にブライト健太がいる[9]

2020年10月26日に行われたプロ野球ドラフト会議では、北海道日本ハムファイターズから3位指名を受け、11月20日に契約金5000万円、年俸900万円(推定)で仮契約を結んだ[5]。背番号は27

日本ハム時代

[編集]

2021年、シーズン通して一軍昇格はなかったものの、二軍では58試合に出場した。9月以降は打率.394だった[10]

2022年、開幕は二軍スタートだったものの、4月9日に清水優心との入れ替えで一軍に初昇格した。その後、安打が出ず登録抹消されるも、再昇格した。その後、7月30日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で田中将大からプロ初安打を放ち[11]、8月9日には髙橋光成からプロ初打点を記録[12]。また、定位置の捕手以外に外野の守備にも就き、8月23日のオリックス・バファローズ戦(釧路)では「1番・右翼手」で出場し、補殺を記録した[13]。8月27日の福岡ソフトバンクホークス戦(札幌ドーム)では「6番・捕手」として出場し、コディ・ポンセノーヒットノーラン達成に導いた[14][15]。最終的に36試合に出場した[16]。オフに300万円増の1200万円で契約更改した[16]

2023年は、17試合出場、打率.186にとどまった[17]。11月29日、現状維持となる推定年俸1200万円で契約を更改した[17]

選手としての特徴

[編集]

二塁への送球完了タイムは1.82秒[7]。遠投100メートル、50メートル走は6秒3[18]。大学時代には首位打者に輝き、リーグ通算12本塁打の打力から打てる捕手として評価が高い[7]。本職の捕手の他、外野手[19]、二塁手[20]、遊撃手もこなせるユーティリティー性も魅力[21]

詳細情報

[編集]

年度別打撃成績

[編集]
















































O
P
S
2022 日本ハム 36 108 96 5 22 3 0 0 25 1 0 2 4 0 8 0 0 23 1 .229 .288 .260 .549
2023 17 47 43 2 8 4 0 0 12 4 0 0 1 2 1 0 0 15 1 .186 .196 .279 .475
通算:2年 53 155 139 7 30 7 0 0 37 5 0 2 5 2 9 0 0 38 2 .216 .260 .266 .526
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

[編集]
捕手守備


捕手






















2022 日本ハム 24 132 12 1 0 .993 1 16 11 5 .313
2023 15 74 5 1 0 .988 0 5 5 0 .000
通算 39 206 17 2 0 .991 1 21 16 5 .238
外野守備


外野












2022 日本ハム 10 11 1 0 1 1.000
通算 10 11 1 0 1 1.000
  • 2023年度シーズン終了時[注 1]

記録

[編集]
初記録

背番号

[編集]
  • 27(2021年 - )

登場曲

[編集]
  • 「左バッターボックス」巧龍一(2022年 - )

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 捕手成績における企図数・許盗塁・盗塁刺・阻止率については参考文献参照。

出典

[編集]
  1. ^ 日本ハム - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2023年11月30日閲覧
  2. ^ a b c 上武大・古川裕大とは。大学ナンバー1の呼び声高い強肩強打の即戦力捕手 3年時には大学日本代表に選出【ドラフト2020】」『ベースボールチャンネル』2020年10月7日。2021年2月13日閲覧
  3. ^ 日本ハム3位、上武大・古川目標は「令和の阿部」と「ストップ・ザ・周東」」『スポーツニッポン』2020年11月3日。2021年2月13日閲覧
  4. ^ 古川裕大さんが北海道日本ハムファイターズ入団を報告」『久留米市』2020年12月23日。2021年2月26日閲覧
  5. ^ a b c d 日本ハム3位古川が仮契約「捕手で信頼されないと」」『日刊スポーツ』2020年11月20日。2021年2月14日閲覧
  6. ^ 上武大 6年ぶり全国制覇へ始動 2年ながら侍J大学日本代表候補の古川「打てる捕手を目指したい」」『スポーツニッポン』2019年1月7日。2021年2月13日閲覧
  7. ^ a b c d 日本ハム・ドラ3古川 開幕1軍宣言!1年目から正捕手狙うぞ」『スポーツニッポン』2020年11月21日。2021年2月13日閲覧
  8. ^ 上武大はダブル指名 健大高崎の下は育成枠で」『朝日新聞デジタル』2020年10月27日。2024年7月20日閲覧
  9. ^ 野球 - 上武大のブライト健太、1年間の取り組みが実り打撃開花」『4years.』2021年7月10日。2024年7月20日閲覧
  10. ^ 古川 裕大」『スポーツナビ』。2022年12月25日閲覧
  11. ^ 2022年7月30日 【公式戦】 試合結果 (東北楽天vs北海道日本ハム)」『NPB.jp 日本野球機構』。2022年7月30日閲覧
  12. ^ 2022年8月9日 【公式戦】 試合結果 (北海道日本ハムvs埼玉西武)」『NPB.jp 日本野球機構』。2022年8月9日閲覧
  13. ^ 【日本ハム】古川裕大が好返球で先制阻止 外野出場6試合目」『スポーツ報知』2022年8月23日。2022年8月23日閲覧
  14. ^ コディ・ポンセ投手がノーヒットノーランを達成」『北海道日本ハムファイターズ』2022年8月27日。2022年8月27日閲覧
  15. ^ 2022年8月27日 【公式戦】 試合結果 (北海道日本ハムvs福岡ソフトバンク)」『NPB.jp 日本野球機構』。2022年8月27日閲覧
  16. ^ a b 日本ハム・古川裕は300万円増 今季36試合出場」『サンケイスポーツ』2022年11月25日。2024年4月14日閲覧
  17. ^ a b 【日本ハム】古川裕大は現状維持 上武大後輩の進藤勇也加入も「やれることをしっかりやりたい」」『日刊スポーツ』2023年11月29日。2024年4月14日閲覧
  18. ^ 日本ハム3位古川、1位伊藤と狙う最優秀バッテリー」『日刊スポーツ』2020年11月2日。2021年2月13日閲覧
  19. ^ 【日本ハム】古川裕大、本職でなくても大活躍 外野手としてチームの危機救う」『日刊スポーツ』2022年8月27日。2024年4月14日閲覧
  20. ^ 木下大輔「【日本ハム】古川裕大捕手がプロ入り初の二塁守備、二ゴロ3度処理 稲葉2軍監督「幅広がった」」『日刊スポーツ』2024年3月21日。2024年4月14日閲覧
  21. ^ 日本ハムのドラ3指名・古川裕大はどんな選手? 強肩強打に確実性も備えた総合力の高い名捕手」『THE DIGEST』2020年10月27日。2024年4月14日閲覧

参考文献

[編集]
  • ベースボール・マガジン社 編『ベースボール・レコード・ブック』 2023日本プロ野球記録年鑑、ベースボール・マガジン社、2022年。ISBN 978-4-583-11546-7  52ページ参照。
  • ベースボール・マガジン社 編『2023プロ野球シーズン総決算号』 別冊新春号、ベースボール・マガジン社、2023年、93頁。ASIN B0CPQ6FZRV 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]